「ついでにお前もくたばれやアバズレがぁぁぁぁぁ!!!」
「落ち着け、心を強く持て、俺は乗り越えた、乗り越えた……」
「負けても恨みっこ無しだ、未練を捨てる準備をしておけ……戦友!」
プロフィール
本名 | 陽務楽郎(ひづとめ らくろう) |
---|---|
年齢 | 17歳 |
誕生日 | 11月21日(さそり座) |
プレイヤー名 | サンラク※1 |
英語名 | Sunraku |
特技 | ミュートで音ゲーをフルコンする |
所属クラン | 旅狼 |
好きなもの | ゲーム、刺身 |
嫌いなもの | ラグ、偏る乱数 |
得意ジャンル | ほぼ全般(特にクソゲーやアクション系) |
苦手ジャンル | ノベルゲー※2 |
家族構成 |
|
プレイスタイル | ロマン思考の回避系アタッカー |
ポケモンに例えると | ヒヒダルマ※3 |
CV | 内田雄馬※4 |
※1:苗字も設定する場合、最後に食べた夕飯の献立から名付けられる。(例:鮪漬丼→漬鮪、鯖の塩焼き→グリルドマックローなど。)
※2:クソゲーの場合マルチバッドエンド(マルチエンド面しているがバッドエンド強制のゲーム。例えば10あるバッドエンドを全て回収するのを強制させられ、選択肢はその順番を決めるだけで絶対にハッピーにもトゥルーにも行けない。その後特殊選択肢が出て初めてトゥルーに辿り着くという実質11週以上前提の仕様、サンラクの同類が集まる場所等では割とよく見かける型式)などひたすら地獄の時間が続くため。周回要素とか真顔案件。
※4:コミック版1周年で公開されたPVから担当。テレビアニメ版でも引き続き担当している。
概要
小説家になろうに連載されているウェブ小説『シャングリラ・フロンティア』の主人公のプレイヤーネーム。由来は本名の「陽」務「楽」郎から取って陽(サン)楽(ラク)。
自身がゲーム内で使用するプレイヤーキャラクターには必ずこの名前をつけている。
ただし『GH:C』で野良対戦していた際は、プレイスタイルから身バレする事を恐れ「リカースティール」の名を使っている(意味は酒盗=鰹の内蔵の塩辛。父親の酒のつまみを拝借した)。カッツォと偶然マッチングした際は裏声で誤魔化していた(それで気付かないカッツォもカッツォだが)。
「ティンキー☆☆☆(裏声)」
ゲームをこよなく愛するゲーマーだが、作品の副題『クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす』からもわかるように、主にプレイするのはクソゲーと呼ばれる類のゲーム。
数多くのクソゲーをプレイしてきた経験値、反応速度、そしてなにより数々の理不尽に燃える高いモチベーションに裏打ちされたそのプレイヤースキルは非常に高い。
人物像
本作のヒロイン、斎賀玲などと同じ学校に通う高校生。
昆虫マニアの母、釣りバカの父、ファッションガチ勢の妹という自分の趣味に没頭しやすい家系の者でそれが許容される環境で育っており、青春をクソゲーに捧げる重度の「クソゲー専門ゲーマー」。クソゲーと聞けばどんなジャンルでも挑戦し、中には『便秘』のようにちょっと楽しいゲームもあるものの、多くは理不尽な高難易度や不親切なUI、奇天烈なバグや目も当てられない超展開等々プレイするのも一苦労な迷作ばかりで、それらを前に時に怒り時にトラウマを刻まれているのだが、それでも新たなクソゲーを求め続ける変人である。(プロゲーマーには興味があるものの、母親から「最低でも大学を卒業する事」と言いつけられているため、当面はなれない。)
現在は、働きながら好きにクソゲーしまくる武田氏の後継者ルートを目指している(なお、大学受験の結果でルート分岐する)。
ほぼ毎日徹夜でゲーム攻略をしている割には学業の成績も維持しており(作者の裏設定によると、ちゃんと勉強するタイプであり、テストに出る範囲の補足が上手いとのこと)、運動神経もそこそこ。顔もまあ悪くはなく(そもそも妹が読モな時点で勝ち組)、同級生と良好なコミュニケーションを築ける社交性も持つ(玲と会話する機会が増えた後は、主に男子勢から尋問・極刑されそうになるが)。
アニメ版では中の人の演技力もあってイケボも出せる。実際、原作にて後ろからイイ声で囁いてディープスローターを悶死させた(実践してないが、おそらくサイガ-0にも効くと思われる)。
更には実家も上記のような趣味人家庭を支えるだけの財力があり、そこまで作中で強調されることはないが割と完璧超人。
やたら英語に強い。ただし本場外国人の早口英語はあまり聞き取れない。上述のリカースティールやグリルドマックローのネーミング、そして下記のネフホロの機体名からも、英語の語彙力は強いことが察せられる(一方、敵キャラや嫌いな相手、興味のない相手には名前を呼び間違えたり、酷いあだ名で呼ぶ(例:フェアカス、ギガリュウグウノツカイ、雑菌福耳ピアス、リベリウスなど)。技名でも、テンションに任せてその場のノリで安直なネーミングを付けたりもする(例:頑張れ俺の三半規管キック))。さすがにフランス語やハングル文字などは読めない。
教養もあってか、相手を煽る時の語彙力もかなりキレッキレである。ただし、乱数に嫌われているので当てずっぽうの選択肢問題では結構外す。
家族の趣味の関係上、虫や魚関連には少々詳しい。クラウンスパイダー戦で蜘蛛の巣の特性(縦の糸は蜘蛛の移動用なのでくっつかない、くっつくのは横の糸)を利用してノーダメ撃破している他、ルルイアスでは魚介系モンスターを魚の捌き方を応用してダメージを与えている。
また、一般人家庭ゆえに味覚レベルにはあまり拘りがないが、魚類に関してだけは高レベルを発揮する。
一方で、「ゲームに人間性を捧げた」「人間性を削ってゲームしている」と言われるほどゲーム中心に物事を考えているゲーム人間。性根や人柄は至って良識的だが、趣味嗜好だけはとことんひねくれている。
また、気心の知れた人間(クソゲーフレンズ)相手にはかなり辛辣な外道トークも展開する。
反面、公の場で大勢の観客の前でインタビューを受けることには慣れてないため、そういう場面では萎縮してしまう。また、クソゲー以外に興味を抱くのは稀(例外が『ネフィリム・ホロウ』くらい)であるため、普通のゲームやそれ関連の情報には疎い。
本人は乱数の女神を邪神と吐き捨てるほど運が悪いことを自認しているが、実際には『シャングリラ・フロンティア』内で遭遇率の低い高難度のユニークシナリオに何度も遭遇する、全米二位の格ゲーマーであり重量級キャラの使い手としては最強のプレイヤーに土壇場の運で勝つなど、どちらかと言えば悪運寄りな強運の持ち主。
また、異様に口が滑りやすく、うっかり自分が自発したユニークシナリオのことを言いかけてペンシルゴン達から追求および追い回される羽目になっている。
正体を隠して参加することになったゲームイベントでのエキジビジョンマッチにて、世界最強の格ゲーマーであるシルヴィア・ゴールドバーグと互角の戦いを繰り広げ、謎の強豪ゲーマー『顔隠し(ノーフェイス)』としてにわかに脚光を浴びることになるが、本人は素知らぬ顔で日常生活を過ごしている。
その時の味方チームから業務用VRマシン送られたり、エナドリの会社から顔隠しを元にしたとしか思えないデザインのエナドリ送られたり、海外から全米二位がやってきたり、エナドリの会社から顔隠しをモデルにしたMRマシンを手渡しで送られたり、海向こうからファーストクラスのチケットをタダで渡されそうになったりしたけど、…まぁ普通に日常生活を過ごしている。
クソゲーの買い過ぎで金欠になったことがあり、郵便配達のバイトの経験がある。
人間関係
家族の概要は前述の通り。それぞれが独自の趣味を追求しているので、別に不仲ではないがすれ違いが多い。そのため、別に問題はないのに児相を呼ばれたことがある。
その事もあって月初の土曜だけは揃って食卓について近況を報告するという習慣をつけている。(そうでもしなければ家庭内別居状態になってしまうため。)
一方でゲームを通じた友人関係は手広い。
特にプロゲーマーであるオイカッツォこと「魚臣慧」と、人気カリスマモデルであるアーサー・ペンシルゴンこと「天音永遠」は外道三人衆とも呼ばれるほど仲の良いゲーム友達で、良好な関係を築いている。譬えるならお互いに背中を撃ち、笑顔で中指を立てあうような関係。
ぼくたちはとってもなかよしなので、ともだちのくるしんでるすがたをみるとたのしくなるんだ。
なお、当初はプライベートのこともあり、2人には自分が高校生であることを知られているものの、素顔は晒しておらず、リアルで初対面を果たす時でも、ガスマスクやカボチャマスクで頑なに顔を隠していた。
なお理由は「タイミングを逃し続けたことで意地になった」ためなので顔バレ自体を嫌っているわけでは無く、「勿体振り過ぎて逆に出すに相応しい場面のハードルが青天井しているだけ(出てくる顔も、日本全一の魚臣や現役カリスマモデルの天音と比べて、別段何かあるわけでも無い完全パンピーなのもある)」である。
シャンフロ内での所属クラン『旅狼』の所属メンバーの秋津茜やモルド、ルストとも別ゲーで知り合った。
尚、サンラクの妹である瑠美は、天音永遠の熱狂的なファン(サンラク曰く邪教徒)であり、サンラクが天音永遠と密かにゲーム友達であったことを知った時には、ホラー映画の亡霊並みの執念でサンラクを追いつめた。
なおコミック版では、ペンシルゴンに本名を明かす(原作版だとこの時点で既に知っている(というのも、サンラクが実名を使ったガチメールアドレスを連絡手段に使ったのが原因))交換条件として連絡先を提供(本人証明のためにビデオレターとサイン本もセット)してもらい、これをお土産として渡す事でご機嫌(とマウント)取り及び勝手に飲みやがったエナドリの弁償の要求を行う展開に変わっている。
作品のヒロインである斎賀玲からは一方的に恋愛感情を持たれているものの、本人はその思いに一切気づくことはなく、彼女の思いの全てはシャンフロへの思い故にと受け取る鈍感さを持っている。
もっとも、彼女自身も相当な恋愛音痴であるため、別にサンラクだけが悪いわけではない(原作者から「結構チョロいので玲が勇気出して告白したら即ゴールインする」と語られている)。
そもそも、シャンフロでの初対面が全身鎧の大男がいきなり大剣でPKプレイヤーを真っ二つにしたという状況なので、引いてしまうのも無理もない。
サンラク本人も、ラブクロックなどが原因であまり恋愛感情を表に出ることは少ないが、そのため同じ学校の女子からは「他の男子と違ってこちらをエロい目で見ない」事から評価されている(そのためかバレンタインでは義理チョコをいっぱい貰えるとか)。
ただ、決して枯れているわけではなく、玲と仲良くなった事でクリスマスで何らかのイベントに少し期待していたりしていた。
なお、斎賀家からはパープル・ヘイズの毒で汚染された場所で生きている蛇を見るような目で見られている。
また、作者がXに投稿しているIFストーリーではペンシルゴンや秋津茜、京極と恋仲になっている。
反面、他人の恋路には聡い。夏目恵とシルヴィアが慧に好意を向けている事をペンシルゴンと共に察したり、アラバの大海峡に取り憑いている精霊ネレイスがアラバに惚れている事にも気付いている。
ゲームのプレイスタイル
上述の通りプレイヤーネームは「サンラク」で固定、そして多くのゲームで何かで顔を隠したアバターをPCにしてプレイしている。なお、顔を隠しているのは、プレイスタイルを効率化すると自然とそうなってしまう事が多いというだけで、そういう趣味や拘りがある訳では無い(そうはならんやろと思う人がいるであろうが、実際に性能による効率を重視すると珍妙な見た目になるゲームや、性能は二の次でネタ装備を好んで装備するプレイヤーは現実でも実在する。特にモンスターハンター辺りの「大剣を使うと肩からツノが生える」「頭が骸骨」現象は有名で、場合によっては「鳥の被り物に半裸」というサンラクのような格好になることもある)。
なお、コミック19巻のおまけ小説にて、フルフェイスの装備に拘るのは「世紀末円卓」での事件後に何作か外道三人衆でゲームを遊んでいた時に、ペンシルゴンに「人間、割と表情で身元が割れるよね」と言われ、ペンシルゴンの前で笑って身バレしたくないという理由でフルフェイスの頭装備に拘るようになったという理由が明かされた(理由を忘れた現在でも、本能的にフルフェイスを好んでいるが)。
そのため、「便秘」などのペンシルゴンに会う前にプレイしたゲームでは顔を晒しているアバターになっている。
テンションが上がるほどにパフォーマンスも向上していくタイプ。
プロではなくアマチュアゲーマーではあるが、モチベーションとテンション、そしてエナドリの加護があれば世界トップクラスのプロゲーマーと張り合えるほどのパフォーマンスを見せる。
基本的には初見殺しに特化しているプレイスタイルで、『機動力に全ブッパした紙装甲』・『高火力だが高燃費で短時間しか動けない』『ソイツにしか出来ない動きがあるなど光るもの自体は持っているが、それ以外が全て他の完全劣化』など、根底の思考がロマン主義で固まっている。
曰く「不遇、マイナーと言うことは対策が進んでいないと言うこと、そして初見殺しさせたら俺の独壇場」
そのためある程度のプレイヤースキルを持っていれば、慣れれば結構簡単に勝てる。
逆に言えば初見の状態で戦った場合は、ほぼ勝つことはできず、初見でなくてもある程度のプレイヤースキルを持っていなければカモである。なお「ある程度」とは「全日本一レベル」か「人の嫌がる事を相当の規模でやる奴」かである。
ただし、これはタイマンに限った事なので、ある程度格上の装備で袋たたきにすればジリ貧にはできる。付き合ってくれるかは別として。
その本質は「高機動による高速選択の押し付け+思考時間の制御」「トリッキー戦法、応用、初見殺し、不遇択の混入等による情報量での圧殺」を得意とする「人力Ddosマン」。そのため「自分に匹敵する高機動」かつ「情報量を捌ける処理能力」を併せ持つ相手には勝ち目がかなり薄い。(一応「慣れ」で対応できなくもないのはカッツォが証明しているが、初見で捌き切ったのは今のところシルヴィアただ一人である。)
必要とあらば鈍重型も使うが、その場合押し付けてくる情報量と裏をかかれた時の一撃の重さが跳ね上がるため、対抗策が変わる等とにかくびっくりドッキリ曲芸師である。
また、『つまらない勝利よりも楽しい敗北』と語るほど、ゲームの中でも『楽しさ』を重視するスタイルである為、負けず嫌いでとにかく勝つことを重視し、通常対戦相手には勝率八割をキープするカッツォは、サンラクのその部分の思考が読み切れず、サンラク相手には勝率七割を維持するにとどまっている。
国内最強のプロゲーマーであるカッツォは、誰相手でも基本的に勝率八割を崩したことが無く、彼に一割多く勝てるサンラクの強さがプロゲーマーレベルでも通じるほどの実力の証左となっている。
なお、「初見」のゲームで「初対戦」であることを限ればカッツォとの対戦の勝率はサンラクの方が多い(2戦目からは行動パターンなどを分析されるのでカッツォの勝率が高い)。
多種多様なクソゲーを攻略したことで得た技術を別ゲーに持ち込むことで、相手の意表をつく奇抜な立ち回りを見せる(例えば、ピザ留学もとい『ラブクロック』で鍛えられた反射神経と瞬間チャート構成など)。
なおその副産物でクソガキに対する抵抗力が高い、原因は「無自覚にフェアリアというカスを作った会社が、意図してプレイヤーを不快にするために作ったお邪魔キャラ「アーク(通称:害悪)」の悪行三昧」で耐性ができたため。
UI(ユーザーインターフェース)に対する適応能力が高く、応用力と反応速度が高いレベルで共存しているため、基本的にはFPSでも格ゲーでも対戦アクションでもすぐに適応することができる、ゲームプレイヤーとしては万能型とも言える性質を持つ。
更に動体視力や反射神経も優れており、じゃんけんなら実質後出しし放題であり、レベル31時にレベル120の妄執の樹魔の完全初見のノーモーション攻撃を連戦続きで疲弊しかつ完全に油断して気を抜いていた状態から紙一重で回避することに成功している。
同じく、高レベルのアラミースの不意打ち(なお、これでも手を抜いていたとサンラクは見抜いている)も回避してみせたことで、『ヴァイスアッシュの舎弟』であることを認めさせている。
自分の理想のムーブを実現するために何度もトライアンドエラーを繰り返し、動きに改良を重ねていく。一度の体験から得る情報の反映速度と高いモチベーションこそがサンラクを支えていると言っても過言ではない。
ゲーム攻略の為には形振り構わないスタイルで、半裸に覆面、海パンに覆面、鈍重なパワーファイター、幼女などになる事も厭わない。
「ゲーム」を目一杯楽しむポリシーに加えあらゆるプレイスタイルを模索する都合、正規プレイの範疇ならば前述の通り割と外道な行動も辞さない。
というか『鯖癌』ギリシャ文字サーバーや『世紀末円卓』、『幕末』といった殺伐としたゲームを多々プレイしているだけあってPK等のリアルなら倫理にもとる行為も利ありと判断すれば一切自重しない。
ただし、正規範囲内と言っても限度というものがあり、どんな利があっても不要なMPKや利敵、地雷、寄生行為などのゲーマーとしての矜持を汚す様なマナー違反の行いはいつメンとのおふざけや和解の余地なしと敵認定した嫌いなやつ相手以外では決してしないなどきちんと割り切っている(「単純につまらない」点も自身のポリシーに引っかかる)他、『シャンフロ』においてはPKに対して重篤極まりないペナルティが課せられている事とゲームと割り切るには精巧過ぎるNPCの存在もあり、そちら方面は流石に自重している。
……自分のトラウマに酷似したNPCと遭遇した際は、何度か手が出そうになって思い留まったが(そのため、同キャラに対して激しい憎しみを抱くガル之瀬を『戦友』と呼ぶくらい同感していたが、イベントで敵対関係であるため心を痛めつつ彼の野望を阻んだ)。
また、サンラクのプレイスタイルはなろう主人公由来のチート能力ではなく、「(クソゲーの)経験を元に培ったサンラク自身の努力の賜物」という点である。作中でも、強いスキルで一方的に蹂躙する訳ではなく、トライ&エラーの繰り返しや、戦いながら分析・考察して最善の戦略を編み出すという、謂わば努力型の主人公である。
そのためちょいちょい惨敗しているのだが、彼の反応が「出来るかァァァ!!」「なんだあれふざけんな!!!」等軽快である事や、復讐心を燃やして即リベンジすることもありサクサク勝っている印象を受ける(とはいえ、サクサク勝ってる時は相手の手の内を知っていたり、事前に情報を仕入れていたりして有利な状況である事が多いのも留意する。そもそも所謂「デスゲームもの」のクリアさせる気がないゲームと違い普通に販売されているゲームなので(ユニークモンスターを除いて)手強くはあってもクリアできる様に作っている以上知っていればクリアできて当然と言う事もある、攻略速度上自然と低レベル縛りになっているサンラクが本来ちょっとおかしいだけなのだ)。また、サンラク式水晶群蠍討伐法(タゲを集めて崖に誘導、ギリギリで向こう岸に飛んで踏み止まった最前の蠍達を後続に追突させ突き落とさせる)を真似したカッツォが20回ミンチにされても最適解を編み出せないくらい、常人には真似できないプレイスタイルなのも事実。
ただこれは「カミゲニウム(面白いゲームをプレイして情動が活性化している状態、デメリットとして他者に攻撃的になる、責任転嫁しやすくなる)」が高まっている時の話で、彼本人も若干気にしているが、「クソゲニウム」が高まっている時はこのトライ&エラー癖が出て「簡単に試合を投げる」もっと言えば「非常に諦めが早くなる」「負けを前提に動く」「早期の全滅による次戦を狙う」様になって「つまらない行動」に出てしまう事がある。(その代わりクソゲニウムが高い=情動が死んでいる状態なので非常にストレス耐性が高くなる)
恐ろしいことに、現実においてもクソゲーのやり過ぎで体調を崩し、神ゲーをプレイしてメンタルを回復させるクソゲーハンターが実在するため、ある種の説得力となっている。
また、動きは奇抜で仕様の穴を突いた攻略法をするものの、あくまでシャンフロの仕様に添ったプレイを心掛けている。そして、サンラク自身は自分のプレイを「チート」呼ばわりされると怒る(ここで言うチートとは「規格外の力」ではなく、本来の意味の「不正」の方。更に言えばシャンフロ内でチート行為をすれば即BANされるため、サンラクの行動がチートでは無いことは証明されている。この場合の「不正」は運営の不手際(バグ)を利用する「グリッチ」か否かという話かと思われる。バグの利用であればオンラインゲームでは「グリッチ」として場合によってはBAN対象だが、蠍の同士討ち狙いなどはバグですらない正真正銘の「仕様」の悪用であるため、グリッチ=不正(チート)と言われるのは言い掛かりでしかない)
仕様の穴を悪用して倒した蠍系モンスターに関しても逐一運営に煽り半分お気持ち表明半分に自分が編み出した攻略法を報告しているため、「対策できるならやってみろコラァ!」vs「絶対裏技なんて思いつかなくしてやるよオラァ!」なイタチごっこになっている。
現に『黒狼』(リなんとか派)の一員が難癖付けたが、反論も許さないとばかりに罵りながら足払いで転ばし、「俺に意見するならリュカオーン相手にソロでノーデス回避ゲーやってから言ってくれ、な?」と煽った(なお、これでも大分自重した方であり、本来なら口を開かずダイレクトにボコっていた)。
……実際、リュカオーンの呪いを受けてから変態染みたプレイスタイルを強いられたのは事実であり、サンラク本人も呪いがなければ好きに防具を着せ替えて楽しみたかったと溢している。おのれリュカオーン!
そんな事もあってか、墓守のウェザエモンを始めとした強敵との死闘や、結果的に敗北したが一矢報いて観客を大いに盛り上がらせた全一との対戦、「旅狼」メンバーを3タテしたサイガ-100との一騎打ちなど、見所あるベストバウトも多い。
余談だが、TRPGだとクソどうでもいいところでファンブル出して大ダメージ受ける癖に、ボス戦だと異様に強いタイプ。
コミックエキスパンションパス版特典のクトゥルフ神話TdRPGでは、ネットアイドルの「讃 楽羽(たたえ らくは)」としてプレイ。ジークンドーで殴って解決する系中学生。
ちなみに、作者曰くサンラクのイメージは「行儀の良いクレイトス」。
『シャングリラ・フロンティア』のサンラク
外見
『シャンフロ』のサンラクは基本的に半裸に鋭い視線の鳥の覆面「凝視の鳥面」という変態スタイル。
半裸スタイルなのは初期装備を武器に全振りして防具なしの状態で始め(キャラメイク時に初期資金で装備をやりくり出来るタイプであるため)、その後ユニークモンスター『夜襲のリュカオーン』との戦闘で敗れた際に「リュカオーンの呪い」を胴体と脚に受けた事で、その二部位に装備を着用できなくなる(※)ペナルティを負い、システムから半裸を強制される羽目になったからである。(2つ目の町「セカンディル」に着いた時には見目を気にして服を購入し装備していたが、この戦闘で破壊された)
なお、後に「リュカオーンの刻傷」へと変化しており、該当箇所へ装備可能になったが、装備したまま累計三分経過すると残りの耐久値に関係なく破壊されてしまうため、一時的なものとなっている。
(※)ズボンも履けないが、一応コンプライアンスのためコミック版とアニメ版はインナーのパンツを履いている状態になっている。このインナーは装備とは別枠であり、装備破壊攻撃を受けても破損することはない。
実際、モンスターハンターなどの着せ替えシステムがあるゲームでも、全裸状態でも最低限下着となるインナーを身に着けている仕様である。下も脱げないかと訊いて怒られる作品も存在する。
インナーすらも脱いでスッポンポンになれるゲームは非常に稀(大概はイベント扱い)であるし、そもそも常識的に他の人の目が入るオンライン環境で真っ裸になれる方が問題である。
鳥の覆面をしているためNPCから鳥人族扱いされているが、文字通り覆面でしかないので、物を飲み食いする場合は嘴の奥深くにまで捩じ込まなければならないし、普通に外せる。(そのため、初見ではエムルに驚かれた)
あとこの覆面、本来表情固定なはずなのに、白目剥いたりドヤ顔したり煽ったりとやたら表情豊かである(まあ、フルフェイスなのに表情豊かなキャラクターには別作品とかで前例はあるが)。
凝視の鳥面以外にもいくつか頭装備を所持しており、状況によって使い分ける。いずれも肌の露出が少なく、素顔を隠せるデザインである。
ちなみに職業は傭兵だが、チュートリアルの役割を担う最初の町「ファスティア」を飛ばした事によりどこにも所属していないため実質無職である。
カッツォに指摘されるまでスキルの成長・合体、副業、傭兵の所属、掲示板機能などのことを一切知らなかった。
そして、サンラクが就職のためにファスティアに訪れるのはかな〜〜〜〜り後(アニメはともかく、コミック版ですらまだ当分先の話)である。
戦闘スタイル
ビルドは高機動の幸運戦士型。職業は傭兵(実質無職)→仇討人(+蹴武術士)
呪いの影響もあり、防具が使えないのでとにかく防御力がなく、一発食らうだけでも致命傷になる。(曰くテイッシュ装甲、濡れたダンボール装甲)一度でも操作を間違えると地面や壁のシミになるほどの機動力とクソゲーで培った持ち前のプレイスキルで相手の攻撃を躱しながら手数で押し切る。
そもそもステータス依存の武器を装備する以外で、防御力などのステータスを振っても、頭と腰、アクセサリー以外の防具が装備できず素肌で攻撃を受けるため焼け石に水であり、現在のビルドにせざるを得ないのだが。(実はそれを克服するアクセサリーが存在しているが、サンラクは知らない)
そのため基本的にステ振りは(俊敏性と幸運以外)武器を装備する条件を満たすために振るだけなのでステータスを見るとかなり歪である。
二刀流使いだが、ここで言う「二刀流」とはラノベの大先輩に代表される様な二振りの刀剣で戦うスタイルの事ではなく、「両手それぞれに攻撃手段を持たせる」事。攻撃できるなら素手でも毒液でも二刀流。状況に応じて双剣、片手剣、両手剣、拳武器、小盾、斧槍、刀、拳銃などをノールックUI操作による高速切り替えで使い分ける。その戦闘スタイルは他PCから「ツチノコ式剣聖」と呼ばれる。
……そのせいで、本来のPNの「サンラク」ではなく「ツチノコ」のあだ名の方が定着してしまったが。
なお、劇中でサンラクが行う「左の剣を前に、右の剣を下に向ける」構えは、色々な時代劇やハリウッド映画、ゲームなどの双剣使いのフォームをサンラクが適当に参考にしたものである。
シャンフロリリース当初の最終地点「フィフティシア」到達時に、初期のレベル限界99Extend(99にしてかつエネミーレベル100超えの敵を倒す、サンラクの場合水晶群蠍&金晶独蠍討伐がそれにあたる)になっていたことで神秘(アルカナム)という特殊なサブ職業の取得イベントが発生し、「愚者」(リキャストクールタイムが半分の代わり状態異常ダメージやデバフ時間が倍になり回復が確率で失敗する)を得た。
他にも様々な神秘があり、その人それぞれのプレイスタイルによって何を得るか決まるが、詳細は未だ確定できていないらしい。(「バフ被バフ効果が上がるが、一定時間バフをかけたり掛けられないとステータス激減」効果を持つサイガ-100の女帝(エンプレス)、「全ステータスにボーナスがあるが全デメリットの効果が倍加する」効果を持つサイガ-0の世界(ワールド)、「魔法威力が爆増し、消費も減るが、詠唱を中断できず動けなくなり小回りが効かなくなる」効果のキョージュの魔術師(マジシャン)、「格上との戦闘で火力が上がり、与えるデバフや異常の蓄積が上がるが、一定時間以内の与ダメージと蓄積が一定以下だとステータス激減、格下との戦闘ではステータス減」効果のペンシルゴンの力(ストレングス)、「昼は誰かにかける魔法(バフデバフ攻撃問わず)の効果増の代わり自分対象のスキル効果減、夜は逆」効果を持つAnimaliaの太陽(サン)など)
なお、唯一愚者は「99に到達する時間が早いほど得やすい(かも?)」という暫定条件が判明している神秘である。(要するに「持久戦が苦手になる代わりにスキルを畳み掛けて猛攻できる様になる」神秘であるため)
サンラクはゲームを始めておよそ3週間でレベル99Extend達成であり爆速中の爆速。
ちなみにその他の神秘の正確な条件は読者向けに全公開されているため、神秘の持ち主の戦闘スタイルと照らし合わせてみるのも面白いかもしれない。
……なお、この「愚者」の特性がサンラクの戦闘スタイルを阻害し始めるのは後の話……。
夜襲のリュカオーンによる影響
上記の「呪い」の影響は装備以外にも及び、自分より低レベルのモンスターは逃げ出し、自分より高レベルのモンスターは積極的に襲撃してくるという状態になるというハードモードを課せられる。
これらの枷によりマスクステータス「ヴォーパル魂」を高めやすい環境に(強制的に)置かれるため、一部ユニークシナリオを進めるにあたってはむしろ利点になっている。
NPCの反応も大きく変化し、加えてリュカオーン戦で「レベル20未満」「前衛で5分以上ノーダメージ」「クリティカルをこれでもかと200連発(シャンフロのクリティカルは首などの急所への直撃)」「(幸運値で)致命傷を1発耐える」と大奮闘したために致命の兎の親分に目をつけられ、それを機に常人とは隔絶された世界へ身を投じていく(この食いしばりは一戦闘中に一度のみという制約があれど100以上で100%発動するため高レベルプレイヤーは概ねその一定値まで振っている。劇中で「自傷による食いしばりはLUC50以上で確実に発動する」調整がされたが、これに関しては「HPが一定以下で効果を発揮するスキル」が少なからず存在しており、元からシャンフロユーザーの要望があってなされたものと思われる)。
後に、規格外エーテルリアクターを修理のために借りる交換条件としてカッツォや鉛筆にユニーククエストの条件を公開するように迫られたが、検証してないから疑惑混じりであることを前提に直前の行動である上記を躊躇なく公開したところ、「誰ができんだよ、曲芸お馬鹿!」「どうやったら空を飛べますかと聞いたら大胸筋を鍛えようって答えられた気分だよ!」と吐き捨てられてたあたり、日本一のプロゲーマーでもできないこともサンラクなら普通にやりかねないと確信を持たれているようだ。
(もっとも、マスクデータ「致命魂」の関係上、2人がラビッツ関連のユニーククエストを発生できるかは疑問であり、現に原作の方でも2人ともラビッツのユニークシナリオを解禁できていない)。
そして、さらに後にリュカオーンの影の討伐で「刻傷」に強化され、リュカオーン本体を倒すまで解呪不可能・自分より格上のモンスターが殺しにかかってくるようになる・装備はできるが3分過ぎると装備破壊&強制真っ裸と縛りが更に悪化した。おのれリュカオーン!
これ以降、サンラクの致命魂の高さも相まって、原作者曰く胸に7つの傷を持つ男のようなオーラが宿った状態になった。荒くれ者のNPCが一瞥しただけで怯えるレベル。
スチューデに自己紹介する際、「特技はリュカオーンの顎をかち割ることです(笑)」と宣言して周りのNPC達をドン引きさせた(わかりやすく例えるなら、北斗神拳伝承者が「特技はゴジラを半殺しにすることです(笑)」と言うようなもの)。
主な装備品一覧
頭装備
- 凝視の鳥面
サンラクの基本装備のひとつ。変態プレイヤーといえども、3000万人以上がプレイするゲームで素顔を晒して半裸プレイは流石に精神ダメージが大きいということで、顔を隠せる装備を選択した結果これに決定した(むしろ素顔の状態より変態じみた外見となっているような気もするが……)。
ネタ装備のため耐久値は特別高くはないはずだが、Lv100越えのモンスター・水晶群蠍に集団で袋叩きにされた時も、この装備は何故か破損していなかった。
装備自体がそもそもあまり役に立たない(刻傷のせいで素肌露出を強いられ防御力が死んでいるため。特に鎧等の防御力に比重が置かれやすい胴が封じられているのがでかい)からか耐久値の節約のためか他の頭装備を手に入れる機会が来ても新しく交換したり、下記の兜を常用したりはしていない。
壊れにくい性能があると思われたが、あるアイテムを修繕する際のハプニングでついに破損した。
補正はVIT+2。
ちなみに初期装備の中で同じくネタ装備の『呆然の馬面』というものがあり、シャンフロプレイヤーの使用率ではこっちの方が多い。
- 正眼の鳥面
破損した凝視の鳥面を補修・強化したもの。
補正がVIT+20になった。
ついでに視覚補正機能が付けられ、視界の一定範囲内に敵やNPCが入り込むとフォーカスが入るようになる。これを利用して「効果が発動した=視界内に何かがいる」と気づくようになる。
- 祭衣・打倒者の長頭巾(フェスタ・メジェ・カフィス)
ピーツから購入した変装用のネタ装備で、目の部分に穴の空いた布の様なデザイン。被った際の姿はどこぞの神格に似ている。
両手が使えなくなるが、一応頭装備のため呪いの影響を受けずに全身を覆い隠せる(サンラクである事が若干バレにくくなる)貴重な装備品。(いつもの格好では即バレだし、顔だけ変えても呪いのせいでやはりバレてしまう)
サードレマでこの装備を着けて奔走するサンラクが目撃されたことを機に人気が増し、少し値上がりもした。
- 戦角兜【四甲】
ビィラックがクアッドビートルの素材から作成して貰った頭装備。上部の角には攻撃判定があり、攻撃やパリィに利用できる。クアッドビートルの頑丈な外皮から作られたこともあり、補正はVIT+500とかなり強力(といっても本体が硬くなるわけではなく、当該部位のカス当たりによるダメージや鍔迫り合いくらいしか効果を実感できないが)。
問答無用で装備を破壊するウェザエモンの「天晴」を受けた際も、半壊こそしたものの破損せず耐え抜いて見せた。
ちなみにアップデート前、シャンフロ配信直後の最終地点であるフィフティシアで手に入る防具より硬い、ユニークシナリオ様々である。
- 規格外特殊強化装甲【艷羽(アデバネ)】
格納鍵インベントリア内に格納されたパワードスーツの1つ。規格外戦術機鳥【朱雀】を運用するために必要。
リュカオーンの影との戦いで頭部分だけを装備した。頭部分だけでもVIT補正+1200。
首元まで覆うフルフェイスだが視界の遮りはなく、むしろ暗闇でも見通せるくらい裸眼より視界がクリアになる。
衣服系
- 隔て刃の皮服
マッドフロッグの素材から作られた衣服。斬撃耐性持ち。
セカンディル到達後に見目を気にして購入したが、程なくしてリュカオーンに遭遇し、呪いを刻まれたことで失った。
- 命潮の腰帯
サードレマで購入した腰装備。補正はVIT+19。
「焼け石に水であろうと無いよりはマシ」という事でウェザエモン戦前に装備したが、「天晴」を受けて破損した。
- 発掘研磨腰帯【古兵】
イレベンタルにて購入した腰装備。補正はVIT+400。
金属製だが軽く作られている。
なお、女性アバターが足装備無しでこれを装備するとミニスカートみたいになる。
- 守り人の大鎧
ビィラック作の一式鎧。補正はVIT+1000。
刻傷によって3分間は防具を装備できるようになったため、深淵のクターニッド戦にて使用された。
なお、その後狂える大群青に飲まれた。ビィラックは泣いていい。
- 規格外特殊強化装甲【昇滝(ショウロウ)】
格納鍵インベントリア内で格納されているパワードスーツの1つ。規格外戦術機龍【青龍】を運用するために必要で、合体することができる。
- ラケダイモン
アルクトゥス・レガレクスの素材で作られた、サンラク用の一式装備(なので胴と脚の部分がない)。
カスダメに対してスーパーアーマー効果が発動する。
ちなみにラケダイモンとはスパルタの正式名。なので外見がめちゃくちゃスパルタ兵。
武器
- 致命の包丁(ヴォーパルチョッパー)
レアエネミー「ヴォーパルバニー」から低確率(サンラク曰く「体感5%くらい」)でドロップする装備品「致命シリーズ」の一つ。
カテゴリは短剣でサンラクは2本入手した。
クリティカル攻撃のダメージに補正が入る効果を持つ他、ヴォーパルバニーに関連したユニークシナリオの解放条件にも深く関わる。
サンラクの序盤における主武装として活躍し、後に真化により強化される。
- 湖沼の短剣
セカンディルでNPCの鍛冶師に作成して貰った短剣で二本所持。
クリティカル成功時、一定時間耐久値の減少が半分になる効果を持つ。クリティカル攻撃を主体とするサンラクのスタイルと相性が良く、特に守戦や持久戦で使用される。
ウェザエモン戦前にビィラックによって強化され、さらに耐久力を増した湖沼の短剣【改二】となった。
何かとコレに持ち変えるためかなり酷使されている。
- 帝蜂双剣(エンパイア・ビーツイン)
ビィラックがエンパイアビー・クイーンの素材を用いて作成した双剣(短剣と異なり片手運用できない)。
紫色の刀身を持つ右の剣には、攻撃した部位を汚染して破壊する「壊毒」という特殊デバフを付与する追加効果がある。「壊毒」は時間経過及び繰り返しの付与で侵食し、破壊された部位は確定でクリティカルとなる弱点部位に変化する。
下記の兎月がボス戦特化型なので、雑魚戦での主武装として使われる。
- 兎月【上弦】/ 兎月【下弦】
神匠・ヴァイスアッシュの手によって致命の包丁が「真化」した対刃剣。真化により二振りの短剣が一つになった。
どちらも自身よりレベルの高い相手と戦闘する場合のみ効果を発揮し、上弦はクリティカル攻撃に成功すると自身のHPを減少させる代わりに次の攻撃の威力に補正がかかり、下弦はクリティカル攻撃に成功すると自身のHPが回復する。
さらに一定回数クリティカル攻撃を当てることで合体ゲージが蓄積され、大剣「双弦月」への合体が可能。この形態になると、敵とのステータス差が大きいほどクリティカルの威力と成功率が上昇する専用攻撃スキル「致命の三日月(クレセント・ヴォーパル)」が使えるようになる。
- 喪失骸将(ジェネラルデュラハン)の斬首剣→焔将軍の斬首剣
レアエネミー「喪失骸将(ジェネラルデュラハン)」のドロップアイテム。その名の通り、対象の首に攻撃する際、ダメージに補正が入る。
朽ち果てて錆だらけだったが、エリアボス「歌う瘴骨魔(ハミングリッチ)」との戦闘に際してビィラックが聖水を用いて即席で研磨してから使っており、限界まで酷使した上に最後は「兎力パイルバンカー」という無茶苦茶な技で打ち出されたが、全損することなく耐えきった。
その後ビィラックが改めて打ち直し、湖沼の短剣【改二】の5倍ぐらいの耐久度と耐熱効果を付与されている。
以降は双剣では届きづらい相手へリーチを届かせるためだったり、双弦月の立ち回りの練習だったりでちょくちょく使用される。
- 煌蠍の籠手(ギルタ・ブリル)
正式名称は『甦機装:ビィラック【煌蠍の籠手】』。古匠、または神匠によって生み出される現代版遺機装というべき甦機装の1つ。
古匠となったビィラックが水晶群蠍と金晶独蠍、そしてレア鉱石を素材として最初に作り出した武器で、既に短剣を3種揃えていたこともあり、戦闘の幅を広げるためにサンラクの要望で篭手型武器として製作された。
……篭手というよりパイルバンカーじゃね?的な見た目だが篭手。
左手は水晶群蠍由来の蒼銀で、音声入力で晶弾を発射する。右手は金晶独蠍由来の黄金で、5分間月の光を当てる事で晶弾1発分の魔力をチャージし、超過機構(イグシードチャージ。遺機装と甦機装が固有する必殺技)でチャージした魔力を全て攻撃エネルギーにして叩き込める(ただし、反動で煌蠍の篭手と装備者にダメージが入る)。
耐久値が0になっても破損状態となり、修繕するまで使用不可となるだけでロストはしない。サンラクによって度々無茶な使い方されて破損するが、蠍とマブダチであるため修繕のための素材には困らないのが幸い(?)。
装備するのにVITが500必要だが、上述の戦角兜【四甲】を装備することで条件クリアし、後にイレベンタルで発掘研磨腰帯【古兵】を購入したことで戦角兜【四甲】以外の頭装備でも装備できるようになった。
名前の由来はバビロン神話の怪物ギルタブリル。多くの作品で蠍人間の姿で描かれる事もあり、蠍素材による武器としてはピッタリなネーミング。
- 勇魚兎月
兎月が金晶独蠍とアルクトゥス・レガレクスの素材で真化した姿。装備条件に明確に致命魂の数値が必要になった。
金晶独蠍の素材で作られた片手剣サイズの【金照(コンショウ)】はクリティカルに成功すると攻撃対象に結晶化効果が付与され、自身のHPを消費するか月の光を当てると耐久値が回復する。
アルクトゥス・レガレクスの素材で作られたナイスサイズの【冥輝(メイキ)】はクリティカルに成功すると使用者に冥気効果が付与され、飛ぶ斬撃を放てる。リュカオーンの刻傷があるサンラクにはバフは付与されないが、下記の灼骨砕身によってその問題はクリアした。
合体ゲージが溜まると合体して【蒼耀月】となり、金照の効果で結晶アイテム化した物質を消費して「輝塗蒼耀(ディープコーティング)」で効果を上昇させた専用攻撃スキル「致命の月蝕(ヴォーパル・エクリプス)」が使える。
なお、蒼耀月に関して火縄大橙DJ銃だのトレーラー砲だのフルボトルバスターだのメダガブリューだのは禁句。
- 灼骨砕身
ユニークモンスター「無尽のゴルドゥニーネ」の呪いの由来である結晶を素材に作られた短剣。
自分に突き刺すことで5分間呪いの上書きが行われ、あらゆる呪いを無効化する。リュカオーンの刻傷であっても例外ではない。
その代償に、装備による追加数値を除いた自分のVITが半減される……のだが、元々ティッシュペーパー並みの防御力であるサンラクには実質デメリットがないようなもので、刻傷を無効化して防具を装備するために使われる。
効果中は身体から黒い煙が出てくる。
ちなみに、他人に刺して呪いを付与する事は出来ない。
- 殺戮者の魔剣(スローターブリンガー)
元々はオルスロットが使っていたユニーク武器であり、PKを繰り返す事で入手できる。ペンシルゴンがサイガ-0と戦う際に使用してキルされた後で、サンラクが拾ってインベントリア内に放置している。
実はこの剣、最低1日に1回はPKしなければならないという条件を課され、条件を達成できないまま1週間放置するととんでもないペナルティが課せられるという激ヤバなデメリットがある。それを知らないサンラクは、この剣をペンシルゴンに返しそびれて長い間放置し、3ヶ月後のあるイベントにて再会する事になったオルスロットに返却した結果…………。
しかも、このデメリットは格納中は変化が起きない格納鍵インベントリア内であってもしっかり加算される。一応格納空間から出すまではペナルティは発動しない。
プレイヤー固有のアイテムボックスに格納した場合は条件達成後即ペナルティが発動する。
その他
- 致命(ヴォーパル)魂の首輪
ヴァイスアッシュによって強制装着された首輪型のアクセサリー。装備中は取得経験値が半分になる代わりにレベルアップの際に獲得するステータスポイントが2.5倍になる。
サンラクは「デメリットを差し引いても壊れアイテム」と評していたが、ユニークシナリオ「兎の国からの招待」のクリアに伴い外されてしまった。
「クリアしないまま着け続けていれば…」とか考える奴はヴォーパル魂が低いし、実際やったらヴォーパル魂がダダ下がりになると思われる。
……というか、ラビッツ関連のシナリオは、放置しすぎると強制退去&シナリオ消滅の危険性がある(実際、それでやらかしてラビッツから出禁にされたのが某ケモナーである)。
- 格納鍵(かくのうけん)インベントリア
墓守のウェザエモン戦のクエスト報酬アイテム。腕輪型アクセサリーで、MPを消費する事で格納空間と元の位置を行き来する事ができる。空間は共に討伐したオイカッツォやペンシルゴンと共有している。
格納空間にはウェザエモンの遺産とも言えるレアアイテムの数々が収められている上に、単純にほぼ無制限の貯蔵庫(本来ならアイテムボックスにアイテムが埋まる度にプレイヤーの動きに制限がかかるが、こちらはいくら保管してもプレイヤーに負荷がかからない)という点だけでも優秀なのだが、サンラクは「いつでも手軽に安全地帯へ退避できる」という点を存分に活用している。
ただ、こうした利用法は運営からグリッチ(バグの不正利用)スレスレのグレー行為として睨まれているようで、特に一時離脱を利用する事で水晶群蠍を同士討ちさせて素材を乱獲した件は、メンテナンス無しで敵AI全般に即時対策修正が行われた。
もっとも、何度対策されてもその度にサンラク達に新たな悪用法を見出されるくらいにはぶっ壊れ級のチートアイテムである。格納空間は共有であることを利用して、どこにいても顔を合わせる事ができ、誰にも邪魔されない秘密会議の場として利用されたこともある。
なお、格納空間のアイテムの所持権限は、戦術機や遺機装は外道三人衆の共有で、後から入れたアイテムの権限はそれぞれのプレイヤーに依存する。
とはいえ、格納空間に保管したアイテムは空間を共有する他プレイヤーにも情報として見ることができるため、そのせいで裏でコソコソと何かやってる事をオイカッツォやペンシルゴンにバレて問い詰められる原因になっている。
ややこしいが作中で度々出てくる「インベントリ」とはプレイヤーが固有する所謂アイテムボックスを指し、インベントリアとは別物。
- 爆土の偶像
自然発生するゴーレムを倒すと稀にドロップする偶像系アイテム。
キャノンボール・ゴーレムを倒した際にドロップした。
言うなれば踊る埴輪型グレネード。踊りが最高潮に達した際、凄まじい大爆発を引き起こす。
金晶独蠍戦で使用した。
ちなみに美少女系の偶像もドロップすることがあり、プレイヤーの間で高値で取引される。
聖女ちゃんにそっくりな天願の偶像は3億マーニで入札されたほど。……明記されていないが、おそらく、いや絶対にどこぞのガチ百合騎士だろう。
- リッチマン・キング・サーモンの頭面
ルルイアスでドロップした魚の被り物。死んだ目をしていて、生臭い。
頭装備っぽいがドロップアイテムである。普通に被れるがドロップアイテムである。
何気に補正VITが凝視の鳥面の20倍。ティッシュペーパー20枚。
装備してふざけていたら、後から合流してきたサイガ-0に魚人ゾンビと間違えられて殺されそうになった。
後に、ビィラックによって正式な頭装備『富める鮭王面』に強化された。
装備することで水中行動時間が延長される。
サンラク「それじゃあここで一発芸します」
サンラク「焼き鮭」
サイガ-100「………ふふっ」
サンラク「隙ありィ!」
- 封雷の撃鉄(レビントリガー)・災(ハザード)
手袋アクセサリー。アラミースに渡した宝石が宝石匠ダルニャータによって加工された、琥珀の装飾を持つ右手を覆う手袋。
親指の琥珀部分を自分の左胸にぶつける事で琥珀に封じられた力を解放する。
特殊状態「古雷(レビン)」は、対象に黒い稲妻が付与され、追加ダメージ・攻撃対象の状態異常抵抗の低下・蝕電効果の追加効果ができる。
ただでさえ攻撃が当たらないのに、向こうは遠慮なく触ってきて状態異常を付与してくるという酷さ。
特殊状態「災」は自身に「過剰伝達」の状態を付与する。プレイヤーのモーション感度が数倍に引き上げられ、全モーションに補正が入る。
その代わり10秒につき現在体力の半分ほどのスリップダメージが入る(スリップダメージなので、最終的には1残り、以降は実質デメリットなしになる)。
慣れない内は壁のシミが大量生産された。
Web版連載の際は時期が時期なので仮面ライダービルドのハザードトリガーを意識したネタが作者コメントに記されていた。
効果的には八門遁甲の方だが。
主なスキル
- スピンスラッシュ→ラッシュスラッシュ→無尽連斬→獣鏖無尽→縷々閃舞(るるせんぶ)
二刀流スキル。連続攻撃。
縷々閃舞は発動中一度の攻撃で3ヒットする。なお、クリティカル判定は最初の一発が反映される。
- スクーピアス→スパイラルエッジ→ドリルピアッサー→グローイングピアス
多段ヒットする刺突攻撃。ヒットする度に威力が上がる。
- アサシンピアス
スキル合体ので習得する。
敵に気づかれていない、またはヘイトを向けられていない状態で使用すると威力を増す。
もっぱら後述の水鏡の月と組み合わせて使われる。
- 一念岩穿(いちねんいわうがち)
二刀流スキル。
発動中、一度攻撃を当てた場所に攻撃を当てると、ダメージにボーナス補正が入る。
ことわざ「一念岩をも通す」が元ネタ。
- 一振両断(いっしんりょうだん)
次の一撃に破壊属性を付与。
- ハンド・オブ・フォーチュン→アガートラム
STRではなくLUKを参照してダメージを算出する格闘技。
アガートラムはハンド・オブ・フォーチュンと衝拳打をスキル合体させたもので、クリティカルで更に補正が加わる。元ネタはケルト神話のヌアザの銀の腕。
- タップステップ→スライドムーブ→ドリフトステップ
回避系のスキル。強化する毎に長距離移動が可能になる。
- アクセル
一定時間の間STRとAGIに補正が入る。
ちなみに、初回発動は沼地だったため、大して加速せずノロノロと歩くシュールな絵面となった。
- 一艘飛び〜遮那王憑き
発動中、跳躍などのモーションにボーナス補正が入る。二艘飛び、三艘飛びと強化されていき、最終的には遮那王憑きとなる。
防御を捨てた軽戦士には必須となるスキルであり、サンラクに限らず「変態がさらに変態挙動するために使いまくってるスキル」のため、遮那王=源義経も草葉の陰で泣いてそうだとか。
……遮那王も充分変態挙動の立役者だろ、というツッコミはさておき。
- ムーンジャンパー→スカイウォーカー→フリットフロート
跳躍系のスキル。
ムーンジャンパーは上方向でのジャンプ力に補正がかかる。
スカイウォーカーからは、空中の空気を足場として追加で跳躍することができる二段ジャンプが可能。フリットフロートになると、落下中でも発動可能となり、これを使って落下ダメージを軽減することもできる。
- インファイト
格闘スキルと回避スキルの合成。
至近距離での格闘ダメージに補正が入る。
オイカッツォも同じスキルを習得している
- クライマックス・ブースト
アクセル+ファイティングスピリッツの合成スキル。
HPが3分の1以下でのみ発動。5分間、相手のレベルが自分より高いほど全ステータスの上昇率が上がる。
ウェザエモン戦での切り札の1つ。
- 餓狼の闘志(ハンガーウルフ)→孤高の餓狼(トランジェント)
自身が空腹かつ体力が少ない程STR、AGI、VITにバフが付与されるが、代償としてSTM、DEX、TECにデバフが付与される。
スキルが進化するたびに効果量と効果時間が上がる。
こちらもウェザエモン戦での切り札の1つ。
- ニトロゲイン
リキャストタイム1秒のバフスキル。
最大HPの2割を消費する代わりにSTRとAGIが上昇する。
- オーバーヒート
戦闘開始から10分経過してからしか使えないスキル。
5分間全ステータスに補正が入るが、時間切れになると全ステータスが半減する。
- イグニッション
一定時間の間STRとAGIに補正が入る。
- 致命刃術【水鏡の月】→致命秘奥【ウツロウミカガミ】
8000マーニもの大金を払って習得。
「水鏡の月」は攻撃による当たり判定を相手の背後から発生させ、一時的に敵のヘイトをそちらに逸らす。
進化版の「ウツロウミカガミ」は発動地点に使用者のヘイトを譲渡した幻影を出して敵の注意を逸らす。幻影は時間経過で消滅する。
Mob敵専用技だが対人戦でも目眩ましに使用できるという激強スキル。ラビッツ名誉国民だけが覚えられるため、後に秋津茜も習得する。
- 致命の三日月(クレセント・ヴォーパル)
双弦月の固有スキル。
敵とのステータス差が大きいほどクリティカルの威力と成功率が上昇する。多段にバフを付与した状態によるこの技で、ウェザエモンの天晴に立ち向かい、勝利した。
- 致命剣術【半月断ち】→致命秘奥【タチキリワカチ】
直剣系スキル。
直前の攻撃と逆の軌道で放つとダメージボーナスが入る。軌道が同じであるほどダメージボーナスの上昇率が上がる。
3人目のラビッツ名誉国民になったサイガ-0も習得した。
- 晴天流
かつてウェザエモンが使用していた流派スキル。
ウェザエモン戦の報酬である「晴天流奥義書」を神代時代の機器で起動させて習得する。
後にある場所でも習得できるが、サンラクのはウェザエモン本人が設定したもので、ある場所のものはそのプロトタイプであるからかモーションが微妙に異なる。
流石にウェザエモンが使用したものより性能が低いものの、習熟する度にスキルが進化する。
青色の聖杯
深淵のクターニッド戦のクリア報酬の一つで、使用者の性別を反転させるユニークアイテム。
「性転換は死ぬまで解除不可」というデメリットはあるが、高性能な女性専用防具の中に刻傷で破壊されないものがあったり、サンラ子(=女体化したサンラク)が一部のプレイヤーやNPCから好まれるなど使い道の多さから頻繁に性転換する事になる。
協力NPC
基本的にはソロプレイでゲームを攻略している一方、レイドモンスターやユニークモンスターなどの強力なモンスターを相手にする場合以外ではNPCとパーティを編成して行動する事が多い。
以下、サンラクとパーティを組んでいるNPC。三人ともメインヒロインよりヒロインしている。
喋るヴォーパルバニー。相棒ポジション。ログアウトなどで別行動を取っている時はサンラクのリスポーンポイントで待機している事が多い。
アイドル系バトルアンドロイド。世間ではBB&ID(ボンバーバニー&アイドルドール)としてサンラ子とセットで有名になっている。
ユニークモンスター『無尽のゴルドゥニーネ』の内の一体にしてカフェ『海蛇の林檎』の看板娘。海蛇の林檎には穴に引きこもっていた所をサンラクが連れてきた。
他ゲームでのプレイスタイル
ベルセルク・オンライン・パッション
通称『便秘』。酷すぎるバグが一周回って「バーリトゥード(何でもあり)ならぬバーグトゥード(バグでもあり)がまかり通る異次元の格ゲー」として、極一部のマニアに愛されている。
ちなみに、珍しく顔を全く隠していないアバターを使っているゲームでもある。
武器や炎などの特殊能力はもちろん、気を飛ばす事も無い完全な徒手空拳スタイルの格ゲー。…もっとも、バグで手足が伸びる程度日常茶飯事なゲームなので、一般的なソレとは訳が違うし、バグを特殊能力に含むなら、周り回って普通のゲームかも知れない。
数あるバグ技の中でも、直前まで手をポケットに入れた状態から超速のパンチを繰り出す「居合フィスト」を特に好んでおり、「居合フィスト流は理論上最強の流派」と豪語している。
それが高じて、他のゲームでも「居合フィスト流」を名乗っている。(高速抜刀等フィストでないことも多い。)
ネフィリム・ホロウ
通称『ネフホロ』。
鯖癌に並ぶ、サンラクがプレイした中で数少ない非クソゲー。ロボと融合して操作する関係上、機動・行動・武装展開などを全部自分自身の脳内でやらなければならないという激ムズな操作性のせいで過疎ってはいるが、慣れれば問題なく操作できるし、ストーリーやゲームバランスはしっかりしているためファンも存在する。
このゲームではアイアンマンの後頭部にヤカンの注ぎ口をつけたような見た目のサイボーグ風アバターを使用している。
愛機は超加速型のカワセミマンこと「キングフィッシャー」。
「加速に全ブッパして武装を相手に大ダメージ与えられるやつで最低限すれば楽しいのでは?」という頭悪い理論でカスタマイズし、ワンゲーム5分の内で3分間しか動けないという燃費の悪さ、パーツの1つでも破壊されると機動力が下がるというデメリットだらけだが、わずか5秒で超高速に突入するという変態加速が自慢。
初期カラーの奇跡的なバランスによりカワセミを彷彿させる水色とオレンジのカラーリングが、キングフィッシャー(カワセミの英名)という機体名たる所以である(第2期オープニングでのカラーリングも、よりカワセミを彷彿させるものになっている)。
ハマった当時はランキングの頂点を目指して対人しまくり、ランキング1位のルストと引き分けた辺りで別のクソゲーにお熱になって離れたという経緯であった。
作者曰く、「はぐれメタル並に攻撃が当たらない超高速変形機体が辻斬り&スナイプをかましてくる」という超速初見殺しで当時の環境トップが入れ食いされまくりということをしでかした事もあり、ネフホロ内ではかなり有名になっていた。
規格外特殊強化装甲を装備できずに不貞腐れたサンラクが気分転換に久々にプレイ。使用率が低いパーツで組んだ新機体「フィドラークラブ」(シオマネキの英名。何気に「潮招」ではなく「望潮」という俳句の季語に使われている方を当て字に選ぶ辺り、学歴の高さを感じられる)で、ルストと再戦し勝利。
そこでルストとモルドもシャンフロのプレイヤーであることが判明し、ユニークモンスター・「深淵のクターニッド」の情報を得ることとなった。
ギャラクシア・ヒーローズ:カオス
作中世界では世界的な人気を誇るゲームシリーズ『ギャラクシア・ヒーローズ』の最新作。
ホテルではガスマスク、GCCではペンシルゴンが用意したFPS「レクイエム・フォー・アーミーズ」のジャックのコスプレで「顔隠し(ノースフェイス)」としてエントリー。
なお、このマスクは口が開閉して食事ができる、側面のボタンを押すと光ったり、ボイスチェンジャー機能が内蔵している高性能。特に光る機能はシルヴィア(と読者)の腹筋にクリティカルヒットした(Web版だと「エナジードリンクを飲んでピカーッ!」をしてジョンソンも被弾した)。
このゲームで全米一位にして世界最強のゲーマーであるシルヴィア・ゴールドバーグと対戦することとなり、彼女の使用キャラである『ミーティアス』の宿敵『カースドプリズン』およびその超必使用での姿、脱獄形態『プリズンブレイカー』を使用する。
最初はプロデューサーの都合で別のゲーム大会に出場しなくてはならなくなったカッツォが戻って来るまでの時間稼ぎをするつもりだったが、既にそのことに気付いていたシルヴィアに「最初から勝つ気がない」と見做されて冷たい態度を取られて1R先取されたことにブチ切れ、エナジードリンクのカフェインがちょうど回ってきたこともあり、本気でシルヴィアを勝つつもりで立ち回るようになった。
その対戦の際に、サンラクの使用したカースドプリズンが最もリアルであったこと、そしてミーティアス使いで『リアルミーティアス』の称号を持つシルヴィアの求めていた「敵(ヴィラン)」であったこと(その求めっぷりは尋常ではなく、「(過去作では)カースドプリズンはミーティアスと相性が悪い」以前の話として「シルヴィアのミーティアスにカースドプリズンをぶつけることはそれ自体が挑発を意味するので本気で潰しにくる」と言われタブーにされる程)から、『リアルカースドプリズン』の称号を手に入れることになる。(キャラクター性、戦闘スタイル、実力、そのすべてを忠実に原作を再現しているという事。本来ならしないはずの人助けすらも、自然とこのカースドプリズンならしてもおかしくないと思わせるほど(ちなみに、NPCを助けたのはエムル=死ねば二度とリポップ出来ない存在の顔がチラついてNPCを見殺しにできなかったから))。
シャンフロで激戦を繰り広げた墓守のウェザエモンとの戦いの経験から、高速で突っ込んでくるシルヴィアのミーティアスにカウンターを当てて1勝(シルヴィアは避ける気で突っ込んでいたから避けられた(が、カスりでKO)が、攻撃するつもりだったら分からなかったと思考している)がしたり、取り込んだバイクやヘリのパーツを駆使してウェザエモンのスキル『大時化(超高速の片手掴み投げ)』や『断風(神速の居合斬り)』を再現するなどして善戦している。
最終的にはドローからのエクストララウンドにて脳のスタミナの差と精神疲労でサンラクが敗北したものの、最後まで勝ちに向かったその姿勢にシルヴィアが直々に握手と激励しに向かうくらいには気に入られ、会場も大興奮であった。
四ラウンド目に精彩を欠いた点については実況者が「そもそもシルヴィア相手に「疲労できる」時点で褒めるべき」と評していた(普通はその前に負けるため、どちらかが疲労するほどの長期戦になる方が稀である)
この事で「リアルカースドプリズンフォロワー」が発生したが、そもそもカースドプリズンが扱いづらいキャラであることや、鈍重型にも拘らず軽快に動くための発想力が足りないなどで扱いきれず「リアルカースドプリズンやリアルミーティアスと同じことができるならニートやってないわな」との結論が出されている。
それでも熱心なフォロワーは、覆面に使っていたカボチャにちなんでカースドプリズンをカボチャカラー(2Pデフォルトカラー、サンラクの使っていたカボチャマスクが元ネタらしい)に染め上げ、フォロワーアピールをしながら再現の精度を磨いているとか。
その後、知らぬ間にリアルカースドプリズンの名を得る前に横取りされた全米二位にしてカースドプリズン使い(シルヴィア曰く「私の敵(リアルカースドプリズン)に最も近かった女」、プレイスタイルからリアル認定には今一歩足りなかった模様)のアメリア・サリヴァンとの戦いでは、別種の格闘ゲームである『ジャスティス・バーサス』内にて考案されたが、実現不可能とされたロマン技である「星天(アステール・スカイ)」を炸裂させ、その後は悪運もあったが最終的に勝利する。
余談だが、この時でもリアルカースドプリズンとして名言を連発したため、観戦していたシルヴィアや「ミーティアス」の原作者が「Foooo!!」と歓声を上げたとか。
こんな活躍をした挙げ句にペンシルゴンによってアマチュアだとバラされたため、いろんな企業に目をつけられている。何とかしてプロゲーマーとして爆薬分隊に組み込みたいと企んでいるカッツォはもちろん、米国チームにスカウトされる将来ルートもあるとか。
ちなみにサンラクのカースドプリズンに影響を受け、アメコミ「ミーティアス」のスピンオフ作品『カースドプリズン』が発表されており、その主人公のカースドプリズンが上記のサンラク版のものであることで古参から批判を浴びるも、シルヴィアとの試合においてサンラクがシルヴィアの「カースドプリズンは人助けする様なキャラじゃないと思うけど?」という発言に「お前こそ民間人(NPC)巻き添えにするとはお星様(ミーティアス)も堕ちたもんだな」「さっきから都合のいい理想像押し付けやがって…ここはコミックじゃなくゲームだ!世界線(ユニバース)が違うんだよ!」と言ったのを原作者が引用し「「ミーティアス」とは世界線(ユニバース)が違う」と開き直っている。実際、現実のアメコミでも同じことがある(特に某親愛なる隣人関係)。
また、度々助けられた栗きんとんアイスの少女は、後に原作者が感想欄にて「未来から来た、カースドプリズンを「おじさま」と慕う栗きんとん好きの美少女ヒーロー・ロックピッカー」なる「ミーティアス」の設定を投稿(他にも天音永遠の使用するクロックファイアに爆殺されていたことから「クロックファイア」や「爆弾であった熊のぬいぐるみ」を苦手としている等)し、読者の間で大いに盛り上がったとか。
アメリア戦に向けてカースドプリズン以外のキャラも使用し、マッチング対戦ではリカースティールの名でティンクルピクシーを使用、裏声で正体を隠しつつたまたまマッチングしたオイカッツォをTQCでボコボコにした。
なお、サンラクのTQC(ティンクル・クォーターズ・コンバット、「閉所での・複数名に対する・格闘術」CQC(クロース・クォーターズ・コンバット)が元ネタ。歴代ギャラクシア・ヒーローズシリーズのティンクルピクシー使い達が紙装甲で攻撃判定が短すぎるティンキーで如何に上手く立ち回るか試行錯誤の末に伝授された戦法)はイアイフィスト流を組み合わせた派生型であり、ボコボコにされたカッツォが「ティンクル羽虫」と怒りながら、つい「後でTQCとかいうやつ教えて」と本音優先したほど。
なおサンラクはTQCに加え「ティンキー⭐︎⭐︎⭐︎」と裏声で決め台詞を言う挑発を混ぜているため、やられている相手のストレスは尋常なものではない。
サバイバル・ガンマン
通称『鯖癌』。
やべーやつの素質があると収容されるギリシャ文字サーバーのひとつ「μ鯖」のトッププレイヤー。
相手の攻撃に当たりにくく、かつ懐に入りやすいというコンセプトを突き詰めた結果、身体の小さな幼女PCを作成。(鯖癌は複数セーブデータが作れるのでこれはその一体)
相手の懐に潜り込んで急所に銃をぶっ放すスタイルから、「μ鯖」のサイレント(Silent)・キル(KILL)・幼女(YOUJO)
略してμ-skyと呼ばれていた。
時系列的に未熟だったプレイヤースキルをなりふり構わないプレイスタイルで補いながら各サーバーの実力者達と渡り合っており、この時のプレイスタイルがシャンフロでのサンラクにも活かされている。
辻斬・狂想曲:オンライン
通称『幕末』。
このゲームでは般若の仮面に二刀流というスタイルをしている。
普段はいないのにイベントになると決まって出てくる、ランカーに匹敵する実力の持ち主ということから、ゲームプレイヤー内では『祭囃子』の異名をとっている。
PKに特化したゲーム故か他のゲームと比べて外道プレイに拍車がかかっている。
外部出演
『モンスターストライク』
2024年9月後半に開催されたコラボイベントで登場。水属性・反射&ゲージタイプ・亜人族のスピード型。
アビリティは4つのアンチアビ(超アンチ重力バリア・アンチワープ・超マインスイーパーM・アンチブロック)+ファーストキラーMとかなりシンプルで、2024年のコラボキャラとしては全体的に控えめな性能。友情コンボも超強ハイクロススティンガーに爆絶斬撃と特別強いものではない…が、水属性反射タイプのワープ・地雷・ブロック対応ということで、黎絶「溢ナル逮捕」(と、ついでに天魔の孤城~試練の間~「1の間」)の適性を獲得している。性能的な特徴としては、超スピード型+超アンチ重力バリアでかなり動き回ることができる。
ストライクショット「致命の三日月」は自強化と弱点露出をした後に自身の体力を減らし割合と直殴りを含んだ致命の三日月で攻撃するというもの。自強化に加え弱露と割合があるためか直殴り倍率が低く(6倍)、自傷ダメージがついてくる仕様上かなり使いづらい。ただファーストキラーM(2倍)とマインスイーパーM(2倍)があるので、上手く使えば大ダメージを出すことも可能。
SSボイスはまさかの当時モンスト未実装のキャラの名前を叫ぶという何とも言えないもの。もっとあったろ…。
他のモンスターと違い、ラックスキルのクリティカルの表示が作中作の『シャンフロ』のものになっている。
水属性の反射タイプでアンチ重力バリア・アンチワープ持ちのキャラは他にヤタガラス、ペット・ショップ、冥冥がおり、なんともまあ鳥キャラばかりである。これは恐らくサンラク含む後続のキャラはヤタガラスを意識しているからだと思われる(ちなみに冥冥のみ地雷に対応していない)。
余談
主人公らしくない外道な言動が多いサンラクだが、アニメでは中の人である内田雄馬氏の怪演もあり、外道ぶりに拍車をかけている。
特に17話でウェザエモンに積極的に攻撃を仕掛ける際の馬鹿笑いは、あまりにの外道ぶりに原作者がドン引きしたほど。ニコニコでも、該当シーンで「※主人公です」などというコメントが出ている。
「背中の傷が恥だったらごめんな 存分に恥じてくれ(狂気的な高笑い)」
仮にサンラクが誰かにプロポーズする場合、何かのゲーム大会に優勝し、表彰式の最中にその相手に電話し、「この賞金で結婚指輪を作るから結婚してくれ」と素顔を晒しながら宣言すると、原作者のXにて語られている。
アニメ版2期エンディングでは各人がスーツ(一人リアル姿でドレスを着ているが)を着ておしゃれに決めている中で一人だけ呪いのせいで普段の姿にシルクハットを被った変態になっていた。アニメの進行度を考えるともう1期だけ待ってくれればなんとかなったかもしれないのだが…。これには作者も不純物扱いである。
関連タグ
デュエル・マスターズ:DM23-RP3「アビス・レボリューション 第3弾 魔覇革命」に収録されるカード『フェアリー・Re:ライフ』(金トレジャー)のイラストに登場している。ちなみに彼は、「爆熱天守、魔導管理室、メメント守神宮にジョー星……どれも攻略し甲斐があるな!」と発言している(参考)。因みにどのカードもプレミアム殿堂や殿堂入りしたことのある、環境で大活躍したと言えば聞こえは良いが、言い方を変えれば環境を一色に染め上げクソゲー化した曰く付きの物ばかりである。クソゲーハンターの彼からしたら攻略し甲斐があるものばかりであると言える。
嘴平伊之助:(シャンフロ内限定だが)『上半身裸』『二刀流戦法』『頭部は動物の被り物』繋がり。なお原作者は「そういやパクリと言われても言い訳できないレベルで共通点多いな……」と零している。つまりは偶然。
ヒヒダルマ:シャンフロ登場人物をポケモンに譬えたらで作者が解答した例。ちなみにちからずく+こだわりハチマキ型らしい。(火力アップアイテムとして双璧を成すいのちのたまはちからずくにより対象技に限り(何故か)反動ダメージを踏み倒した上で火力を1.3倍に上げられるためちからずく型ならシナジーがあるが、敢えて「こだわり」なのは利便性やシナジーより1.5倍というたまより大きい火力を取ったロマン偏重主義故)
ヌケニン:シャンフロ登場人物がポケモンをプレイした際の手持ちでの、作者の解答の1つ。ツチニンをテッカニンに進化させたらいつの間にか手持ちにいて「誰お前ェ!?」ってビビる姿が似合うらしい。さらに言えば、HP1の紙装甲繋がりでもある。あと、蠍とマブダチのためかドラピオン、エムルポジションなのかミミロルも手持ちにいる。
クソゲーオブザイヤー:彼と非常に話が合いそうな変態の集まる場所、違う点は彼等は「それがどうクソなのかを表現し、最高(低)のクソを決めようとしている」のに対しサンラクはクリアの方に比重を置いている点、またその性質上最新のゲームしか取り扱わないため、眺めはしても参加はしないと思われる
からすまAチャンネル:クソゲーレビューを生業とするYoutuber。古今東西あらゆるクソゲーをプレイし、理不尽やクソ仕様に怒号しつつクリアを目指している点や、クソゲーを基準に物事を比較するなど共通点が非常に多い。メンタル回復のために神ゲーもプレイするが、定期的にクソゲーをやらないと物足りなさを感じる変人でもある。サンラクにとってのカースドプリズンと同様に、あるゲームのキャラクターがトレードマークになっている。また、からすま氏は本作の大ファンであり、漫画全巻を購入している。
龍書文:別作品の居合フィストの使い手。こちらはバグではなく正式な武術であり、「ポケットという鞘」から「拳という刀」を抜くことで構えるより早い、という文字通りの「居合フィスト」である。