概要
いくつかの球技において、一度掴んだボールを取り落とすミス、いわゆる「お手玉」を指す。
TRPGにおいては、行動の成否を判定する「行為判定」の際に、通常の能力不足による
失敗とは別の、なんらかの強制力が働いた事による自動的な失敗「絶対失敗」を指す。
例えるなら、矢を射ったが「能力値が足りなくて外れた」のが通常の失敗で
「確実に当たる軌道だった矢に、たまたま降ってきた隕石が命中して矢が外れた」というような
理不尽な強制力による失敗がファンブルとなる。
大抵の場合において、ファンブルには重いペナルティが課せられる事が多い。
電子ゲームにおいては、対義語となるクリティカルがクリティカルヒットによって
普及しているのに対し、こちらは適用される状況が無い為か殆ど使用される事がない。
プレイヤーがサイコロを振って成否を判定するTRPGと異なり、電子ゲームでは自動で
判定処理が行われる為、判定における強制的な失敗がプレイヤーに見えにくい為だろう。
感覚としては、電子ゲームではランダムエンカウントで出現する「逃走不可能な敵」に対する
逃走の自動失敗が近いだろうか(プレイヤーが成否に干渉する余地はないが)。
ある作品のキャラクター名の影響で、サイコロを振る事によって発生するものである事から
「不安振」という当て字で呼ばれる事もある。