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辻斬・狂想曲:オンライン

つじぎりかぷりっちおおんらいん

web小説、『シャングリラ・フロンティア』に登場するVRゲーム。略称は「幕末」。天誅!
目次 [非表示]

そのゲームはあまりに突飛すぎるゲームシステム。

人間の善意を踏み躙ってぐちゃぐちゃの肉片にしたものを土に蒔いて耕したような世紀末……

いや、「幕末」っぷりから「エリートぼっち専用ゲーム」とまで言われた怪作


概要編集

web小説『シャングリラ・フロンティア』に登場する作中作の架空のゲーム。

通称は『幕末』。プレイヤーの合言葉は『天誅』。


本作品は作品内の設定が非常に多いことでファンに知られ、それは作中作のゲームにも及ぶ。

ゲームの設定がシンプルであるがゆえにバイオレンス。それでいながら、プレイヤースキルを極めるというストイックなゲーム性、何よりもプレイヤーが嬉々として生き生きと殺し合いを重ねるその姿から、ファンの中でも人気が高く、このゲームを主題にした二次創作小説が作られ、有志によってボードゲームが製作されているほど。


難易度とプレイヤーの殺意が高すぎる快作。


ゲームの内容編集

頭のおかしい製作陣がプレイヤー同士のバトルロワイアルを前提にして作った生粋のPVP専用ゲーム。

箱庭型のオープンワールドでPL、NPC問わず「斬れば斬るほどハイスコア」というシンプルなコンセプト。

プレイヤーは、維新陣営と幕府陣営のどちらかの勢力に分かれる。維新陣営になると銃器が使える。幕府陣営になると刀のステータス・スキルに補正がかかる。

魔法やアクティブスキルは存在せず、自身のステータスパラメータを高めつつパッシブスキル(抜刀術にモーションアシストが入る、など)で戦っていく。


ここまでなら他人との協力もゲームの内と思われ、公式ホームページやプレイヤーによる感想としては、和気藹々としたプレイヤー同士で助け合う協力型のオンラインゲームの体を取っている。

しかし、実際にはゲーム内にモラルなどなく、爆殺、謀殺、裏切りなんでもあり。『こんにちは、死ね』ではなく、『死ね!(こんにちは)』が挨拶になっているレベル


このゲームの新規参入者は最初に中級者たちからリスキルされまくるのがこのゲームの洗礼。そして、この洗礼を切り抜けられない者はこのゲームの適性が低く、ゲームを行う資格がないと言い切られてしまうほど世紀末……もとい、幕末なゲーム。

ちなみにこのゲームの適性の有無は作者曰く開幕リスキルで「は?何これクソゲーじゃんやってられるか」ではなく「殺した奴、顔覚えたからな……地獄の果てまで追い詰めて切腹させたるからなぁ……っ!」となるかどうからしく、要はキルしてきた奴に対して強い憎悪や復讐心、そこまで至るまでの強い克己心を持てるかどうかが重要で、ニュービーの段階で後者の思考に至れる者は幕末の適性高め。


そんな殺伐極まりない環境では適性のないニュービーは淘汰され、適性のあるプレイヤー同士が喰らい合う蠱毒の地獄と化している。だがゲームシステム自体は良好であるため、適性さえあればどハマりするプレイヤーもおり、作中ではサンラクに勧められて幕末をプレイし始めた京極は見事に幕末に適応し「控えめに言ってここが僕の魂の場所だよね」と言うほどハマっている。


結果としてプレイヤーのモラルは世紀末のモヒカンより壊滅的で爽やかな初心者狩り、爆殺、謀殺、裏切り、騙し討ち、袋叩き、復讐、報復、制裁が横行し、目まぐるしくプレイヤー間での結託と裏切りと仲間割れと同士討ちと袋叩きが行われる。ログイン時やログインボーナス確認、PKした後の僅かな余韻すら致命傷になりうる修羅の世界である。


総じて一般常識を持ったプレイヤーからしたらクソゲーである事この上ないが、適性のあるプレイヤーはどっぷりとハマるほどの中毒性をもつ上、ハマった中毒者は現実や他ゲーのストレスを他のプレイヤーへの理不尽な八つ当たりによるストレス解消の道具として活用していることも。

それでも幕末プレイヤーなら「これも幕末故致し方なし」と笑って許した上でズンバラリしてくる


作中に登場する戦法も、獲物になったプレイヤーを味方ごと叩き斬る『肉盾式天誅』、乱戦を切り抜ける為に因縁も何もない人間を仇討ちの相手に指定する『仇討ち感染』等々、普通は思いつくだけでもドン引きするような戦法ばかりが出てくる。

その上で、トップのプレイヤーはそんな外道極まる戦法をその身一つで切り抜けることのできるバケモノじみたプレイヤースキルを持っており、ランキング一位のプレイヤーに至っては、『百人のプレイヤーに襲われるも逆に殲滅する』と言う離れ業をやってのけており、『蟲毒』だの『金魚鉢の鮫』だのと呼ばれるほど、鍛えられたプレイヤー達による、もはや人外魔境の地となっている。


ゲーム内の力関係は強者1人より多人数で一斉に襲いかかる方が有利で「一人の強者<<<百人の雑魚」という方程式を常に頭に入れておけば大体なんとかなる。1位ランカーは先述の百人切りをやってのけた例外。この場合は「ランキング1位>>>百人の雑魚」となり雑魚側にランカーが1人でもいないと高確率で殲滅される。

とは言え、プレイヤー側も他ゲーに幕末のノリを持ち出さないなど、民度は比較的良いゲームであるが、


常に後ろを警戒するようになったら三流

上空にさりげなく注意を向けるようになったら二流

むしろ自分から殺しに行くようになったら一流


と、幕末色に汚染された人間というものは、どうあがいても鉄砲玉気質になってしまう。


天誅編集

幕末におけるプレイヤー達にとってニュービーをリスキルしたり、協力者を後ろから刺したり、町民もろとも花火で爆殺したりなど、己のあらゆる非道卑劣で残虐な所業を全て天に責任転嫁するための魔法の言葉。要は「天がやれと言ったので俺は悪くない」であり、プレイヤーは己の迷いを払拭し、己の行いに納得を得るために皆一様に同じ言葉を使う。


また、幕末で使用されるPKテクニックの総称としての面を持ち、修羅の世界に染まり切った蛮族達の編み出したそれらは、他のゲームでは類を見ないパワーワードの坩堝と化している。中には他ゲーなら一発垢BANもあり得るほどの悪質な代物まで存在するが、そもそも運営のロワイヤル社がプレイヤー同士の殺し合いを前提に運営しており、プレイヤー同士が天誅しあう状況を推奨しているため問題にならない。ただしチートは許さない。


さぁさ皆さんご一緒に、人斬りの業を全部責任転嫁する魔法の言葉を唱えましょう。


「天誅ッ!!」


天がやれって言いました、だから仕方ないね……天誅に御座る!


主な幕末プレイヤー編集

作中で活躍したことのあるプレイヤー、もしくは名前だけでも登場したことのあるプレイヤーたち。


『祭囃子』サンラク編集

本編における主人公・サンラクその人。イベントの時だけ顔を出す二刀流使いとして知られる。

最近二つ名が付き、他の候補として『お祭り野郎』があった。

過去には新撰組二番隊の切り込み隊長レベルのスコアを叩き出した。イベント報酬刀の二刀流をメインとして使用する般若面に着流しが特徴。

ログイン率からランカー勢にははぐれメタルのような存在として知られている。

強さで言えば、ガチで「周囲のオブジェクトを無視した上で」「一対一で」勝負した場合は、二位以下とは結構戦える。ただし、火薬や高低差やNPCなど、幕末の沼に毛先まで沈んで最適化された連中のホームグラウンド・シチュエーションが絡んでくると、勝率30~50%くらいと不利を強いられる。

もっとも、基本的にそこまで積極的にランカーへと喧嘩は売っていないが、理由として強さの割に命の価値が一般プレイヤーと同等なランカーを苦労して倒すよりも、リスポーン狙って雑魚どもを根切りにした方が旨味が多い事を知っているため。

「ログイン天誅」の考案者。


京極(きょうアルティメット)編集

サンラクによる騙しの紹介で幕末デビューを果たしたイキり絶壁猪?侍ガール。

リアルバレとかまったく気にしないような、ドヤ顔で龍宮院流を説明しては天誅されている。

ここが僕の魂の居場所だよね」と言い切るほどに幕末に嵌まり、その結果最近、幕末度が急上昇中である。よくサンラクを幕末に誘っている。イベント「極限月下」の最中に天誅の何たるかを悟ってしまい、とうとうどっぷりと堕ちてしまった。

新参プレイヤーなのでまだ二つ名はまだ無いが、作者曰く二つ名がつくとしたら『あるてぃめっと』になるとの事。


『刀雨』グラビ帝編集

リスポーンキル、闇討ちなどで集めた刀を屋根の上からブン投げまくり、幕末の天候が「晴れ時々脳天狙いの斬馬刀」になるなど、後述の「紅蓮寧土/グレネイド」共々幕末の天候をトチ狂るったものにしている元凶。ログインした瞬間、胸に刀が生えていました、なんてことも。リアルで物理学関係に強いらしく、落下軌道計算をしての刀の投下は、紅蓮寧土と共に多くの幕末プレイヤーから恐れられている。


『轟車(ゴーカート)』展示窓編集

荷台(「子連れ狼」の乳母車?)に大量の火縄銃を積み込んで街中を爆走する歩く火薬庫。

本気モードになるとガトリングを積み込みはじめる広域殱滅型プレイヤー。


『銭鳴』ハル編集

戦闘中に相手の顔の前で指を鳴らして集中力を削いだところを必殺の一刀で切り裂く戦法を得意とする。

ただの指パッチンだろ、とタカを括っていると銭を指の力だけで飛ばしてくる他、わざと大音量で指パッチンして相手の僅かな動きから位置を割り出すという人間離れしたスキルも使える。しかし、幕末では一般プレイヤーも3回目からは普通に対処するしランカー勢に至っては「突き出された手が指パッチンだろうがパンチだろうが斬り落としてしまえば同じでは?」とあっさり対処されてしまうためどう足掻いても上位にランクインできない悲劇のプレイヤー。


サンラクが謎の高レベルプレイヤー『顔隠し』として、全米2位の実力を持つ格ゲーマーのアメリア・サリヴァンとテレビ番組の『笹原エイトのチャンネル8!』で戦った際には、サンラクが彼女の「拍子撃ち」を真似したシーンを見ていたが、自分の技を模倣できそうな奴が多過ぎて誰か分からなかった。ただし、後に声で中の人がサンラクであると気付いた模様。


『戦争屋』トリガー編集

仇打ち感染の技術に長けた維新志士側ランカー。本人も強い。

「上空肉盾貫通型奇襲式袋叩き天誅」すらも迎撃してみせた、という記録が存在する。


幕末ランカー編集

幕末のサービスが始まって以来、数千数万と重ねてきた蠱毒の地獄に適応し幾万の屍を糧としてその頂点に君臨する総合ランキング最上位の10人のトッププレイヤーのことであり、一般プレイヤーからは「歩く災害」認定されているガチ廃人達である。


通称『金魚鉢の中の鮫


幕末という蠱毒の地獄の中で数多の同族を喰らい、練磨されていっただけあってその実力は他のプレイヤーが『ダークソウル』をやってる中でランカーは挙動が『アーマードコア』と作者に称されるのがその実力を物語っている。


初心者はシステムアシストでゲームに慣れていきある程度ゲームに慣れるとシステムアシストを切ってプレイするが、ランカーはこのシステムアシストを悪用してあからさまにおかしい挙動を意図的に引き起こしているとのこと。


全員が熾烈な修羅場を潜り、勝利を重ねていったPvPガチ勢に他ならず、それ故にその技量も他を隔絶している。その一例として、下記の様な驚愕のプレイスキルを持つ。


  • 高速で迫る刀を素手で弾いて即座に抜刀天誅
  • 上空奇襲式袋叩き天誅を当然の様に迎撃して逆に天誅する
  • 斬馬刀を上空に投擲、自然落下で銃でも届かない標的を刺す
  • 一時期チーターが蔓延したことがあったが、全て自力で叩き潰した(下記詳細)

幕末のエンジンに適応しすぎた為、他のゲームでは実力を十全に発揮できない。

ただし、幕末に限って言えば作中世界最強のシルヴィア・ゴールドバーグにすら勝てるらしい。


彼らのランキング順位を表現する際には、1位以外は「大体」という曖昧な言葉が用いられるが、これはランカー間の実力は大凡定まってはいるものの、スコアには大きな差が無い事から下位プレイヤーの干渉によって度々下克上が発生するからである。逆に言えば、これだけの人外の集まりの中で、1位を守り続ける実力がどれだけ抜きんでているかが分かる。


不動の一位『レイドボス』ユラ編集

幕末における最強プレイヤー。

恐らくはシャングリラ・フロンティア本編の作中を通してみても、『最強』とも言える程のプレイヤースキルを持つゲーマーである。プロゲーマーとして世界中の強豪ゲーマーと対戦を重ねたオイカッツォをして、「瞬間最大風速とはいえ、あのゲームで一位になるって相当凄い」と言われていることから、幕末において一位を不動としていることがどれだけ凄いのかがうかがい知れる。

だが、本人がサヴァン症候群的な障碍を抱えており、その影響で「自身の中にある会話のリズムが崩れると強い不快感を感じる」という性格というか人格が災いし、現実世界における人間関係の構築が壊滅的に苦手で、その所為か現在のところはプロゲーマーとして活躍していないどころか幕末に出会うまでゲームそのものが苦手だった。(障碍のせいでコミュニケーション能力が壊滅的であるため)

しかし、どいつもこいつも笑顔で殺しあい、袋叩きにしようがイラついてぶった斬ってもお咎めなしで爽やかな殺戮や虐殺が日常茶飯事の幕末は、まさに彼にとって心のオアシスであり、水を得た魚の如く腕を上げていき、遂には幕末最強のプレイヤーとして君臨している。その強さはチーターを素の実力で叩き潰し、人外プレイを平然とやってのける化け物揃いの幕末ランカー達ですら太刀打ち出来ず、一般プレイヤーの集団をなぎ倒す様は一種の災害とまで呼ばれるほど。ちなみにそんなプレイヤーたちが待ち伏せ場所への陽動手段として到達した果たし状という手段を切っ掛けに、上述の欠点に筆談という打開策があることが発覚。家族関係レベルで関係修復ができるという、文字通り幕末に人生を救われた少年。余談だが、かなり裕福な家庭だったせいか、両親は幕末開発メーカーの筆頭株主になっているとか。

見た目はぽやっとした天然気味な美少年であり、男受けする受け顔。(作者曰く島風くん)

現状、唯一主人公のサンラクが完全敗北している存在であり、サンラク曰く「幕末のエンジン下で一対一で奴に勝てる気がしない」とのことだが、作中において彼が敗北した状況は、下記の2位とともに二対一の状況に持ち込んでの敗北である。

また作者のTwitterでのお漏らしによりシルヴィア、ディプスロ、サンラクを超える最高クラスのVR適性の持ち主である事が判明した。


大体二位『俺たちの勇者』当千編集

新選組陣営における最強のプレイヤーで、『レイドボス』ユラとまともに戦える数少ないプレイヤー。

「勇者」という二つ名の由来は、対ユラ戦法に必要不可欠な人材である事からで、当千が参加しない場合、基本となる袋叩きが失敗する可能性がある。

そのため、別に初心者に優しいとかそう言うことは全くなく、ユラと戦う時以外にプレイヤーと遭遇した場合、速攻でプレイヤーを狩りに行く生粋の幕末プレイヤーであり、基本的には遭遇次第逃げなければ天誅される。

だが、そのプレイヤースキル以上に、ユラに執拗にフルボッコにされても折れないので、他プレイヤーのみならずレイドボスさんからの好感度も高めで、ゲーム内とはいえ『レイドボス』さんとはかなり気安い仲。それでも容赦なく天誅される。

サンラクが幕末のイベントに参加していた際、ユラとの戦闘に介入し二人でユラに挑んだが、結局二人纏めて返り討ちにされた。


リアルでは自称ではない自営業を行っており、大きい会社ではないものの、少なくとも社畜的暗黒面に堕ちる程のハードライフを送っているわけでもないので、結構な頻度でログインしており、対レイドボスさん用にチェアー型VRシステムも購入している剛の者。

それでもレイドボスには勝てない為、だからこそより一層沼に潜行している。


大体三位『唯一剣』メタルマシュマロ編集

「死んでリスポーンするまで一本の刀しか使わない」という縛りを己に課している女性プレイヤー。

逆に言えばそれ以外は一切縛ってないので不意打ちだってするし、ただ一本の刀を普通にぶん投げたりする。折れたら素手で殴りかかってくる。

夏のイベントでは、長屋エリアでむっちりタングステンと交戦している所、サンラクに唆されてイキリにイキって突撃した京極もろともサンラクがエリアに仕掛けた火薬や油壺などの可燃物によって長屋ごと爆殺された。


大体四位『針千本』むっちりタングステン編集

団子の串を投擲することで的確に急所を射ち抜いてくる自称「ダーツで負けたことがない」プレイヤー。

串の所持数にシステム的制約があるので団子屋を根城にしており(団子屋なら環境オブジェクトとして存在する串を無限に回収して投げられる)、油断してると両目に串が飛んでくる。

夏のイベントでは、長屋エリアでメタルマシュマロと交戦しているが、上記の通りサンラクに爆殺された。

名前が対極にあるメタルマシュマロとは熾烈な争いを繰り広げているが、リアルで交流があり、恋愛感情が発生し得ない友人関係という裏設定がある。作者曰く、「どっちかが結婚しても純粋に祝福する関係です」。


大体五位『紅蓮寧土(グレネイド)』フラバン編集

鍬に花火を乗せて投石機よろしく、花火をぶん投げてくる幕末・ダイナマイト・プレイヤー。

『刀雨』共々幕末の天気予報をトチ狂ったものにしている元凶。なお地味に「爆発オチ最多経験者」という称号も持っているが、それを言った奴はそいつだけ天気予報が「一日中花火」になる。拠点にしている火薬庫を爆破した奴は、一週間天気予報が花火で固定となる。

ミリオタであるが、なぜそんなヤツが幕末やってんだと聞かれても「まぁ、幕末の妖力に……」としか言えないとのこと。恐るべし、幕末。


大体六位『あいつ(上を指差しながら)』摩天郎編集

幕末では珍しい弓使い。

『あいつ(くいっ)』や『あいつ(↑)』など上を指差すジェスチャーを含めて二つ名(?)という変わった呼ばれ方をしているが、これは高所に登って上から不意打ち狙撃をするプレイヤーなため、他と比べてもヘイトが高いのが理由。とはいえ拠点防衛の巧者なので、攻略難易度は高い。なお足場ごと爆破する『紅蓮寧土』ことフラバンは天敵。

特筆すべき点も無い一般人だが、実はフラバンとは芋砂とC4爆弾魔という関係で別のゲームで会った事がある。


大体七位『デュラハン』海蘊藻屑(もずくもくず)編集

実力自体はランカーに相応しいが、他と違って特徴的な戦法や突出したスキルは持たない。だがその最大の特徴は「NPCの天誅に熱意を向けている」という点であり、二つ名の由来は将軍(NPC)天誅を狙って襲撃するも、大体は返り討ちで打ち首にされていることから。お前の首着脱式?(フォローしておくと、このNPCは襲撃を受けると夥しい数の幕臣が増援に現れる上に、将軍自体も滅茶苦茶強い。しかも、噂ではビームが撃てるとか)

1位のレイドボスと並ぶほどミステリアスなプレイヤーであり、その正体は一切不明で、他のプレイヤーにリアルを漏らす事なく、いっそ異常とも言える執着で日夜NPCを襲撃している。そのため、幕末プレイヤーの間では「満月の夜だけ正気を取り戻す」という噂が流れるような摩訶不思議人物。作者曰く、「ユラ君が電波を受信する系だとしたら、こっちは月を見て瞳を生やす系」。


質屋襲撃のスペシャリストという一面もある。

幕末において質屋は、ある意味アイテム保管の絶対安全圏でもあるため、壊して預けたアイテムを義賊のごとくばらまくデュラハンは人気とヘイトが半々の人物となっている。(なお、質屋は複数あるが、自分のユニークアイテムを何処にしまったか覚えていないので、たまに自分が手に入れたユニークアイテムも纏めてばら撒くうっかりも発動する)


大体八位『吹雪狩』誠意大将軍編集

二つ名の由来は、とあるプレイヤーがリスキルでポイントを荒稼ぎしてランクインしたせいでランキング報酬の『地布武鬼』を逃したので、そのことを凄まじく恨み、『地布武鬼』を手に入れることに執念の炎を燃やしていることから。

二つ名とは別に、幕末に魂を売り過ぎて人間性を喪失した末路として、プレイヤーを見つけ次第刈りにくる暴力装置と化しているが、平時では理性的な口調で会話する。作者曰く「平時は上手く人間に擬態しているがスイッチが入ると下地の狂気が漏れ出す」とのこと。

最終的には目的としているプレイヤーが持ってた地布武鬼を回収した。が、デスゲーム風味イベントでまたヘイトが溜まったので、今後も見つけたら襲う。

殿様的ちょんまげが目印で、見た目こそギャグ寄りだが、『俺達の勇者』と『針千本』を謀殺天誅した腕前は一定の評価を得ている。

また、大太刀を用いた示現流を使うが、大太刀の取り回しはイロモノが多いランカーの中では新撰組サイド20人くらいなら普通にチェスト対応できるという、正統派の強さを誇る。

一方で所属陣営は新選組陣営であり、地味に歴史に強いプレイヤー達からは微妙な顔をされている。


リアルでは大学生で、互いに知らないことだが『銭鳴』とは同じラボ。

元々ラボにいた二人の先輩が幕末をやっていたことから二人とも幕末を始めているためで、そして別々の場所でそれを知ったので互いに相手も幕末をやっているとは知らないという裏設定がある。


大体九位『狂犬』十文字大福編集

その二つ名に違わず、積極的に上位ランカーへとケンカを売る。外見は上半身は鎧兜なのに、下半身は褌で木槌装備という変態の塊でもある事から、他にも『逆半裸』『モロ出し』等の二つ名を持つ。しかし彼を『モロ出し』と呼ぶと、地の果てまで追いかけられて叩き潰される。

ランカーなので当然格下相手には強いが、逆に言えば格上はもっと怪物なので大抵はイベントの序盤でレイドボスさんとかにボコられてスコアを稼げないでいる。

しかし、本編中のあるイベントでは「いのちをだいじに」を習得した結果、8位が向こうから転がり込んできた。さらにそれを知ったイベントに脱落していた一般プレイヤー達からは「火を使うことを覚えた類人猿のごとき進歩」「パラダイムシフト」と、称賛なのか貶してるのかわからない評価をされた。


リアルでは実は中学生で、作者曰く「グラセフとかでボイチャに現れるキッズ」ポジション。

幕末適性が高かったので普通に馴染んでいるが、上記の理由から実は彼だけ見てる世界が違うというか、ちょっと描写がマイルドな世界で幕末をやっている。


大体十位『被下克上』串勝編集

二つ名の由来は、どこの業界でも「10位とか大したことないだろw」と侮られる宿命故、11位以降のプレイヤー達から最初に狙われる為。

火縄銃と刀の扱いが上手く、襲い来るプレイヤーは全員迎撃しているので普通にランカーとしては強いのだが、イベ中はほぼ確実に格下から粘着されるので上位を狙う暇がないという悲しみの戦士。なので襲い来る敵にはマジで容赦しない、三枚おろしにする。


リアルでは社会人だが、仕事はきっちり定時に終わらせて帰る人。上司が嫌味を言ってきても、「法的拘束力あるんですか?」を素で通しているので、社内ぼっちである。

それでも彼が抜けると部署が機能停止するので排斥されることはなく、息苦しい職場から脱出して幕末世界でのんびり辻斬りライフをエンジョイしているが、イベントでは格下に纏わり付かれる宿命に囚われている。


その他の人々編集

殲滅千刃妖刀神編集

かつては幕末でも屈指の実力者として君臨していたプレイヤー、初心者相手にイキり気味のプレイヤーであまり好かれていなかったが、ある日初期スポーンしてきたプレイヤーをカモにしようとしたところ、初期性能の刀で雑に天誅された。その初心者というのがあのユラであり、つまりレイドボス最初の犠牲者。


グングニルかぐや編集

幕末世界に存在する竹林エリアに出没するプレイヤー。ランキングは十五位くらい。

猿の挙動で、竹林を駆け巡りながら竹槍を投擲して敵を仕留める。

「竹林ならレイドボスさんも倒せる」と豪語したら、有志によってユラが竹林に誘導され、下手に善戦したせいで地の果てまで追いかけられた挙句に、完全に森を追われた獣が人里に降りて射殺される様な姿を見せて天誅されてしまったという。


???(羅生門のババア)編集

???(メリーさん)編集

両名とも背後から襲う背後天誅のスペシャリスト。


竹槍使い編集

プレイヤー名不明。落ち武者狩りみたいな奴。

ランカーを撃破しようと挑戦したが『あいつ(↑)』の対地攻撃に勝てず、最終的に「竹槍のストックがぁ!?」とか叫びながらハイエナ狙い達に袋叩きにされた。


カッツォ武士(オイカッツォ編集

サンラクのクソゲーフレンドで、幕末の内情を知っているため過去にプレイしていた。

外道っぷりに定評があるものの幕末にはそこまで適応出来なかったようで、幕末のイカれっぷりに心底ドン引きしている。


アーサー・ペンシルゴン編集

同じくサンラクのクソゲーフレンドで、幕末の内情を知っているためオイカッツォ同様過去プレイしていた。

かつて、「世紀末円卓」こと『ユナイト・ラウンズ』の支配者として君臨していた実績を持つ彼女だが、世紀末とは似て非なる幕末には適応出来なかった模様。

そもそも、話術や罠などで自身に有利なアドバンテージを得る彼女のプレイスタイルと会話以前に初手から相手の首を落としにかかる蛮族どもではその相性は最悪と言って良いほど悪く、また、よしんば誰かを天誅出来たとして、残心せず死体を煽ってしまう性質であるため、活躍が長続きしない。

それ故にはっきりこのゲーム嫌いと発言している。


チート騒動編集

過去に一度だけこのゲームで違法チートが蔓延したが、上位ランカー陣が結託し、運営もランカー陣に便乗した結果、「チートに完全対応したランカー陣が、埒外の動きをするチーター達をチートに頼らない素の実力で徹底的にボコボコにしてチーターの精神を圧し折って退散させ、ランキングも通常時と全く変動しなかった」という逸話が残っている。


チート対応例

•高速化チート→素で対応して切り捨て御免天誅

•絶対命中チート→クイックドローで先手を取って天誅

•無限アイテムチート→半数がチーターを引きつけてる間に残り半数がそこらへんのプレイヤーを虐殺して装備徴収による実質無限アイテムで天誅

•透明化チート→歩く際に捲き上る土煙と煙幕で座標を割り出して首切り天誅

•攻撃力超強化チート+高速化チート→完全に見切った上で団子の串縛りでノーダメ嬲り殺し天誅+「とりあえずリスキル」天誅

•無敵状態チート→バグ技で壁に埋めて延々と殴る蹴るの暴行を続けて心を折る。運営はチーターが心折れて消えるまで壁埋めバグを放置した。

常に数人のランカーが常駐し、チート行為を咎める訳でも罵倒するわけもなくひたすらニコニコ笑顔でチーターに粘着しリスキル天誅し続ける


サンラク「ひたすら笑顔のドリームチームから袋叩きにされるチーターには、流石に同情しました。」


後日公式BBSに書き込まれた「もうやだあいつら」は、嬲られ続けたチーターの怨嗟か、チーター退治の巻き添えをくった志士の嘆きかは定かではない…


関連タグ編集

シャングリラ・フロンティア

シャングリラ・フロンティア作中に登場するゲーム


ACVI:違法チーターが現れた際にプレイヤーがチートに対応して狩り始めるという本作のチート騒動そのまんまな事件が現実に起きた。

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