「そうだよねぇ、こういうのは皆で共有するべきだよねぇ『革命騎士サンラク君』?」
「さぁ、ドミノしようぜ!!」
「サン……じゃなくて、君のお兄さんとはとぉーっても、仲良くさせて貰ってるから……ね」
プロフィール
本名 | 天音 永遠(あまね とわ) |
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年齢 | 24歳 |
誕生日 | 6月13日(ふたご座) |
プレイヤーネーム |
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二つ名 |
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所属クラン | 阿修羅会(サブリーダー)→旅狼(リーダー) |
特技 | 不意打ちで撮影されてもポーズを決められる |
好きなもの | 私、綿密な計画成就、花火、スリル、自爆 |
嫌いなもの | 倦怠、なめくじ、コレ(閲覧注意) |
得意ジャンル | 戦略ゲー |
苦手ジャンル | レール式ゲー(戦略もへったくれもないから) |
プレイスタイル | 魔王 |
家族 | 弟:天音久遠(あまね くおん) |
趣味 | ビル爆破(NoName) |
ポケモンに例えると | ミカルゲ |
CV | 日笠陽子 |
概要
小説家になろうに連載されているweb小説、『シャングリラ・フロンティア』の登場人物。
主人公サンラクのクソゲーフレンズの一人で、当初は実弟でもある「オルスロット」が率いるPKクラン『阿修羅会』に所属していたが、そちらには見切りをつけてサンラク達と新クラン『旅狼(ヴォルフガング)』を立ち上げ、そのリーダーに祀り上げられる。
コミック版では4話のラストで顔見せ、9話から本格登場しており単行本2巻では表紙を飾った(なおヒロインちゃん……)。
と言うか、作品全体を振り返ってみると、「ウェザエモン編」におけるヒロインとも言える人物であり、作品序盤においてはヒロインよりもヒロインらしい。何よりも、アニメPVではほぼメインヒロインのような扱いである。
(もっとも、下記の本性と『GH:C』における暴れっぷりを知る視聴者からは、劇中でのサンラクやカッツォと同じような反応のコメントが飛ぶのは言うまでもない。)
シャンフロ内での初登場時には目元だけ隠す仮面を装着していたが、あっさり外しており正体を隠す意図はあまりなかった模様(もっとも、町から現れたことと、PKプレイヤーは町に入ると賞金稼ぎNPCからの攻撃を受けるという仕様から、NPCに対する変装と考察すれば辻褄があう。実際、町の外に出てから仮面を外している)。
アニメ版
OPから登場している。
シャンフロ内の姿に続きユナイト・ラウンズ内の「鉛筆戦士」の姿も登場しているが、「自分の顔をわざわざフルスクラッチで再現している」という原作の設定を反映して微妙に造形が違う。
人物像
サンラク達とは、後述するクソゲー『ユナイト・ラウンズ』で知り合った腐れ縁の様な仲のゲーム友達。
現実では、カリスマモデルとして活躍しており、「永遠様」の愛称で親しまれる。十代女子の憧れの的で、サンラクの妹・瑠美も彼女の熱心なフォロワー。カメラの前に立つとどの角度から撮られてもベストアングルで決める特技を持つ。
自信家ではあるが謙虚さも併せ持ち、コミュニケーション能力が高く、頭の回転も早い。
そのため、突発的なイベントでも難なく司会進行ができる程のトークスキルとアドリブ力を持っており、何事においても「華のある人間」と言える。
なお、ゲーマーとしての顔は基本的に隠しており、あくまで「そっくりさん・フォロワー」として白を切っている。
有名人風のアバターでプレイしている人は多いらしく、案外バレない模様。
本性
上述したのはあくまでも表の顔。
その実態は、人が派手に爆散する光景に「た〜まや~」と言えるタイプのド畜生であり、基本的に他人を駒として扱い、策謀によって自分の思い通りに人間たちを動かすことを快楽としている、根っからの黒幕気質で刹那主義の享楽家。花火職人とも言う。
また、頭の回転が速いだけでなく人心掌握術にも長けており、『ユナイト・ラウンズ』では通称『世紀末円卓』と呼ばれる程の荒くれ者の巣窟であったこの世界を支配。NPCの王族が進んで付き従い、過度なプレイヤー離れを防ぐために反抗勢力すら制御下に置いた恐怖の『鉛筆王朝時代』を築き、単なる一プレイヤーでありながら、全プレイヤーからラスボスを遥かに超える裏ボス扱いされる存在「反理想郷の女帝【ディストピア・エンプレス】」として君臨していた。
なお、それはそれとしていざという時は、自分が倒れる際も華々しく演出することにも凝るという本気ぶり(円卓での城ごと自爆、GH:Cで派手に爆死するなど)。
TRPGをやると積極的に神格とフラグを立てて盛大にSAN値を減らし、ノリノリで発狂ロールを演じる狂人ルーニータイプ。
表面上は謙遜することも多いものの、自分の美貌には絶対の自信を持っており、ゲームのアバターも自分の顔を忠実に再現して製作している。
その性格とプレイスタイルからも分かる通り、シミュレーション要素のあるオンラインゲームを得意としており、ペナルティを無視してPKを楽しむ事を厭ず、どんなに高性能なNPCであっても使い捨てにする事を厭わない非道っぷりは、ゲーム観戦者が思わず絶句するほど。
特に、ゲームにおいて為す術なく叩き潰される人間を嘲弄することは、無意識レベルの口癖になっているほど。(そのことを知った時には流石に驚愕していた。)
一方、なんやかんや面倒見や友誼に篤い一面もあり、親友と言ってもいいカッツォからの頼みは快く引き受けており、ゲーム内のNPCに感情移入するようなセンチメンタルな部分もある。
「あのラスボスよりラスボスしてたペンシルゴンが、NPCと談笑……!?人の心を取り戻したというのかっ!?」
それはそれとして、らしくない言動を行って外道仲間にネタにされる(NPCに感情移入することについては、ゲーマーとして同意されている)。
なお、ペンシルゴンが本気で怒ると笑顔(というか表情)が消える。笑顔で皮肉と文句垂れてるか怒鳴ってる時はまだ本気で怒ってはいない。(ちなみにカッツォとサンラクはキレると笑い出す、怒鳴っているうちはキレてない)
また、意外にも好きな人には尽くすタイプで、恋人相手にはデレデレになる。他人の恋愛事には興味津々であり、慧に恋する恵のことを応援している。
後にサイガ-0が『旅狼』へ参入することを宣言すると、「サンラクが何かした」と察して殴り飛ばした(サンラクには身に覚えがないだろうが、大体あってるのが酷い)。
ただ、サイガ-0が極度の恋愛音痴であることもあり、彼女がサンラクに恋していることはギリギリ気付いていない。
ゲーム内での素顔を秘密にしているのは、人気商売ゆえに当然こんな一面をファンや事務所に知られたくないからである。(一部、知られても変わらず崇拝しそうな某クソゲーマーの妹がいるが。実際、もし陽務家がシャンフロデビューしたら、ペンシルゴンの意のままに動く邪教徒になると作者のXにて語られている)
ちなみにモデルの職業上体系維持の努力をしており、焼き肉などのカロリーが高めな食べ物は好まない(そのため、カップ麺生活しても体型が変わらない百に嫉妬している)。主要登場人物で数少ない成年なので、飲酒できる。蟒蛇。
教養に関しては斎賀百によく勉強を教えてもらっていたとか。なお、作者(というか人)の気持ちとか理解できないので国語が苦手。
また、芸能界にいるため敏感な味覚(旅狼メンバーで格付けチェックをするならGackt枠)をしているが、料理はあまり得意ではない(学生時代の家庭科の成績は3)ため、食事は外食に一任している。
サンラク曰く、意外にも下ネタが好きなようで、海産物合体カイセンオー(キメラの1種)の股間部にアレのように融合したアラバの愛刀を見たサンラクは「この場にペンシルゴンがいたら大爆笑してただろうな」と考えていた。
対人関係
上述のゲーム『ユナイト・ラウンズ』にて、暗殺者VS敵勢力のボスと言う形で対峙し、二人に敗北した末に拠点となっている城諸共に自爆したのちにゲームフレンドになる。なお、その時に「天音永遠に似てね?」と言われ、うっかり「似てるも何も本人だし」と自爆してリアルバレしたという裏設定がある。
その後も、別ゲームでサンラクや魚臣とは遊んでおり、神ゲーとして名高い『シャングリラ・フロンティア』でも遭遇。
始めは『阿修羅会』の一員としてサンラクを襲撃したが、その真意は実力試し(得意武器の槍ではなく剣で戦っていたこともあり、サンラクに舐めプしていると見破られている)にあり、お眼鏡に叶った事から二人と一緒にユニークモンスター「墓守のウェザエモン」の討伐を計画し、その達成後は新クラン『旅狼(ヴォルフガング)』を設立する。
なんやかんやでサンラクにはいざという時に頼りにしている場面が多い。
Xに投稿されたIFストーリーではサンラクと恋人同士になっており、何気にペンシルゴンの好きな異性のタイプである「自分の思い通りになる人かつ、思い通りにならない人」がサンラクに当て嵌まる。ちなみに、恋人同士になるとゲーム内でのサンラクへの愛称が「ラクくん」になる(サンラクの「ラク」ではなく、楽郎の「らく」、どちらとも取れる呼び方にしつつ名前呼び+愛称にするあたり流石の小賢しさである)など、事あるごとに周囲に対して「私のだぞ」アピールするようになるとか。なお、ヒロインちゃんにそんな勇気はない。
ちなみに、いつでもサンラクの家の住所やプライベートも調べられるとのこと。怖っ。というか、コミック版ではカッツォ経由でサンラクの家の住所を調べ上げた。怖っ。
二次創作ではサンラクとのカップリングが非常に人気であり、作者直々にXで投稿されたIFストーリーに脳を焼かれた読者は数知れず。……こんなのに勝てというのかヒロインちゃん。
- サイガ-100(斎賀 百)
『シャングリラ・フロンティア』の第一線で活躍するトップクラン『黒狼』のリーダーであり、リアルで小学校時代にミント事件を一緒にかましてから仲良くなった悪友。
未だにリアルで交流のある友人であり、仕事でも付き合いがある関係。
『阿修羅会』に所属していた時には必然的に敵対関係にあったものの、なんやかんやで気やすい仲であり、ゲーム内で起きたユニークシナリオを共同で進めたり、お互いに利用しあっていたりする。
その事もあってかサイガ-0が女性であることと、サイガ-100の妹であることを知っている。
また、近頃売り出し中のゲームプレイアイドルである笹原エイトは彼女達の大学の後輩。『GGC』では司会を務めていたが、仮装していた事とあまりにも堂々とした態度ゆえか、正体は全くバレなかった。
- オルスロット(天音 久遠)
かつて所属していたPKクラン『阿修羅会』のクランオーナーであり、実弟。
弟からは、その容貌をはじめとして、全国的な人気や名声を得ていることから幼少期から劣等感を抱かれているものの、同時に、彼女の黒い本性を間近に目撃し続けてきた経験から「心の底からああはなりたくない。」とも思われており、普通の兄弟よりも複雑なコンプレックスを抱かれている。
当のペンシルゴンは弟のことを心の底から見下しているが、何やかんや大切に思っている。後に「王国騒乱」で彼が敵対勢力に所属した事を知ると、秘密裏に懐柔して大人しくさせている。
なお、ペンシルゴンは実家を離れて暮らしているため、『阿修羅会』を壊滅させた時に、ブチギレた弟にリアルで回線切断されるなどの報復を受ける危険性はなかった。
『シャングリラ・フロンティア』で出会った女性NPC。
かつて別のゲームでNPCを無茶苦茶に使い倒したこともあるペンシルゴンだが、名前や在り方から自分を対比した(サンラク曰く「刹那主義の“永遠”と永久を過ごした“刹那”」)ことで、彼女にだけは強く感情移入している。
それゆえに「墓守のウェザエモン」討伐には破産覚悟の全投資を行った。
プレイスタイル
知略と謀略を尽くして敵対者を掌で踊らせ、悪辣な罠を仕掛けて捻りつぶすプレイスタイルを得意としており、その様を指してサンラクは「魔王」と称している。
敵対者を巻き込んでの自爆や、ド派手な破壊を好んでおり、最終的にそう言った派手な結末になるためならば、あらゆる労苦を惜しまないが、その為のちまちまとした苦労自体は好きではなく、自分好みの結末を迎える為には労力を惜しまない一種の健気さを持ち合わせている。
ゲームで言うと、オンライン要素とシミュレーション系のゲーム性が有るものを好み、かつ得意としている。
アクションそのものは苦手だが、RPGの中でもオンライン要素のあるものはその戦略性の高さから好んでおり、策謀によって相手をはめ殺すことができるのであれば、格闘ゲームであってもプロゲーマーを連続で倒すことができるほど。
しかし、直接的なプレイヤースキルはそこまで高くない為、策に乗らずに追い詰めて袋叩きすれば勝てるという事である。……何となく、黒いアレを彷彿とさせる例えである。
ただし、PVPを主体としていても、プレイヤーの殺意が高すぎるが故に最大の武器であるコミュニケーション能力が全く通用しない『辻斬・狂想曲:オンライン』だけは苦手としており、「会話能力を殺傷力に変換したサイコパスしか生き残れない地獄」と毛嫌いしている。正しい感性。(煽りによる口撃はフルシカトされる上、キルした後一瞬でも残心を忘れた瞬間斬り殺される(残心しても斬り殺される)世界なので、罷り間違って誰かをキルできても死体を煽ってしまうのでその隙に天誅され、分かっていて煽るのを堪えてもその隙に天誅されるためいつまでも殺す側に回れない)
また、サンラクやオイカッツォに比べて反射神経が弱く、じゃんけんに弱い。(もっとも、方や理不尽なクソゲーの経験、方や格ゲーのプロゲーマーで反射神経が超人並みの2人に比べれば、大概のプレイヤーは彼ら2人にじゃんけんで勝つことができないであろう。)
シャンフロでのペンシルゴン
槍を得意とした魔槍使い。剣も使える。
サブ職業は勇者であり、聖槍カレドヴルッフという『シャンフロ』にて5つしかない勇者武器の1つを所持している。墓守のウェザエモン戦では裏技を利用してある場所に預けており、PKKによる差し押さえを回避して取り戻している。(なお、シャンフロ内でサンラクと初遭遇した時にAnimaliaのスキルで死亡したが、あれはあくまで「自分諸共相手を自害させるスキル」であるためPKKされた判定になっていない。)
上記の本性からサンラクに「こんなのが勇者とか『シャンフロ』終わったねぇ」とツッコまれ、ペンシルゴンは「勇者なんて所詮暗殺者とイコールでしょ」と言い返した(この瞬間に、サンラクの中での「勇者が口にしてはいけない台詞」ランキングが大いに変動した(ちなみに、変動前の1位はミナゴロシ……もといミナココロ大戦記の「君の為なら僕は世界中の人間を殺してみせる(本当に殺しました)」))。
当初はPKなどで手に入れたアイテムを駆使した戦法が目立ったが、ウェザエモン戦で文字通り自分の全てを賭けた作戦と、サイガ-0に頼んでPKKされた事で無一文かつ多額の借金を背負った。(裏ワザによるロンダリングで、カレドヴルッフと一部のアイテムは残したが。)
本当ならばウェザエモン戦後はシャンフロを引退するつもりだったが、セツナとの最後の会話からもう少し続けようと決心した。
主なスキル
- 日差しの矛先(スピアオブサンレイズ)
槍系スキル最上位。
刺突成功時、熱を解放して追加ダメージを与える。
魔法ではなく、原理的には激突時の摩擦熱の増加である。
- ブロークン・シェル
武器の耐久値を急速に消耗させる代わりに、装甲貫通効果を付与する魔法。
- 黒楔の槍(シャドウ・エッジ)
「汝、縫い留めしもの。我、繋ぎ止めしもの。万象に寄り添い、しかして相容れぬ万有の黒を穿つ」
付与した武器を対象の影に刺すことで、相手の動きを止める魔法。ブロークン・シェル同様に武器の耐久値を急速に消耗させ、武器が破損するまで効果が持続する。耐久値の減少量は対象の大きさに比例する。
なお、上述の呪文は途中詠唱であり、フル詠唱であれば威力が上がる。
- 乾坤一擲
投擲スキル。使用者のSTRを参照し、貫通力を付与する。
使用時にスタミナを全て消費し、消費した量に応じたダメージ補正が入る。まさに、スキル名に違わない一発勝負向けのスキル。
騏驎戦でのトドメとして使われた。
所持アイテム(ウェザエモン戦まで)
- 業物の刃槍
セッちゃんとの会話でおちょくったサンラクとカッツォに対して使用した槍。
アニメにて名称が判明した。
なお、呼出メールを無視したサンラクをカッツォと共に見つけた時にも持っていたが、何らかの手段で再購入したのだろうか。
- 黒兇槍ザンバラリア
騏驎戦で使用。兇兆の獣というモンスターの芯骨に鱗と甲殻を溶接した悪しき槍。
持ち主のカルマ値に比例したダメージボーナスが入るという、PKのペンシルゴンにはうってつけの武器。
騏驎甲冑モードの装甲を破壊するために使われ、破損した。
- 鋭鉤の黒い牙(ブラック・ヘグファンギ)
コミック版で騏驎甲冑モード戦に使用。
これでコアを守る装甲を破壊したものの、その後放たれたビームによって破損された、
- 捩じれの鋼槍(はがねやり)
コミック版で騏驎甲冑モード戦に使用。
コアを守る装甲を破壊するために使われたが、耐久値が限界に達した。
- 黒影の標
製作費100万マーニ越えもするお古の槍。
騏驎甲冑モード戦にて、黒楔の槍を付与して騏驎の動きを封じ、自壊した。
- 巨人殺し・串刺し(ジャイアントキリング・スキューア)
必要素材の全てがプレイヤーよりも巨大なモンスター由来という銘通りの素材を要求する武器シリーズの1つ。
その名の通り、プレイヤーより巨大な相手に対してダメージ補正が入る。
オイカッツォとの連携による人力パイルバンカーで破損するが、騏驎討伐に成功した。
- 惨妃将(ざんひしょう)の戦装束
ウェザエモン戦までにペンシルゴンが装備していた防具一式。
胸当てが付いた肩出しのレオタードの様な装備。
ペンシルゴンのイラストは、この装備での姿が多い。
- 応報の藁人形
消費アイテム。握り潰すことで最大5回まで自分に付与された呪術を相手に跳ね返す。
なお、藁人形の中心にある「何か」を暴こうとすると即死する。
アニメでは某ラスボス怪獣のような演出で跳ね返した。
- セーブテント
消費アイテム。簡易的にセーブポイントを作ることができる。
ペンシルゴン曰く、高額な割には回数制限がある畜生アイテム。
- 再誕の涙珠
消費アイテム。HPが0になったプレイヤーに10秒までに投げつけたり叩きつけたりして接触させることでHPを完全回復させて蘇生させる。
1個400万マーニもする超高額アイテムであり、ウェザエモン戦に向けてこれを売っている3つの街で12個を買い占め、サンラクとカッツォに4個ずつ分け与えた。
それ以上用意できなかったのは価値もあるだろうが、おそらく下記の生命の神薬と同じように所持上限があると思われる。
サンラクのように、死亡する直前に頭上に投げて自分に当てることでセルフ蘇生ができるが、これはノールックブラインドタッチができるサンラクだからこそできる芸法(オイカッツォや全米一もできそうではあるが、要するに超弩級のプロゲーマーレベルの手腕が必要)であり、タイミングを誤れば死亡する前にアイテムが当たってしまったり、投げる前に死亡して投げれなかったり、そもそも外して無駄にしたりとリスクが多い。
- 生命の神薬
消費アイテム。こちらはプレイヤーをHP半分まで回復させて復活する。
こちらも別ゲーで例えるならコレ。
所持上限があり、プレイヤー1人につき5個までしか持てない。よって、「再誕の涙珠ではなくこちらをもっと買っておけばいいのでは?」という意見は、「それだと残機最大15個でウェザエモンに挑まなければならないので、さらに再誕の涙珠で追加残機を買う必要があった」という返答になる。
PKKの仕様上、他者に譲渡したアイテムも差し押さえ判定であるため、ウェザエモン戦で再誕の涙珠と生命の神薬が余ったとしても、サイガ-0にキルされたことで没収されている(よって、どうせ没収されるのであれば、高額な再誕の涙珠を先に使い切った方が得である)。
- 対価の天秤
正確にはペンシルゴンが所持しているアイテムではなく、NPCが経営する「黄金の天秤商会」が所持するユニークアイテム。ペンシルゴンがあの手この手で交渉して彼らから借りているにすぎないため、PKKの差し押さえの対象外である。
左の「捧げの皿」にアイテムを投入し、捧げた価値分の対価に応じて右の「恵みの皿」から様々な恩恵を得られる。
ペンシルゴンは自分の全財産であるそれまでの戦利品やトレードや売買で集めたアイテム総額3000万マーニ以上を対価に、10万マーニにつき1ポイントの追加ステータスポイントを自分やサンラク達に付与した。
また、一週間以内に相応の対価を払えば、天秤に捧げたアイテムを取り戻せるため、これを利用してレベルダウンと引き換えにウェザエモン戦でのドロップアイテムを差し押さえから守った。
- 聖女ちゃんの聖水
消費アイテム。慈愛の聖女・イリステラが丹精込めて作った聖水。
その威力は絶大で、並のアンデッドなら即成仏し、第3段階のウェザエモンも即成仏しなかったものの全体攻撃をキャンセルさせるに至った。
なお、この聖水でモンスターを成仏させた場合、討伐扱いにならないため経験値が入らない(ウェザエモンは特殊条件によるクリアなうえ、これで成仏したわけではないため、経験値が入った)。
- 魔魂丸薬(イヴィル・フォース)
消費アイテム。小瓶に入っている黒い魂のような丸薬。
服用すると15分間使用者のステータスを向上し、当時レベル50のオイカッツォであれば実質レベル99相当のステータスが得られる。
もっともペナルティも相当に高く、使用時にはプレイヤーの視覚、聴覚、味覚、嗅覚に異常を起こし、30秒ごとにレベルが1ずつ下がり、戦闘終了後も続く。つまりは効果終了後には合計30もレベルダウンする。しかもこのアイテムでレベル1以下になると即死する。
ちなみに、このアイテムの原材料は人間大のロイコクロリディウム(カタツムリの触角に寄生するアレ。洒落にならないレベルにグロいので検索注意)。ゲーム内設定とはいえ、それを知ったペンシルゴンが口に入れるのを拒絶するレベルの嫌悪感を抱いたほど(そもそも彼女はナメクジが苦手。それを抜きにしても、食べられることで感染するロイコクロリディウムの生態を考えれば無理もないと言える)。知らなかったとはいえ、カッツォもよく服用できたものである。
所持アイテム(ウェザエモン戦以降)
- 聖槍カレドヴルッフ
ペンシルゴンのメイン武器。
5種類存在する勇者武器の1つ。複数人で同じ場所に集まり、カレドヴルッフ出現後にPvPで最後の1人として勝ち残る事で収得できる。……勇者武器なのにPK強要するのは「人を殺さないなんて、武器足りえない」「邪悪を退ける力があれば、カルマ値最低でも勇者」理論によるもの。
聖槍「戦え……戦え……」
アニメ版では全身金色の槍である。
装備者の全ステータスにボーナス補正を与え、職業「勇者」を獲得する。また、耐久値が0になってもMPを消費することで耐久値を回復できる。そして、この武器による攻撃は、対象の肉質で威力が変動しない。
なお、この武器は所有者以外は使用できない。
ウェザエモン戦では、上記の対価の天秤のレンタルの担保にしていたため、サイガ-0のPKKの差し押さえの対象外であった。
名前の元ネタは、かの有名なエクスカリバーの別名。
ちなみにリア友であるサイガ-100も勇者武器の所持者であり、聖剣エクスカリバーを携えている。
- 旅狼時の防具(名称不明)
ファッションガチ勢の防具職人プレイヤーから、口八丁で出世払いとして入手した。
マントに胸当て、ズボンの軽装な防具。
なお、サイガ-100戦ではヘソ出しの防具を着用しているが、こちらも名称不明。
- 遠き祈りの花飾り
ウェザエモン討伐時の報酬の1つで、セツナとの好感度が最も高いプレイヤーに渡されるアクセサリー。
隠し効果で遠き日のセツナに関連がある場所を知らせてくれる。
収得以降はペンシルゴンの頭に装備されている。
GH:Cでのペンシルゴン
GGCでは、『サイレント・グレイス』という作品に登場する女騎士・「名無し(ノーネーム)」のコスプレで参戦。
使用キャラはクロックファイア。『ハイドロハンズ』というアメコミ作品のヴィランであり、お手製の爆弾で平穏を破壊することに快楽を見出すサイコボマー。
キャラクター性能はテディベア型爆弾「プリティー・BB(ベアーボム)」を使用した設置技使い。同じ設置技使いでカウンタータイプのユグドライアに比べると、能動的に動き回るアタッカーである。設置した爆弾は任意で爆破可能だが、目視かつ設置した順でしか爆発できない(一応、衝撃で爆発できる)。
超必殺(ウルト)は巨大な道化師型の風船を出し、破裂させて大量の爆弾を周囲にバラまいて広範囲に爆発させる「おはよう私の道化師(Wake Up Clown)」。ハイドロハンズ原作で、主人公が勤務する消防署に対して行った悪行を再現したものである。
そして、このキャラと自由度の高いGH:Cは、結果としてペンシルゴンとの相性が良すぎた。原作でサンラクに「ヤツのために用意されたキャラなんじゃないか」というくらいには。
対戦を開始して早々に、
- 栗きんとんアイスを食べる女の子NPCにテディベア型爆弾を人形としてプレゼント
- その娘の母親NPCに話しかけ、もう1つのテディベア爆弾で乗用車を爆破させ、娘が陥った状況を理解させる
- 「我が子が可愛いなら、私の頼みが聞けるよね?」と脅迫
- 母親NPCに爆弾をくっつけて対戦相手に突っ込ませ、ヒーローキャラを使っているためにNPCを無碍にできない対戦相手を母親ごと爆破(しかも、上述の仕様上女の子NPCが先に爆死しているという救いの無さ)
という、あらゆる作品の悪役も真っ青な外道プレイを平気で行い、会場を阿鼻叫喚させた。しかも、コミック版ではさらに悪辣な方向にパワーアップした(司会側が「これ、放送していいのだろうか」と頭を抱えるくらいには非道い。酷いではなく非道い←ここ重要)。
前述のウェザエモン編でのヒロインムーブからのこれで、ペンシルゴンメインヒロイン説を推していた当時の読者の目を覚まさせたのは言うまでもない。
そのせいで、読者の間で「GH:C編をアニメでやるにしても、夕方のゴールデンタイムでこれは放送できない(または大幅に改変されるか、放送の時間帯が変わる)のでは?」と不安視されている。
……巨大ロボで人間を叩き潰したアニメが放送された前例があるため何とも言えないが。
相手の神経を逆撫でにするロールプレイもさることながら、外道劇場と揶揄されるほどの計算された策謀、そしてシステムの穴を逆手に取った連続超必殺(サンラクをして、これを見ているであろう開発スタッフに向けて「修正しないとヤベーぞ」と思うくらいのヤバさ)で相手チームを翻弄した。
なおこの時の煽り文は「笑えよヒーロー。お前のためのバッドエンドだ。」…つくづく外道である。
だが、リアルミーティアスことシルヴィア・ゴールドバーグには手も足も出ず、公平なはずの司会と解説が観客とともに盛り上がるくらいに惨敗した(もっとも、上述の外道プレイを実況しなければならないことと比べればそういう反応にはなると、サンラクは同情している)。
なお、この放送を見ていたハイドロハンズの脚本家は「掲載誌の関係上できないが、幼女爆死シーンをやりたい」と影響を受け、「非道な事をやるからには相応に狂った笑顔でなければならない」と悩んでいたハイドロハンズの原作者は狂気0のニッコリ笑顔で狂気1000%の地獄めいた惨状を起こしたペンシルゴンに絶句した。(そして狂笑は無くても極上の狂気は表現できると感銘を受けた)
このやりたい放題な惨状から「原作よりもヤバいクロックファイア」という称号を得た。(サンラクが「リアルカースドプリズン("本物の"カースドプリズン)」という称号を得た事を考えると"原作越え"は相当である)
……そりゃこんな事を素面でやらかした奴が、遠き日のセツナに対してあの態度を取ったら、サンラクやカッツォじゃなくても「こいつに人の心があったのか」と零したくもなるものである。
関連タグ
アーサー・ペンドラゴン:彼女の名前の元ネタであり、偶然にも30分前に黙示録の四騎士同名のキャラが登場している。
ピトフーイ(SAO):中の人繋がりのVRMMOプレイヤー。他にも、「リアルでは有名人で、普段表に出せない狂暴性や凶悪性をゲームで発散している」「“魔王”と称される程の悪辣外道な策略家」といった点で共通する。奇しくもアニメ2期が同時期に放送される。
ミカルゲ:シャンフロの主要登場人物をポケモンに例えた場合の作者からの解答。やはり黒幕。
ガラルマタドガス、メタグロス、ランクルス、ユキメノコ、サーナイト、ムウマージ:シャンフロの主要登場人物がポケモンをプレイした場合のペンシルゴンの手持ち。彼女ならどんなポケモンを手持ちにしても写真映えするだろうが、前半の手持ちからして絶対にだいばくはつを覚えさせているそとみちのおねえさん(更に近年でミストバーストが登場したことでサーナイトも自爆要員になってしまった)。