「……………」
「……その、なんというか……八つ当たり……です、じゃなくて……だ。」
「……はい、はい。少々護身の類は使いましたが……あ、違います姉さん砕惨じゃないです骨抜の方です……はい、それでその、少し遅くなるので電話を……え? 泊まってもいい? いやあの明日も学校ありますし………え、ラッっ!!? 姉さん! ラブでもカブでもそんなところには泊まりません!!!」
プロフィール
所属クラン | 黒狼→旅狼 |
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本名 | 斎賀玲(さいが れい) |
年齢 | 17歳 |
誕生日 | 4月4日 |
星座 | 牡牛座 |
プレイヤーネーム | サイガ-0 |
二つ名 | 最大火力【アタックホルダー】 |
好きなもの | 陽務楽郎 |
嫌いなもの | 慣れ慣れしい人 |
特技 | 一撃でスイカを割る |
趣味 | 陽務楽郎の姿を見ること |
CV | 和氣あず未(ナレーションと兼役) |
概要
小説家になろうで連載されているウェブ小説『シャングリラ・フロンティア』の登場人物。
ファンからの愛称は「ヒロインちゃん」だが、「レジギガスちゃん」「恋愛クソザコナメクジ」とも呼ばれる。
後述するように、リアルで主人公のサンラクこと陽務楽郎に想いを寄せており、彼が『シャングリラ・フロンティア』をプレイし始めたことで、それを交流の切っ掛けにしようと動く。
ゲーム内でのアバターは全身を神々しい鎧で武装し、禍々しい大剣を構えた巨体の男性キャラであり、ただならぬ威圧感を放つ。
その威風堂々とした佇まいから、動かなければ銅像と勘違いされる程。
この姿で普段と同じ声を出すとギャップが凄い事になるためか、プレイ中は普段より声のトーンを下げてクールな騎士を演じる(焦ったり興奮した時は若干元の口調に戻りかける)。ただし、シャンフロの仕様上ボイスはプレイヤーの地声なので、喋れば女性だとわかる(サンラクも声からサイガ-0が女性プレイヤーだと気付いている。流石に(あまり話したことがないから)同級生だとはわからなかったが)。ちなみに男性アバターである理由は姉にナンパ対策はこれが一番と勧められたからである。
後にリセット・カリキュレーター・システム(性別と容姿の再変更と一部マスクデータの変更)が使用可能になった際、性別を変更し容姿を現実に近いものにしている。双理の鎧が性別の変更に合わせて変化したため、全身タイツにパーツが生えているような鎧部分と、顔を左半分覆った目玉の付いた仮面の姿になっている。本人がサンラクといるとキョドるため、それに合わせて仮面の目がちらちらサンラクを見ている。
コミック版
2020年7月15日にシャングリラ・フロンティアが週刊少年マガジンにてコミカライズ連載が決定し、その際のイメージビジュアルでは、PVにも出演を果たす。
しかし、ヒロインとしての登場はほんの一瞬で、イメージビジュアルでは完全に顔の隠れた鎧騎士として描かれており、どこまでもヒロイン力の弱さを見せつける結果となった。
2021年7月に公開された新PVではまたしても鎧騎士姿での登場のみ。せっかくのアニメーションPVだがヒロイン要素は欠片もなかった。
但し原作ではまともな会話シーンすらしばらく後でしか出てこないが、コミック版では第1話序盤(原作第2話相当部分)で登場を果たしている。第1話からテコ入れが行われるという異例のヒロインである。しかし、その後まともに登場していなかったが、第18話でやっと(アバターの中身として)登場した。なお主人公には最大限の警戒をされている。
コミックス第2巻の表紙を飾れなかったことを作者直々にネタにされる等不遇っぷりが目立つが、ネタにでもしないと余計出番がないという作者の親心(?)かもしれない。
週刊少年マガジン2021年42号の企画『「週マガ」ヒロインたちから残暑お見舞い!! オール描き下ろし! 水着! バニー! 浴衣! 総勢24人ヒロイングラビア!!』では、浴衣姿で登場。
ヒロインちゃんはやはりヒロインだったのだ。週マガも認めてるから間違いない。
その他週マガのカラーイラストには複数回登場している。
その後コミックでは実質的に「強豪クランの謎の有力プレイヤー」としか描かれていなかったが、第78話(原作第2章「旅する狼よ、大志を抱け」後半部に該当)より本格登場。ついに主人公とパーティを組み、実力を発揮し始める。
しかし、第111話から『GGC編』へと突入し、1年近くに及ぶ長編となった事から、その間全く出番が無くなってしまう…。その後、第162話から本格的にクターニッド攻略となり、彼女も途中で合流したのだが、現れた彼女の姿はどこぞのダークスト―カーを彷彿とさせる更にヒロインとはかけ離れたものだった上に、煽り文では「鬼神(ヒロイン)」と表記されてしまった…。
頑張れ、ヒロインちゃん!
アニメ版
2022年7月7日にアニメ化およびゲーム化が発表され、同時にアニメPVも公開されたのだが……
一応PVにはしっかりとヒロインちゃんの姿は映っているのだが、出て来る姿はほぼ全身甲冑に身を包んだゲーム内のアバター姿であり、モンスターを一撃で倒すか、有力ギルドの一員としての登場が主であり、ヒロイン的な描写はむしろアーサー・ペンシルゴンに取られてしまっている。
OP映像で映る姿は(1期、前期後期共に)禍々しい大剣を構えた甲冑の巨漢であり、最早ボスキャラやライバルキャラにしか見えない。
いざアニメが始まると一話序盤から学校での様子が見られるアニメオリジナルのシーンが存在したり、その後も逐一リアルのシーンを描写したりオマケコーナーで喋らせたりと、何とか存在感を出そうとするアニメスタッフの努力が垣間見れる。
がんばれヒロイン!
(5話ではとうとう出番がなくて中の人の役名がナレーションになっていたが……。)
6話においては、原作・コミック既出の出番(回想だが)を早めたりアニオリを入れるなどして出番大幅増を達成した。
これはweb原作に忠実な出番のままだと、視聴者にも正体不明のまま「序盤のエリアなのになんかうろついてる高レベル存在」(原作者談)と化してしまうためだと思われる。
また、14話と15話の間に挟まれた総集編にも登場した。
……………のだが、ナレーションを務めるのは外道達とエムルの4人であり、そこにサイガ-0の姿はなかった。
そのうえ彼女について触れられたシーンはサードレマ前でサンラクを襲っていた阿修羅会のメンバーをぶった斬った1場面のみ。
そしてようやくサイガ-0本人が収録現場に辿り着いた時には既にエンディングが流れ始めているというあまりにも悲しい待遇を受けた。
また最後に「ヒロインのあの子(中の人)の事とか…分かってもらえましたか…?」と質問した際、ナレーションの1人には「ヒロイン?出てきてたっけ?」と言い放たれる始末(実際、総集編の映像にはサイガ-0の中の人は全く登場していない)。
最後の最後でサンラクに一緒にゲームをプレイしたい旨を伝えようとしていたが、途中でペンシルゴンに言葉を遮られ失敗。
もっと、頑張れ、ヒロインちゃん!
第18話でのシャンフロ劇場ミニではバレンタインが近いこともあって、手作りチョコを作ることになったが……。墓守のウェザエモン戦の決着もあってか、ある意味でシリアスブレイカーとなった。
TVアニメの放送開始前にYouTube等で公開されたミニアニメでは、ゲーム内でだが開始4話でサンラク(と愉快なお友達)との混浴に成功していたり、サンラクと普通に(動画時間は約2分。彼女にとっては破格の長さ)会話しながらクイズコーナーの進行が出来ていたりと、本編の恋愛音痴っぷりが嘘のように進展が早い。
やはりというか、コメント欄では「本編外の方が進展してる」などと早速イジられた。
2024年2月14日に実写でリアルにバレンタイン用のチョコを作ることとなり、サンラクと対峙する形になったが……。
そしてアニメ1期最終話(25話)でも中の人の役名がナレーションとなっており、Cパート(BGM+ナレーションのみ)でリアル、アバター姿併せて20秒程度の出番にとどまっている。
そして2期1話目(26話)ものっけから役名はナレーションだった…。(シャンフロ劇場での出演のみ。)
人物
リアルでは陽務楽郎と同じ学校に通う高校生。現在は柔道の道場に通っているが、作中での描写を見る限り、武道全般は一通り修得しているようである。
成績優秀で、前述の通りに運動もできる上に、容姿端麗。それも、すらりとしたモデル型の体系ではなく、出るところは出て、引っ込むところは引っ込んだグラマラス系。胸のサイズもかなり大きく、スタイルも抜群。
その余りの美人さゆえに告白する者や、街中で声をかける者も絶えないようだが、その全てを袖にしている、まさに高嶺の花。
このように、天から二物も三物も与えられているが、代わりに恋愛力が没収されており、長年片思いを続けている思い人に対して、仲良くなるとかなんとか以前に、そもそも声もかけられずにおり、ゲーム世界では長い間サンラクからは、敵とみなした奴は見境なく全力でやるやべー奴と思われ、キョドりすぎてバグったNPC説すら脳裏をよぎっていた。というかようやく念願叶ったデートでの帰り道に絡まれたナンパ男の関節(肩、肘、手首)を斎賀流護身術「骨抜」で同時に躊躇なく外しているので実際やべー奴である。
サイガ-0と同一人物だと知られて現実でも交流できるまでにも大分時間が掛かっている上に、今度は人生のすべてをシャンフロに捧げた廃人と誤解されている。
なお、高嶺の花の彼女と気安く交流できたことから、サンラクは毎回クラスメイトの男子勢から尋問と粛清されそうになることは別の話……。
来歴
元々、中学時代に嵐の中でさえ(ゲーム発売日のため)楽しげなサンラクこと、陽務の笑顔を目撃したことで彼に惹かれ、最初は自分が彼に恋をしたことにも気づかずに話しかけるチャンスを巡って日々を過ごし、半ば彼のストーカーとなって数年経過する。
そんな彼女を見かねたゲーム屋『ロックロール』の店長である岩巻によって、自分がサンラクに恋をしていると気づかされた後に、サンラクと仲良くなる為に彼がプレイしているゲームと同じVRゲームをいくつかプレイしたが、その悉くが高難易度のクソゲーであったためにいずれも早々に挫折。
そこで「とりあえずゲームに慣れるべき」と、サンラクよりも一年ほど早く神ゲーとの評価を受けていた『シャングリラ・フロンティア』を始め、姉のサイガ-100が運営していたクランである『黒狼』に所属する。
その後、シャンフロ内最高の攻撃力を表す『最大火力(アタックホルダー)』の称号を所持するまでにゲーム内での実力を高めていき、サンラクがシャングリラ・フロンティアを始めるまでは一二を争うほどの有名人だった。
彼女が『最大火力』の称号を手に入れるまでの物語は、後にマガジン本誌及び、コミックス特典付きのエキスパンションパスにて語られている。
サンラクが『シャングリラ・フロンティア』をプレイし始めてからは、ゲーム内でのアドバンテージを利用して彼と接触しようとしたものの、生来の恋愛力・恋愛運の低さとチュートリアルすらすっ飛ばすサンラクの型破りなプレイスタイルが祟って擦れ違い続けていたが、何とか彼とフレンド登録を果たす。
その後も、秋津茜からのアドバイスを聞いてヴォーパルバニーの特殊なユニークシナリオを発生させたことで、サンラクと同じ兎の国の住人にもなった。
また、作品の主人公であるサンラクと同様に、様々なユニークシナリオを引き当てており、サンラクがゲーム攻略のための最適解で行動した結果、幸運なのか不運なのかわからない乱数を引き当てるのに対し、王道なシナリオを真正面からこなしていたら、ゲーム世界の重要なストーリーに関わっていたという、ある意味では、『シャングリラ・フロンティア』における真の主人公。
性格
基本的には一途で奥手な、おしとやかな女子高生。コミュニケーション能力も高く、友達もそれなりに多い。
しかし、恋愛に関してだけは常に空回り気味で、奥手で臆病。その上、恋愛運自体もかなり低く、うまくいきそうになると不運のせいでいまいち上手くいかない。
一方で、押しに弱いわけではなく、下心を持って告白した時にはそれをあっさりと切り捨てるだけの度胸と冷徹さがあり、決して一方的にやられるタイプではない。あくまで恋愛面ではクソ雑魚なだけであり、完全にブチ切れると武術履修者としてのモラルリミッターが無音で外れる。
また、嫉妬深いところもあり、ルストが他ゲーでの経験からサンラクの攻撃の癖を見抜いた時には、何故サンラクの癖を知っているのかだけを(真顔で)延々と聞き続けた。
興味がないことには割と無関心であり、かのフェアカスを相手にしてもキレないレベル。
能力
『最高火力(アタックホルダー)』
彼女を語る上で最も重要なこと。それは、ゲーム上における戦闘能力の高さである。
元々、名家の御令嬢であることに加えて、京都の有名剣術家の家系である竜宮院家の親戚であったことから多数の武道を嗜み、リアル世界での戦闘能力が非常に高い。一対一の状態であるならば成人男性を取り押さえることができるほど。
そのリアル戦闘能力はVRゲームにも活かされており、楽郎がやるようなTAS染みた動きこそできないものの、自機をまともに動かすことすら困難な「Nephilim Hollow」をストーリーまでクリアし、「スリリング・ファーム」で下記の大戦果を挙げるなど、彼女のプレイヤースキル偏差値も十分高い部類に入る。
メインとなるVRMMORPGである『シャングリラ・フロンティア』では彼女本来の戦闘能力とゲーム内で必要とされる才能と途轍もないやりこみが噛み合った結果、破壊力だけであるならば全プレイヤー中最強の存在となっている。
更には、キャラクターメイクのやり直しが解禁になるまでは、巨体の男の姿で寡黙な性格のロールプレイングをしていたことから、その外見と能力と言動と行動が奇跡的に噛み合い、読者からはバトル物のライバルキャラと言われてしまった。
神魔の大剣や双貌の鎧など数々のユニークシナリオに関連した希少な装備品を持ち、レベル99になった際に修得できるサブジョブの神秘(アルカナム)は、『世界(ザ・ワールド)』。(全ステータスにボーナスの代わりにありとあらゆるデメリット効力が倍加。素の力が安定して強くなる反面、仮初の力の代償を多く支払う必要がある)
スキル
アルマゲドン
サイガ-0の奥義でとてつもない威力を秘めており、ユニークモンスターにすら大ダメージを与える。
下記の大剣と鎧を装備することが必須であり、魔剣状態で放つ一撃「アポカリプス」、聖剣状態で放つ一撃「カタストロフィ」を五発ずつ相手に命中させることが前提条件である。そこから長い詠唱を唱えることでようやく発動することができる。
デメリットとして1日スキル使用不可と全ステータスの半減、そして1週間、剣と鎧の弱体化。
発動までに時間がかかり、そしてデメリットが神秘の影響もあって大きすぎるため、ここぞという時にしか使えない。
装備品
神魔の大剣(アンチノミー)
神々しい聖剣の様な姿と、禍々しい魔剣のような二つの姿を持つ大剣であり、双貌の鎧と組み合わせて使うことで、二つの属性を使うことができる。
後に『太極の剣』へと進化した。
ちなみに名前は哲学用語の「二律背反(アンチノミー)」、一般には「二つの要素が相反している」事をさすが、正確には「相反する二つの要素のうち、片方が成立しなければもう片方も成立しなくなってしまう」事を指す(例:「天と地」のうち地がなければそこはただの無(宇宙空間)であり天もまた存在しない)
なお、下記の双貌の鎧も含めてユニークシナリオ関連の装備であり、サイガ-0はそれをソロでクリアした。
同じ正攻法でプレイしててユニークを自発できないどこぞのプロゲーマーとは大違いである。
双貌の鎧
神々しい聖騎士の様な姿と、禍々しい暗黒騎士のような二つの姿へと変化する甲冑であり、神魔の大剣と組み合わせて使うことで、二つの属性を使うことができる。
神魔の大剣が聖剣のような姿をしているときには、鎧が禍々しい姿になり、魔剣の様な姿をしているときに、鎧は純白の聖騎士のような姿へと変わる。
後に『双理の鎧』へと進化したが、その際に意思を持った鎧という事で、ベルセルク(狂戦士の甲冑)っぽいと言われるようになった。
致命の大鎚→兎風【叢雲】
秋津茜から「兎の国からの招待」のヒントを訊いた後、インベントリの肥やしから取り出し+14まで強化した致命のハンマー。
これを装備してLv99あって尚圧倒的なレベル差のある深淵のクターニッド相手にクリティカルを決め大立ち回りを演じたことで招待クエストを発生させた。
後に真化によりハンマーから鞭に変化。サンラクの兎月に対応する武器で、クリティカル命中でパラメータが蓄積されゲージが高いほどダメージと振るう速度が上がる効果がある。
ただし、鞭なのでクリティカルを決めにくい欠点がある。
それでもクリティカルしてこそ致命魂である
職業
元々は、聖騎士と暗黒騎士と言う二つの職業を使っていたが、新たに以下の隠し職業を発生させる。
ユニーク装備の性能で十分押して行ける上に双方を組み合わせることで解禁される職業の存在が示唆されていたことから最上位職への転職はあえてしていなかった。
喰陽の竜騎・追月の竜騎(ケトゥラフ・ドラグーン)
騎士系の隠し最上位職業であり、光の力を使う聖騎士系職業と闇の力を使う暗黒騎士系職業の二つを使用し続けることで転職可能になる。名前の由来はインド占星術のケートゥとラーフ。
竜騎の名前の通りに、モンスターをテイムして乗りこなすことができる上に、昼の時間帯は影に触れる事で暗黒属性の力(+HPドレイン)を使うことができ、夜の時間帯は光に触れる事で聖属性の力(+MPドレイン)を使うことができる。
職業を解放した際にテイムしたのが、余りにもごつい全身金属の馬であったことから、ファンからラオウっぽいと言われた。アバターは少女のものになっているのに…
転職と同時に聖騎士と暗黒騎士のジョブが消滅し、テイムモンスターが死ぬとこの職業も消滅するため、仮にテイムモンスターを死なせたら聖騎士と暗黒騎士を一からやり直す必要がある。
余談
- 詳しい経歴
マガジン書き下ろし小説の描写により、危牧にて、サンラクをして、「一発使えばゲームオーバーと引き換えに絶大なダメージを与える核弾頭が複数あればなんとか倒せるか」と評される災獣ゼピュラジラを単独討伐していたことが明かされた。
またコミック版1巻特装版の書き下ろし小説では、『最高火力』の称号を得るまでの経緯が描かれた。
- PK疑惑について
よく勘違いしている初見の人がいるが、シャンフロ内ではPKプレイヤーをキルする事(PKK)はPKにはならない。
その証拠に、劇中でペンシルゴンをPKKする時に使った魔法【ケイオス・ヴォイド】は、「PKを行っていない」ことが取得条件かつ「PK(フレンドリーファイアも含む)を行った時点で自滅する」という制約付きである。
すなわち、サイガ-0が【ケイオス・ヴォイド】を取得し、自滅していないことこそが、PKKはPKにはならないという何よりの証明である。
もっとも、ルルイアスにて魚の面を被ったサンラクを魚人ゾンビと誤認して、危うくPKしそうになったが。
- 強すぎる恋のライバル達
本編での恋愛面での進展のなさも相当であるが、気を抜くとサンラクに告白するルートしか無い恋愛RTAや、恋人同士になった途端に独占欲アピールし始める外道騎士、親密度が上がると反比例して距離感が縮まる戦闘狂、中の人同士が結婚した人外パートナーと、他のキャラが恋愛面つよつよ揃いであることもそれに拍車をかけている。
- プレイヤー名
プレイヤー名の「0」の読みは「レイ」なのか「ゼロ」なのか分かりづらいが、正式な読みは「ゼロ」(プレイヤー名の読みをサイガ・レイにすると本名そのままになってしまうため)。
ただし、彼女が好意を寄せる1人のプレイヤーのみ協力プレイ時に彼女を(サイガ-0本人の要望を受け)「レイ(氏)」と呼んでいる。(サンラクはこの事から「あ、あれゼロじゃなくてレイって読むんだ……ん?レイ…?サイガ…?あれ何か引っかかるような…」と本人を思い出しかけていた)。
もっとも、これはサンラクに間接的にとは言えリアルネームでの下の名前で呼ばれたい、という意図が含まれている。恋愛クソザコなめくじが精一杯の勇気出してこれである。
コミック版ではサンラクの独白で「みんなゼロって読んでいたような」という台詞もある通り、本来の読み方が「ゼロ」の方だと示唆されており、アニメ版でも採用されている。
- 出番
作者はサイガ-0の出番の少なさについて質問された際「牛歩系ヒロインが癖だから」と答えている。ヒロインちゃんが常に敗北ギリギリの立場に立たされているのはこれが原因である。
関連タグ
サイガ-100:姉。
ネナベ:鎧騎士時代の彼女はこれに該当する。
ガッツ:剣と鎧のレベルが上がった際に、使っている鎧のイメージが狂戦士の甲冑のイメージに重なる読者が多かった。どう考えてもヒロインのイメージではない。
髑髏の騎士・ラオウ:ゲーム内におけるアバターのイメージその2。テイムしたモンスターに乗る姿からラオウを思い浮かべた読者は多く、作者はTwitterで髑髏の騎士の画像をイメージに挙げていた。どう考えてもヒロインのイメージではない。
レジギガス:言わずと知れた圧倒的なスペックを特性「スロースタート」で台無しにする伝説のポケモン。作品のメインヒロインのくせして主人公との関係が遅々として進展しないさまを、作者やファンがこのように表現する。ニコニコなどではこちらのあだ名がよく広まっており、レジギガスの鳴き声、彼女の一挙手一投足にレジギガスの技に例える(例:レジギガスの やつあたり!)、レジギガスの種族値を挙げるコメントなどなどとやりたい放題。しかも、本名やサイガ-0より「レジギガスちゃん」と呼ばれる事の方が多い。
水瀬渚:中の人・巨乳・中学時代に主人公に惹かれた(といっても高校受験の時とかなりの遅咲きである)一途なヒロイン繋がり。しかもあちらの連載誌が本作と同じに加え、アニメ第二期が本作アニメと同時期にTBSで放送されたという共通点も持つ。
ただしあちらは(二股だが)ごく初期に主人公の彼女になれた一方で学業成績とゲームスキルは破滅的という点は玲とは対照的である。
ルカリオ、ジャラランガ、エルレイド、ダゲキ、ガブリアス、トリトドン(西の海):シャンフロの主要登場人物がポケモンをプレイした場合のサイガ-0の手持ち。武術家なのでかくとうタイプが大半だが、何処の地方のチャンピオンだと言わんばかりの選出である。