曖昧さ回避
- 三浦建太郎の漫画作品『ベルセルク』の登場人物。
- TCG『モンスター・コレクションシリーズに登場するユニットの一種。
髑髏の騎士(ベルセルク)
「5人の御使いに仇成す者」を名乗り、1000年もの長きに渡りゴッド・ハンドや使徒と敵対している騎士。
骸骨を模した甲冑に身を包んだ威厳ある佇まいで、髑髏の兜の眼窩の奥に光を宿している。
ガッツを『もがく者』と呼び、神出鬼没ながらガッツや彼と関わりのある者達に幾度か助言・助力している。ガッツからはその風体から「髑髏のオッサン」と呼ばれている。
何故かガッツの出生を把握している、パックが同族(エルフ)の気配を感じ取るなど、色々と謎が多い。
後述する剣の特性により、異空間への物理的な介入が可能であり、キャスカとガッツを蝕から救い出した。
ゾッドから長年の好敵手と評される程の実力者で、並の使徒では大群で襲いかかっても瞬時にまとめて細切れにされてしまうほどの圧倒的な強さを誇り、愛馬の黒馬と共に戦場を席巻する。
この黒馬も主同様に骸骨のような被り物をしており、瞳には尋常ではない光を宿し普通の馬ではまず有り得ない挙動を見せ、ゾッド等の使徒と対峙しても全く動揺を見せない事から、人外の者である可能性がある。
使徒と戦う中で彼らのベヘリットを回収しており、髑髏の兜の口から自身の中に放り込んでいる(この際に「カラン」と音が響いている)。
武器は薔薇の装飾をあしらった剣で、体内で練り上げたいくつものベヘリットを刀身に纏わせ、異空間を切り裂ける喚び水の剣へと変成させる。
霊樹の森の魔女・フローラとは旧知の仲で、現在のガッツとシールケの関係と似たような間柄らしい。狂戦士の甲冑の先代の使用者でもあり、フローラにそれを預けていた。
覇王ガイゼリックとの関連
ミッドランド王国には、千年もの昔にたった一代で大陸を統一して大帝国を築き、ミッドランド王家の祖ともされた「覇王ガイゼリック」なる大英雄の伝説があり、彼が出陣の際、髑髏を模した甲冑を身につけていた事から『ドクロの王様』というおとぎ話として広く知られていた。
明言されているわけではないが、闇の領域クリフォトでスランが顕現した際、髑髏の騎士を「王様」と呼んでおり(妖精郷の一部住民達にも「陛下」と呼ばれている)、実力や容姿を含め重なる点も多い事から、髑髏の騎士こそがガイゼリック王その人なのではないかと推測される。
先述の通り、ガイゼリックが覇王として台頭したのは約1000年前。ゴッド・ハンドが受肉するのは『1000年に一度』。そして自身の「1000年仇成す者」の『1000年』が単に長い時間の比喩でないとすれば、あながち無関係では無さそうである。
余談
TVアニメ「剣風伝奇ベルセルク」では描写がカットされており、使徒に襲われたリッケルトの生死や、ガッツがいかにして蝕を生き延びたかは不明。
PS2のゲーム版「ベルセルク 千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章」での声優は磯部勉が担当。
2013年公開の劇場版、および2016年新アニメ「ベルセルク」では大塚明夫が担当している。
関連タグ
ベルセルク ガッツ(ベルセルク) ゾッド フローラ(ベルセルク)
髑髏の騎士(モンスター・コレクション)
TCG『モンスター・コレクション』シリーズに登場するユニットの一種。
アンデッド系。聖属性のユニットをゲームから除外する「闇の波動」の能力を持つ、いわば聖なる者への天敵。
しかも全属性の魔法を使う事ができるので、「ホーリー・サークル」の魔法で相手を聖属性に替える事でどんな相手でもゲームから除外する事ができる。勿論状況に応じて他の様々な魔法を使うのもありだ。
その上アイテムを使う事までできるので消耗品を使って、こちらの行動を阻止せんとする相手の行動を更に阻止する事まで可能とする。あるいは装備品を持ってステータスの向上や更なる特殊能力の獲得を図る手もある。
とにもかくにも万能に立ち回る事ができるので、様々なコンセプトのデッキにおいて中核を成す戦力となれる頼もしいモンスターだ。