「ようこそですわサンラクサン!お会いしたかったですわ!」
概要
『シャングリラ・フロンティア』に登場するNPCで、主人公のサンラクの相棒。
サンラクのことをさん付けで呼ぶが、周りが身内ばかりだからか、"さん"が"サン"になっている。
ラビッツの主であるヴァイスアッシュの26羽いる子供たちの内の1羽。
仁義に厚いヴァッシュの娘とだけあって上下関係を大切にしているようで、ヴァッシュの事は敬意を込めて「カシラ」と呼ぶが、まだ馴染んではいないのか、ほぼ毎回「おとーちゃ......カシラ」と本来の呼び方が出そうになる(取り乱している時は訂正を忘れて普通に「おとーちゃん」呼びになる)。
中々に高級感漂う服にシルクハット、片眼鏡に懐中時計という『不思議の国のアリス』に出てきそうな恰好の兎。
コミカライズ版ではサンリオ感あふれる、かわいいマスコットっぽい姿で活躍。
口癖は「ですわ」。おっさん口調とお嬢様口調とが変な感じに混ざった「ですわ」なので、汎用性が高い。サンラクも侵食されて時折「ですわ」と言ってしまうが、口調を真似すると怒る。可愛い。
あくまでNPCなので死んでしまうと二度と復活できないこともあり、中々のヘタレだったが、主人公ミームに汚染された結果相当な度胸を手に入れている。今でもたまにヘタレる。
人気投票では全モンスター中2位にランクイン。
名前の由来はおそらくアルファベットの「M」。
データ
分類 | NPC |
---|---|
種族 | ヴォーパルバニー |
職業 | 魔術師/ヴォーパルバニー・トラベラー |
レベル | 56(加入時)→101(ジークヴルム戦時) |
主人(相棒) | サンラク |
出身地 | ラビッツ |
好きなもの | にんじん(ラビッツ産を特に好む) |
家族※ | |
CV | 日高里菜 |
※26羽以上の大家族のため、記事が存在する家族のみ記載。
能力
職業は魔術師で、当時Lv28のサンラクと出会った時点でLv56と高い上に便利な魔法を多数覚えているので非常に優秀。
魔法は上の姉でありラビッツ一の魔術師と称されるディアレから教わった。
サンラクの無茶苦茶な強行軍のおかげでLv99の壁を突破し、ヴァッシュの子達の中でも随一の戦闘力を得ている。サンラクからは『頭の上に乗せられるオプションパーツ』扱いされており、作中では彼の腕に乗せられて『マジックエッジ』を放つ『兎銃(ラビッドガン)』、コミック版では詳細が不明であるがユザーパー・ドラゴン戦で『兎砲弾(スーパーエムルキャノン)』を使用している(その際に周囲からは同情されたり、称賛されたりしている)
使用魔法
※(アニメ版登場済みのもののみ)
- テレポートゲート
座標転移魔法。
ドアを召喚し、行ったことのある場所なら基本どこにでも飛べる。この魔法によってファストトラベル要員も担っている。
- マジックエッジ
手に持った魔導書から、魔力の斬撃を発射する。エムルの攻撃手段として初期から使用されている。
- マナ・シェイカー
リュカオーン戦で使用。魔力で肉体を構成するモンスターに対して大ダメージを与える。その性質上物理攻撃力は殆ど無く、レベル1のプレイヤーのHPすら減らすことが出来ない。
- 加算詠唱(アッド・スペル)
次に使用する魔法の威力を上げる。
- マジックチェーン
Animaliaに滅茶苦茶モフられたお詫びも兼ねて新しい魔導書を買って貰ったことで習得。
手に持った魔導書から、魔力の鎖を出して対象を拘束する。
サンラクは「リュカオーンの呪い」によって弱い敵が勝手に逃げてしまう状態であるため、それを阻止して雑魚狩りを行えるようになった。
- 人間化
「ふふーん びっくりしたですわ?」
アクセサリ「致命(ヴォーパル)魂の腕輪」により、MPを使用して一定時間人間の姿に変身する。
ただしMP消費が非常に激しく、加入してすぐであるLv.56時点の最大MPで変身していられるのは4〜5分が限界とのこと。
MP回復アイテムを飲み続けていないと変身を長時間維持できず、踏ん張れば若干効果時間を伸ばせるが、そうやって無理に維持しようとするとポフンポフンと音を立ててウサミミやウサギの尻尾が生えていき、結局は最終的に術が解けてしまう。
活躍
サンラクが夜襲のリュカオーンと初エンカウントし、呪いを刻まれた後に現れ、彼を兎の国「ラビッツ」の中枢である「兎御殿」及びヴァイスアッシュの下へと案内する。
同時にサンラクの相棒兎として共に行動するようになり、戦闘中は基本的に彼の頭の上から魔法で攻撃する固定砲台として活躍している。
特にエリアボス「泥掘り(マッド・ディグ)」との戦いでは、相性の悪さもあって窮地に立たされたサンラクを救ってみせた。
街中ではマフラーに擬態して隠れるか、上記の人間化状態でやり過ごしている。なお、原作ではコスパが良いマフラー姿が優先されていたが、コミカライズ版では人間化状態が多い。その際高級なMP回復アイテムをクピクピ飲み歩いてる姿が確認出来、原作と比較して水晶群蠍達と友情()を築く前の段階からサンラクの懐事情が豊かな様子。代わりにマフラーモードの機会が減っているが、絵に起こしてみるとかなり疲れる体勢(背中合わせになって耳をサンラクの首に巻き、残りの体を耳のそれだけで宙に浮かせて丸まるというもの)なのでサンラクも気を遣っているのかもしれない。
また、主人公の相棒的なポジションに加えてキャラも立っているので、ヒロインの斎賀玲よりもヒロインしてると言われる。…ヒロインちゃん息してる?
余談
エムルの中の人とサンラクの中の人がアニメ放送期間中に結婚している。
それを受けてか、オマケアニメ『シャンフロ劇場』でも新妻のように振る舞う姿が描かれた。
ちなみに、見た目故にスルーされがちだが、下は何もはいていない。(人間態は下は履いている)。
そのため、深淵のクターニッド戦で性別反転した際は、╰⋃╯が丸出しになった。なお、単行本20巻ではこの状態で表紙を飾っているが、絶妙な位置にサンラクの武器「兎月」が置かれ隠されている。
(当単行本宣伝話では性別反転中に表紙撮影日が来たため、慌てて何とかしようとしていた。)
関連タグ
ミミ(プリコネ):中の人が繋がり+ウサギ繋がり。
クリス(リルぷりっ):ウサギのキャラクター似ているが、こちらはオス。
フィーロ(盾の勇者の成り上がり):担当キャスト、原作の掲載サイトが同じ、人の姿に変身可能、放送時期の一部被りと類似個所あり。