ビィラック
びぃらっく
CV:富田美憂
プレイヤーが3000万人いるとされるシャンフロにおいて片手で足りるレベルのごく僅かな者にしか無期限滞在の許されないヴォーパルバニーの国「ラビッツ」で鍛冶を生業にする兎NPC。
ケットシーの剣聖アラミースにベタ惚れされているが、ベタ惚れが過ぎて引いている。
ラビッツの国王ヴァイスアッシュの二番子の長女。
茶色の毛色で上半身をサラシでぐるぐる巻きにした上から肩紐の付いたオレンジ色のツナギをズボン部分だけ履いているといった格好。(普通の女の子が真似たらたいへん危なそう。)
一人称は「わち」で二人称は「お前(ワリャ)」。
サンラクの事は基本的に「鳥の人」と呼ぶ。
広島弁のような言葉遣いで、鍛冶職人らしく気難しい性格だが無鉄砲で片っ端から弄り倒すサンラクにはよく振り回される。
父であり、鍛冶師の最高峰たる「神匠」でもあるヴァッシュに対しては心酔しきっており、彼が武具を作っている様子がエモすぎて失神するレベル。
墓守のウェザエモン討伐後から本格的にサンラクのお抱え鍛冶師になり、水晶群蠍を始めとした一級品の素材を湯水の如く扱える環境で超性能の武具を生産している。
web版811話の頭で「鍛冶。シャングリラ・フロンティアにおいて武器や防具の作成はNPCに委任するものではない。」と書かれている通り、本来プレイヤーの武器防具は生産職プレイヤーに作成してもらうのが作中の一般常識だが、
ビィラックとヴァッシュはその常識から隔絶された存在であり、作中最高峰の鍛冶師プレイヤーであるイムロンの先を征く例外中の例外。
ウェザエモン討伐時点では鍛冶師の上位職「名匠」Lv98。
サブジョブは考古学者で、「古匠」への転職条件を知っている上に必要アイテムさえあればすぐに就けるレベルに達している。
サンラクはウェザエモンの戦利品である規格外エーテルリアクター(破損)の修理のために古匠を求めていたが、古匠の技術を持つヴァッシュが諸事情によりホイホイ依頼できる存在ではないことを理由にビィラックを古匠にして直してもらうことに。
当初は「わりゃ古匠をなんじゃと思っとるんじゃ!」と憤慨していたが、サンラクに「何もヴァッシュのように神匠になれと言っているわけじゃない」「お前ならなれると見込んでの事だし、いずれならなきゃならないだろ」と説得され古匠になることを決意する。
が、それにしても「遺機装(レガシーウェポン)」と「マーリョークウンヨーンユーニット(魔力運用ユニット)」が必要となるからすぐには無理、と返したが前者はサンラクが既に持っており、後者もすぐ取りに行けたことで目的のアイテムを手に入れ転職を果たしてからは路傍の石でも拾うかのように水晶群蠍の素材等を持ってくるサンラクに呆れさえ感じながら(コミカライズでは大興奮しており、金蠍の素材を持ってきた際は興奮通り越して発狂していた)も様々な武器を提供している。
レベル100オーバー(旧大陸レベルとしてはユニークを除き最上位エネミーの一種)の水晶群蠍の素材をふんだんに扱っているが故に登場当初からメキメキ成長しているNPC成長株の一人。
ただ、ビィラック含むNPC生産職はプレイヤーの行動ログに基づいた情報を精査して長所を活かすルーチンで武具を作成するためサンラク以外使えないような使い辛さ上等のピーキーなものを作りがちであり、シンプルな性能の武具を要求するとキレる。
また、刻傷の仕様調査のためにせっかく作った防具を数点ぶっ壊され嘆いていた。
エムルと異なり、人間に変身することはできない。
しかし、普段巻いているサラシを取ると莫大な量の毛皮が溢れ出すので、サンラクとの外出時はこれを利用してファーコートに擬態する。(「変装の上手いヴォーパルバニーは居ないのか…?」と言われているので少々無理がある模様)
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