概要
盾の勇者の成り上がり
奴隷商(魔物商)のところで魔物の卵くじ(銀貨100枚)で購入した卵から孵化する。
最初はかなり我が侭だったが、尚文のしつけにより文句は言うものの言いつけはちゃんと守るようになった。
ガエリオンと出会ってから空を飛びたいと思うようになり、開拓編でおかしくなった尚文の改造で先祖帰りして飛行能力を得る。
タクト戦ではグリフィンから因縁をつけられ戦う、その時に飛べるフィロリアルは全滅させられたと明かされる。
後に解放された伝説の武器に選ばれ爪の勇者となる。
書籍では風山絆達の異世界に渡ったときは、その世界にフィロリアルがいないため、「ハミングフューリー」という小型の鳥に種族が変わっている。
フィロリアルよりも小さく、力も弱くなるが、様々な効果を持つ歌が歌える、空を飛べるなどの利点もある。
こちらでは改造はされていないが、後に絆達の世界で魔竜がクーフィリカから剥奪した風の四天王の座を与えた事で、風の魔法が強化された他、元の世界でも飛行も可能になった。
何か能力がもらえるとしたら「毒を吐けるようになりたい」と言っているがすでに「毒を吐いている」。
(真)槍の勇者のやり直し
主人である尚文と並んで元康の最優先保護対象となっているが、巡り会えていない。
が、ゼルトブル後編にてループの真相を知る人物から元康が育てていたフィロリアルのうち一羽が実はフィーロと同一の存在である事が判明した。
真・やり直しではフィーロがいる周回も存在しているが、ある周回にて元康のとった行動で起こったある変化が彼の心に深い傷を刻んでしまった。
その影響で元康の行動が変化した周回では、一挙一動を見せる度に元康に怯えられるようになった。
人物像?
金髪で背中には羽を生やした天使のように見える少女だが、その正体はダチョウに似た鳥型の魔物「フィロリアル」。
四聖勇者である尚文に育てられたことにより変身能力を持ち、人語を喋ることも出来る「フィロリアル・クイーン」と呼ばれる上位種に進化した希少な個体。
クイーンに変化してからは魔法を使える様になり、魔物ゆえの俊敏さもあって尚文一行のアタッカーを担う。
特に風魔法が得意で、ハイクイック(機動性強化)などを愛用する。
普通のフィロリアルだった頃に元康にダサい、ブサイク、またクイーンの姿をデブ鳥など散々馬鹿にされ、後に女の子の姿になってた際に元康から言い寄られた際に元のフィロリアル姿に戻って金的をお見舞いした。元康が壊れてからは更に元康への嫌悪感が強まり物語の後半になってくると気配を覚えたのか、かち合う前に姿を消す。
真・やり直しの真・チュートリアル編では馬鹿にはされていないものの、行動や態度が気持ち悪すぎて逃げ回っている。伝承のフィロリアル編では今までとは逆に元康に興味を持つも、元康当人は(過去の経緯もあって)怖がられている。
食いしん坊な性格らしく武器屋の親父の晩飯を一瞬で平らげたり、尚文が受けた依頼そっちのけで食べ物を食べたり、果てにはドラゴンゾンビの腐った肉を見て美味しそうなどと感想を述べていたりする。
多分に説明下手なところがあり、物事の要点や感覚的な事柄を「びゅーん」や「ぎゅーっ」等と擬音で表現して、聞く者に相当の信頼と理解力を要求してしまう。その要求に真っ向から応えられるのは目下のところメルティだけであり、尚文は早々に理解を諦めた(信頼はしているので特に支障はない)。
ごしゅじんさまの悪いところが似てしまったか、あるいはこれも種としての特性なのか、人の名前の覚え方が非常にぞんざい。男性は所持している武器などから「○○の人」、女性は「○○(の)お姉ちゃん」と呼ぶ。エクレールに対しては髪の色から「赤い野菜みたいな髪の人」などと呼んで絶句され、訂正を求められたら求められたで、今度は「エクレアお姉ちゃん?」と呼び「アはどこから出てきたのだ!」と漫才を繰り広げてしまう始末である(『やり直し』においては元康までもが「フィーロたんがそう呼んでいたから」エクレア呼ばわりしてしまっている)。
書き下ろしでは尚文やリユート村の人々から食べた料理には評価をつけるという事を教わり、行商の合間に食べた色々な食べ物を★5つまで評するようにしたらしい。
ちなみに尚文の料理は「少ない量でもお腹一杯になれる」として★5つどころか10でも15でも付けたいと絶賛し、元康が作った料理は「素材の味を生かせてなくて美味しくも不味くもない、香辛料を食べさせられてるみたい」と★3つで辛口に評価している。
龍の核石を食べてしまったことにより、尚文のラースシールドに連動して自我を失って暴走するようになるが、フィトリアから加護をもらうことにより以降は自我を失うことはなくなる。
フィロリアルの特性として馬車を引くのが大好きで、鳥型魔物だからかキラキラしたもの(益物、ゴミは問わない)を集めたがる習性を持つ。
フィトリアの成金馬車をかっこいい、羨ましいと評していた。
いつのまにか不憫な扱いが定着してしまっており、尚文もその事は流石に気にしていた。
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