概要
CV:ブリドカットセーラ恵美(TVアニメ)
※舞台版でもブリドカットセーラ恵美が演じる。(役名はマイン名義。)
メルロマルクの第一王女。
セミロングの真っ赤な赤毛の可愛らしい見た目でやや幼い顔立ち。
アニメでは少し大人っぽく描かれており可愛らしさより大人の色気を感じる見た目になっている。
冒険者名はマイン・スフィア
作中一の美人であり、勇者全員を手玉に取る妖艶な女性。
性格
人を誑かし欺き弄び陥れ踏みにじり嘲笑うことが大好きというドSそのもの。
他者の存在価値を自分にとっての利用価値だけでしか測っておらず、彼女にかかわった人間の大半は騙されて破滅するか、利用された挙句捨てられるか、そして利用価値が最初から無いと思われたなら道端の小石の如く蹴っ飛ばされ気にも留められないかのいずれかとなっている。
尚文の仲間になったのも善意からではなく、自分を信頼させて罠に嵌めるためであり、内心では尚文をブサイクと貶して見ていた。(彼女の中での顔の好みは元康>樹>錬>尚文の順。ただし尚文以外の三人のいずれかが盾の勇者だった場合は好み関係なく罠に嵌める。ちなみに2023年12月22日付の活動報告にて原作者自ら語った「騙し易くてバレにくい」ランキングとほぼほぼ合致)。作中では尚文→元康→錬→樹の順番で四聖勇者全員が彼女に嵌められている。
肉親への情も微塵もなく、よくできた妹であるメルティに対しては「姉より優秀な妹なんかいらない」とさえ思っており後述のように殺そうとする。母のミレリアに至っては自分を尚文とともに失脚させた張本人としてためらうことなくタクトに殺害させている。
父のオルトクレイにはなついているように見えるが、利用価値があるからそうしているだけであり、ミレリア殺害時には「パパも同罪」とついでに殺そうとした。
「次期女王」という肩書きへの執着はもはや異常とすら言え、魔法の詠唱文に入れてくる程で(それを聞いた尚文から「傲慢な詠唱だな」と呆れられた)、web版・カルミラ島にて王族の身分を剥奪された後でも次期女王、クーデターを扇動した際にも「この国の女王になる偉人」と自称、書籍版において王位継承権が妹より下であっても次期女王、ミレリア亡き後メルティが即位しても次期女王、挙句「私の思い通りにならない国も世界も要らなーい」とでも言わんばかりの気軽さで波の尖兵に取り入り世界の敵に成り下がっても次期女王…何がこの女をしてそこまで…。
奴隷紋を刻まれ「虚偽の証言をすれば激痛に苛まれる」とわかっていながら質問にことごとく嘘で答え、その都度のたうち回る(書籍・漫画・アニメ版。漫画版では弾劾の最中、これ見よがしにさめざめと泣いていたがそれすらウソ泣きと即バレした)というのだから、「素直で誠実ないい子(アニメ版にて自称)」が聞いて呆れる話である。
「精神的余裕を著しく欠いた者に擦り寄っては相手の思い込みや決めつけを補強・増幅・助長するような事を吹き込む」というのが勇者同士に不和を招く(というか盾の勇者である尚文に敵意と不信感を向けさせる)際の常套手段であるが、問題はその吹き込む内容が傍からは荒唐無稽なホラ話にしか聞こえないような代物であっても、間近で聞かされた相手は「そ、そうだったのか…!」と不自然なまでに信じ込んでしまう、という点である。三勇教騒動の折にやたらと吹聴していた『洗脳の力』とやらは、尚文の盾にではなくこの女の舌にこそ宿っているのではないか?と言われれば、そちらの方にこそさもありなんと頷いてしまいたくなるであろう程に。
各シリーズにおける動向
盾の勇者の成り上がり
天才的で女王が留守の間は元康一行に加わり様々な善行を行っていたが、尚文にまつわるすべてのものを有形無形問わず毟り尽くさんと躍起になればなる程(エレナの証言によれば「私がハメてやったのに伸し上がってくるなんて許せない」(かわいい)とムキになってもいたらしい)、そのことごとくが裏目に出続けるという自爆じみたムーブを繰り返す。思い通りにいかない美女という非常に萌えるキャラだが、作中ではその結果、ミレリアの帰還と同時に王権を剥奪され、本名をビッチ、冒険者名はアバズレに改名されてしまう。その後も懲りずに暗躍を続けたため、魔女(ウィッチ)の意味も兼ねてビッチを超越したビッチ、略してヴィッチと呼ばれるようになった。
原作では、弾劾裁判の場で改名された後にオルトクレイと共に尚文に対して強制的に土下座をさせられてしまう。
ちなみに原作では元康と一線を越えており、自身のはじめては元康に捧げたと発言したものの、ミレリアには本当は誰が最初だったかまでとっくにバレていた。
改名後は尚文を毒殺しようとするが失敗し、元康が霊亀に敗北した際のドサクサで行方をくらまし様々な人に取り入っては切り捨てを繰り返してきたが、メルロマルクのクーデターの首謀者として捕らえられ、フォーブレイの加虐趣味の豚王のもとへと嫁がされる事実上の処刑、豚王に犯されてしまう。
途中タクト一派により見た目そっくりのホムンクルスと入れ替えられることにより救われて(ただし、そこまでの段階ですでにフォーブレイ王の「プレイ」により体のいくらかの部位や器官を破壊・欠損させられており、その部位のホムンクルス技術による再生医療を余儀なくされてはいた模様)、タクト一派に付き共に世界征服に乗り出し、その過程で母を殺させたのち、革命を起こし、ラフタリアと決闘をするが、ラフタリアに何度も嬲られてしまう。(言葉でも挑発され屈辱を味わう貴重なシーン)尚文たちに再び捕らわれ、唯一の救いであるオルトクレイ改めクズからも遂に見限られ最終的にはタクト一派として火あぶりに処され、魂すらも魔物に食われた。
ミレリアとオルトクレイの悪いところを引き継いだと言われているが、オルトクレイが過去の悲劇から盾の勇者や亜人に半ば逆恨みではあるが私怨(その根底にあったのは「もう二度と大切な家族を喪いたくない」という切なる想いだったが、彼女はそれすらも利用した挙句、無残にも踏みにじったのである)で動いていたのに対し、彼女の場合は行動に信念や動機がなく、おおよそとても二人の血を引いているとは思えないほどの外道ぶり。元は次期女王の立場であったため、正しい女王になれるように徹底した教育もされていたはずにもかかわらず、である。そのため尚文は、あの自分本位な性格は家族内にあって異質に過ぎる、まるで勇者や国をいがみ合わせ世界を引っ掻き回す為だけに生まれ、生きてきたようではないかと違和感を抱いた。
また、色々と悪知恵を働かせる割には、自分を守る対策はほとんどしておらず、せいぜい追い詰められて命乞いをする程度であり、処刑後に尚文が「霊亀事件の直後くらいまでなら母親に必死に謝れば、少なくても命は助かったはず」と一切保身をしていないことにも不自然さを感じている。
尚文が抱いた違和感の正体とは…?
web版と他コンテンツでの差異
書籍版では革命騒ぎを起こしておらず、樹をその美貌で虜にした後一度姿をくらませており、その間にタクトに取り入ってweb版同様に母を殺害させる。
メルロマルク侵攻の折にはフォーブレイに残留しており(「アイツの性格だったら国が滅ぼされる様を最前線で笑いながら見たがる筈なのに(実際web版ではそうしに来た)」と尚文は訝しんだ)、タクト一派が敗戦したと知るや逃亡し処刑されていない。方法は不明だがいつの間にかセインの宿敵勢力に取り入って風山絆やグラス達のいる異世界に渡り、そこでも暗躍していた。しかし、元康のパーティにいた頃に騙して売り飛ばした女性ライノが復讐も兼ねて密偵として潜伏しており(しかも、ヴィッチはライノの存在すら忘れていた)、尚文達との戦闘中に正体を現したライノに裏切られ、後ろから剣を刺されてしまう。その後、空飛ぶ船から落とされ苦しんでいる所をライノに上から刺されてしまう。剣を何度も刺される度に喘ぎ声をあげるヴィッチは作中一のエロシーンである。その後、持っている鞭を奪われ美しい顔を何度も殴られてしまう。しかし仲間により魂は回収されており復活する可能性がある。
書籍版、コミック版では女王からは全く信頼されていないため、王位継承権もweb版と比べると第一位から第二位に下がっており、メルティを殺そうとする理由が追加されている。
アニメ版では原作以上に亜人蔑視発言が多く見られ、ラフタリアと絡む度に「亜人風情が」という台詞を口に出していた。
21話の弾劾裁判では嘘をつく度に電流が流れる奴隷紋をつけられてしまい、もがき苦しむマインを見れる。(ほぼエロアニメ)。その後、死刑が確定し、その日のうちにオルトクレイと共にギロチンで処刑される段になって、元康に助命を乞うものの目を背けられ、尚文にもエロい顔で命乞い(奴隷紋が反応しなかったため、本音での命乞いである模様)、殺す事を躊躇っていた尚文から改名が提案されるという違いがあった(なお、女王は家族としての情もあり自らの命を賭してでも減刑を嘆願する予定であったことが示唆されている)。
最終話のエンディングでは原作よりも早くに尚文が領地を得た事を疎ましく思い元康に愚痴っていた。
一部書き下ろしや日常スピンオフ作品『盾の勇者のとある一日』ならびに『盾の勇者のおしながき』では味よりも高くて贅を尽くした料理を好み、妹や母親がフィロリアル好きなのを知っててフィロリアルの肝臓を太らせた料理を出させたり(メルティ曰く高い割に美味しくない)、元康が作ってくれた手料理を「土臭い」「貧乏臭い」と陰口を叩く、もしくは内心で貶す(さらには大学芋を一目見た端から露骨にえずき声を上げつつ「田舎っぽい」と評し、それを美味しそうに食べていた元康を気持ち悪いものを見る目でドン引きしていた)、外食先で料理をたくさん注文しておいて一口しか食べず全部残す等偏った食事嗜好の面について触れられている。
また知的遊戯において家族の中で一番弱く、父親とは八百長で勝って喜ぶ一方で自分よりも強い相手には圧力や買収・ルール無視(所謂俺ルール全開で相手がそれを使うのも許さない)を平然と行い、遊びでもズルをして勝とうとするお茶目で可愛い面が目立つ。さらにはメルティが呆れて勝負放棄した事への腹いせで彼女を夜中に驚かせて暗所に恐怖心を抱く原因を作ったりもしている。
(真)槍の勇者のやり直し
元康からは赤豚と呼ばれる。
こちらの世界でも勇者一行の不和を招こうとするものの、本性を知っている元康にことごとく破られ殺される。
メルロマルク編までは元康の代わりに樹一行に付くが、樹とは全く性格が合わないためボロが出るのを恐れてかあまり一緒に行動せず、王女の立場から間接的に支援している。
また元の世界で元康にとって「最初のフィロリアル」であるフレオンを殺害した犯人であることが示唆された。(後述)
シルトヴェルト編ではあまり登場せず、メルロマルク編では最初の世界とほぼ同じなので省略。いずれの周回も最後は元康によって殺される。
フォーブレイ編でも元康に殺されてしまうが、ミレリアの親戚である三勇教徒の女性にとり憑き三勇教を導き、更に同じく死亡して幽霊になっていた杖の勇者であるクズの力を悪用してメルロマルクを悪魔と亡霊とゾンビが蔓延る魔都に変え、周囲の魂を吸収する力と霊体であるため大半の攻撃がすり抜ける特性でラスボスの如く大暴れした上に四聖勇者の「資格剥奪」の魔法も力技で無効化し、不正な力で武器を所持すると言うことを行ってきた他の転生者とは別格のスペックを見せつけ、元康でも焦ったが、クズに見放されて資格剥奪+クズのアシストで杖の力がミレリアに渡ってしまい、力を失ったことと元康のソウルイータースピアの前に敗れる。
赤豚が死んで魂の状態になっても悪事を働くことを知った元康はこの周回以降ソウルイータースピアで魂ごと爆殺するように心がける。
ゼルトブル後編ではミレリアの願いで殺されはしなかったものの、赤豚に改名されてもなお懲りずに脱走しようとした所を元康に魂だけ爆殺され廃人と化す。
真・やり直しでも当然のごとく殺されて即退場の扱いを受けている。
真・チュートリアル編では突然愛の狩人に豹変した元康に尚文の信用を受けるためだけに取り巻き諸共ブリューナクXで殺害される。
シルトヴェルト編アフターでは終戦の際に殺されて魂の状態で漂っていたところを元康に即感知されてやはり殺害。
伝承のフィロリアル編ではフレオン殺害が決定的に判明し、改名の罰後にクズと一緒に毒を盛ろうとする場面にて同じ場で潜伏していた元康にウロボロス劇毒を希釈なしで盛られしまう(本来ならば千倍に薄める代物)、毒見させられた直後に苦しみのたうち回りながら「ウロボロスの使徒」として取り巻き(レスティ)を巻き込んで魔物化。異常な耐久力の高さで手こずらせられるもののやはり元康に殺される。
フィーロがヤンデレ化した周回(書籍版世界)と伝承のフィロリアル編の間に元康が遡行したメルロマルク編アフターでは先述のフォーブレイ編のように亡霊化した事が作者によって仄めかされている。
各シリーズの可愛い、エロシーン
アニメでは
第1期1話 尚文にお酒を進める時に色っぽい声を出す。
4話 盾と槍の決闘の後、盾の勇者にドS剥き出しの高笑い。
5話 盾の報酬について話し合っている時、樹と錬に自信満々に説明をする。盾と槍とのレースで悔しがったり罠がバレて慌てる。
9話 盾と槍の決闘を自信満々に宣言するも、妹に邪魔をされ悔しがる。
12話 妹に優しく語りかけるも姉上には関係無いと言われ、怒りを見せる。ドS好きには堪らない表情をしている。
13話 盾の勇者から妹を取り返す為、自分を侮辱してきた妹の事を大切な妹と発言するなど頑張っているが、実力行使で奪い返そうとする。その際、ラフタリアに攻撃をされてしまうが描写は少なめ。
web版
カルミラ島で仲間交換をする際、女2人と盾の勇者と行動を共にするが、魔法が尚文に当たりそうという理由で影から奴隷紋を発動されてしまう(アニメでお馴染みの電流が流れ、マインが喘ぐエロシーン)。その後、尚文に奴隷紋を一時的に外して勝負しようといわれ、意気揚々と得意な炎魔法を撃つが尚文の盾に跳ね返されてしまう。火だるまにされ、嫌いな尚文にその姿を笑われてしまうかなり屈辱的な展開になっている。それだけなく、仲間の女に火傷を治す為治癒魔法をかけられている時に影から奴隷紋を発動され、火傷と奴隷紋の痛みの二重苦で転げ回る、という上質なリョナが行われる(奴隷紋を外して攻撃していいと言われたのに奴隷紋を発動される理不尽で可哀想でもある)。
城下町で「私、マルティ=メルロマルクは、メルロマルクの伝統を軽んじ、人種差別を行う女王ミレリア=Q=メルロマルクから王権を奪取し、国を治める為、剣を握る事を誓います!」と革命を起こした際、ラフタリアが現れ、「ここで私が直々に盾の魔王の腹心を改心させて見せましょう!」と意気揚々とラフタリアと一騎打ちをするも、剣の柄で腹部を殴打され、蹴られ、肩口を剣で突かれ、足を切りつけられてしまう。その度に喘ぐマイン。その後、切り傷でボロボロになったマインに対して「どうせ卑怯な事をするつもりなのでしょう? 回復魔法を掛けて貰ってください。その分、痛め付けますから」と勝気にラフタリアはマインを小馬鹿にした。
その状況に怒ったマインは顔を真っ赤にして「おのれ! お前は今、誰を相手にしていると思っているの!? この国の女王になる偉人を傷付けたのよ!」と叫ぶ。
書籍版
web版のカルミラ島に似ているが撃った炎魔法を盾の勇者に弾かれて自分の炎魔法で火だるまになってしまう。
その他
サイドストーリーでは
公式設定資料集に収録されたサイドストーリーの一つである『もしもマインが清楚な性格だったら』では、自分が王女である事を明かした上で盾の勇者が冷遇されていることを忠告し「逃げるなんて負けを認めるようなもの」と檄を飛ばして国内で成り上がるように勧める、依頼の引き受けや怪しい人間からの勧誘拒否等のマネージメント全般を担う、途中で仲間になったエレナと共に尚文の剣になる代わり彼に様々な技能を習わせるなど、きれいなマインとなっている。誰だお前。
エイプリルフールネタでは
2019年4月1日に投稿された真・やり直しの番外編『転生したら盾の勇者の極悪王女だったんだけど、どうすればいいと思う?』では現代日本でOLをしていた女性が憑依したという状態で主人公を務めている。
『盾の勇者の成り上がり』シリーズの熱心なファンである女性は自分の好きな物語世界に来た事で推しのカップリング(槍×盾、逆もイケるとの事)を実現させようと張り切った直後に自分が来た世界は「成り上がり」と「やり直し」のどちらなのかに疑問を抱く。(「成り上がり」であれば劇中でマルティが引き起こした悪事を行わずかつ尚文を導いていけば生き残れる可能性があるが、「やり直し」だとマルティを赤豚と見なして殺意を抱いている元康に殺される危険性が常時1%以上ついてまわる)
さらに完結した「やり直し」ならともかくまだ未完である「真・やり直し」では先行きがわからない上、自身と同じ憑依者の例があった波の尖兵の事を迂闊に喋れない(=機密防止機能が作動して死亡する可能性がある)事もあり、半ば詰みが確定してしまっている。
そんな蔓延る地雷と死亡フラグの山を想像しつつも、恐る恐る謁見の間を覗き…「ですぞ!」の声を聞いて(=「やり直し」の世界に来てしまった)絶望したところで終わっている。
ちなみに当人曰くエレナやモブのフィロリアルあたりに転生したかったらしい。
一方で憑依先のマルティの父親であるオルトクレイの事は「色々なものを失わないと目が覚めないまるでダメなおじいさん」と辛口で評している。
いわゆるエイプリルフールネタのためこの話はここで終わっており、この「マルティ」がどうなったかは不明だが、そもそも「やり直し」も元はエイプリルフールネタから始まった話であるため、もしかしたら……。
物語での活躍
『盾の勇者の成り上がり』においての活躍
- 元康をそそのかし、国敵である尚文の身包みを剥いだ上で強姦魔の濡れ衣を着せ糾弾する
- 〃 尚文に決闘をふっかけさせラフタリアを剥奪しようとする
- ↑の決闘で元康が劣勢になると、場外から尚文を攻撃して妨害する
- ↑↑の決闘の迎えた結末が不服なものだった腹いせに、尚文への援助金を奴隷紋の解呪代でチャラにさせようとする(漫画版)
- 元康のパーティーに入った新入り女性メンバー(ライノ)を遊行費目的で風俗に売り飛ばし、元康には自主的にやめたと報告(書籍版1巻書き下ろし)。なお、他にも真面目で反りが合わない、自分に与しない、強姦冤罪に疑問を抱いた者などは片っ端から陰でいびり倒し追い出してきた
- 金銭感覚がゼロな元康をかつぎ、波の被害から復興中のリユート村に対し独断で復興特別税をでっち上げ徴収しようとする。しかも、税の額は村を一往復出入りするだけで金貨一枚(=銀貨百枚=銅貨一万枚。村の宿屋に食事つきで百泊でき、大人一人が約一年四ヶ月半もの間つつましく暮らせる)という、確実に村が破たんするレベル(書籍・漫画・アニメ版)
- ↑を「とある方」からの書状を携え現れた影たちに止められるや、それでは引っ込みがつかないと尚文とフィーロにレース勝負を宣言する。正々堂々の勝負など最初からする気は無く、兵士に命じて地面に穴は開けさせるわフィーロに減速(元康が乗る騎竜には加速)魔法はかけさせるわと、やりたい放題のインチキレース(それも、ほんの1~2週間前に決闘での不正を錬や樹に咎められたばかりだというのに、である)だったが、結局負け(漫画版では特大の穴に元康と騎竜が嵌まってしまうというオソマツぶり)。負けても「相手が不正をした」と言いがかりをつけようとした挙句に騎竜は「負けた奴なんかいらない」と村に放置した。なお、見捨てられた騎竜は尚文にも同情され、見かねたリユート村に引き取られた(書籍版)
- 元康が尚文に対して城下町のド真ん中で建物や民に被害が出るのも顧みず一方的に始めた私闘を「国が認める権利」だとして正当化しようとする(しかもアニメでの描写を見るに、三勇教の教会とは目と鼻の先の場所であった)
- 三勇教がメルティを暗殺しようとしたことに心配するフリをして、便乗して加担。尚文が洗脳の盾を持つという嘘を三勇者に吹きこんだり、メルティを盾の力で洗脳されたことにして魔法を放ち殺害しようとしたりした(そもそもクズが「メルティに会いたい」と書状を送りつけたのも近くにいる者が唆した所為であろう、とミレリアには推理された)。なお、自分自身も三勇教の抹殺対象に含まれていたと知るや、己の所業は平然と棚に上げて激怒した
- 尚文たちが潜伏する山に火を放ち(書籍版では単独犯、アニメでは三勇教派の兵士や魔導師連中に放たせた。漫画版ではあろうことか槍の勇者一行全員グル)、「盾の悪魔が追っ手を撒く為にやった」と嘘を言いふらさせる
- (アニメ版でのみ)三勇教に関する調査を始めた錬と樹たちを物陰から監視、それを教皇一派へと密告。これによっていよいよ切羽詰まった教皇たちは四聖全員、および次期女王候補二人もついでに抹殺せんと行動を開始した(のちの弾劾の場において奴隷紋がこの件に限って反応しなかったのも至極当然である。既に三勇教の思惑はビッチ自身の脳内シナリオから逸脱していたのだから)
- (漫画版でのみ)決別を言い渡された元康をあっさり見捨て、更にはそれまでの所業も丸ごと棚に上げ「全部なにかの間違いだったのよ!私は何も悪くないわ!」と自分ひとりだけ尚文に縋ろうとした
- 国庫を横領し流行りのアクセサリや会員制高級エステクラブに行くなど贅沢の限りを尽くす
- メルロマルク城内でのパーティー中に、尚文に提供される予定の料理に毒を盛る(王権剥奪+改名の罰からわずか数時間後にこれである)
- ↑を自分で毒見させられ治療院に運ばれるが、祝宴の会場に戻った端からラフタリアの故郷やフィーロの事、挙句自分の妹の事さえも悪し様に言い、いらぬ騒動を引き起こす(書籍版)
- カルミラ島でのパーティ交換で尚文と行動中、奴隷紋の禁則事項の穴を突いて範囲魔法に尚文を巻き込み殺害しようとする(Web版)
- カルミラ島滞在四日目の晩、元康やラルク達による女湯覗きがバレた際に「この場にいない盾が首謀者よ!そうでないとしても止めなかった奴にも非があるわ!」と暴論を振り回す(公式設定資料集書き下ろしにてラフタリアが証言。なお、罰として正座させられた男連中に対し、テリスや各パーティーの女性メンバー達が交代で見張りに当たる中、自分はとっとと寝た(藍屋球スペシャルワークス書き下ろし))
- 霊亀にまるで歯が立たない…どころか相手にもされなかった元康を見捨てて逃げ出す(「槍の勇者の仲間として世界平和に貢献する事」こそが死よりも恐ろしい重罰を回避する条件だったのだが、この時点でそれを自らフイにした)
- 元康の面前で錬に乗り換え、元康を捨てて逃げる(web版ではそれからほどなくして樹の元仲間の鎧ことマルドと接触、クーデターの準備はこの時点で行われていた事になる)。書籍版ではこの件以降、生死不問の全世界指名手配となった
- ↑で錬に取り入る際にラフタリアが決闘後の尚文にかけた言葉をパクる(当然尚文は想い出を汚されたと憤慨、話を聞かされたラフタリア当人も呆れ果てた。さらにアニメ版三期4話ではアニメ版一期4話で描かれたラフタリア周りの場面演出まで似せてくる)
- ↑↑があったその日の夜の内に、寝静まった錬の身包みを剥ぎ、金品類を持って姿をくらます。これに加えてアニメ版三期6話での錬の回想にて、宿敵勢力の刺客に錬の居場所を教えた事が示唆されている
- 樹に謎の武器の破片を渡し洗脳道具を作り出し、三勇教残党や樹の元仲間たちと共にメルロマルクにクーデターを起こす(書籍版ではクーデターを起こさない代わりに樹を言葉巧みにだましてコロシアムで稼がせ、それを浪費した挙句借金を押し付けて逃げた。アニメ版三期10話。クーデターを起こした場合、マインとラフタリアの決闘があった為、Web版のアニメ化を期待するばかりである。
- タクト一派に取り入り国家転覆に加担し、実の母親を殺害させ世界征服を企む
- タクトが負けたことを察すると、即行でタクトを見限り、鎧とともに不正所持した七星武器を異世界へ持ち逃げ。さらにセインの姉の勢力に加わる(書籍版)
- 四聖勇者全員を召喚するよう三勇教会とクズに提案、国際協定ガン無視の大暴挙でメルロマルクを世界各国と一触即発の状態にする(web版でのヴィッチ処刑後のクズの証言にて判明。このためミレリアは調停に奔走、国を留守にすることを余儀なくされた。上記1~13は、その約3ヶ月の間にやらかした事である。ちなみにメルティには「どうせ姉上もこの件に一枚噛んでるのでしょう」と関与を見抜かれていた(書籍3巻書き下ろし))
『(真)槍の勇者のやり直し』においての活躍
(※印は「最初の世界」での出来事とする)
- 壊れているバカでは使い物にならないと見切りをつけ、疑り深いので利用しづらいぼっちバカよりかは(ボロさえ出さなければ、という条件付きでだが)操りやすい正義バカに鞍替えして尚文を陥れる(チュートリアル、シルトヴェルト、メルロマルク編。また書籍版本編の特典SS『もしも尚文が槍、元康が盾の勇者だったら』では先述した顔の好みの元、最初から樹に取り入った)
- シルトヴェルト編にてクズに便乗し、元康を罠にかけて分断した上でシルトヴェルトからの使者(に見せかけた兵士もしくは三勇教徒)に尚文を連れ出させ、道中で暗殺させようとする
- 同編にて自身との婚約を餌に焚きつけたタクト(とその一派)に、尚文と元康を殺させようと目論む
- フォーブレイ編にて魂だけの状態で女王の親戚に憑依し、三勇教の新教皇とクズの影武者を利用し悪魔を召喚。さらには七星の杖を不正利用した上、メルロマルク中の人間の命や魂を吸い取ろうとし大勢の国民を死に追いやる。数あるヴィッチの悪行の中でも最大最悪レベル
- これは悪行と言うよりも奇行ではあるが、帰還編で元康が錬に糾弾役を押し付けた周回にて、城下町からふたつ離れた村に泊まっていた錬をまる一晩かけて探し出し、目にクマまで作って連れ帰った(その飽くなき執念を、元康は只々気持ち悪いと思った)
- ※「自分もフィロリアルを育てて天使姿にする!」と息巻いていた元康に(とある高名なブリーダーから強奪し、魔物紋も赤豚自身のモノであると所有者登録した)卵を斡旋。「フレオン」と名づけられ、可愛がられ育ったそのフィロリアルを、成鳥となる前に殺害。悲しみにくれる元康に嘘八百を吹き込み、尚文に対する不信感を決定的なものにさせる
- ※メルロマルク第一王子・シゼル毒殺への何らかの形での関与
- ※女王とメルティが揃って不在の隙を突くようにフォーブレイから帰国、クズに「珍しい魚の料理を祝いとして城で出すから獲ってこい」とゴネさせる。ほどなく、計ったかのようなタイミングで「波」がセーアエット領一帯を直撃、領地に戻らされていたエクレールの父(並びにエクレールが武芸の師として尊敬していたリザードマン)は戦死。ラフタリア、キール、リファナ達が味わわされた地獄も、遠洋に漁に出されていたサディナの後悔も、エクレールの獄中生活も、更には優男ことヴァンをはじめとした女王派の貴族達が左遷された結果クズの暴走が歯止めを失い、尚文が理不尽な迫害を受けたのもすべてはこれが発端(「本体」の暗躍だったらしいが)
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人間モドキ:正体がアレである事を考えれば、ある意味合っている。
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