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メディア・ピデス・マーキナー

めでぃあぴですまーきなー

『メディア・ピデス・マーキナー』とは、小説「盾の勇者の成り上がり」に登場するキャラクターのことである。
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※此処から先は「盾の勇者の成り上がり」のweb版に関するネタバレが含まれております。閲覧は自己責任でお願いします。





概要編集

本作web版のラスボスにして全ての黒幕。三勇教関連以外の事件は全てこいつ(とその分身)のせいで起こった。(世界融合がなければ三勇教は誕生しなかったため、三勇教が絡む事件に関しても大元の原因を作ったと言える)


自身の経験値稼ぎのためだけに世界を融合させたり消滅させたりしている女神。

死者を蘇らせ洗脳して配下にしたり、配下を苦しめながら処分して高笑いするなど残虐非道な事を平気で行う。

本編でも蘇生させた女王や変幻無双流のババア、尚文の村の奴隷たちを配下にし、精神攻撃のためにアトラの偽者も使役していた。


分身であるマルティに、肉親であるメルティやミレリア、そしてオルトクレイに対して全く家族としての情もなければ王女(それ以前に人)としての在り方にあまりに問題があるのも、あらゆる悪虐を望みながら自分自身の保身には無頓着であったのも、そもそも彼女がこの悪意の権化、ヒトの大罪の集大成たる女神の分身(もっと言えば女神そのもの)として送り込まれたため。


つまりマルティは、血筋や遺伝子の上でこそオルトクレイとミレリアの娘ではあるものの、魂という根源的な点において異物以外のナニモノでもなかったのだ。


少し考察を入れた予想だが、メルロマルク王家も「自分が贅沢暮らしをするためにちょうどよく利用できる一家」でしかないことは想像にたやすい。わざと悪く言えば『身勝手な悪企みのために、無関係だった一家に土足で入り込んだ不法侵入者』と言える。

もしマルティが送り込まれていなければ、メルロマルク王家は少なくとも作中で起きたような悲劇に見舞われることはなかったかもしれない。

逆に、メルロマルク王家を世界侵略の足がかりにするべく己の魂の欠片を紛れ込ませた事こそが、メディア自身の破滅に繋がる大失敗だった、とも言えるが。


女神というだけあり過去現在未来並行世界分岐世界因果律を同時に攻撃して、相手の存在自体を消し去るなど世界の理を超えた技を放つため、互角以上に戦うには同じく世界の枠を超えた神クラスの力が必要。


自身が入れる条件を満たしていない世界にも干渉するためにタクトを始めとした転生者や分身を送り込む戦略を行っており、タクトをはじめとする転生者たちとマルティをはじめとする分身たちとを組み合わせて運用し、

波に対してその世界の住人や勇者たちが抵抗できないように情勢をかき乱していた。

ぶっちゃけ言うなら『自らが肥え太る為だけに、国を腐らせるべく生みつけた卵もろとも世界を食い潰す寄生虫』の所業である。


神物像編集

人が苦しむ様を見て喜ぶ邪悪外道であること、自身を信じる相手に平然と嘘を吹き込んで利用する卑劣さ、追い込まれるとプライドをかなぐり捨てる生き汚さなど、人としての美点が見当たらないのは(当然だが)ヴィッチと同じ。


「無限を無限倍する」「無限を超越した」「絶対必中」など無限や絶対が大好き。

技の名前も「絶対必中、絶対即死『インフィニティ・デストロイヤー』」だったりするあたり、もはや小学校低学年レベル。

皮肉にも、作中の登場人物に「子供の喧嘩みたいな論理」と語られている。


自分に余裕があるときは、相手をかなり舐めきった行為や発言を連発するが、自分が窮地になると般若のように顔を歪ませ、怒りを顕にする。

上記のように「悪意卑劣という概念そのもの」と言える為か、持っている力や所業はラスボスに相応しいのだが、性格や言動は小悪党のそれである。やられそうになってからは特に小物っぽい。


経緯と末路編集

尚文達が異世界に召喚されるよりもはるか昔から、世界を融合させてその世界に降り立ち、滅ぼして自身の力の糧とするために波を発生させ、波に立ち向かう戦力を削ぐために自身の分け身や転生者を送り込むなど暗躍していた。(書籍版に登場する神を僭称する者と比べても段違いに強い力を持つことから、それまでに多数の世界を滅ぼしてきたものと思われる。)


作中最後の波において、夢に現れる形で多数の転生者に指示を出し、勇者達にけしかける。

この妨害が功を奏し尚文達の世界とグラス達の世界は完全に融合。条件を満たしたことで転生者が引き連れていた分け身の体を媒介に降臨する。


その後は遊びとして強化した転生者やその配下、手駒として復活させた女王を戦わせつつ、一度は尚文ラフタリア元康を倒す。(ただし完全に死んだわけではなく、尚文と錬は聖武器の力で元の世界に返され、ラフタリアは尚文の世界に逃がされ、元康は召喚当初の時間軸に飛ばされた)世界を滅ぼす手前まで行くが、メディアと戦うために神となった尚文と彼に連れられた錬が戦線復帰したことで次第に形勢が逆転していく。

当初は尚文たちをそれでも舐めていたが、尚文が自分と同格の存在になっていたと気付いた時にはすでに遅く、遅れていたラフタリアと元康が合流したこともあり尚文によって強化された一同にボコボコにされていく。


逃走や泣き落としを図るがそれも通じず、最後のあがきに上記の『インフィニティ・デストロイヤー』を放つ。しかしそれこそが尚文が望んでいた機会であり、以前マルティの時にやられていたように攻撃を盾で反射され、自分の必殺技で滅び去った。


余談編集

読者からは、ヴィッチの本体であることと、その規模の大きさ、あるいは自称女神であることから「メガヴィッチ」と呼ばれることもある。


書籍版ではまだ登場していないが、波の黒幕として「神を僭称する存在」と呼ばれるものが暗躍していることが判明している。ただし、メディア本人なのか、別の神かはまだ不明。


遊戯王のモンスターで『王座の侵略者』というモンスターがいるが、まさにマルティとメディアはそれを体現したキャラと言える。


関連タグ編集

盾の勇者の成り上がり 盾の勇者の成り上がり登場キャラクター一覧

メディア(曖昧さ回避)

ラスボス 全ての元凶 邪神 破壊神 純粋悪 絶対悪 人外のクズ 悪辣 鬼畜 腐れ外道 愉快犯 ゲス 最強の敵 エゴイスト 小物界の大物





























以下、書籍版のさらなるネタバレ










書籍版21巻で「神を僭称する存在」達が複数登場したが、性格はともかく、見た目からしてメディアとは別人であり、能力も彼女ほどではなく、「0シリーズ」を使用した尚文たちにそのうちの一人が倒されている(メディアには0シリーズでもかすり傷がやっとだった)。


さらに、同巻のこぼれ話によると、(web版がノーマルモードなら)ハードモードに当たる書籍版のラスボスは、メディアとは別の存在になる予定であることが判明した。

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