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天木錬

あまきれん

天木錬は、小説「盾の勇者の成り上がり」の登場人物である。 「盾の勇者の成り上がり」の外伝である「槍の勇者のやり直し」にも登場している。
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概要

CV:松岡禎丞
16歳の高校生。「」と「保身」の勇者
切れ長のと白い肌、いかにもクールという印象。
VRMMOの存在する世界から召喚された。

盾の勇者の成り上がり

序盤は尚文とは敵対はしていないものの、盾を死に職と思い込んでいるために少々蔑んだ態度を取るなどしている。中盤までは仲間を置き去りにしたりとソロプレイが目立ち、経験値稼ぎや腕試しといった目的で東の村のドラゴンを倒すが、死骸を処理しなかったために後に大きな災害をもたらす(この件に限れば村民も後処理を引き受けた上で観光資源として死骸を放置したため、一概に彼だけのせいとは言い切れない)。

さらなるパワーアップをしようと無謀にも霊亀に挑んだことにより、仲間は全滅して名声を失う。
一応思うところはあるようで自分のしたことが解ってはいるが、ゲーム感覚が抜けきらず、同時に罪悪感からの逃避でしかなく尚文に話を聞いてもらうも図星を衝かれすぎて激昂する。
更に信じ(させられ)たマルティにも裏切られ、それがトドメとなり盗賊に成り下がる。
この時カースシリーズの強欲、さらにそこから暴食を発現させる。

その後尚文達と戦うも、カースシリーズの影響もあり今まで以上に話を聞かないようになっていたため尚文に見捨てられかけるが(web版では殺そうとした。書籍版でも手足を落として再起不能にして捕縛するべきかと考えた)、エクレールに技量で圧倒された上に矛盾点を論破されて敗北。正気に戻った後は尚文たちと和解して仲間を重要視するようになり、この世界がゲームではないと理解するようになり、四聖の中では尚文の一番の相方となる。(と言うより他の勇者は鳥のことばかり考えていたり、自分の意志が全くなかったりして、尚文は敬遠していた)

カースシリーズの反動で仲間になった直後は強欲の代償でレアアイテムを全くドロップできず、
武器や硬貨も触っただけで崩れ去ってしまう貧乏体質になってしまい、暴食の代償で経験値も入らなくなってしまう。
(の配下)とマルティによるメルロマルク革命の事件では、同じ剣つながりで呪いの武器の正体を暴くのに一役買い、
鳳凰戦では戦闘不能になった尚文に代わり(簡単ではあるが)戦場に指示を出したりもした。
また、アトラ死亡時にカースシリーズの憤怒を解放している

タクト戦ではガエリオンと組んでトカゲ女に対応する。この頃にはカースの呪いがほぼ完全になくなっていて、武器をなくした尚文に剣を渡したりもした。

女神戦では女神からの攻撃を受けて死亡してしまい、剣の精霊の機転で元の世界へと帰還する。しかし、尚文の世界より時間の流れが速いため、尚文に迎えに来てもらう頃には2年ほど経っていた。その間、いつか戦う時が来た時のために一人修行に明け暮れており、2年前の錬を迎えに行こうとした尚文に今の自分を連れて行くよう頼み込む。
尚文と共に異世界に戻り成長した剣技を見せたが、容姿も成長してしまっていたためエクレールから「誰だ、お前は!」と言われてへこんでしまった。

※原作者がなろうで連載していた『魔獣戦記ブレイブスター(仮)』(未完)にアゾットというキャラクターが登場しているが、言動や能力からしてこの空白の2年間の錬と示唆される。

槍の勇者のやり直し

メルロマルク編前半までは中立(国の明らかな不正のため、やや尚文寄り)
本編と同じくレベル至上主義で、強くなることに目がなく、フォーブレイ編以降は元康に強くなる方法を教えてもらう代わりに尚文の一部始終を見せられ、仲間に加わる。

シルトヴェルト編では、最初こそ3勇教に気に入られていたのもあり従順だったが、今ある現状とメルロマルクの言動と矛盾があまりにも有りすぎたため、段々不審感が高まり一回目のリユート村の波の終了時の祝いの宴会でメルロマルクを不審に思いゼルトブルへ姿を消す。

メルロマルク編では、尚文への差別を最初は自分には関係ないこと、弱職だからとまるで無関心だったが、(元康の策略で)クラスアップの際の異なりすぎる条件の他、樹との理不尽すぎる決闘、中間報酬の減額等、目にあまりすぎるものがあり尚文側へとだんだん片寄っていくが、カルミラ島でのメンバー交換イベントをきっかけに対立し、パワーアップして元康達を出し抜くために霊亀と鳳凰を復活させてしまう。

フォーブレイ編以降は、メルロマルクの陰謀を知り、勇者一行に加わり旅をしているうちにチームプレイの何たるかを理解し、弟子を取るまでになる。
また、共同生活をしていく上で多芸すぎる尚文に対抗して、戦闘以外で何か手に職をという発想で、剣繋がりで魔物の解体を覚える。
樹に音楽の才能があると露見した時は恨みがましい目で樹を見ていた。

また、カナヅチであるため海へ狩りへ行く際はかなり嫌がった。


人物像

四勇者の中では比較的だがまともな感性と正義感を持っており、東の村のドラゴンの二次災害を聞いたときは顔を真っ青にしながら尚文に手間をかけたことを謝罪もしている。
しかし、自分にどうしようもなく甘い面があり追い詰められるとそれが顕著となり、女王の権威を振りかざしたり、地道な鍛錬を怠っており、書籍版では武器の力を使わない純粋な剣の技量のみの試合ではエクレールを相手に無様に立ち回るしかなく、スキルを使うという反則で倒した上に言い訳ばかりと段々地金が晒されていく。
序盤で尚文に多少のフォローをしたときも後出しジャンケンのようなタイミングや、責任を負わずに済む場合しか行わないため、実質尚文の益とならず、尚文からの印象も良くなかった。

後の分析では彼の人物像で大きな割合を占めているのは強すぎる責任感と、これまた強すぎる自己防衛本能であるとされている。
自己防衛本能に関しては改心前はとにかく前に出て来がちで、一度敵だと認識した相手の言葉は全く聞き入れず、成り上がりでもやり直しでもそれで災厄を呼び込む事が何度かあった。
一方の責任感と言うのは一見上述の彼の振る舞いと相反している様に思われそうだが、それらは実際には強すぎる責任感故に、「責任を負いたくない」と言う自己防衛本能が働いてるためだと作中でも推測されている。
実際改心前も村の疫病で顔を青くした事以外にも、先述の様に霊亀に殺されてしまった仲間の事を悔やむ言葉を漏らしたりと、一旦背負ってしまった責任に対しては強く気にかける言動が見られていた。
総じて、改心前も改心後も外部から正しく支えて貰わないと心のバランスを取るのが苦手で、両極端に走ってしまいがちな傾向がある。

本編(盾の勇者の成り上がり)中でも度々クールぶったりまるでサブカルの主人公が言いそうな厨二病のような言動が目立っていた彼だが、「槍の勇者のやり直し」のゼルトブル後編では正式に厨二病を患っていることが発覚し、クロとコントを繰り広げる。
ただ本人的にはその手の物は卒業したと思っており、人前でそう言う言動をする事や、あからさまに厨二厨二したモノに対しては拒絶反応を示す。
しかし根っこが中二病であるのは確かで、本人がフルスペックを発揮できるのもそう言う振る舞いをしている時である。
書籍版ではより鍛治の腕を高めるため、尚文のアドバイスで意識的に厨二を引き出そうとして苦慮しており、その訓練の一環として重度の中二病であるフィロリアと触れ合う事になったが、その結果時折本人の意思とは無関係に厨二が暴発するようになった。

ラフタリアがいない時には代わりに尚文の悪事にツッコミを入れたりする。
特に、web版の本編中盤ではラフタリアが修行のため長期離脱してしまい、実質尚文の相方となっていた。
書籍版では彼女が離脱しないため出番は大幅に減ってしまっているが、彼女からも他の二人よりマシと思われているのか、たまにではあるが「レンさん」と名前で呼ばれている。

元の世界にどこか尚文に似た知り合いがいるらしく、書籍版21巻冒頭ではそのことに触れている(おそらく、上記の魔獣戦記ブレイブスター(仮)の主人公の「三浦勇」と思われる)。


能力・戦闘スタイル

尚文の仲間になる前は、強化方法の共有をしていなかったために尚文の防御力を突破できずにチート呼ばわりした(武器は霊亀素材の上位のもの)。
その際にその程度の攻撃力で霊亀に挑むなんて無謀と尚文に言われた。

改心後は共有を実践したり、避けていた鍛錬や文字の勉強など(書籍版では鍛冶も勉強している)にも精を出すようになり、第一線で戦えるようになった。

カナヅチだが、適性のある魔法は援護。また、魔法も水の一部なので適性がある。
氷を出せるので槍の勇者のやり直しでは砂漠地帯での猛暑に重宝された。

また勇者の武器は使い手の心の影響を強く受けるため、彼が心の底からノっている時、即ち厨二を解き放っている時が一番武器の性能が引き出せる
理性で厨二を遠ざけている本編では武器の性能に制限がかかっている事が示唆されており、書籍では自分の厨二を引き出して打った強力な剣をコピーした所、勝手に無難な形に修正されてしまっている。
また真やり直しの伝承のフィロリアル編では元康の暗躍で早期からクロことブラックサンダーと触れ合った結果厨二が解放されつつあり、作者曰く「技術面は盾本編の剣が一番、剣の中で上ですが武器の攻撃力はこの周回の方が何故か高いかもしれない」との事。

スキル


ここでは代表的なもののみを挙げる。

雷鳴剣
雷を纏った剣から光を放って攻撃するスキル。
発動まで時間がかかるものの、威力は高く、元康が流星槍を放っても砕けなかった魔法障壁を破っている。

流星剣
剣から星を放つ広範囲、中距離攻撃。他の聖武器にもある「流星シリーズ」のスキル。
錬が好きなスキルのようで、暇さえあれば使ってるなと思われている。
類似技にラフタリアが刀の眷属器で使用する「スターダストブレイド」がある(書籍版)。

ハンドレットソード
文字通り百本の剣を空中に浮かせ、対象に向けて一直線に向かわせる遠距離攻撃。
最大強化すると一本一本が大ダメージになるため汎用性も高いスキル。

ハイドソード
ラフタリアの使う幻影剣と似たようなスキルで、自分の姿を消すスキル。
元康のクローキングランスと似たような技でありながらもシリーズは違う。
ラフタリアの方が精度が高いらしい。

重力剣
霊亀の素材から作られた剣のスキルであり、文字通り重力を発生させるスキル。
剣自体にも威力があり、入手してからはそれなりに使用されていた。

鳳凰烈風剣
剣を振るうことによって、エネルギー化した鳳凰を飛ばして攻撃をするスキル。
こちらを手に入れてからは重力剣を使わなくなってしまった。

羅刹・流星剣
カースシリーズでおかしくなった錬が使用した流星剣。
ぶっちゃけ普通の流星剣の色違いでしかない。

シュタルクファアファル(ストロングディクライン)
暴食のカースシリーズでおかしくなった錬が放ったカーススキル。
地割れが起きて、割れた先がまるで牙が生えた口のようになって対象を捕食しようとする。更に腐敗する液体を地割れの中から放出する。
オマケでハエの化け物を生み出して対象に向けて放つなど、尚文のブルートオプファーと比較しても効果が非常に多いため、避けられてもまだ先があったりはする。
使用の際には自身の経験値を代償にして放ち、使用後は経験値が一切入らなくなる呪いが付与される。
因みに剣を奪ったタクトも元康とガエリオンに向けて使用しているが、錬がエクレールに噛みつきからハエまで全て避けられたように、元康やガエリオンにも全て避けられている。
ある意味では不遇スキルだが、錬の暴食がショボかったり尚文みたいにカース慣れしていない故なので、ちゃんと強化出来ていたら、あるいは……?

バリアブルメサイア
web版終盤で元の世界に戻されていた空白の2年間の間に他の異世界に行った際に習得した技。
刀身が巨大な光輝く刃と化し敵を両断する。

苦労人?女難?

改心後はそれまでとは逆に責任感の強い性格になったのだが、強くなりすぎてすっかり苦労人キャラとなっている。
例えば書籍版ではグラス達の異世界に尚文や達が渡った際、村の留守を任されたのだが、残ったメンバーが元康やガエリオンといった問題児ばかりだったため、ストレスと胃潰瘍で倒れてしまった。
16歳の若者が胃潰瘍を発症するのだから、どれだけ精神的負担が酷かったか容易に想像できる(帰ってきた尚文も、話を聞いたときは呆れたものの、実際に錬のやつれ具合を見て怒るに怒れなかった)。

さらには、自覚のないままラフタリアをはじめとする女性陣にモテまくる尚文や、やはり自覚がないのにリーシアと相思相愛になった樹に比べて(元康は論外)女性問題でも恵まれない。
自分を救ってくれたエクレールには思いを寄せているのだが、恋愛に興味のない彼女からは仲間としてならともかく、異性と見なされていない。また、上記の自分が倒したドラゴンの養女であるウィンディアには責任を感じており、何かと気にかけているが彼女からも煙たがれている(最初は嫌われていたので、まだマシになった方)。
後日談にあたるweb版番外編では、あまりの哀れっぷりに見かねた尚文が助け舟を出すほどだが、相変わらず双方ともに男性として見てもらえず、上記の通りリーシアと上手くいっている樹を羨ましがっている。

果たして、彼に春は来るのだろうか‥‥。


関連タグ

盾の勇者の成り上がり 盾の勇者の成り上がり登場キャラクター一覧
厨二病 保身
苦労人

その他の四聖勇者
岩谷尚文 北村元康 川澄樹

関連人物
エクレール=セーアエット ウィンディア(盾の勇者の成り上がり)

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