概要
対応する悪魔はベルゼブブ(Beelzebub)。
幻獣としてはケルベロスで表され、動物としては豚、トラ、リス、ワニ(実際は変温動物故少ない餌でも十分生きることが出来、2年間食事なしでも餓死しないケースもあるが)、ハエとして表わされる。
これが罪として上げられたのは、やはり近代までは安定した食料の供給が望めず食糧問題に発展し兼ねなかった点、「大食いは不健康・怠惰(ブタが当てられているのもここからだろう)・浪費に繋がる」など実質的な問題に起を発しているのだろう。
それとは別に「多く食べる事こそが身体を鍛える」という考え方も存在するし、他人の領域を侵したり食材・調理者への感謝を忘れなければ別に大食いが責められる謂れはない。
でもなるべく節度を守って腹八分目でね!
近年は「食」に限らず、「知識」「人との繋がり」「金」などに病的なまでに飢えており、生活を破綻させ法に触れてでもそれらを得ようとする者まで含めて「暴食」と呼ぼうとする新しい解釈もあったりする。
(例えば、病んだ人間が「片想いの相手とつながりたい」という想いをこじらせて相手の個人情報を徹底的に調べ上げたり、幼い頃に貧乏に苦しめられた人間が大人になって銭ゲバになるといった事例が該当)
後述するシャドウ金城はこういった新解釈に則って「暴食」の悪名を与えられている。
関連キャラクター
「大食い」で「食欲旺盛」なキャラクターはごまんといる為(腹ペコ等を参照)、『暴食そのもの』をモチーフまたは象徴としたキャラクターのみを記載する。
基本的に凄まじい食欲の持ち主ばかりで、それを満たす事以外には殆ど感心を示さないキャラが殆ど。またその単純な行動理念からか「子供の様に純粋」な者としても描かれやすく、好意を抱いたり制御を受け入れた者には割と従順な姿勢を見せることも多い。
一方でその善悪に寄らない価値観故、シャレにならないものを平気で喰らったりする事も作品によっては多く、大罪の中でも特に強い危険性を秘めたものとして描写されがちである。
下記のグラトニーによる「食 べ て い い ?」のセリフがかなりの(分かり易い)インパクトを放っていたため、イメージできる方も多いのではないだろうか。
能力としては「本来は食えないものも食べられる」「自身の体積を超えた質量を己の中に取り込める」「食べたものの力を吸収して自らのものにする」のいずれかに分類される事が殆ど。
- グラトニー(鋼の錬金術師)
- ビッグ・マム、ワポル、モンキー・D・ルフィ、ラッキー・ルウ、ジュエリー・ボニー(ONEPIECE)
- 三虎、ネオ(トリコ)
- マーリン(七つの大罪)
- ベルゼバブ(七つの大罪(ホビージャパン))
- ベルゼブモン(デジタルモンスター)
- グーラ(ドキドキ!プリキュア)
- 暴飲暴食の少女ガブリー(白猫プロジェクト)
- 三匹の子豚(シノアリス)
- アクジキング(ポケットモンスター)
- デスレックス(ゾイドワイルド)
- 貪り尽くす翅蟲ストラトス(蒼き雷霆ガンヴォルト)
- シャドウ金城(ペルソナ5)七つの大罪が当てはめられる「パレスの主」の1人で「暴食」担当。
- 玲(ペルソナQ)
- 桂木弥子(魔人探偵脳噛ネウロ)
- ライ・バテンカイトス、ロイ・アルファルド(Re:ゼロから始める異世界生活)
- カービィ(星のカービィ)※ゲーム本編よりも、アニメ版や漫画版でそのような描写が多い。
- イルディオ(SERVAMP)
- くいい爺、ハングリーG(妖怪ウォッチ)
- ヨッシー(マリオシリーズ)
- バニカ=コンチータ(七つの大罪シリーズ)
- リムル=テンペスト(転生したらスライムだった件)
- 魔王アリエル(蜘蛛ですが、なにか?)
- ボガール(ウルトラシリーズ)
- 多部空満、天喰環、喰有銀次(僕のヒーローアカデミア)
- リルトット・ランパード(BLEACH)
- グリコ(オトカドール)
- イビルジョー、オストガロア(モンスターハンター)
- ルーイ(ピクミン)(ピクミンシリーズ)
- リゼ・グラトニー(Seven_Rabbits_Sins)
- テツ、ワサビ、エンジ、ヒサメ(モナ・リザの戯言)※作品の性質上、役者に近い。特にテツとワサビの大食い設定が多く、エンジとヒサメは動画によって異なっている。
- 望月美琴(ドカ食いダイスキ!もちづきさん)
関連タグ
捕食 七つの大罪(色欲、強欲、怠惰、暴食、嫉妬、憤怒、傲慢)グラトニー 暴飲暴食 ブラックホール 食いしん坊
悪食娘コンチータ Sadistic.Music∞Factory Märchen 火刑の魔女 グラットンソード
人生ゲームハッピーファミリーご当地ネタ増量仕上げ:クソゲーの業界における暴食の象徴。詳細はクソゲーオブザイヤーへ。