『諦めろ 俺は…太陽すら喰らう者(サンイーター)だ』
『ミリオを頼むよ! あいつは…絶対無理するから助けてやってくれ』
プロフィール
喰らったモノを力に変える 変幻自在のリバイバー!!
究極のヘボメンタル ミリオの親友でライバル
―――僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysisより
概要
現雄英生のトップ『ビッグ3』の一人。
ファットガムの元でインターン活動を行っている。
人物
鋭い眼つきにとがった耳、黒髪が特徴の男子生徒。
技量ならプロ以上と評されるが、メンタルがとても弱く、かなりのネガティブ思考の持ち主。
威圧的な印象とは対照的に、本人は壁に視線を向けて話さないと緊張してしまう極度のあがり症で「ジャガイモだと思って臨んでも… 頭部以外が人間のままで依然人間にしか見えない」
「頭が真っ白だ…辛いっ…! 帰りたい………!」と壁に張り付いてしゃべれなくなってしまうほどの小心者。
波動曰く『ノミの心臓』。
ミリオとは小3の春、転校先で声をかけられて以来の付き合い。
天喰はミリオのことを太陽のようだと尊敬している。
「サンイーター(太陽すら喰らう者)」という少々不気味なヒーローネームは、「太陽(=ミリオ)にも負けない」という彼なりの心意気を表したものである。
インターン先のファットガムからは実力を認められているが、本人はファットガムからパワハラを受けていると感じているらしく胃が痛い。
ファットガム曰く『精神面が育たない』らしい。
個性
個性は『再現』。
喰らった物の特徴を質量保存の法則に依らず自身の肉体に再現できる。
生物が持つ毒なども再現が可能。
「身に付けている」形で再現しており、肉体そのものが変化しているわけではないため、再現した箇所が攻撃されても環自身がダメージを受けることは無いが、痛みなどは感じている様子がみられる。
再現する「特徴」「その大きさ」「自分の身体のどこに再現するのか」は自由自在。
複数の特徴を同時に再現することができ、再現した特徴の上にさらに別の生物の特徴を再現することもできる。
そのパフォーマンスの自由度に上限値は存在せず、食った物の種類が多いほど再現の選択肢・組み合わせは理論上無限に増えていく。この真価を発揮すれば数十種類もの動植物の特徴を一斉に再現し、それら全てが反映されたキャノン砲をも造り出せる。
お気に入りはアサリで、曰く『攻防共に使えて便利だから毎日食べるようにしている』らしい。
またよくタコを再現している。タコを多用する理由はインターン先のファットガム事務所が関西で、タコ焼を毎日のように食べてるから。
コスチュームには様々な食べ物が仕込んである。
そして、この個性のもう一つの強みが喰らいさえすれば譬え食材でなくとも再現が可能であるというもの。
劇中では結晶を喰らい、咄嗟の防御壁として再現する、下述のキャノン砲を撃つ為に波動の放った衝撃エネルギーを喰らう等の例がある。
中学時代はほんの小さな植物の芽の再現にも苦心するほどだったが、雄英での3年間の訓練とインターン活動を経たことで、現在では尋常ではない応用性と青天井の可能性を持った万能の"個性"へと成長している。
ベストジーニストと同じく、努力によって個性を強化したタイプのヒーローと言えるだろう。
必殺技
- 混成大夥(こんせいたいか)
「サイズ可変」「複数同時再現」「特徴自由選択」持てる技術の全てを収束させた天喰の集大成。
作中では甲殻で覆われたタコの足をムチのように暴れさせる「"キメラ・クラーケン"形態」と、牛の下半身により速度と馬力を強化した「"キメラ・ケンタウロス"形態」、タコの擬態で姿を消しサソリの毒針で攻撃する「"オクトパスミラージュ"+"スコルピウストキシン"形態」を披露している。更にNo.361・362では、魔王・死柄木にも通ずる超火力を突き詰めた果てに、ありったけの生物を再現して作り出した特大のキャノン砲に増幅させた波動ねじれのエネルギーを充填し、大出力の砲撃を浴びせる究極奥義「波動砲(プラズマキャノン)」を披露した。その一撃は遠方の雲を霧消させる威力を誇り、肥大化と増殖を繰り返す死柄木の腕をバラバラに吹っ飛ばした。
活躍
仮免を取得した1年A組の前にヒーローインターンの有用性を説明するために、他のビッグ3のミリオ、波動と共に現れた。
その後インターンに参加したい切島に熱く頼み込まれ押し切られ、ファットガムを紹介し、共にインターン活動することになった。
インターンでのパトロール中に敵から"個性"を打ち消す薬を打ち込まれるが、薬自体がまだ未完成品だったため数日でまた"個性"が使えるようになった。
薬の出どころが死穢八斎會と判明し、ファットガムが無認可の薬物の捌きに詳しいヒーローとして、死穢八斎會に対する作戦会議に呼ばれ、ファットガム事務所として死穢八斎會潜入捜査に協力する。
死穢八斎會潜入捜査の際は、ファットガムらとオーバーホールを追うが、地下迷宮に入ったところで鉄砲玉・「八斎衆」窃野、多部、宝生が現れ、プロヒーロー達に先に進んでもらうため単独で相手にし、顔面の骨にヒビが入る重傷を負うも勝利する。
雄英文化祭では、ミスコンに出演する波動のアシスタントをする。
冬のインターンでは、切島に加え鉄哲と一緒にファットガムの元で活動する。
超常解放戦線との戦いでは群訝山荘で解放戦士を次々撃破していくも、蛇腔病院にいる死柄木の呼びかけで目覚めたギガントマキアの進撃を止めることができず負傷してしまう。
339話にて波動と共に再登場し、関西地方で敵の確保と民間人の救助に動いていた。
第二次決戦では天空の棺で波動、爆豪、ベストジーニスト、エッジショット、ミルコらと共に死柄木に挑む。トロイアでの分断時にトガヒミコによって奥渡島に飛ばされてしまった出久が天空の棺に合流するまでの間、死柄木の"個性"ではない肉体の成長の攻撃と防御に苦戦を強いられ、合流したミリオと波動と連携をとり、全身全力の「波動砲(プラズマキャノン)」を死柄木に向けて発射するも有効打に至らなかった。その最中爆豪を心肺停止に追い込み、肉体を更に強化した死柄木にミルコ、波動と共に戦闘不能に追い込まれてしまった。
余談
波動が天喰に称した『ノミの心臓』は実際に存在する諺なので造語ではない。
意味は小心者や臆病であることなので非常に的を射ている。
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