エッジショット

えっじしょっと

漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場するプロヒーロー。

『抜かせ破壊者 俺たちは救けに来たんだ』

『名声のために活動しているのではない 安寧をもたらすことが本質だと考えている』

プロフィール

体を変化させ忍び襲う その早業から逃げる術なし！！

生い立ち私生活は一切謎！ ミステリアスな忍者ヒーロー

―――僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysisより

ヒーロー名	忍者ヒーロー《エッジショット》
名前	紙原伸也（かみはら しんや）
個性	紙肢（しし）
誕生日	2月22日（33）
身長	170cm
血液型	A型
出身地	不明
好きなもの	忍者、おにぎり
性格	プライベートは非公開
CV	鎌苅健太

概要

ヒーロービルボードチャートJPでは5位→4位（下半期）のプロヒーロー。忍者の様な出で立ちで、現れる際の効果音は「ドロン！」。

人物

最大の特徴は、顔の右半分を覆い隠すように折れ曲がった前髪と、真っ直ぐに伸びて二つに分かれた後ろ髪。元々の髪形なのかセットしているのかは不明。

髪色は薄い灰色で、瞳は黒色。素顔は常に隠れていて確認できないが、イケメンの様子。

淡々とした少々堅いしゃべり方をしており、落ち着いた性格の人物。戦闘中の一瞬の出来事にも動じず、咄嗟に敵の個性を分析するなど、どんな場面でも冷静さを失わない。

セリフ自体はあまり多くはないが、敵が逃げたことに責任を感じたシンリンカムイを励ましたり、挑発的な言動のミルコに対して公の場だからとたしなめたりするなど、周囲に気を配れる人物でもあるようだ。

コスチューム

コスチュームは紺と赤を基調とした忍装束のようなデザインで、右肩に鬼を模した肩鎧がついている。口元の覆面と赤いマフラーで顔を隠しており、何故か地下足袋の上から草履を履いている。

因みに私服でも忍装束だが、なぜか下駄を履いている。

個性

個性は『紙肢（しし）』

肉体を紙のように薄く細く伸ばすことができる個性。

一見目立たない能力のようだが、鍛錬によりその変化速度は音速を超える。

施錠された扉などの非常に狭い隙間から侵入するなど、いかにも忍者らしい使い方ができるほか、相手の体内に入り込み体内をいじって気絶させるなど、その気になれば割とエグイ使い方も可能。

発動すると肉体がまるで毛糸玉がほどけるように引き伸ばされていく。全身を引き伸ばすほか、腕や脚のみを伸ばして攻撃することもできる。想像していただきたい、音速を超えるスピードで肉体を引き伸ばして体内に侵入される様子を。

前述したとおり変化速度が音速を越えているため、引き伸ばした先端に再び寄り集まって元の肉体に戻ることで、瞬間移動に近い行動が可能になる。個性の特性上、滞空時間も長いようで、オール・フォー・ワンとの戦闘では空中の彼に肉迫し、空中で戦闘を継続した。

因みに彼はあくまで忍法として個性を使っているようだが、個性の紹介文でしっかりと否定されてしまった。

必殺技

• 忍法 千枚通し（にんぽう せんまいどおし）

自身の体を瞬時に引き伸ばし、音速を超える速度で繰り出す刺突。これは人間の肉体も容易く貫通し、体内を少しいじれば殺さずに気絶させることが可能。一瞬で複数の人間の肺に極小の穴を開け、行動不能にすることすら出来る。

活躍

神野区の悪夢では、ベストジーニスト、エンデヴァー、ギャングオルカらと共に指名を受け、爆豪救出作戦に参加したプロヒーローの一人。捜査により判明した敵連合のアジトに、オールマイト、グラントリノ、シンリンカムイらと共に強襲を仕掛けた。

壁を破ってオールマイトらが強襲を仕掛け、連合の注目が逸れた瞬間に個性でアジトに侵入して扉を開錠。警察の制圧部隊をアジト内に誘導した。原作では突入前、玄関先でピザ屋を装って連合に呼びかけ気を引いた人物がいたが、アニメでは彼になっている。

突入後はワープゲートを開こうとする黒霧を個性で気絶させる。しかし突如として乱入してきた脳無たちの対応に追われ、アジトにしばし留まった。

そしてオールマイトとオール・フォー・ワンの決戦の場にエンデヴァーらとともに合流。取り残された市民の救助などを行った。

ヒーロービルボードチャートJPに登場し、オールマイト引退後のヴィランの活性化に伴い、エッジショットの呼びかけでシンリンカムイとMt.レディとの3人で、チーム・ラーカーズとしてチームアップしたことがわかる。

そのことに対してミルコから弱虫扱いされたり、インタビューで結構いいこと言ってたのにホークスに茶々を入れられたりと、周囲から色々言われて少々あきれていた。

チーム・ラーカーズとして、冬のインターンでは、上鳴、瀬呂、峰田、塩崎を受け入れた。

3月に行われた超常解放戦線とヒーローの全面抗争に発展した大規模制圧作戦では部隊のリーダーとして他のヒーロー達と共に群訝山荘の制圧へと向かった。

忍法 千枚通しで多くの解放戦士たちを無力化し、リ・デストロと交戦。

ストレスによって巨大化したリ・デストロ相手に攻防を繰り広げ、義足が壊れストレスも尽きたところで忍法 千枚通しで撃破する。

しかし、死柄木の覚醒に呼応したギガントマキアを止めに向かえなかったことで被害を最小限に抑えることが出来ず、全面戦争後のタルタロス陥落に伴う治安崩壊でヒーローが非難の的になる事態となる。

その状況下でもヒーロー活動を続け、失われた平和を取り戻すために残された他のヒーロー達と共に立ち上がっていく（既にこの時点ではシンリンカムイ、Mt.レディと共に緑谷が抱えるOFAの秘密を知る人物の一人となっており、恐らくオールマイトかエンデヴァーを通して知ったと思われる）。

最終決戦では、「天空の棺」内で死柄木/AFOと交戦。しかし、その最中で爆豪が死柄木の攻撃で心肺停止に追い込まれてしまう。

若いヒーローの生命を繋ぐため、エッジショットは「千枚通し ・極」で爆豪の傷ついた身体の修復と心肺蘇生を行う。

「俺がこの子の心臓になる！！」

余談

• エンデヴァーやベストジーニストと同じく、彼も雄英卒業者である。更にジーニストとは手芸同好会の先輩後輩の関係である。なお、『ユアネクスト』の小冊子「Vol.Next」ではジーニストの卒業後、エッジショットが手芸同好会を忍んで勧誘した結果、誰にも気づかれることなく自然消滅してしまったとのこと。
• 私生活は謎に包まれており、ヒーロー活動以外では人前に姿を現さない。彼のファンの間では「隅々まで知りたい派」と「ミステリアスだからこそ良い派」でしばしば争いが起こる。
• コミックス11巻の裏表紙ではセキュリティサービスの広告を担当しており、「忍者ですら入れません」というキャッチコピーを使用。実際に彼が入れないのなら確かに万全のセキュリティである。

関連イラスト

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以下、最新話までのネタバレ注意

結果的に爆豪は蘇生したが、エッジショットの身体は縫合針のような姿となってしまう。

幸い、生命には別状はなかったものの元の姿に戻るにはかなりの時間を要するらしく、しばらくヒーロー活動は困難とのこと。

爆豪は「元に…戻るんスか？」と心配していたが、本人曰く「俺は元より全部獲りに行ったつもりだ！」とのことでこの姿になってまで爆豪を救った自身の行動に悔いは無い様子。