CV:名塚佳織
概要
何者かに記憶を奪われ記憶喪失になった少女。
八十神高校の制服を着ているが、記憶を失っていることから年齢は分からないため、一年生ということにされている。
明るく気ままな性格で、常に何かを食べており(主にアメリカンドッグなど)、とても食いしん坊。
しかも胃もたれや腹痛にならないなどある意味異常であり、俺の胃袋は宇宙だ状態であるが、紙製のパイを食べて悶絶する描写はある。そのため、「嫌いなものはぱるぷ」と説明している。
いつも自分を守ってくれる善をどうやら意識している描写もある。
大口のシャドウに対しては「あれだけ大きい口ならいっぱい食べられそう!」などと感想を述べるなど、怖い迷宮探索を楽しくしてくれる。
ペルソナ能力者ではないが、善と一緒に回復技を使ってくれる。
容姿
ボリュームのある金髪ロングに白い花の髪飾りをいくつか付けている。
そして制服の上に花のようなイメージの黄色いカーディガンを着ている。
関連イラスト
関連タグ
イデア:登場作品は全くの別作品だが、容姿、設定等々…玲と似た点が多く見つかっている。
以下ネタバレ
12年前に病気で亡くなっており、本名は「二子」(本人の母曰く「2番目の子だから二子」)。
ウサギのぬいぐるみは一番の宝物、おもちゃの指輪は母が祭りの時に買ってくれたもの、髪の毛の束は丸坊主になった後に渡されたもの、手紙は同室に居たけど退院した3つ上の女の子からのもの。
迷宮の宝はいずれも葬式に際して彼女の棺の中に入れられたものであり、迷宮と番人は彼女を真実から遠ざける為に生まれたものだった。
幼少期から入院し、学校にも通えず、友達もできず、楽しいことも何もなく、苦しい中で必死に耐えているのに「ガンバレ」と応援され、あげくに死んだら生きている側から「安らかに眠って」と言われる。
善が気まぐれに行った事で自分がとても「生きた」とは言えない人生を過ごしたことを悟った彼女は、深い怒りと悲しみと絶望を抱き、
彼女にそんな思いをさせてしまった事を深く後悔した善が、彼女と自分の名前と記憶のすべてを封印して、
その無念が晴れるまで付き合っていた点というのが『ペルソナQ』の真実であった。
玲という名は善の付けた「フィレイ(ギリシャ語のphil)」という名前を彼女が上手く発音出来なかったため、言い換えたもの。
歴代ペルソナのヒロイン中でも屈指の重々しい人生は女神異聞録ペルソナのヒロインである園村麻希に似通っているが、
麻希との決定的な違いとして彼女は物語が始まる前にどうしようもなく終わってしまっているという点がある。
特別課外活動部の面々だろうと、特別捜査隊の面々だろうと、誰がどう手を尽くしても彼女を完全に救うことはできない。
自分と向き合える心の強さも、かけがえのない仲間も、共に寄り添う伴侶も、悔いの無い人生も、何一つ得られぬまま死んだが故に絶望した少女を、何かを得られた者では救う事など出来ないのだから。
ペルソナQとは、答えを求め彷徨う霊(玲)を送る為の物語であり、人の心を得た時の神クロノスこと善が答えを得て、その答えでフィレイ(愛しいもの)を救う物語。
そして舞台となる偽りの八十神高校と文化祭は、彼女を祀る為の鎮魂の儀式である。