概要
渋谷のクラブをアジトにしているストリートギャング風の男で嫌味な表情と恰幅の良い体系が特徴的。
非常に金にがめつい性格で、学生に高給の裏稼業を斡旋したかと思えばそれを出汁に家族に危害を加えると脅迫し、彼らから財産を巻き上げるという凶悪な手段で儲けている悪漢。
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この先ネタバレ注意!!
心の怪盗団の3番目のターゲットとなるパレスの主で七つの大罪では暴食を司る。
渋谷の街全体を「自分の銀行」だと認識している他、自分のしている行為は足がつかないという絶対の自信を持っている為、パレスはUFO型の巨大銀行をイメージしている。金城のシャドウは銀行の頭取として君臨し、成金風のスーツを着ているが、戦闘では手を擦ってハエ人間じみたきm…不気味な姿「カネシロ・バエル・ジュンヤ」に変貌。言動もラッパーじみたものになる。一定数HPを削ると巨大な豚の貯金箱型機動兵器「ブタトロン」に閉じこもるのでこの金庫を破壊しないと本体にダメージが入らない。
全体に恐怖を与える「フィアー・ガス」が脅威だが、チャージ攻撃である「大怪球マーチ」はメギドラオンとほぼ同じ効果を持っているので防御耐性に移るか、早めにブタトロンを潰しておきたいところ。
名前はバエルだがどう見てもベルゼブブな事には突っ込んではいけない。
(尤も、ベルゼブブ自体バエルの名を持った悪魔と云われている為、実はそこまでおかしくない。2周目以降はベルゼブブを持ち込んで対決させる事もできる)
『P5R』ではブタトロンを撃破すると本体との戦闘になるが、ムチを装備した小柄な用心棒「金で揮う者」とシールドを装備した巨漢「金で防ぐ者」を金の力で召喚してくる。
この取り巻きたちは非常にタフで、さらに防ぐ者はカネシロ本体への攻撃をすべて一身に引き受けてしまうが、状態異常に対して非常に弱く、睡眠などで行動不能になるとブロッキングもできなくなる。
カネシロ本体は「スリープソング」でこちらを眠らせてから「指弾」によってタクティカルを取る戦法を基本とし、後半に差し掛かると強力な全体攻撃「金の雨」を使用する。
が、さらに体力が減ると手持ちの金がなくなったのかこの技は失敗し、『契約継続は困難』という理由から取り巻きたちも戦闘離脱してしまう。
モルガナが指摘した通り、『金の切れ目が縁の切れ目』となり、孤立無縁となった形で怪盗団に撃破された。
なぜ彼がここまで金に執着するのかと言えば、元は貧乏かつその容姿から底辺の座に甘んじていた為であり、今の地位にのし上がるまでに相当な苦労をしたようである。作中でやたらと罵詈雑言に「バカ」を多用していたのも、自分自身が「バカ」だったから、あるいは他者に見下される事を恐れ、他者を見下す事で虚勢を張っていたからに他ならない。散り際に怪盗団の正義を皮肉り、パレスを悪用する人物がいることを仄めかした。
周囲から爪弾きにされた存在という意味ではある意味で怪盗団の同類とも呼べる存在だが、自分と同じ弱い立場の人間を貪ってのし上がって尚、弱者から貪り続けるという到底許し難い行為に手を染めている以上は同情の余地はないだろう。
しかし、「力の使い方次第では金儲けし放題」という金城の発言から、心の怪盗団も力の使い方を間違えていればこのような道を歩んでいたIFの様な存在だったのかもしれない…。
オタカラの正体はままごと用の偽札(図柄はシャドウ金城)が詰められた金色のアタッシュケース(なおアタッシュケース自体は価値があり、換金した際の値段は15万円だった)。
鴨志田・斑目ほかと違って特に由来は語られなかったが、パレスの主のオタカラは主の過去や歪みの根源に直結するものであることが多い。そうなると金城の場合、幼少期に貧困生活を強いられていた時に自分で作ったままごとの札束で自分を慰めていた事でもあったのだろうか。
後に物語の後半に対峙する勢力とも繋がっていた事(それ以前に大宅からの情報で「黒い繋がりがあるらしい」と伏線は張られていた)や、彼自身が未成年から巻き上げて行った金もその勢力に貢いでいた事が判明した。上記の「パレスを悪用する人物」の情報についても、その勢力から得ていた可能性が有る。
余談
ゲーム版で声優を務めた田中一成氏はペルソナ5発売後程なくして逝去した為、P5A以降の作品では藤本たかひろ氏が担当している。