金の切れ目が縁の切れ目

かねのきれめがえんのきれめ

金がなくなると疎遠になること。

概要

お金を持っている時に仲良くしようと近づいてくる人は、カネがなくなると去って行って疎遠になることが多いということわざである。

所詮金の力で築いた人間関係は脆いということであろうか。

実際にアニメや漫画、小説やドラマの世界においてもお金にモノを言わせて幅を利かせたり傲慢・横柄な振る舞いをしてきた人物にお金がなくなるもしくは立場が危うくなる事になるや否や取り巻いている人物達が瞬く間に離れてしまうパターンが非常に多い。

だからこそ「金の力に頼らない人間関係を築きなさい」というメッセージ性を含んでいるが、「縁が切れないように金を絶やしてはいけない」と曲解する向きもある。

ある意味では、「まさかの時の友こそ真の友」（“A friend in need is a friend indeed.”）とは対を成す。

お金さえあれば繋がる縁や繋がりは簡単に作れる反面、ふとしたきっかけで脆く儚く崩れてしまう。心からの信用や信頼は作られるまでに長い時間や労力以上に『純粋に人を想う気持ち』を絶やしてしまわない事が必要だが、その繋がりは余程の事がなければ決して切れる事のない絆に変わるのである。

関連タグ

ことわざ

友達料、傭兵：金の切れ目が縁の切れ目となるもの

お金で買えない友情