概要
CV:内田真礼
メルロマルクの第二王女。青い髪で魔法が得意。
名前の変遷はメルティ=メルロマルク→メルティ=Q=メルロマルク。
盾の勇者の成り上がり
父親であるオルトクレイを罵倒した尚文に謝らせようと追いかけたのがきっかけで知り合い、三勇教会所属の護衛の騎士に暗殺されそうになったところを尚文一行に助けられ、しばらくの間同行することになる。しかし知り合った当初はメルティの姉と父親に酷い目に遭わされていたせいもあって話をしようとしてもまともに取り合ってもらえない程に尚文から不信感を抱かれていた。
三勇教の教皇を撃破し、尚文の冤罪が晴れてからは尚文たちのバックアップに回る。
タクト編で母ミレリアが死亡し、若くして女王となり指揮を執っている。
この時に名前がメルティ=Q=メルロマルクに変わる。
フィロリアルが大好きでその知識量は元康と双璧を成す。
怒りを忘れクイーン化したフィーロに興味を持ったり、フィーロと遊んで本来の目的を日が変わるまで忘れたり割と天然な性格である。
尚文を異性として意識しており、幼女扱いされると怒りを露わにする。
フィーロの最初の友達にして親友。ある一件により尚文からフィーロの婚約者と認定される。
水属性の魔法をよく使うため戦闘力もそれなりに高い。
低レベルのうちにできるだけ技術を磨く事を重視しており、魔力を体に循環させて能力を上げる術を持っている。
碌でもない性格の姉とは違い母ミレリアと同じく人格者で理知的な性格。当然姉との姉妹仲は険悪であり、一応は「姉上」と呼んではいるが母同様最低限の家族愛しか抱いていない。
根は勝気な一面を持つが心を開いた相手にしかそれを見せることはないツンデレ気質。
web版と他コンテンツでの差異
web版ではグラスと出会った後で登場したが、書籍版では登場が前倒しされている。
web版と異なり外交のためにミレリアと共に国を離れていたことで、自国であるメルロマルクが起こした問題や父であるオルクトレイの暴走もある程度理解している。
尚文については迫害されている不憫な状況であることを理解しているが、一方で荒れていた尚文が他国から差し伸べられていた救いの誘いを感情に任せて全て断るという周囲への怒りと不信のあまりに目が曇って行った行為については理解しきれず、何故迫害されているメルロマルクから出ようとしないのか困惑している。
ミレリアの命で、迫害を受けている盾の勇者と母から注意されていたことを守ろうとしない父の間を取り持つために帰還する途中で野生のフィロリアル(実は普通のフィロリアルに化けていたフィトリアだった)を追いかけているうちに護衛とはぐれたところで尚文たちに出会い、王都まで送ってもらうことになり、その道中でフィーロと仲良くなる。この時は「メル」と名乗り、王族であることは隠していた。
書籍3巻描き下ろしではフィーロたちと出会うまでが描かれている。
王都に到着後、フィーロに何度何度も通りすがりに蹴り飛ばされたことを飼い主の尚文に怒って訴えた元康を尚文が嘲笑ったことが発端で起きた元康と尚文の戦いと、それを煽る姉のマルティを止めるため、自分の正体を明かす。次期女王としての権限を使い、揉め事は止められたのだが、王族に不信感を持っていた尚文には拒絶されてしまい、web版同様に暗殺されそうになるまで尚文に避けられ続けてしまった。
また、逃避行の途中でかつてラフタリアを虐待した「隣町の貴族」ことイドル=レイビアに監禁され、さらにイドルの屋敷の地下からラフタリアの幼馴染のリファナの遺体が発見されたり、キールが救出されたことで自国の亜人差別がいかに酷いかをその目で見て深く恥じ入り、亜人差別をなくすことを強く誓う。
書籍・漫画・アニメ版では第二王女でありながら散々蛮行をやらかしたマルティよりも発言権が上であり、女王からも信頼されているため王位継承権が第二位から第一位に変更されている。
タクト率いるフォーブレイ軍との戦争では滞在時に「人形姫」と因縁をつけてきたタクトの妹であるナナと戦闘。フィトリアから資質強化を施された事も含め、前もってフィーロに鍛えられたおかげで元々磨いていた技術面と併せてレベル差を覆し勝利・捕縛した事で父親であるクズからベタ褒めされる。またナナが死刑執行直前で母親を侮辱した暴言を吐き散らかした際にはフィーロですら引くほどの感情のない恐ろしい目で見ていたという。
女王に即位後、息抜きのために視察名目で尚文の村に遊びに来ていたところ、過去の世界への転移に巻き込まれる。父譲りの知略と母譲りの外交手腕をフル活用し、ルフトミラ(ルフト)と共に作戦の立案や過去の世界の協力者たちと度々会議を行ったりで、敵国から母親同様「雌狐」と称される程の参謀的存在として活躍する。
アニメ版では尚文の性格改変により彼からの度が過ぎたからかいなどが無くなっている他、原作や漫画版ではフィトリアの羽の効果でフィーロのみが入れた憤怒の盾の精神汚染空間にラフタリアと共に侵入する、第1期2クール目OPでも尚文達と肩を並べて登場していたりラフタリア、フィーロに次ぐ第3のヒロインとして優遇されており仲間としてのポジションが強調されている。
他の勇者に対して冷たい眼をしたり、三勇教の暴論に乗っかって他の勇者を責め始めた尚文側に立つなど、かなり尚文に寄った立ち位置。
カルミラ島ではレベル上げに参加してないにもかかわらず、波の戦いには参戦する形で原作や漫画版より出番が増えている。ろくな護衛も付けられていないという雑な采配で船を魔物に囲まれ窮地になる場面もあったがラルクによって助けられていた。
第2期では話の舞台が一時的に別世界に移ることもあり、第1話と最終回のみに登場するだけで声の出演は無し。
第3期では第1期以来約4年ぶりに再登場する。
(真)槍の勇者のやり直し
メルロマルク編より登場。 元康から「(フィーロたんの)婚約者」と呼ばれる。
メルロマルク編ではミレリアの命もあり、オルトクレイと和解させようとするが、護衛の騎士が三勇教所属のため暗殺されかかるところを救われる。
母親も飛び回っていて行方不明のため、どこへ連れていっても危険と元康にも判断されて一緒に行動することになる。
この時元康が最初に育てていたフィロリアルであるフレオンの事を話した直後に、似たような出来事として自分の兄となるはずだったメルロマルク王子の話をする。
フォーブレイ編では女王と一緒にフォーブレイへと亡命する。
それを理由にタクトの妹・ナナから「亡子」と呼ばれ因縁をつけられるも大人の対応でスルーしていたが決闘と称して勝手に攻撃される。
最初の世界とは違い子供扱いされていないからかヒステリーを起こしていない。
加えて出会い方の違いからか、尚文に対し素直に好意を表し婚約者となっている。
フィロリアル達とすぐに仲良しになるが、その中でもサクラとはどのループでもすぐに親しくなる。
ゼルトブル後編では元康がフォーブレイにやってきた事でミレリアと共に緊急帰国。母親の命により宿で就寝中の尚文の様子を屋根上から観察し、尚文がシロである証拠を掴む。
その後は勇者一向に同行、活性化地域でのレベリングの際にはラフタリアやリファナ達に文字の読み書きや魔法を教えたりしている。
真・やり直しの伝承のフィロリアル編ではガエリオン(メス)から渡されたコンパクトでフィーロ共々魔法少女メルフィロにされてしまう、全盛期を取り戻してしまった父親とその姿に完全に心奪われ魅了された母親に頭を悩ませて家出したくなってしまう程の心労を抱えるようになる等碌な目に合わなくなった。
サイドストーリー
公式設定資料集収録のサイドストーリーにおいて彼女をメインに据えた話が数本ある。
『もしもメルティが最初に尚文の仲間だったら』では父親であるオルトクレイにゴネる形で尚文の仲間となり、父親が盾の勇者を目の敵にして罠にかけようとしている事を告げて国から脱出し母親と合流しようと持ち掛けてくる。
その際に自分の貯蓄や城の倉庫から拝借して準備を整えたり、戦闘や交渉事を担当するなどの幼いながらの強かさを見せた事で尚文から信頼され頼み込まれる形で彼の事を「ナオフミさん」と呼ぶようになる。
結果、メルティの気の強さと子供っぽさが薄まり、尚文がロリに目覚めた。
『もしもメルティが仲間になる時、最高レベルだったら』ではレベル100という高レベルの状態で登場。カルミラ島で勘を取り戻すための修行をした変幻無双流のババアよりも上である。持ち前の勉強熱心ぶりも手伝って、魔法もドライファ級まで習得済み。
後ろから襲い掛かってきた騎士を拳でボコり、追跡してきたマルティと三勇者に警告するも聞く耳持たれず、広域範囲魔法で返り討ちにした事で尚文から「もうお前が波で戦えよ!」と突っ込まれる。
ここからさらに変幻無双流を習得して七星勇者に選ばれたらどうなっていたのか…
そのほか『もしもフィーロが走り屋だったら』ではオチ付近で「謎のフィロリアルマニアというツインテールの女の子」が話題に上る。……何やってんだ王位継承権一位。
関連タグ
盾の勇者の成り上がり 盾の勇者の成り上がり登場キャラクター一覧
ミレリア=Q=メルロマルク オルトクレイ=メルロマルク32世 マルティ=S=メルロマルク
豊浜のどか・・・中の人が同じ妹繋がり。ちなみに姉の中の人はラフタリアで主人公の中の人は尚文である。
八舞耶倶矢・・・中の人および片割れの中の人が姉と同じ。こちらも表向きは幾度も衝突しているが、決して険悪ではなくむしろ仲がとても良い。
ネフェルタリ・ビビ・・・主人公達の護衛対象だったが、最終的には対等の仲間同然の扱いになった愛国心の強い王女繋がり。こちらも主人公に想いを寄せている。