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エレナ=ハーフェン

えれなはーふぇん

エレナ=ハーフェンとは、盾の勇者の成り上がり、槍の勇者のやり直しに登場するキャラクターの一人である。
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概要

CV:清水彩香(シーズン3)


槍の勇者・北村元康のパーティメンバーの一人で、冒険開始から一週間後に元康の仲間に加わった。

癖毛のあるショートヘアが特徴的だが、実態は安楽な生活を好むやる気0の怠け者であり勇者の名声に乗っかって贅沢をしたいがために冒険者になったという身も蓋もない女性である。

自分の損得に関係ない事にはまったく関心を抱こうとしない冷徹さはあるものの根は悪い人物ではなく、他人を陥れるような真似をして面白がらない程度の良識はあり、要領よく怠けるために最低限の仕事もきちんと行う勤勉さも持ち合わせている。

また亜人に対して差別感情も特に抱いていない。

贅沢と安逸をこよなく愛する反面、面倒ごとを徹底的に嫌う。出世さえも「すればした分、盾の勇者みたいに面倒を押し付けられるから嫌」と尚文本人の前で言い切るほどの筋金入り。

実家はメルロマルクでも大きい貴族らしく両親は揃って真面目。

父親は騎士団に所属し武勲で名を馳せた軍人、母親は商売で財を成した商人の娘で結婚して貴族になった今でも商いを続けているとどちらも隙がない経歴を持つ。

実家にいても両親の仕事のうちどちらかをやらされるので、両親の指示で勇者の下で働けと言われた。

剣と魔法を卒なくこなすが、元康の応援が主なので乱戦時以外は戦わない。

魔法は剣よりも苦手らしく詠唱時に周りへの注意が散漫になり隙ができてしまうとの事。


盾の勇者の成り上がり

同じパーティに属しているマインことマルティ=S=メルロマルクが自分の気に入らない者を陰で追い出している事に気付いており、自分も追い出されないように彼女に合わせていた(当人はのちに述懐する。「正直、面倒だった」と)。

盾の勇者・岩谷尚文からは元康の女1という仇名で呼ばれ寄生虫のバカ女扱いされていたが、カルミラ島のパーティ交換でビッチとその取り巻きである女2が反抗した挙句勝手に抜け出した際に「自分も抜けたらモトヤス様の迷惑になるから(というのは建前。本音は「問題を起こさず、かつ有益な情報の一つも持ち帰れば、モトヤス様の中で自分の株が上がるから」)」として尚文との狩りに最後まで付き合った。また相手勇者の情報を持ち帰るというパーティ交換の意図も理解しており、(ビッチの目が届かない所で)元康にきちんと報告していた。延々と愚痴を垂れ流しつつ、尚文が拾いたそうな情報も混ぜ込む話し上手。

一緒につるんで腹を割って本音で話をした事で尚文から「仲間としては信用できないが商売人としては信用できる」と評価が上方修正された。尚文にかけられた強姦冤罪も怪しいと勘づいてはいたが庇う義理もなかったし、下手につついてとばっちりを食らうのも嫌だった(実際「疑問に思ってハメられた子もいた」のだそうである)ので無関係を装っていた。


霊亀事件で命の危機に直面し元康を即座に見捨てて実家へ帰省。

娘を心配した母親が「やはり冒険者は危険」と見て家業を継がせる形で保護。

尚文が元康を捜索・捕獲する際には霊亀事件で敵前逃亡をした事への司法取引という形で協力。

元康が自分の元へ訪れた時には落ちぶれた彼に本音を交えて叱責、身も蓋もない理由でフって「盾の勇者みたいに成り上がってやり直せ」と更生を促した。

捕獲は失敗に終わったが、その後はいずれ商売のために尚文の村へ赴くかもしれないと告げた。

その後もメルロマルクのクーデターが発生する前でイミアの叔父が盗賊に襲われた際に助けたり(取り調べに面倒臭がりながらも応じ、盗賊の身なりが良かったという襲撃者についての情報も提供している。尚文も取調べ役を務めたメルティの部下に対し「間違っても冤罪になんてかけたりするな」と念押しした)、フォーブレイとの戦争や最終盤の女神戦でも父親と共に参戦していたりとそこそこに登場していた。

女神戦後の宴では実家の商売が忙しくなり楽ができなくなった事を嘆き尚文に怒られ、罰としてゼルトブルのアクセサリー商とカルミラ島の詐欺商を差し向けてもっと忙しくしてやるかと内心で毒づかれた。

短い付き合いではあったもののヴィッチについては幾ばくかの思うところもあったようで、カルミラ島では「どこかで諦めない限り、いずれ自分の首を絞めて死ぬことになるわね」と尚文に言い、女神戦後の宴では「…馬鹿な女。妥協していればあんな末路は辿らずに済んだものを」とこぼしていた。

エピローグではロックバレー国の建設に関わり自分の家を発展させるのに尽力したとされている。また盾の勇者の仲間か槍の勇者の仲間かで意見が分かれており、少数の意見で実はラフタリアとは彼女の事では?と考察する者もいたらしい。


書籍版では上述のweb版以上に出番が著しく減少しており、11巻の元康捕獲作戦以外ほぼ登場しなくなった。

実はライノが売られた見世物小屋を女王勢力の影に通報したのはエレナという裏設定があり、1巻書き下ろしでも元康のパーティに入りたそうにしていた彼女に「ここに入るのはやめたほうがいいわよ」と遠回しに告げている場面があった。彼女の性格から鑑みるに「言って聞かなかった以上どうなったって知らない」と見捨てる事もできたものを、そうしなかったのは「小さな恩の一つぐらい売っておいて損はなさそうだ」という打算でも働いたのかも知れない。


また公式設定資料集収録のサイドストーリー『もしもマインが清楚な性格だったら』ではマインと共に尚文の剣となり、楽に戦えない事を愚痴りながらも尚文が盾として守ってくれる事に感謝する等本音できちんと接せる程に強い信頼関係が生まれている。マインもだがお前もか…


アニメ版

シーズン1ではエレナと思わしき金髪の女性が1話からいたが同一人物かどうかは不明でCVも設定されていなかった。

波での戦闘場面において小剣を手に戦う姿がそこそこに描かれていたものの、18〜20話(教皇戦)ではなぜか登場しておらず(おそらく理由をつけてサボったと思われる)、弾劾裁判を経ての22話以降にしれっと再登場している。

シーズン2では元康側の描写が少ない関係で1話しか登場していなかったが、シーズン3において上述した書籍11巻での登場場面が描かれたことに伴い、女性がエレナである事が明確になりCVも設定された。

原作通り元康をフった後、現場で会った尚文達にカフェで奢らせつつ(といっても出された茶菓子はフィーロが美味しく頂いていたが)霊亀戦での出来事を説明した。また親に継がされた店がパン屋になっている。


(真)槍の勇者のやり直し

元康からは性格と態度から怠け豚と呼ばれ、彼が嫌うドラゴン等と同列に嫌悪されている。

メルロマルク編と真・やり直しでの真・チュートリアル編ではメインキャラの一人として登場し、自身が取り入る相手を間違えなかった場合の有能な一面と危機回避能力の高さがズバ抜けている事が描かれた。


メルロマルク編では行商を始めようとする尚文・元康一行に自分を売り込むも、尚文からは困惑され、元康からは不信感を通り越して殺意すら抱かれており、再二再三にわたって「消しましょう」と言われてしまうが、自身に奴隷紋を刻む事を条件に一行の仲間に加わる。

主にキールと共に行商の売り子を行い、場所によっては母親譲りの商売手腕を発揮してキール以上の売り上げを出す事もあり、バイオプラント栽培のための領地を一部貸し出す等必要であれば実家のコネを活用する場合もある。なお、元康は彼女の実家の領地にまで行って初めて、怠け豚=かつて自分を見限ったエレナであると気づいた(それまで同名の他豚とばかり思っていた)。

反面怠け癖も隠しておらず待機中は馬車内に吊るしたハンモックで昼寝をしており、走行中のフィロリアルの馬車の中で寝るという元康ですらできない事を平然とやってのけている。


尚文の仲間になる事を選んだのは、樹といると最終的に立場が悪くなり(エレナの両親は強姦冤罪の件は完全にオルトクレイ側が悪いと見ている)、錬といると魔物退治を強制させられるため、行商を行う尚文のところが一番楽だと踏んでやって来た。

他には槍の勇者も一緒にいるのであれば女王帰還時に自分や家の立場が良くなりそうだから、と先見の明もある。

父が親女王派なためオルトクレイの権力は怖くないらしく、実家の方も彼の一存だけでは下手な事はできない程立場的に大きい事が判明した。

波などの戦いでは元康を始めとする戦力が十分過ぎるため後方支援を担当している。

避難誘導もかなり手際が良く、怪我人こそいれどリユート村の波では死者が出なかった。

奴隷狩りによるルーモ種集落襲撃の折にはTPOを考えずに商売っ気を出し尚文に呆れられていた(書籍版)。

またメルロマルク革命の際には混戦の最中で尚文から単独行動の許可を得た上で女王とコンタクトを取る重要な役目を担った。

何かしら裏切りを見せたら殺すつもりでいた元康にもつるんでいる内に意外な有能ぶりを認められ、簡単に消すには惜しいと評された。


真・チュートリアル編では突如豹変した元康に危険を感じ、彼が赤豚とその取り巻きを殺害したのを間近で目撃しその場から逃げ出す。

元康が口封じに自分も殺しに来る事を想定し尚文と取引していた奴隷商と接触、尚文が欲していたルロロナ村の奴隷を集めて彼の元へ売り込みに行き、元康が行った赤豚殺しを口外しない事を条件にメルロマルク編と同じ経緯で仲間になる。また尚文からの信用を得るために奴隷の面倒を見ていたらしい。

メルロマルク編同様商売を担当し、手腕に関しても尚文から一目置かれるものの交渉事が得意な人物が一緒だとサボるため「運用はできるが信用はあまりできない」と評された。

元康がお義父さんとフィーロの関係者以外の女性は豚にしか見えないという事を知った尚文から認識を変えるためにフィーロの餌付けを命じられるが面倒臭がり、元康からは「薄汚れた匂いを嗅ぎ分けるので豚扱いは変わらない」と釘を刺された。

タクト一派と三勇教教皇が出待ちしていたメルロマルクの波では、密かにタクト一派の一連の行動を映像水晶で撮影しタクトを殺したら残党が発生する事を危惧して戦いが終わった後にフォーブレイ王にチクって対処してもらう事を尚文に提案した。尚文からは元康が言っていたような未来が変わるのでは?と指摘されるが「(元康が未来から来ている時点で)今更でしょ?」と返した。

最初に彼女を殺したら厄介な事態になっていたであろう


伝承のフィロリアル編では本編同様元康のパーティーに入っていたが、メルティ誘拐あたりからの元康の行動に不審を感じてか尚文との戦闘でやる気なしで戦ったり、三勇教教皇との戦闘ではいつの間にかいなくなっていた。

改名の罰後の宴で赤豚と取り巻きがウロボロス劇毒で使徒化した瞬間を目の当たりにし一目散に逃げだした。相当なショックを受けたようでカルミラ島への参加を辞退して実家に帰省したらしい。


余談

2019年〜2020年の4月1日に投稿された真・やり直しのエイプリルフール外伝「転生したら盾の勇者の極悪王女だったんだけど、どうすればいいと思う?」並びに「転生者に転生した転生者」では作中の悪役であるヴィッチとタクトに転生してしまった盾の勇者シリーズのファンが「転生したかった作中人物」として彼女の名前を挙げていた。



関連タグ

盾の勇者の成り上がり

槍の勇者のやり直し 真・槍の勇者のやり直し

盾の勇者の成り上がり登場キャラクター一覧


伊丹耀司有能な怠け者繋がり

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