概要
ヒンズー教における“ナヴァグラハ(九曜)”の1体で、その名は「光線」を意味し、彗星や流星を1つの星としてとらえたものとされる。
その姿は鳥に乗る図や下半身が蛇の姿で現され、仏教では計都(けいと)と音写される。
神話によれば元はスヴァルヴァーヌ(またはラーフ)と言う名のアスラ一族の1柱だったが、天地創造の乳海攪拌の際のドサクサに紛れて、不死をもたらす甘露『アムリタ』を盗み出した(もしくはディーヴァ神族の振りをして分けて貰った)為、それに気付いたヴィシュヌに首を切り落とされたものの、既に『アムリタ』を飲んでいた為、死なずに頭部はラーフに、胴体はケートゥとなって生き続ける事になったと言われている。