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ロイコクロリディウム

ろいこくろりでぃうむ

ロイコクロリディウム(双盤吸虫)とは、寄生虫の一種。レウコクロリディウムとも呼ばれる。

概要

扁形動物門 ロイコクロリディウム科 Leucochloridium属に分類される吸虫の総称。

日本で一般的なロイコクロリディウムという名称は間違ったドイツ語読みが広まったもので、正式なドイツ語読みはロイコクロリジウム。ラテン語読みはレウコクロリディウムである。

学名は白と緑の袋という意味。性別は無く、雌雄同体。

世界各地でみられ、日本には縞模様がオレンジ、または褐色のLeucochloridium perturbatum(北海道と千葉県に分布)、縞模様が緑色のLeucochloridium paradoxum(北海道に分布)、縞模様が緑と赤のLeucochloridium passeri(沖縄県に分布)、L. passeriに似た未記載種(岩手県などに分布)の4種が分布する。

その他、和歌山県古座川町でも確認されているが、これがどの種かは不明。

幼虫はオカモノアラガイ科のカタツムリ(マイマイ類とは別系統)に寄生する。寄生されたカタツムリは触角が異様に膨れ上がり、まだら模様になっている為誰でも判別が可能。

また、宿主を支配し操る力を持つ。

この能力を使って見晴らしの良い場所へ移動し、カタツムリの触角をくねくねと動かす。

そしてその姿を芋虫と勘違いしたスズメ目チドリ目の小鳥に食べられることにより、その体内に侵入する。

やがて鳥の体内で成虫となり、産卵する。卵は鳥のとともに排出される。

で、その鳥の糞を別のカタツムリが食べ、ロイコクロリディウムが寄生し…


なお、鳥が食べるのは触角のみであり、カタツムリは触覚が食べられても再生できるため、カタツムリ側のデメリットはあまり無い。しかし、再生しても体内に残った虫に再び乗っ取られて触角を食べられ、のループに入る。


触角内で動いているあれはロイコクロリディウムの幼虫(メタセルカリア幼生)が入ったブルードサックと呼ばれる袋で、中に小さな米粒のような白い幼虫がぎっしり詰まっている。

袋を切ると動かなくなり、中の幼虫も動かないので、一体どうやって動かしているのかはわかっていない。


その異形を美しい、可愛いらしいと思う人もいるようで、様々なグッズも販売されているが、グロテスクなもの(特に昆虫系)が苦手な人は基本閲覧しない方が良い。

関連タグ

カタツムリ 寄生虫 みんなのトラウマ グロテスク 検索してはいけない 無限ループ

巨蟲列島:登場エピソードがある。

エンジェルアーム:モチーフにした怪生物が登場。

MGSV:TPPにおいてとある寄生虫がある理由から暴走し制御不能となった際に、その寄生虫の特性と拡散手段がこのロイコクロリディウムと非常によく似ており、名指しこそされていないが類似種として何度か引き合いに出された。

アナザー電王:電仮面の部分である複眼が異常に長く、「イマジンに憑依された」というよりはこの「ロイコクロリディウムに寄生された」と連想した者が多かったのではないだろうか。

チェンソーマン:アニメのOP映像でマキマデンジに食べさせるシーンがある。この作品の展開のことを考えると意味深なコマである。

グローディ・ロイコディウム王様戦隊キングオージャーに登場する、ロイコクロリディウムをモチーフにした敵幹部。

シグウィン原神の登場キャラ。触角が若干それっぽいというミームがごく一部で発生している。

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