「俺、参上……」
データ
身長 | 190.0cm |
---|---|
体重 | 87.0kg |
特色/力 | 電王のデンガッシャーのような短剣を使った攻撃/アナザーデンライナーの使役及び召喚 |
概要
『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』に登場するアナザーライダーの1人。
『仮面ライダージオウ』本編に登場するアナザー電王についてはアナザー電王(2019)の記事を参照。
容姿
元の電王の姿をより歪めたような姿を持っているが、桃太郎の鬼をモチーフとしていたモモタロスから一転して山羊のツノのようになった複眼はイマジンやその由来である魔神同様に宿主を支配して操る寄生虫(閲覧注意)を連想させる。
胸から垂れ下がった布や腰の鎧、膝の金属パーツなどにはオリジナル同様の和風要素も残っており、背中にはモモタロスを象徴する炎の翼らしき物がある。
一方で胸の線路状のパーツは上へ行く程に割れて行くなど、全体的に不吉さを感じるデザインとなっている。
ベルトはデンオウベルトとは似ても似つかぬ黄金のナマハゲのようなデザインになっており、劇中でアナザークウガに従っているためかグロンギのベルトにも見える。
スカート状のアーマーの尻部分やローブ部分に2007、DEN-Oの文字が刻まれている。
能力
電王のデンガッシャーのように腰回りに4本の短剣を装備し、これらを武器に戦う。
ただし4本全て同形状であるため、本家のように連結はできない模様。
また、劇中ではオリジナルにはない高速移動も披露していた。
更にアナザーデンライナーを使役する能力を持つ。
アナザーデンライナー
アナザーライダーによって歪められた、まさに悪のデンライナーと呼べる時の列車。
制御車両は角が生えていて口が存在するなど、アナザー電王の顔を模した異様な見た目をしている。
劇中ではティードの移動基地にもなっている。
2018年の現代に戻って来た際、進路上に居たタイムマジーン (ゲイツ機)と衝突事故を起こし大破してしまった。
尚、映画開始わずか数分後の出来事である。
関連タグ
スパイダーファンガイア、バットファンガイア:10年前に登場したソードフォームと変身者をモチーフとしていたライダー怪人。デザイナーの「打倒、電王」の気持ちが込められている。
以下、ネタバレ注意
活躍(ネタバレ注意)
「ライダーなんか存在しねェんだよ! 消えろ……消えちまえ!!」
演/CV:福崎那由他
幼い頃の兄・久永シンゴを救うため2000年へ向かった久永アタルがアナザーWからシンゴを救おうとした際、逆にアナザー電王ウォッチを埋め込まれ変貌した。
誕生後はアナザーWと共にティードの元で行動しており、頭部を変形・展開して過去のアタルに正体を明かしたり、アナザーWとのダブルライダーキックで仮面ライダーグリスを撃破している。
変身直後には本家ソードフォーム同様の「俺、参上」の決め台詞を言っているが、オリジナルとは逆にどこか気怠そうでポーズも迫力がない。
また、かつて契約したフータロスや憧れの「仮面ライダー」であるソウゴ達にも容赦なく攻撃しているあたり、アタル本来の人格が歪められてしまっていた模様。
終盤、ティードの拠点に乗り込んで来たソウゴ・ゲイツ・フータロスをティードが時間停止で妨害したところに戦闘員軍団を率いて現れ、3人を追い詰める。
しかし3人にトドメを刺そうとした瞬間、突如空間が時のターミナルのステーション内と思わしき場所へと転移し、そこに本物の仮面ライダー電王・ソードフォームが姿を現した。
ターミナルへの転移に動揺している隙に背後から不意打ちを喰らって転倒し、モモタロスからは「俺のくせに弱ェじゃねェか!」と言われて戦闘員軍団を蹴散らされた挙句、アックス・ガン・ロッドの連続フォームチェンジで圧倒され、最後はロッドフォームのソリッドアタックで動きを封じられたところにデンライダーキックを叩き込まれ爆散。アナザー電王ウォッチも破壊された。
ティード達によって偽りの電王として操られてしまっていたアタルは、駆けつけた本物の電王によって無事に助け出されたのだった。
そして倒れたアタルを助け起こそうと、彼に手を差し伸べたのは……。
余談(ネタバレ注意)
- 初のオリジナルのレジェンドライダーによって完全撃破されたアナザーライダーであり、初のオリジナルと共存したアナザーライダー。更に単独の撃破では唯一基本フォームではなく別のフォームに撃破されたアナザーライダーである。
- 上述の活躍から、タイムジャッカーの力でアナザー電王を生み出したとしても、変身者が特異点であるオリジナルの電王の存在を消す事は不可能である事が判明した。
- 空間が転移した理由は謎だが、おそらく電王本編で描かれた分岐点出現後の状態にあったものと思われる。
- アナザーデンライナーは物語の冒頭でゲイツが操縦するタイムマジーンと追突事故を起こして大破してしまい、その際に一度捕まえたシンゴを取り逃がしてしまっている。
- それ以降もティードの目論見が次々と外れる事態が発生しており、これについて「電王の力と一緒に野上良太郎の不運さも引き継いでしまったのではないか」と見ている者もいる。
- ちなみに本家デンライナーも後に『ジオウ』本編に登場した際、モモタロスの操縦ミスで不時着して破損しており、一種の布石となっている。
- それ以降もティードの目論見が次々と外れる事態が発生しており、これについて「電王の力と一緒に野上良太郎の不運さも引き継いでしまったのではないか」と見ている者もいる。
- 仮面の開く演出は、プラットフォームからソードフォームになる時の電仮面の動きを逆方向にしたようにも見える。
- 共演したアナザーWとは挿入歌「Double Action」による「ダブル」、「2人の人格」「続編が作られるほどの人気作」「必殺技が『エクストリーム』」などの共通点がある。
- また、Wはゲーム作品にて電王の挿入歌と同じ名前のスキルを使う。
- また劇場版主役のジオウとはタイムトラベルものや(電王の場合、名前のみだが)王繋がりという意見もある。
- 後に本編でもアナザー電王が登場するが、そちらの変身者の血縁関係は原典と同じく姉弟となっている。
- 基本的なカラーリングはある程度原典から変わっていないが、そのカラーリングと胸の青い発光体が某光の国からやってきたヒーローに似ているとファンからネタにされている。
- 実際に公式でもコラボネタをやった事があり、その作品では容姿の近いツノの生えた巨人が登場していたり、プロ野球のイベントでは光の国のルーキーと共演している。
- また、頭部形状が某漆黒のモンスターに似ていると感じた人もいたとか。