CV:滝藤賢一
概要
『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』に登場するモモタロスに似た謎のイマジン。契約者は本作のオリジナルキャラクター・久永アタル。
名前の由来については現在二つの説があり、風都+タロスもしくは風魔小太郎からであると推測されている。
実際に腕にあるフィンの形状は手裏剣または風車を歪めたようなデザインである。
全体的なデザインが西洋の悪魔に似ているが、これは日本の鬼をイメージしたモモタロスと対になるように西洋の悪魔をイメージしたという可能性も考えられる(元ネタの一つと思われる風魔小太郎の名前にも『魔』の字が使われている為、これにも引っ掛けていると思われる)。
なお、イマジンの特徴の一つである「体のどこかにそのイマジンの名前を表したアルファベットの意匠が存在する」という点はフータロスも例外ではなく、よく見ると肩の部分に小文字の『f』らしき頭文字が確認できる。
何の物語からイメージされて誕生したのかは不明だが、候補としてはふうとくんや上述の風魔小太郎などが考えられる。
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以下ネタバレを含んだ詳細
一人称は「俺」。
どこか気怠げで投げやりな言動を取るが、その真の目的は「アタルの過去を辿ることでシンゴをティードから守る」ことであり、願いとは別に契約者の事を思って行動している。
また、イマジンは大体過去へ飛ぶための手段として契約者の願いを曲解し歪んだ方法で願いを叶えようとしていたのに対し、自分ができる精一杯の努力をして見せるなど義理堅い面もある。
アナザークウガの誕生により「仮面ライダー」が「虚構」の存在となった世界で「現実」にその存在を保っており、アタルと接触し彼と契約。「本物の仮面ライダーに会いたい」という彼の望みを果たすべく、「現実」に常磐ソウゴや桐生戦兎ら「仮面ライダー」の登場人物たちを呼び出した。
しかし、何人もの登場人物たちの存在を一人で維持し続けるのに限界が来て彼らを引き留めきれなくなり、「登場人物」たちは記憶を失い始めてしまう。
さらにティードの活動によって大量の怪人達が発生し、絶望したアタルが「もういい」と言ったため契約を完了。アタルの過去の扉を開き、彼の誕生日にしてシンゴが連れ去られた2000年1月29日へ飛んだ。
過去ではシンゴに襲いかかるアナザーWに立ち向かったが軽くあしらわれ、共に時代を超えてきたアタルがアナザー電王に変貌。
シンゴやアタルを取り返すべくソウゴと共にタイムマジーンでアナザーデンライナーに立ち向かうも、アナザークウガによって撃墜されてしまい、ソウゴ達と協力しティードやアナザー電王に勇敢に立ち向かった。
戦いが全て終わった後、影から「もうお前の望みは叶えてやんねーぞ」とアタルに告げ、どこかへと去っていった。
HEROSAGA
MASKED RIDER DEN-O 『ロスト・トレイン』にて昭和ライダーが各々の最後の戦いから消滅する歴史改変が発生(あくまでその時だけでV3誕生などの出来事は発生している)。
門矢士が突き止めた真相はある人物の願いをイマジンが叶えたというものだった。
このイマジンについて名前は言及されていないが各描写からフータロスの可能性が高い。
余談
劇中にて「フータロス」と呼ばれることは一度もなかった。
イマジンは願いを聞きはするもののその願いの叶え方や手段はそのイマジンによるため、フータロスはたまたま非常に強力な能力を持つとにかくいいイマジンだったということになる。
これに加えてライダーの実在しない世界に現れティードの目的を知っているなど謎の多い存在ではある一方、その正体は最後まで明らかにされていなかったが、原典のイマジンの設定を鑑みて「消滅した未来の歴史からやってきたのでは?」という意見もある。
劇中では石動美空や風麺のマスター、ツクヨミなどライダー以外の「仮面ライダー」の登場人物を召喚している。
記憶を失った彼らは初めからその世界にいたかのように「現実」に適合しており、これは「ライダーが虚構の世界(改変後世界)」が「ライダーが現実にいる世界(劇中世界)」を改変して作られたために各登場人物から変化した人物が改変後世界にいたからとも考えられる。
その力の性質上、最終決戦で「現実」の人々の願いから「仮面ライダー」を具現化させたのも彼の仕業と思われる。
最終的にアナザークウガは倒されたが奪われたクウガの力は戻ることは無く、この「現実」からフータロスを除く「平成仮面ライダー」が存在した歴史は消滅している。
最後のセリフは最後に「現実」に残った虚構の存在としてのセリフであろうか。
デザインは篠原保氏で、道化師をイメージしたデザインであるという。歯を食いしばる面構えはイマジンのデザイン原案を行った亡き盟友・韮沢靖氏をリスペクトした物だが、韮沢氏の物と比べて生々しさが足りないのはご愛敬。
篠原氏も実際デザイン中に「降りてこないかな」と思っていたとのこと。『f』はフェイクという意味合いもあるという。
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