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風麺のマスター

ふうめんのますたー

風麺のマスターとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーW』の登場人物の一人。
目次 [非表示]

演:どうきひろし


概要編集

大きいナルトで有名な風都のラーメン屋台「風麺」のマスター。

本名不詳ながらも本作の準レギュラーの一人でもあり、作中でも度々翔太郎らを始めとする他の登場人物達がこの屋台に屯することが多い。所謂風都イレギュラーズの一員には数えられていないが、度々ガイアメモリ絡みの事件に巻き込まれており、それに関連して風都南中学校に在学中の娘がいることが判明している。


そのため登場回数が多い印象を受ける反面、実はTVシリーズに限って言えば登場回数はわずかに5回(第6・9・14・17・41話)、このうち実際に本人が姿を見せたのは第14話以降と少なかったりもする。ただその分、後述の通り派生作品などTVシリーズ外での出番が多い方でもある。




風都ラーメン編集

えま★おうがすとさん。

同屋台の名物であるラーメン。


前述の通り、風車模様の描かれた中の具を蓋する様に覆い隠す程の巨大ナルト(劇中の物は宮城県石巻市にある蒲鉾屋「白謙」が手掛けている)が特徴。他の具については、ストレート麺にチャーシュー、メンマ、ネギが並ぶオーソドックスな醤油ラーメンとなっている。


風都住民から根強い人気を誇り、ウォッチャマンサンタちゃんは特に亜樹子からお礼に奢ると言われた際は、彼女がフィリップと電話で会話する僅かな時間で8杯目まで行こうとする程に気に入っている。



TVシリーズ外への登場編集

本作の劇場版のうち『MOVIE大戦2010』には未登場であるが、『AtoZ/運命のガイアメモリ』では風都市民の一人としてWへ声援を送っていた他、TVシリーズの後日談に相当する『MOVIE大戦CORE』、そしてOV『仮面ライダーW_RETURNS』のうち「仮面ライダーアクセル」に登場。後者ではスリの被害に遭ってしまった。

また、ネット版『仮面ライダーW』では出前でガイアメモリ研究所を訪ねた際、博士と助手の喧嘩を止めるべく割って入ったところ自分がドーパントUFO・ドーパント)になってしまうというアクシデントにも見舞われている。


中でも、その存在が比較的フィーチャーされていたのが『ハイパーバトルビデオ』であり、同作では風都の名物屋台を次々に襲撃していた相田伊三=親子丼・ドーパント「ナルトがでかいだけで人気」と恨まれ(というか僻まれ)、被害に遭っている。

事件解決後は相田とその娘・エリコを弟子にし被害届を出さずに落着させるなど、度量の広いところも見せている。



クロスオーバー映画『レッツゴー仮面ライダー』では、ショッカーに支配された世界でもラーメン屋を続けており、ショッカー戦闘員ドーパント達に襲われていたところに駆けつけた翔太郎フィリップに助けを求めた。

『スーパーヒーロー大戦乙』では、つぶれないラーメン屋の謎にて登場。デカレッドは「マスターが本業で、『獣電戦隊キョウリュウジャー』のラインプロデューサーは副業」と推理していた・・・のだが、実は仮面ライダーディエンドだったというオチ。



仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』でも、ソウゴアタルが食事に訪れた屋台として登場。デカいナルトはやはり同作でも健在である。

意外にも同作では、『ジオウ』の物語において重要な存在ともなっている。というのも詳細は定かではないものの、ソウゴ達が訪れる前に翔太郎からWライドウォッチを託されており、アナザーWが引き起こした騒動の後にソウゴへとこれを手渡しているのである。

同作における彼の出番はこれだけであるがこのダブルライドウォッチがTVシリーズの終盤において、大きな役割を果たすことになる。


このように、様々な作品に登場している風麺のマスターであるが、TVシリーズの続編漫画である『風都探偵』には現時点では第1話に2コマ、30話と82話に1コマずつ、そして128話と、TVシリーズと同程度の出番に留まっており、風麺の屋台自体も殆ど描かれていない。



備考編集

演者のどうきひろし(道木広志)は本職の役者ではなく、東映東京撮影所に所属していた監督の一人である。東映特撮においても、1980年代より度々助監督として携わっていた経験を持つが、本作へは助監督ではなくラインプロデューサー、即ち制作管理の担当として参加しており、本作以降の仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズにおいても、やはりラインプロデューサーとして多くの作品に関与している。

そのうちの一作である『騎士竜戦隊リュウソウジャー』では、第29話と第47話にもラーメン屋の主人としてゲスト登場している。このうち、第29話は『W』のレギュラー出演者の一人であった亜樹子役の山本ひかるがメインゲストとして出演し、監督をやはり『W』の演出陣の一人であった坂本浩一が担当している他、第47話では屋台ではなく立派な店舗を構えているのが確認されている。ノンクレジットでの出演であった上、作中でも特に素性について触れられていないものの、公式サイト上では風麺のマスターの名前も出ている(参考リンク)ことからも、やはり同一人物(もしくはそれを意識している)と見て差し支えはないだろう。



また『仮面ライダーリバイス』第49話にも、五十嵐一輝がアルバイトの面接に訪れた「風の子ラーメン」なるラーメン屋の主人として出演しており、こちらもやはり風都になぞらえた店名もあってか一部の視聴者からは「暖簾を分けたか」「チェーン店かな?」という声も散見された(ちなみに『リバイス』は『W』の登場人物が絡むスピンオフが複数ある)。

さらに風の子ラーメンの店主は、同作のVシネクストリバイスForward』にも再登場しており、ここでは冤罪で指名手配されていた門田ヒロミ留美にラーメンを提供し、客に見つかってしまった際には裏口に誘導することで逃走を手助けするというニクい役回りも演じている。




関連タグ編集

仮面ライダーW

風都 ラーメン 屋台


仮面ライダーアギト:平成仮面ライダーシリーズの第2作目。同作にも風麺のマスターと同様の準レギュラーとして、「うまい軒」というラーメン屋台を営んでいる中年男性が登場。客の食べているラーメンのナルトで運勢を占う「ナルト占い」を得意とするなど、風麺のマスターと同程度の出番(TVシリーズでの登場回数5回)ながらも視聴者の印象に残る登場人物である。

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