概要
「仮面ライダーW」の舞台となる街・風都の住人で、左翔太郎の友人達。
胡散臭い風貌のブロガー・ウォッチャマン、1年中サンタクロースのコスチュームを着ているサンタちゃん、今どきの女子高生クイーン&エリザベスなど、一癖も二癖もある連中だが、皆、翔太郎を「翔ちゃん」と呼び親しくつきあっている。
全員が優秀な情報屋でもあり、彼らが提供した情報が重要な手掛かりとなった事も数知れない。
「風都イレギュラーズ」という呼び名は、シャーロック・ホームズの小説に登場する「ベイカー街遊撃隊(Baker Street Irregulars)」から取られたものであり、元々はTVスタッフ内でのお遊び的に呼ばれていた名称であった。
TVでは第48話冒頭の人物相関図で初めてこの名が披露され、以降の関連書籍や小説「Zを継ぐ者」、正当続編「風都探偵」では半ば公式名称となっている。
それに応じて、作中世界では「翔太郎の師である鳴海荘吉が協力者に対して使っていた呼び名」という設定が「風都探偵」にて追加された。
正当続編「風都探偵」
TV本編から時を経たことで各人の環境は変わっているが、イレギュラーズの存在及びその情報屋ぶりは健在。
彼らに加え、TV版最終話登場時から成長して中学生になり、その人たらしぶりで先輩たちにも負けない独自の情報網を築き上げた青山晶が新たなメンバーに加わった。
更に第29話では、フランク白銀とリリィ白銀もメンバー扱いされていることが判明。彼ら自身も情報を集めると同時に、マジシャン引退後営むようになった喫茶店「白銀」をイレギュラーズの会合場所として提供している。
なお、TV本編時からのメンバーはWやアクセルの正体を知らされていない(性格上喧伝されるおそれがあるため)。
そのため、イレギュラーズ内ではフランク、リリィ、晶の3名のみが、彼らの正体を知っているという状態である(事件の依頼人・関係者として知り合ったからという経緯もあるだろうが)。
メンバー
現代(左翔太郎時代)
- ウォッチャマン(ブロガー)
- サンタちゃん(サンドイッチマン)
- queen&Elizabeth(JK→JD)
- 青山晶(中学生)
- リリィ白銀(マジシャン)
鳴海荘吉時代
彼らは明確に風都イレギュラーズにカウントされている訳ではないが、それぞれが固有の愛称を持っており、荘吉へ情報提供していた為、便宜上ここに記載する。
現在では皆死亡や離別などで解散している。
- ストーン
演:つぶやきシロー
建造物オタクで臆病な性格。荘吉から臆病な性格を長生きできる証拠と評されたものの、矢口芸能社に荘吉と共に潜入した際にバット・ドーパントにあっさり殺されてしまう。
- 尾藤勇
演:小沢和義
荘吉を思わせるハードボイルドな男で通称『サム』。苗字こそ「びとう」であるが、りんご飴売りである。本編時点で41歳。
『愛すべき街の問題児』と呼ばれていた男で、荘吉を『鳴海のダンナ』と呼び慕い、バット・ドーパントの事件の際には荘吉にストーンを紹介した。
その後、弟分の有馬夫婦に騙されて罪を被り、10年もの間、服役していた。