「『重加速』は怪物たちの破壊活動の前兆! もはやネットの世界じゃ常識さ!」
演:浜野謙太
概要
警視庁特状課客員のネットワーク研究家。情報収集とデジタル方面の分析で捜査に協力する。
オタク的風貌のデジタル専門家だが、オカルト趣味がかなりエスカレートしており、周囲に呆れられる場面も。
しかしながら、彼の情報収集能力と情報処理能力はベルトさんをして「かなりの天才児」と称されるほどで、幾度となく事件解決への糸口を導き出している。
更には、第21話にて独自に調査を行った結果、ロイミュードのコアが普段はネットワークに潜んでコピーする人間を探している事実と、その痕跡である特殊なデータのひずみ(=その人物がロイミュードに目を付けられていた証拠)、すなわち「重加速粒子以外のロイミュード犯罪の証拠」を発見してみせた。
その他にも、第39話で特状課の面々の前に蛮野が姿を現し、その圧倒的な情報収集能力を見せつけられた際には出番を取られてしまう危機に陥ったが、第40話では彼がいなくなった後に古本屋街を歩き回って事件の核心に迫る情報を見つけ出す「追田警部補直伝のデカ魂」を見せた。
またメカニック的な知識もあるらしく、第25・26話でドライブピットやりんなの書いた設計図を見た際には、その技術力や発想にかなり興奮していた。
そして、その知識を活かした役割を任されるようにもなり、第33話ではドライブピットの全データとトライドロンのシンクロを行い、第44話ではピコピコ4号の作成作業に徹夜で取り組んでいた。
彼もまた、仮面ライダーの心強い味方であり、特状課になくてはならない人物なのである。
特状課のトップシークレットであるドライブピットの存在、及びドライブの正体については特状課のメンバーの中では唯一その一切を知らされておらず、第25話でドライブの正体が進ノ介であったことやドライブピットの存在を知った時には驚愕の表情を浮かべていた。
実は「西城究」の名前は「最上級」をもじったハンドルネームで、本名は今井健太。オタク界のカリスマとして以前から有名で、著書【万歳!ネット人生】は人気を博しているようでサイン会も盛況。最近は無声アニメの『マーマーマンション』」にハマっていて自室はグッズで溢れ返っている。
そして、特状課が役目を終え解散となった後は元のネットワーク研究家の道に加え、小説家としても活動を始めて更に人気者になった模様で、特に特状課での体験を元に出版した【機械じかけの友情】は一大ベストセラー作品となったらしい。
機械生命体は人間の友となるか
本編第20話にてもう1人の西城究(ロイミュードが化けた偽物)が登場。年明けの時に特状課メンバーとしてドライブとの関連性を睨んだロイミュード072が、西城のパソコンからデータを収集し肉体を構成、その後西城をコピーして彼に成り代わろうとしたのだ。
……が、思考回路もコピーしてしまっていたようで、西城が視聴していたマーマーマンションに感動して共感。この出来事から本物と偽物の西城が共同生活を送るようになった。
ロイミュード072は時折り西城の代わりに外出して人間の生活を体験しており、特状課にもいた場面がある(第14・16話。ロイミュードは重加速さえ出さなければ見破るのが不可能に近いため、ベルトさんすら気付かなかった)。
しかし、いくら西城のコピーでもそこはロイミュード。身体能力は抜群であり、最終的にそれを利用されて正体を見破られてしまった。
また、その経験から「ロイミュードの全てが人類の敵とは限らない」事実を理解しており、霧子とチェイスが秘密裏に会っていたのを目撃した際には、霧子の「彼は敵ではない」とする発言に対して「分かるよ……時折憎めないロイミュードがいるのは、僕も知ってる」と自身の経験から理解を示した。
『type TOKUJO』
TV本編のBlu-ray COLLECTION特典の『シークレット・ミッション type TOKUJO』にも登場しており、しかもキーキャラクターの1人である。1年前の殺人事件について何か知っている様子だが、何故かそれを隠す様な素振りを見せており……?
小話
西上究を演じた浜野健太とはどのような人なのか
「仮面ライダードライブ-スペシャルライブ-」にて ドライブへの愛を語る時に 印象に残っているロイミュード072との物語(通称:究ちゃん回)での撮影の時の思い出を語っていた(緊張しやすいタイプだったのか、台詞をよく噛んでしまうため「カミ健さん」と愛称が付けられたりしたとも……)。
『一人二役という大役だったので、今まで以上に気合いを入れて撮影に挑みました。 撮影終了後の次の日、全身が痣だらけになっちゃっいまして・・・』と撮影から撮影後までの心境を語ったり、『シフトカーが作った皿を見た時の台詞を完全に覚えていたんですけど、都合により短縮された』と語る。
【修正前】:『うおぉぉぉぉ!! そそそそ、それはぁっ!! 作品がマイナーだった頃に製作された……「日本に五枚しかない」と言われている新番組スタート記念皿!!!!!』
【修正後】:『うおぉぉぉぉ!! そそそそ、それはぁっ!!「日本に五枚しかない」と言われている新番組スタート記念皿!!!!!』
※これを聞いた詩島剛役の稲葉友氏は『すんごいコンパクトになってる……でも、意味は伝わる』と修正前と修正後の台詞の長さの差に驚いてしまった。
最後に『撮影現場では色んなことがあるけれど、楽しい現場です。 ドライブ、最高!!』の言葉で締めくくった。
関連タグ
白井虎太郎:彼も仮面ライダーのサポートを務め、本編終了後に自身の体験を元にした仮面ライダー関係の書籍を出版した。