演:嘉数一星(現:嘉島陸)
概要
『仮面ライダーW』のゲストキャラクター。TV本編最終回に登場。12歳の小学6年生。
唯(演:小池唯)という姉がおり、失踪した彼女の捜索を依頼してきた。曰く「自分では何もできない」とのことであったが、それは自分の弱さから逃げるための言い訳であった。
後に唯はEXEの騒動に巻き込まれていたことが発覚。
戦闘に向かう翔太郎を見ても自分は強くないと尻込みしていたが、「自分も本当は一人じゃ何もできないが、無理やり踏ん張っているだけ」と翔太郎から諭される。
後に亜樹子からフィリップの消滅(表向きは「海外留学」とされていた)、及び翔太郎にとってのフィリップが自分にとっての唯同様大切な存在だったと聞き、翔太郎の真意を知ったことで「誰にも言うな」と釘を刺されたEXEの呼び出しに単身で乗り込む。
危機に陥るが翔太郎達が駆けつけ(万一を考えて晶の靴にスパイダーショックの発信機が付けられていた)、コックローチ・ドーパントの撃破に繋げた。
後のエナジー・ドーパント戦で復活したフィリップからはその勇気と成長を踏まえ「僕たちの仲間になれるかもしれないね」と言われている。
正当続編風都探偵にも登場。
風都イレギュラーズの新メンバーで、中学生になっている(フィリップの言葉はこの展開のフラグになったとも言える)。
アニメ版ではショタボ染みた声になっている。
「自分一人では何も出来ない」とあっけらかんに公言するところは変わらずだが、「単なる逃避の言い訳」だったTV版とは違い「人の力を借りて事態を進めることの上手さ」という形に昇華・成長している。
協力的な彼女までいるため、そのことに翔太郎は嫉妬していた。
更にかなりモテるらしく、第9集では大量の女子に囲まれているシーンがある(目撃したウォッチャマンと店長が絶句していた)。
余談
演じた嘉数は翔太郎の幼少期も担当している。また、姉役の小池唯は、本作の半年後、海賊戦隊ゴーカイジャーにてゴーカイピンク/アイム・ド・ファミーユ役でレギュラー出演・且つヒーローへの変身を果たした。
『名探偵コナン』の作者青山剛昌から「剛」を取ると彼と同じ名前になるが元ネタなのかは不明。
『風都探偵』で演じる小林氏は仮面ライダーシリーズでは『スーパーヒーロー戦記』以来の出演となる。