アーマータイム!
サイクロン!ジョーカー!
ダブル!
ウォズ「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を越え過去と未来をしろしめす時の王者
その名も仮面ライダージオウ Wアーマー!
二人で一人のライダーの力を継承した瞬間である!」
表記について
本稿では、情報公開が最初に行われたFOREVERのニュースサイトに倣って「W」としている。
公式での基本的な表記はダブルアーマーと「ダブルライドウォッチ」で統一されている(ジオウのTV本編もダブル表記となっている)。また、イラストのタグはダブル表記の方が多い。
概要
ジクウドライバーの左側にWライドウォッチを装填したアーマータイムで召喚されるライダーアーマー。
仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVERに登場する仮面ライダージオウの劇場版限定フォームの一つであり、その名の通り仮面ライダーW サイクロンジョーカーの力を持つ。
本編では第20話で登場したが、仮面ライダーウォズとの戦いでは今一つ強さを発揮できず、終盤の仮面ライダーエターナルとの戦いが本格的な見せ場となる。
決め台詞は「さぁ、お前の罪を……教えて?」であるが、ガンバライジングのバースト演出では「さぁ、あんたの罪を数えろ!」となっている。
容姿
仮面ライダーW サイクロンジョーカーを模した左右に色が分かれた装甲を上半身に装着しており、複眼にはカタカナで「ダブル」と描かれている。
両肩から大きく飛び出した"C"/"J"のメモリと頭部がさながら"W"の字のようだが、元となったガイアメモリと比較すると端子が外側を向いており向きが逆になっている。
オーズアーマー等と同様に変形ギミックを持つライダーアーマーであり、アーマータイム発動時はサイクロン/ジョーカーメモリ型の「メモリドロイド」が変形したアーマーが合体することで変身する(この時、各ドロイドがW変身時のメモリを構えるポーズを取る)。
スペック
パンチ力 | 14.9t |
---|---|
キック力 | 22.5t |
ジャンプ力 | ひと跳び34.8m |
走力 | 100mを4.0秒 |
能力
両肩のアーマーである「ガイアメモリショルダー」は、それぞれがサイクロンメモリの能力を持つライトサイクロンと、ジョーカーメモリの能力を持つレフトジョーカーで構成される。このアーマーはさらに「メモリドロイド」へと分離・変形をすることで自律行動が可能となっている。
頭部ユニット各種の能力により通常の人間の1万倍の嗅覚を発揮、わずかな空気の流れから後ろに目があるかのようなアクションを取れるようになった。
ライトサイクロン/メモリドロイドサイクロン
サイクロン側のアーマー兼ドロイド。風を操る能力を持つ。
ドロイド形態では飛行やホバリングによる空中戦ができる。
レフトジョーカー/メモリドロイドジョーカー
ジョーカー側のアーマー兼ドロイド。変身者の運動能力を極限まで高める能力を持つ。
ドロイド形態では格闘戦やアーマーの装着者の戦闘を補助する。
また、ゲーム『クライマックススクランブルジオウ』では竜巻を起こす技を使用している。
必殺技
ジオウ
- マキシマムタイムブレーク
風を纏って上昇し、アーマーが変形したメモリドロイドとジオウの開いた両足で「W」を描くトリプルキックを放つ。
MOVIE大戦2010で2人のWとディケイドが放った「トリプルエクストリーム」に近いが、両足を開きっぱなしとやはりコレジャナイ感が強く、戦兎からも「たぶん違うぞ」と突っ込まれている。
本編では第20話で仮面ライダーウォズに放ったが通用しなかった。
ガンバライジングでは両足から放った緑色と紫色のエネルギーで旋風を巻き起こして相手を拘束し、垂直落下蹴りを放つ。構えはジョーカーエクストリームでそれ以外がダブルエクストリームといったところであろうか。
シティウォーズではきりもみ回転しながら上昇し、両足蹴りを放つ技になっている。
ダブルライドウォッチ
メモリの力で戦う、2人で1人の探偵ライダーは…Wだ!
仮面ライダーダブル サイクロンジョーカーの力を持つライドウォッチ。
左翔太郎から風麺のマスターに託されており、マスターからソウゴの手に渡った。
このライドウォッチが、後に敵の野望を阻止するための重要なアイテムとなる。
本編では第19話時点でソウゴが所持している。
アクセルライドウォッチ
振り切るぜ!真っ赤なバイクライダーは…アクセルだ!
アクセル!アクセール!
仮面ライダーアクセルの能力を秘めたライドウォッチ。
アーマータイム使用時の必殺技冠詞はダブルと同じく「マキシマム」。
『ゲイツ、マジェスティ』でゲイツマジェスティの力を構成するライドウォッチの1つとして登場。
本編では
グランドジオウライドウォッチを奪われていた際のアナザーWへの対処だけでなく、Wと因縁を持つ仮面ライダーエターナルとの戦い(何気に本編で最後に使用したアーマータイム)でなど、要所で活躍を見せた。
ちなみにエターナル戦でのソウゴの口上は平ジェネFOREVERとは違い、「さぁ、お前の罪を教えろ···!」とハードボイルドかつ原典に寄せたものになっていた(この戦闘の際、W本編のBGM「ハードボイルド」が流れるという粋な演出が図られた)。
余談
グランドジオウ登場後にジオウに使用された唯一のアーマータイムである。
本編でもここまで優遇気味な活躍をしたのは、ちょうどこの頃Wの正統続編の漫画「風都探偵」の連載が始まっていたからだと思われる。
関連項目
Wアームズ、ダブル魂:同じく仮面ライダーWを模した形態。なお、これらの変身者達は後に自分が罪を数える立場に回ってしまっているが、ソウゴの場合は他人の罪を数えさせられる危険がついて回る運命だった。
コンドルゲノム:ジョーカーをモチーフにしているが、こちらも冬の映画に登場しているフォーム。
ダブルレジェンドライダーフォーム
ダブルフォーム → Wアーマー → クライムカウンティングダブル※
※どの媒体においても変身していない
劇場版限定フォーム
クローズビルドフォーム → Wアーマー/クウガアーマー → オーマフォーム
冬映画限定フォーム