「やってやるよ……! 父さんを超えて、ホントのゼロワンになる!」
ジャンプ!
「変身!!」
フォースライズ!
ライジングホッパー!
("A jump to the sky turns to a rider kick.")
"Break down."
CV:高橋文哉
スーツアクター:縄田雄哉
変身者
・飛電或人
概要
『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』に登場する仮面ライダー。
歴史改変に伴う戦いの中でゼロワンドライバーを奪われ、通常の仮面ライダーゼロワンに変身できなくなった飛電或人がライジングホッパープログライズキーとフォースライザーで変身した姿。
容姿
『フォースライザーで変身したゼロワン』といったところで胸部アーマーは仮面ライダー迅および滅のものと、腕や足の装甲は雷および亡と共通の形状になっている。
マスクの形状もゼロワンと似ているが、複眼がゼロワンのような円形ではなく滅亡迅雷のライダーやマギアに近い六角形になっている。
変身プロセス
フォースライザーから呼び出したバッタのライダモデルから黄色いアーマー部分が分離して或人の上を旋回、その後無数の蝗状になったライダモデルが或人にまとわりつき、ベーススーツを形成すると旋回するアーマーをスーツから出現させたベルトで引き寄せてスーツに装着し、変身が完了する。
フォースライザーとプログライズキーで変身する滅や迅の『ライダモデルそのものが覆いかぶさり、突き破ってスーツとアーマーを形成する』とはプロセスが大幅に異なる。あちらは飛散しようとするアーマーをリストレイントケーブルで強引に引き寄せて装着するのに対し、こちらはアーマーが或人の頭上で旋回しながら待機→糸状のケーブルで誘導して装着という通常のゼロワンに近いプロセスを踏んでいる。
ライジングホッパープログライズキーはゼロワンのハイブリッドライズの基点になる点を含めて他のプログライズキーに比べて特殊な部分が見受けられるが、関係性については詳細不明。
後に超全集にて或人が映画内で使用していたベルトはプログライズキーを使うベルトの中で最古の物であるという設定が判明し、「プロセスが滅亡迅雷の四人と異なるのは使用するドライバーの影響ではないか?」という考察もある。
スペック
身長 | 196.8cm |
---|---|
体重 | 92.1kg |
パンチ力 | 9.1t |
キック力 | 52.6t |
ジャンプ力 | 一跳び63.6m |
走力 | 100mを3.4秒 |
いわゆる「通常変身ができないための間に合わせの形態」であり、変身時や必殺技発動時に激痛が伴う、ゼアのサポートが存在しない、アタッシュカリバーといった武装は変身時には召喚されない、派生形態のフォームチェンジ能力の欠如など、デメリットは多い(或人曰く「ゼロワンドライバーとは勝手が違う」)。
一方でライダモデルにブーストをかけてオーバーロード状態にするフォースライザーの仕様上、スペック上においては通常のライジングホッパーを全ての面で上回っている。「ライジングディストピア」による超高速移動、衝撃を受けやすい部位の集中的な保護による総合的な防御力の向上(児童書より)など、ゼロワンのライジングホッパーには無い長所や優れた部分も見受けられた。
ただし、ゼアのサポートを受けられないことからあくまでカタログスペック上のものであり、フォースライザーが人間には負担が大き過ぎる事も含めて総合的には通常のライジングホッパーより強いとは言い難い。
劇中で仮面ライダー1型に勝利出来たのは、001そのものの性能と言うよりも或人の卓越した戦闘能力や想いの強さによる物と言える。間に合わせの形態ではあるものの、性能的にはゼロワンの相互互換に収まった性能をしている。
使用アイテム
プログライズキーの強制展開を行う変身ベルト。
アナザーゼロワンとの戦いで飛電ゼロワンドライバーを奪われた或人にある人物が投げ渡した。
人間である或人は装着や戦闘の度に激痛に苛まれている。
先述のようにプログライズキーを使うベルトの中では最古の物であり、これによってそれまでは『歴史改変の影響で存在しない』と思われていた滅亡迅雷.netへの接続機能は、そもそも最初から存在していないと思われる(人間である或人にヒューマギア用の接続機能が作用するのかも不明)。
- ライジングホッパープログライズキー
アナザーゼロワンに奪われず手元に残り、引き続き使用する。
ゼロワン時のメイン武器。変身当初の戦闘で使用したが、アナザーゼロワンに奪取されている。
必殺技
- ライジングディストピア
高速移動する技として使用。この際、背部から赤黒い蒸気が噴出する。劇中では「ロッキングスパーク」を使用した仮面ライダー1型と高速移動での戦闘を繰り広げた。デフォルトで加速能力を持つ12年後以降のシャイニングホッパーや仮面ライダーゼロツーに対し、001はライジングディストピアでしか機動能力を発動できない。
- ライジングユートピア
エネルギーを右脚に集め、ライダーキックを放つ。
ゼロワンと同様に技を決めた後に技名が表示される演出があるが、必殺技のフォントは滅や迅と同様の漢字では無く、ゼロワンと同じカタカナ。また漢字四文字のカットインもない。
- タトバシンギングユートピア
ガンバライジングでのバースト必殺技。
オーズと共にタトバキックを放つ(001にはタカの翼のエフェクトが発生する)。
表技はタトバアビリティ(アタッシュカリバーにタトバシンギングオーズプログライズキーを差し込んで放つカバンストラッシュ)。
恐らく名前の表記が「OOO」と「001」で似通っている事から来たチョイスだと思われる。
キャラクター誕生までの経緯
デザイナーは山下貴斗氏。
大森Pによると、初期案として歴史改変の影響で誕生したパラレルワールドにてヒューマギア専用ベルトでヒューマギア或人が劇場オリジナルのライダーに変身するというものがあったが、シナリオの改稿を繰り返す中でヒューマギア或人は没になったが、001のスーツができていたので現在の設定に落ち着いたという。
なお、人工知能を扱う作品にありがちな人間だと思っていた主人公が実は人工知能搭載ロボットだったというオチはテレビシリーズでは採用しない方針が既に決まっていた。
(出典:『フィギュア王No.276』(ワールドフォトプレス/2021年)におけるインタビュー記事『ゼロワン開発計画』の「閲覧コード002:PRESENTED by ZAIA」(P38)より)
その後の登場
ガンバライジング
バーストライズ第四弾にてレアリティLRで参戦。タイプはブレイカーで必殺技は原作と同じ。
CP版はタトバシンギングオーズプログライズキーの力を行使して戦う。
バトルスピリッツ
コラボブースター『仮面ライダー Extreme edition』にて参戦(CB12-018)。属性は紫と緑。
召喚時にライフを犠牲にコアシュートを行う効果を持つが、原作での変身による反動の再現となっている。
アタック時に自身のトラッシュのコアが4個以上ある時、相手のバースト効果を封じる効果を持っている。
また、カード名「仮面ライダーゼロワン」としても扱えるので関連効果の恩恵も受けやすい。
バイタルブレス
『VBMカード 仮面ライダーゼロワン SIDE:アーク』に収録。世代はPHASE4(いわゆる成熟期)。
いわゆる今作でのヌメモンやスカモン枠であるが、進化先にアークゼロ・ヘルライジングホッパー・アバドンがおり、共通の最終進化先としてエデンがいる。
立体化
- 『装動 仮面ライダーゼロワン AI 06 Feat.装動 仮面ライダージオウ』(2020年5月4日)
- 『S.H.Figuarts 仮面ライダー001』(2020年5月15日予約開始)
余談
- アナザーゼロワン誕生の影響で改変された歴史で変身した(=他作品の介入が原因で生まれた存在)ため、同映画に登場した1型とは違い、本来のゼロワンの歴史には登場しないライダーとされる。
- 一応(実際には別物だが)変身ベルト、プログライズキー自体は本来の歴史で両方とも存在しているので理論上は本編中でも変身可能だと思われるが、或人本人がフォースライザーを入手、使用する機会がなかったため本編中で001に再変身することはなかった。
- アンダースーツはヘルブロスの改造であり、下半身の膝や太腿部分に名残が見受けられる。マスクとハーネスは新造。
- スーツは後にブラッドスタークや仮面ライダーマッドローグのスーツと組み合わせて仮面ライダー雷のスーツに改造された。
- 劇中では演出上プログライズキー側の変身音の音量を控えめにされたり省略させられた。玩具版ではちゃんと上記の音声が鳴る。
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダーゼロワン 仮面ライダー_令和_ザ・ファースト・ジェネレーション
仮面ライダージョーカー:立ち位置が近いライダー。
主役ライダー劇場版限定フォーム
001/ヘルライジングホッパー → エモーショナルドラゴン/スーパーヒーロー戦記
劇場版限定フォーム
平成ライダー
オーマフォーム →
令和ライダー
001 → (プリティ電王)/ヘルライジングホッパー/エモーショナルドラゴン
冬映画劇場版限定フォーム
平成ライダー
令和ライダー