Attache Caliber.
"Attache case opens to release the sharpest of blade."
概要
携行武器「アタッシュウェポン」の1つで、ゼロワンの変身時に手元に生成される。
アタッシュケース形態から展開して片刃の剣となる。
一度折り畳んでから再度展開したり、プログライズキーあるいはゼツメライズキーを差し込む事で必殺技を発動する事とも可能。
キーを装填しない場合でも変身している形態の能力を付加した攻撃が可能。
起動時の英語は「最も鋭利な刃を解放する為にアタッシュケースを開く」と言うニュアンス。
他のアタッシュウェポンと比べ、刃を開閉するだけでテンポ良くチャージ必殺技や防御ができるアクション向きのシンプルな構造やプログライズホッパーブレードの連動性から多用されることの多い武器である。
使用者
仮面ライダーゼロワン
番組メインビジュアルでもアタッシュモードを携えている。
戦闘中はイズが預かる事も多く、pixivでもイズが持っているイラストが多い。
シャイニングホッパーとオーソライズバスター登場後はそちらがメインになって1回だけシャイニングホッパーが使用したのみだったが、接続が可能なプログライズホッパーブレードの登場以降は同時に装備する形で再び登場する様になった。
スーパーヒーロー戦記では禁書の力を込めた八犬士の武器(ジュランソード、ディーソードベガ、シンケンマル、リュウツエーダー、キラメイソード、キューソード、火炎剣烈火)を重ねてから振り下ろす事でライダーワルドにダメージを与えた。
劇場版「REAL×TIME」において、簒奪者がエスに向けて放った追撃を生身(しかも手負い)の或人がアタッシュカリバーを投げて封殺している。この時突き刺さったカリバーは後にリアライジングホッパーが使用した。
手順については明言されていないが、イズが持っていたゼロツープログライズキーでカリバーを作成→瞬時に或人が投げたという可能性が考えられる。
なお、各形態の使用話は次の通りとなる。
ライジングホッパー | 1~13、21、30、31、令和TFG、超バトルDVD、スーパーヒーロー戦記 |
---|---|
バイティングシャーク | 11 |
フライングファルコン | 5 |
フレイミングタイガー | 8、12 |
シャイニングホッパー | 15 |
メタルクラスタホッパー | 24、29、30、31、35、39、劇場版 |
リアライジングホッパー | 劇場版 |
仮面ライダーゼロツー | 劇場版 |
フリージングベアー | なし(ガンバライジングのみ) |
シューティングウルフ | なし(劇中未登場だが、公式設定では使用武器に挙げられている) |
仮面ライダーゼロツー(イズ)
『ガールズリミックス』第3話にて逆手持ちで使用。
仮面ライダーゼロスリー
『仮面ライダーアウトサイダーズ』ep.5にてブレイドオンビッグバンで生成。ep.6では最初から所持した状態で登場した。
仮面ライダー001
劇場版『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』にてイズから受け取る形で使用。
しかし、アナザーゼロワンに奪われてしまった。
仮面ライダーバルカン
第7話にてイズから奪い取って使用(放送開始前のPVでも使用している)。
劇中で使用したのはシューティングウルフのみ。
仮面ライダー滅
第44話でアークスコーピオン変身時に大量に生成している。
アタッシュアローとの二刀流を披露したが、アークワンに捌かれて消失した。
仮面ライダーアークゼロ
『仮面ライダーガッチャード』第34話にてハンドレッド版がゴージャスディケイド(コンプリートフォーム)に対抗して生成、ライドブッカーと斬り合った。
仮面ライダーアークワン
第44話で滅(アークスコーピオン)が大量生産したものを引き抜いて使用。
2本目で滅の放ったカバンシュートを捌いた。途中から滅の攻撃を敢えて受けるために投げ捨てている。
『仮面ライダーガッチャード』第34話にてハンドレッド版がゴージャスディケイド(コンプリートフォーム)戦にて生成したが、ゴージャスゼロツーには敵わず。
仮面ライダー迅
第10話ではゼロワンと交戦中にアタッシュアローを落としたため、ゼロワンから奪って使用した。
アナザーゼロワン
001から強奪して使用している。
赤黒いエネルギーを纏った刃で或人を叩き斬ろうとしたが、タイムマジーンに防がれて失敗した。
ジオウのジカンギレードとも切り結んだ。
或人がゼロワンの変身権を取り戻すとアタッシュカリバーも手元に戻った。
仮面ライダーカリバー
カリバー繋がりで01AI開発録ワンダーライドブックをリードして「ライジングカバンストラッシュ」を使用、本人は直接アタッシュカリバーを使用していないが、必殺技発動時にゼロワンの幻影が重なる。
なお、01AI開発録ワンダーライドブックにはアタッシュカリバーが描かれていることから、これを使って変身したライダーは当該武器を使用できるのかもしれない。
仮面ライダーギーツ
設定上存在するゼロワンフォームはアタッシュカリバーがメイン装備とされている。
形態
- アタッシュモード
展開前の状態。防御力が高く、盾としても使用される。
名詞が「ACシールド」となっている事以外は外装の構造や性能はアタッシュショットガンとほぼ同じ、解説はそちらを参照。
この防御性能を応用し、必殺技チャージをしながら防御体制に移るという利用法も可能。
- ブレードモード
ブレードライズ!
刃を展開した状態。
装甲車を一撃で切断するほどの切れ味を誇り、エネルギーを刀身に纏わせることで強化することが可能。
必殺技
- カバンストラッシュ
チャージライズ! フルチャージ!
一度アタッシュモードに戻し、再度ブレードモードに展開することで発動。
イエローの斬撃を飛ばす。
フレイミングタイガー時は炎の斬撃を飛ばし、バルカン(パンチングコング)のパンチで強化するも、ドードーマギア改には通用しなかった。
プログライズキーを使用した必殺技
"Progrise key confirmed. Ready to utilize."
- ライジングカバンストラッシュ
グラスホッパーズアビリティ!
「お前を止められるのはただ一人…俺だ!」
ライジングホッパープログライズキーを装填して発動。
イエローのエネルギーを刀身に纏わせ、対象を切り裂く。
- バイティングカバンストラッシュ
シャークズアビリティ!
バイティングシャークプログライズキーを装填して発動。
ヒレ型のエネルギーで長大な刀身を構成し、広範囲を切り裂く。
なお、使用形態はライジングホッパーとなっている(第4話)。
- シューティングカバンストラッシュ
ウェアウルフズアビリティ!
バルカンがシューティングウルフプログライズキーを装填して発動。
斬撃で放った青い狼型のエネルギー2発で対象を拘束し、ジャンプからの旋回で勢いを付けてからエネルギーを纏った刀身で切り裂く。
発動時に表示される文字のフォントがA.I.M.S.の物になっている。
- カバンダイナミック(正式名称不明)
劇場版『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』にてアナザーゼロワンに使用したが、歴史改変の影響で体にノイズが走ったために不発に終わった。
動作はカバンストラッシュと同じだが、劇中ではこの音声が鳴っていたためこの記述とする(本来、「〇〇カバンダイナミック」とはプログライズを装填したチャージ必殺技のことである)。
- フレイミングカバンダイナミック
タイガーズアビリティ!チャージライズ!フルチャージ!
フレイミングタイガープログライズキーを装填して上記のフルチャージを行う事で発動。
炎を纏わせた巨大な刀身で切り裂く(ガンバライジングではアタッシュカリバーは炎上せず、赤いエネルギーを纏う)。
- メタルライジングカバンダイナミック
メタルホッパーズアビリティ!チャージライズ!フルチャージ!
メタルクラスタホッパープログライズキーを装填して発動。
クラスターセルを纏った斬撃を放つ。
アタッシュモードに戻して攻撃を防ぐと共にフルチャージを行った状態で装填した。
尚、劇中では「カバンダイナミック」としか流れておらず、技名演出も無かったが、超全集には上記の技名が記載されている。
- ゼロツーカバンストラッシュ(正式名称不明)
ゼアズアビリティ!
ゼロツープログライズキーを装填して発動。
劇場版『REAL×TIME』にて使用し、エネルギーを纏った斬撃を繰り出す。
尚、劇中では上記のゼロツープログライズキーの音声が流れたが必殺技音声は流れておらず、技名演出も無かった。
玩具で同様の操作を行った場合は装填時に「ゼロツーズアビリティ!」の音声が鳴り、「ゼロツーカバンストラッシュ」の必殺技音声が鳴る。
- タトバシンギングカバンストラッシュ
「オーズズアビリティ」という技名で『ガンバライジング』で001が使用。
タトバシンギングオーズプログライズキーで発動。
命中後にオーズのクレストが表示されること以外はシンプルな斬撃技である。
- オンステージングカバンストラッシュ
「ガイムズアビリティ」という技名で『ガンバライジング』でゼロワン(メタルクラスタホッパー)が使用。
鎧武よろしく、プログライズホッパーブレードとの二刀流で敵を切り裂く。
ゼツメライズキーを使用した必殺技
- ロッキングカバンストラッシュ
ロッキングホッパーズアビリティ!
ロッキングホッパーゼツメライズキーを装填して発動。
『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』にて使用。エネルギーを纏わせた刀身を跳躍した勢いで突き刺す。
立体物
DXトイにてラインナップ。2019年8月31日に変身ベルトと同時に発売された。
劇中同様のアタッシュモードからの展開に斬撃音と必殺技ギミックが再現されている。
可動フィギュア関連では「装動シリーズ」はアタッシュ、ブレード共に登場し、シャイニングホッパーではプログライズキーの刺さったブレードモードも収録されている(装動シリーズでは持ち手の部分が簡略化されており、「AI09」の仮面ライダーゼロツーに付属するものはグリップエンドに持ち手が追加され、プログライズホッパーブレードとの合体状態を再現できるようになった)。
「S.H.Figuarts」ではビルドからの恒例となっている「主役に武器が付属しない」状態が続いていたが、一般販売のバルカンにブレードモードが付属。
「RKFシリーズ」はライジングホッパー単体やハイブリッドライズVerに付属せず一向に立体化されずにいたが、メタルクラスタホッパーにて初の付属となった。
余談
必殺技音声のパロディ元と思われるのは「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」の「アバンストラッシュ」(そもそもストラッシュの単語自体がこの技を語源としている)、「宇宙刑事ギャバン」の「ギャバンダイナミック」と思われる。
ちなみに、ダイの大冒険の原作は三条陸氏が手がけているが、『ゼロワン』第12話でも脚本を担当している他、ギャバンとダイの大冒険は同じ東映作品というつながりもあったりする。
関連タグ
仮面ライダーゼロワン ゼロワン(仮面ライダー) アタッシュウェポン
主役ライダー武器