飛電メタルズアビリティ!
エブリバディジャンプ!
概要
第22話にて初登場。仮面ライダーゼロワンの強化フォーム「メタルクラスタホッパー」に変身するためのプログライズキー。
カラーはメタルシルバー。
「ゼロワンを封じる禁断のプログライズキー」として天津垓がサウザンドジャッカーで取り込んだシャイニングアサルトホッパーのデータと通信衛星アークの技術を用いるよう刃唯阿に指示して構築させた。
従来のプログライズキーと異なり、新たな認証プレート「メタルライザー」が追加されていて、装填後にこれを折りたたむ「メタルライズ」が追加された三段階認証で変身できるようになっているのが特徴(単に装填しただけでは「Let's rize! Le Le Let's rize!」の待機音が鳴るのみ)。
展開時に1匹の大きなバッタが、メタルライズ後に6匹の小さな金属のバッタのようなレリーフが現れる。これらのレリーフはメタルクラスタホッパーの装甲にも使われている「飛電メタル」で形成されており、それ故か既存プログライズキーで最重量となっている。
その制作目的に違わず、一度使用するとメタルライザーが飛電ゼロワンドライバーのオーソライザーを物理的に塞ぎ、強制割り込みプログラム「プリズメントチェイン」によって他のプログライズキーを認証しなくするように書き換えてしまう。これによってゼロワンドライバーのオーソライザーが他のキーに一切反応しなくなってしまった。
その上、変身中はドライバーがアークに強制接続され、変身者の意識を悪意に満ちたデータ空間に幽閉し、その間一切の制御ができなくなる。
暴走していた時点では、第三者が物理的に取り外すしか変身を解除する方法がなかったが、ヒューマギア達の善意を集めて製造したプログライズホッパーブレードを得てからは制御が可能となり、他のプログライズキーも再び認証可能になった模様。
それを示すように起動音声が「飛電メタルズアビリティ」から「エブリバディジャンプ」へと変化している。
また、クラスターセルのデータはこのキー自体にも入っているのか、このキーさえ使用可能であればクラスターセルを用いた攻撃はどの形態でも可能な模様(操作まで可能かは不明)。
立体物
DXトイにてラインナップ。シャイニングホッパープログライズキーと同じくCMにて先行登場を果たした。
劇中同様のギミックが再現されている。
また、オーソライズした状態で差し込んでから折りたたまれていない状態で必殺技発動動作をすると(「エラーインパクト!」という謎音声の後)「Time is Almost Up, Try Again」という隠し音声が鳴りもう一度変身待機音が鳴り始める。
訳すると「そろそろ時間です、もう一度」となるが、ニュアンスとしては「接続がタイムアウトになりました、再施行して下さい」といった感じのシステムメッセージという所だろうか。
2024年にはSUPER BEST版で再版された。
余談
- クラスタ(cluster)は大群を意味し、特にイナゴやバッタの大群は農作物への虫害(蝗害)としてよく知られる。
- 『ゼロワン』の物語中では基本的にアイテム製作が人工衛星に依存している形になっている中、このキーは唯阿が製作に関わっており、『ゼロワン』作中で初の人間が直接、製作の大部分に関わったアイテムになっている。
- キー関節部「トランスロックシリンダー」がゼツメライズキーと同じく黒一色になっている。これは直近でアークによって作成された発展形プログライズキーと共通している。
- アビリティ名は、番組公式サイトでは「エブリバディジャンプ」とカタカナ表記だが、仮面ライダーおもちゃウェブでは「Everybodyジャンプ」と英文表記になっている。なお、音声は「エブリバディ?」と問いかけるように一度区切ってから「ジャンプ!」と言う。
- メタルライズの待機音は劇中ではほとんど使われていない(使われたのは第29話と第39話のみであり、特に第29話は聞き取りづらい)が、スピンオフ「奇跡の転身!?アルトVS.腹筋崩壊太郎 宿命のギャグバトル!」でのギャグ対決の際に流れた。実際に聞いてみると問いかけているように聞こえる事もあって「早く変身しろと急かしているように聞こえる」という感想も見られる。
- 第39話にて、「Let's rize! Le Le Let's rize!」の待機音が流れた際にさうざーのみならず仮面ライダーアークゼロも指でリズムを取っていた(最終的にこのキーを構築したのもアークゼロ=衛星アークだし、この待機音ってまさか···)。
関連タグ
ゼツメライザー:装着すると、他の接続を受けつけなくなる点が酷似しており、メタルクラスタホッパーへの変身はゼロワンがマギアと同じ「人間の悪意に突き動かされて暴走する機械」へ陥ったことを意味しているといえる。
アナザーゼロワン:腰のベルトが、メタルクラスタホッパープログライズキー装填時の飛電ゼロワンドライバーを連想するデザインになっている(オーソライザーが省略、メタルライザーを思わせるパーツに置き換わっている)。
ハザードトリガー:全ての元凶が主人公に使うことを強いた暴走アイテムである点が共通しており、こちらはベルトに装備する小型の強化デバイス。
怪獣リング:放送時期が重なる令和一号ヒーローのアイテムで、こちらも黒幕が主人公に使わせる事で悪しき心に染め上げようとした。
ジオウトリニティライドウォッチ←メタルクラスタホッパープログライズキー→エレメンタルドラゴンワンダーライドブック