※この項目には『無双OROCHI2』の重大なネタバレが含まれています。記事を閲覧する際にはご注意ください。
魔王・遠呂智との戦いから数年後。
三國と戦国の英傑達は突如、滅亡の危機を迎えていた。
天地を覆うが如き、巨大な怪物が出現したのだ。
八首の大蛇にも似たそれは、城を襲い、町を食らった。
この危機に生き残った人間は、国を越えて結束する。
だが、妖蛇はあまりに強大であり、生存者はあまりにも少なかった。
巨大な化け蛇の力の前に、人間は敗北を繰り返した……
妖蛇とは、『真・三國無双』シリーズと『戦国無双』シリーズがコラボしたクロスオーバー作品『無双OROCHI』の完全な続編である『無双OROCHI2』に登場する巨大な蛇の妖魔……!?
八つの首を持ち、一囓りで城等の建築物を砕く程である。
かつて遠呂智を討伐した数年後に出現したこの妖蛇の脅威で多くの英雄、そして国が滅び、司馬昭、馬超、竹中半兵衛のみが生き残ったところから『無双OROCHI2』の物語は始まる。
大きさは他の武将達はおろか同じ妖魔の牛鬼や別世界に潜む脅威すらも比ではなく、妖蛇の周囲が広く深い溶岩であるためこちらからは直接攻撃どころか近づく事も出来ず、弩砲等遠距離の兵器で攻撃するしかない。しかしながらその耐久力もかなりのものであり序章の弩砲では掠り傷を付ける程度しかダメージを与えることは出来ない。
それどころか、序章の時点ではある程度まで体力を減らす事は出来ても、一定以上のダメージを与えるとそれ以降は無敵状態となり体力を減らせなくなってしまうためどうやっても撃破できない。
妖蛇の攻撃手段としては口から炎の弾を吐き出す、口から炎のブレスを吐く、口から炎の弾を上空に吐くものの3種類であり作中のムービーで見られた自慢の頭で噛み付く、というのは攻撃手段としては用いてこない。
「そも、この世界は滅びを望んでいた」
「なんとなれば、遠呂智が己の滅びを目指して、この世界を作り上げたがゆえ」
その正体はなんと遠呂智の亡骸に眠る力が制御を失い、姿を変えた物である。恐らく八つの首を持つ蛇というのはやまたのおろち(八岐大蛇)から来ているのであろう。
上述の通り攻撃手段はほとんど無いが遠呂智と関連性の強い酒呑童子の力を用いた八塩折を使う事で大ダメージを与えることが可能。敵としては1体として表示されているが、終盤では全ての首が独立した体力を持っているため、8体の首全てを撃退しなければ撃破とならない。
吐き出してくる火の弾も八塩折の連射弾で破壊できるが、首の数が減って妖蛇の色が変化すると攻撃が激化、連射弾をこれまで以上に叩き込まないと火の弾すら撃ち落とせなくなる。
8体の妖蛇を倒し、全ての仲間武将も集めることで挑戦できるトゥルーエンドルートの最終ステージ『真・古志城大決戦』でも破壊神として降臨した真・遠呂智の力によって復活し、英傑達の行く手を阻む。さすがに八塩折のような迎撃手段がない障害物扱いのため、妖蛇の攻撃を回避することしか取れる手段はない。
一方、ノーマルエンドルートでは復活した事自体に対して全く言及がない。
『無双の戦場』の台詞データ内では、八塩折完成前に妖蛇を倒し『火口決戦』に進んだ場合の専用台詞が存在する(妖蛇と遠呂智との関連性が不明な状態時専用)。
しかし、攻撃手段は弩砲のみに限られ、8つの首全てを倒すのは制限時間・与ダメージ効率などの制限があるため非常に難しい。