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初心者狩り

しょしんしゃがり

主にゲームにおいて『初心者だけを狙って潰す』か『相手が初心者のうちに心を折ってしまう』行為のことである。
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概要

そのゲームにおいて中級者以上の実力を持っていながら、(自分より格下の)「初心者プレイヤーを潰す」ことだけを目的としたプレイをすること、またそれをするプレイヤーのことを指す。

主に格闘ゲームなどプレイヤー同士の対戦を主体とするゲームや、他のプレイヤーが介在し共闘・対戦することをプレイの前提とするオンラインゲームソーシャルゲーム(特にMMORPGやハンティングアクション、STGなど)といったゲームにおいて使われる。

初心者キラー」ともいうが、キラーの方はどちらかと言えば初心者の不安定な動きに対して強い性能を持つキャラクター(NPCの敵を含む)や、初見殺しとなってしまうような難解なステージなどのことを指し、初心者ばかり狙うようなプレイヤーのことを指すことは少ない。


初心者狩りに至る動機は人それぞれだが、特に大きな動機の一つとして「中級者、上級者相手に勝てないから簡単に勝てる相手(初心者)に勝つため」というものがある。

例えば、キル数・勝利数が増えることによるランク昇格(勝率調整)や、アイテム等勝利ボーナスなどを目的に、わざと弱いプレイヤーを狙って勝利数を稼ぐなどのプレイ上の戦略・合理性を重視した結果や、上級者に負けたことによるフラストレーションやストレスの発散といった理由が挙げられる。

他にも、「アカウントを分けて新キャラ、新武器などを試したい(「本アカウント」では負け記録を残したくない)」などの理由も挙げられる。


……大魔王バーンのおっしゃる通り、「鍛え上げたチカラで弱者を痛めつけるのは(痛めつける側にとっては)面白い」のである。


具体例

アーケードゲームであれば、自分が遊ぼうと思っている筐体の他プレイヤーの動きを見て、初心者がプレイしているとわかるやいなや乱入する、というのが初心者狩りの基本パターンである。

ただし、オンラインマッチングの場合はたいていのゲームで難易度や戦績による組み分けがある程度ゲーム内で整備されており、仮に実力差が大きい相手と当たったとしても(※相手が楽曲など特定条件に粘着していない限りは)偶然ということが多い。


オンラインゲーム、ネットワーク対戦ゲームの場合、初心者が多いサーバー(特に新設サーバー)や新キャラクター、新武器などの条件設定、低難度のクエストやステージに固まることが基本パターンとなる。

以下に簡単な類型を記す。


トロイの木馬型

プレイするサーバーやアカウント(アーケードゲームのデータ保存カードや、コンシュマーにおけるソフトなども含まれる)等の使い分けにより、あたかも初心者であると装って初心者の多いサーバーや時間帯、店舗、ランクなどで暴れること。


オンラインゲームでは新規プレイヤー・初心者向けのサーバーや、ランクによるマッチ制度を設けていることも多く、これが本来なら棲み分けとして機能するはずだが、アカウントを新規に作成して、「初心者のふりをして初心者用サーバーに侵入し初心者狩りをする」ようなことも度々見られ、ひどい場合「むしろ初心者向けサーバーや新サーバーにいない方が安全」となってしまうこともある。

複数アカウントによる初心者狩りや不正、煽り等の荒らし行為を防ぐため、同一プレイヤーによる複数アカウント所持を禁止しているゲームや、端末・接続アドレスの紐付けが必須となっているゲームも多いが、初心者狩りをする側もわざわざ別機器を用意してまで狩りをすることすらある。


マルウェア型

(特にMMORPGなどで)初心者相手に友好的に接してから嵌めること。

チュートリアル」や「初心者向けの便利なTIPS」と装って初見殺しクエストや間違った(非効率的な)戦術などを紹介したり、「手伝うから」と高難易度クエストに誘っておきながら放置したりといったケースが挙げられる。また、プレイ中はサポートしていても、あとでチャット等で誹謗中傷や晒し上げをすることもある。

他にも「初心者歓迎」と銘打った部屋やチームを作って誘い込み、何も知らずにやってきた初心者を叩きのめすという悪質性の高いパターンもある。

オンゲーそのものが初めてというプレイヤーや、始めたばかりで不安を抱えているプレイヤーが被害に遭うことで、そのまま引退に至る、評判が外部に広まって新規参入が遠ざかることも少なくなく、初心者狩りとは無関係のプレイヤーからも問題視されている。


報酬・ボーナス狙い

「トロイの木馬型」にも通ずるが、安定した報酬(ボーナス)確保のため、ランク昇格・維持などの目的で「勝利数を稼ぐ」ため、上位ランクのプレイヤーが初心者が多い新規サーバーや低ランク向けマッチ・クエスト等にわざと居座ること

単純に「初心者向けの低ランクマッチやイベント、新規サーバーや新店舗などのほうがマッチしやすい」という事情で初心者の多い場所に常駐しているプレイヤーもいる。

高山を苦しい思いをしながら登って途中で力尽きるより、低い丘に登って「お山の大将」になったほうがいいという考えであるといえる。

ただし、後述するように低ランクの初心者と戦ったり、初心者向けのクエストをこなしたりしても、高ランクのそれに比べて「うまみ」(=報酬)は大したことがないのがほとんどである。


ここでは『のぶニャがの野望』(2021年2月22日15時サービス終了)のイベント「ねこ場所」の事例を紹介する。

サービス末期には、「課金兵」と呼ばれるような重課金(もしくは廃課金)プレイヤーが、イベント上位報酬目当てでわざと下位ランクに降格して上位の豪華な報酬を確実に狙う作戦が横行し、下位ランクの本来のメイン層である無課金や微(軽)課金勢が勝ち点を稼げず這い上がるのがほぼ不可能(※逆に一定以上の高さのランクは、いつもの上位ランカーが「降格」したことでガラ空きになり遊びやすくなった)となり、実行者に悪意は無かったとしても、結果的に初心者狩りに繋がってしまった。


ワーム型

上記に挙げたような手法で初心者狩りの被害にあったプレイヤーが、腹いせに自ら初心者狩りに身を染めてしまうケース。初心者狩りによって襲われた初心者が別の初心者を襲い、その襲われた初心者が…という憎しみの連鎖が起こる。

無論全ての被害者がそうなるわけではないが、ある程度の実力が付くまでしつこく狙われたり、ゲーム内でストレスを発散する場所がなかったりして、運営や他プレイヤーへの恨みを募らせて「嫌がらせ」をするようになるのは少なからず起きている。

なお、ここからさらに派生して「初心者狩り」だけを狙う「初心者狩り狩り」(PKKのような存在)なる復讐者のようなプレイヤーもいる。


問題点

まず、最も大きな問題の一つとして初心者がゲームから遠ざかってしまうことがある。


格闘ゲームやPK(プレイヤーキル)が存在するMMORPGなどでは、「中級者以上の悪質プレイヤーが『経験値稼ぎ』などの大義名分を掲げて初心者を潰す」というケースが多く、初心者狩りが横行した結果、ゲーム自体の高難易度化、システムの複雑化、専門用語のやり取りや煽り合いなど慣れたプレイヤー同士のコミュニケーションを重視する文化などと合わさって「よくわからないままプレイして初心者狩りに遭いたくない」「今から始めるのは(あるいは久しぶりにやるのは)敷居が高い」と新規プレイヤーの参入やライトな継続プレイヤーが減り、ジャンル自体の衰退に繋がったという経緯がある。

初心者狩りによって、せっかく興味を持ってくれた初心者がすぐ引退してしまう、悪評が広まって新しいプレイヤーが来なくなってしまうことで、プレイヤーの数が増えず、ゲームが衰退していく(例えばソーシャルゲームでは、イベント規模の縮小や報酬の出し渋りだけでなく、最悪の場合ゲーム自体のサービス終了もありうる)ことにつながり、既存プレイヤーにも悪影響がある。


一方、狩る側にとってメリットがあるのかと言われるとそこまで旨味がある訳ではなく、初心者狩りで得られる経験値やボーナスはシステム的にも技能的にも多いとは言えないケースがほとんど。

前述のように勝利数などカウント形式の記録を稼ぐ目的や、低ランクイベントで上位報酬を狙う目的なら例外だが、レベルアップ目的で初心者狩りを続けるのは結果的に非効率となる事が多い。

格上に勝てない鬱憤や、自分が過去にやられた恨みを晴らすため、という目的で初心者狩りに手を出すプレイヤーが大半なので、一部例外を除いて物理的な報酬目当てで初心者狩りを続けるプレイヤーは少ないと見られる。


現在ではほとんどないが、格ゲーが隆盛であった1990年代はゲームセンターの治安も良くなかったため、調子に乗ったゲーマーが軽い気持ちで遊びに来たちょっとヤンチャな初心者を叩きのめしてしまい、怒った初心者が相手を椅子から引き摺り下ろしてリアルファイトに発展するようなことも度々あったという。

ネット対戦が多くなった現代でも狩りをしたプレイヤーのアカウントに対して嫌がらせのメッセージや「煽りフレンド申請」(ユーザーネームや自己紹介などを変えた上で、相手を挑発する目的でフレンド申請を送ること)を送ったり、ゲーム外のSNSアカウントに攻撃をしかけたりなど、ゲーム本編とは無関係にトラブルが起こる危険性がある。


大前提としてゲームにおけるマナーという面では初心者狩りは推奨された行為ではないが、さまざまな人が参加するゲームのシステムとしては致し方ない面もあり、根絶は難しいのではないかと思われる。


やはり、力こそ純粋で単純(シンプル)で美しい法律は無いのだ。


初心者狩りに遭わないために

初心者を「カモ」「サンドバッグ」とみなして執拗に狩りを行うプレイヤーは、極端な話対戦ゲームというジャンル全てに存在する。プレイヤー同士情報交換をして初心者狩りが多いサーバーや時間帯、ランクなどを把握し、近寄らないようにするといった行動が考えられる。


しかし、いくらゲーム側によって「狩りに遭いにくい」システムが整備されたとしても、最終的には自分を守れるのは自分だけである。

友達同士や初心者同士で(※特に初心者向けの隔離サーバーやランクがある場合はそちらで)十分にゲームに慣れるまで、つまり自分で初心者ではないと自信を持って言えるようになるまで練習を続けて実力を鍛え、「初心者狩りを返り討ちにする」くらいの気持ちで挑むべきといえる。……息抜き・楽しむためにやるのにむしろ気が抜けないというのも世知辛いが、初心者狩りにボコられたくないならそのくらいの気構えはしておけということ。


また、仮にボコボコにされたとしても、そのゲームが好きで上手くなりたい、強くなりたいなら、諦めずに続けるメンタルを持つことも重要である。もちろん、あくまで娯楽である以上嫌な気分を抱えたまま無理にプレイする必要はなく、一度ゲームから離れた別のことでリフレッシュしたり、自分で確実にできる(負けない)動きの練習をしたりして、気持ちを切り替えるとよい。何度も狩りに遭ってどうしても嫌になったらすっぱり辞めてしまうのも手である。


関連タグ

ネチケット MMORPG 格闘ゲーム PK 初見殺し

ウメハラ:過去に雑誌で「俺の地位を脅かす可能性があるなら……」と言う、初心者狩りを連想させる発言をしている。

ヴァッハフント 初心者狩りをイメージして作られたキャラクター。

鮫トレ:無知なプレイヤーをだますという点で初心者狩りと同じ。

フラウィ:ゲーム「アンダーテール」のキャラクター。ある場面でいきなり初心者狩り同然の攻撃でプレイヤーを追い詰めてくる。

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