基礎データ
全国図鑑 | No.0555 |
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イッシュ図鑑 | No.103 |
ガラル図鑑 | No.368 |
ローマ字表記 | Hihidaruma |
ぶんるい | えんじょうポケモン |
タイプ | ほのお |
たかさ | 1.3m |
おもさ | 92.9kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | ちからずく / ダルマモード(隠れ特性) |
タマゴグループ | りくじょう |
ダルマモード
タイプ | ほのお / エスパー |
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各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ヒヒダルマ | 火+緋+ヒヒ+だるま |
英語・スペイン語・イタリア語 | Darmanitan | daruma(日本語でだるま)+orangutan(オランウータン) |
ドイツ語 | Flampivian | Flamme(炎)+Lampion(提灯)+Pavian(ヒヒ) |
フランス語 | Darumacho | Daruma(日本語でだるま)+macho(英語でマッチョ) |
韓国語 | 불비달마 | 불(bul、火)+비비(bibi、ヒヒ)+비(bi、緋)+Daruma(日本語でだるま) |
中国語(簡体字) | 达摩狒狒 | 达摩(Dámó、だるま)+狒狒(fèifèi、ヒヒ) |
中国語(繁体字) | 達摩狒狒 | 達摩(Dámó、だるま)+狒狒(fèifèi、ヒヒ) |
ヒンズー語 | डारुमागून | Daruma(日本語でだるま)+डारुमाग(Darumaag、ダルマッカ)+baboon(ヒヒ)+goon(間抜け) |
ロシア語 | Дарманитан | 英語名の音写 |
タイ語 | ฮิฮิดารุมะ | 日本語名の音写 |
進化
初期 | 最終 | |
---|---|---|
ダルマッカ | → | ヒヒダルマ(レベル35) |
リージョンフォーム
第8世代『ソード・シールド』から登場する、ガラル地方の環境に適応して姿を変化させたヒヒダルマのガラルのすがた。
概要
ポケットモンスター 第5世代『ブラック・ホワイト』に初登場したダルマッカの進化系。ゲーム発売前から公開されたポケモンの一匹で、しかもかなり早い時期に公開された。
だるまのような体型はそのままに、狒々の様な姿となり、ゴリラじみた半四歩行をするようになった。
名前の由来も「ヒヒ(狒々)+ダルマ(達磨)」に「火だるま」をかけたもの。
常に燃えている特徴的な炎の眉毛を持ち、常に開いている口からは閉じたギザ歯を見せている。
腹部には、特徴的な3本の模様があり、背中にも波状の模様がある。
非常にパワフルなポケモンで、性格も喧嘩っ早い乱暴なもの。体内で1400度の炎を燃やすことによって、ダンプカーをパンチで破壊する程のパワーを作る。
一方自身が戦いで弱まると、打って変わって岩のように動かなくなり、姿も戦い方も変化して、心を研ぎ澄まし精神力で戦うようになる。
色違い
色違いは通常より濃い色となる。
ゲーム上の特徴
BW・BW2
- クリア後のリゾートデザートにある「こだいのしろ」前のポケモン像に「いかりまんじゅう」を使うと、正体を現したヒヒダルマとの戦闘になり、ゲット可能。
- 『BW2』ではホドモエシティでNのゾロアを貰った後にリゾートデザートで「Nのヒヒダルマ」が出現する事がある。もう一度言う、ヒヒダルマである。LVは脅威の35。無論フレアドライブ習得済。この時点での手持ちのLVは良くて25だろう。真っ向から向かっていったらまずパーティが半壊する。ヒヒダルマは本来野生で出ないため、ダブルショックを受けた人は少なくないだろう…。
- 『BW』における彼とのバトルではダルマッカが登場しているが同じリゾートデザートにNのダルマッカが登場する事・BWのOPに幼いNと共にいるヒヒダルマがいる事を踏まえると、恐らくOPの方の個体だろうか…?
X・Y
- BW・BW2から連れてくる必要がある。
オメガルビー・アルファサファイア
SM・USUM
- 過去作から連れてくる必要がある。
Let's Go!ピカチュウ・イーブイ
- 未登場。
ソード・シールド
LEGENDSアルセウス / スカーレット・バイオレット
- 未登場。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
105 | 140 | 55 | 30 | 55 | 95 | 480 |
非常に優れたポケモンであり、進化前のダルマッカは序盤で手に入るので、しばしばバオッキーと比較される。ちなみに"炎上ポケモン"ということで最後に「オーバーヒート」を習得する。
攻撃が最も高く、素早さ・HPも高めという攻撃的なステータスを持つ。
特に「こうげき」の種族値が140と非常に高く、現在でもほのおタイプの中ではトップクラス。これはドサイドンと同じだが、素早さはこちらの方が圧倒的に素早く、速攻性に長ける。
逆に特攻は僅か30とほのおタイプ最弱であるが、高い攻撃を軸にしていけば気にならないだろう。
防御・特防もかなり低いため、威力の高い技での短期決戦を狙っていくべき。
対戦面ではその攻撃力を生かした物理技が主体となる。
特性「ちからずく」の恩恵を受けられ、高いHPともシナジーのある「フレアドライブ」は必須級。
威力は実質"234"に跳ね上がり(半減でも"117")、単純な威力だけなら600族をも超えるのは非常に魅力的である。
なんと言うか、"フレアドライブをぶっ放すために生まれてきたポケモン"と言っても過言ではない性能である。
同タイプ対策では特性の効果こそ乗らないものの「じしん」が優秀。いわタイプ対策も兼ねられる。
また、いわタイプ対策には威力で上回る「ばかぢから」もある。ただし、使うと能力が下がるので注意。
「アームハンマー」は素早さが落ちるので一撃で倒せないと相手の次の反撃が辛い。
苦手な相手や交代読みには「とんぼがえり」がオススメ。こだわり系アイテムとの相性も良い。フォルムチェンジでエスパーになるからかトリックも習得でき、耐久型のポケモンにこだわり系アイテムを押しつけて機能停止させる事も出来る。
補助技としては「はらだいこ」があるが、自身の耐久や「フレアドライブ」を連発する事を考えると専用の型を作らなければ使う余裕は無い。反動の無い「ほのおのパンチ」を主軸にし、「アンコール」で隙を作るなどの工夫が必要だろう。
この圧倒的な攻撃力と高めの素早さ、と炎タイプにありがちな二刀流になりがちな部分を完全なまでに捨てきった姿勢はBWで種族値が広まった当初「種族値尖りすぎだろ」「これがインフレか…」と一部で話題になった。
『戦闘民族』とまで揶揄される第5世代ポケモンの代表と言えるだろう。
実際いじっぱりで鉢巻を巻いてたりするとみずタイプですら後出しでは焼き払われる。晴れた日にはあの防御特化のスイクンですら二発で焼き払う。もう意味が分からない。
育成面も攻撃と素早さを粘れば良く、自力技で完結し進化等にも特殊なアイテムを要さない手軽さもそのためBW発売当初、ランダムバトルにシャンデラと共に大発生した。
…が、物理で殴る以外の事が殆ど出来ないので案外対人戦では動きにくく、炎が通らないドラゴンタイプが最メジャータイプなのもあって今は意外と収まるべきところに収まってたりする。
この手の物理型炎タイプとしては珍しく(というよりはバランス調整により意図して)「かみなりパンチ」を覚えられないため「ストーンエッジ」や「いわなだれ」があろうともペリッパーやギャラドスは苦手。
「フレアドライブ」の反動により、HPが高めなポケモンとの潰し合いではヒヒダルマ自体は旗色が悪い事も多い。
また、混乱すると高すぎる攻撃が仇となり、その上紙耐久であることが追い打ちとなり自滅ダメージはすごい事となるので注意が必要である。不意の「イカサマ」にも注意。
ダルマモード
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
---|---|---|---|---|---|---|
通常時 | 105 | 140 | 55 | 30 | 55 | 95 |
ダルマモード | 105÷2 | 30 | 105 | 140 | 105 | 55 |
変化 | ÷2 | -110 | +50 | +110 | +50 | -40 |
体力が半分になると姿が変化し、エスパータイプが追加され、ビクティニやマフォクシーと同じ「ほのお/エスパー」の複合となる。
ステータスも変化して攻撃と特攻の数値が入れ替わり、さらに「ぼうぎょ」・「とくぼう」もそれぞれ"55"から一気に"105"まで上昇する為、耐久力が半端なく高くなる。反面、売りであった素早さは"95"から"55"へと鈍足となってしまう。
数値上の能力は非常に高いが、「体力が半分以下の状態を維持すること」と発動条件が非常に厳しく、さらに体力を半分以上に回復させると、通常のヒヒダルマに戻ってしまう。
言わば耐久型なのに実質回復技が使用不能。
そして厄介なのが変身のタイミングが「ターン終了時」である点。フレアドライブでHPを調整しても脆い時に攻撃を受けなければならなく、変身したら次のターンは遅いと兎に角動きにくい。HPが半分になった瞬間変身するのならフレアドライブで攻撃して変身とかも狙えたのだろうけど…。
仕様上体力が半分以上だと特殊技が使い物にならなくなり、半分以下だと物理技が使い物にならなくなってしまうようなものであり、技の構成も難しい。
また、前述した通り鈍足となるのもあり、使い勝手は悪いようだ。
敢えて使用する場合は、「フレアドライブ」を「オーバーヒート」や「だいもんじ」に変え、サブウェポンとしては「サイコキネシス」「きあいだま」「くさむすび」などが候補に挙げられる。
但し汎用性の高いマフォクシーとは大半の技が被ってしまっている上にあちらの方がレパートリーが広いため、差別化は忘れずに。
なお、ポケモンBW2では、とある条件を満たす事で、Nの持っていたヒヒダルマと戦える機会が出来る(特性はダルマモードである)。
出現地はリゾートデザート。
もう一度言おう。ヒヒダルマである。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
漫画版
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
レギュラーの手持ち
- ゴウのヒヒダルマ
CV.間宮康弘
新無印14話にて、イッシュ地方の巨神の遺跡の前にいたポケモン。ダルマモードからノーマルモードになりサトシのピカチュウとゴウのヒバニーに「オーバーヒート」で襲い掛かり攻撃しようとした所をゲットされた。ゲット後ゴルーグと戦う為に活躍し、ゴルーグと共に「サクラギパークの守り神」と評されていた。
基本的にはパーク内のポケモン達と打ち解けてはいるものの、悪ふざけが好きな性格で所謂ガキ大将。ほのおタイプでありながらほのお技を使えないヒバニーを馬鹿にして嘲笑したり、臆病なメッソンを脅かしてからかったりなどしていた。
ホシガリスが原因でポケモンフーズが無くなった時はメグロコを攻撃して池の近くまで吹き飛ばしたり、ベトベター・アーボ・オドシシと共にむしポケモン側と大喧嘩していた。
第35話ではヘラクロスと力比べしている。
第54話ではことあるごとにメッソンを脅かしていたが、最終的には今までの行いが祟り仕返しに水を掛けられた。
第102話のフリーザーとのレイドバトルでは、相性的には有利であったが、桁違いなパワーによってサトシのネギガナイト・シゲルのバンギラス・トキオのイエッサンと共に一撃で倒された。
ゲストやライバルの手持ちなど
- BW8話
アニメ初登場。ある日、時計台で老朽化の影響でフックが変形した事で釣鐘が落下。このまま落ちてしまえば老朽化した床は耐え切れず、時計塔自体が崩壊してしまう恐れがあった為、ヒヒダルマがダルマモードになってサイコキネシスで浮かせ続けていた。その為、ダルマッカ達がヒヒダルマの為に食料を盗み続けていたのである。しかし、このままではヒヒダルマの放つ熱により床が焼け落ちる危険性・そしてヒヒダルマの体力が尽きてしまうのも時間の問題であった。
事情を知ったサトシ達がダルマッカ達と共にフックを修正し、ダルマモードを解除したヒヒダルマにより、再び釣鐘が掛けられた事で解放させる。後にジョーイさんによれば、老朽化していた時計台は取り壊さず補修し保存していくとの事。
- BW40話
ドンバトルに参加していたセキモトのポケモンで登場。
- ベルパパのヒヒダルマ
BW49話で登場。ベルのパパのポケモンで別名「赤い閃光」と呼ばれている。口先だけではなく実力は本物であり、相性の悪いサトシのミジュマル相手に優位に戦っており、勝利している。
- カベルネのヒヒダルマ
BW90話のワールドトーナメントジュニアカップにて初登場するが、シューティーのジャローダのにらみつけるからのソーラービームのコンボで一撃でやられてしまう
- BW102話
バージルの兄・デビーのポケモンで登場。
その他
BW | 43話(回想)・53話・54話(写真)・59話・60話・69話・89話・112話・134話(イメージ) |
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SM | 34話 |
劇場版 | 黒き英雄 |
漫画版
第10章で登場。リュウラセンの塔にてNと共にゼクロムを迎え、その後のアデクとのバトルでも使用。
ポケモンローカルActs
京都府京都市にヒノアラシと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された(参照)。
だるま寺で知られる法輪寺がある為と思われる。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0554.ダルマッカ(ガラルダルマッカ)→0555.ヒヒダルマ(ガラルヒヒダルマ(ノーマルモード/ダルマモード))→0556.マラカッチ
同複合タイプ
関連ポケモン等・グループタグ
グループ | 猿ポケモン ゾロ目ポケモン(全国図鑑) |
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同期猿 | イッシュ三猿 |
同ほのお猿 | バオップ/バオッキー |
コラボ | 京都ポケふた組 |
ダンプカー関連 | ココドラ ゴロンダ マッシブーン ガラルサンダー ゴーリキー/カイリキー |
他 | |
ウインディ | ほのおタイプの555仲間 |
ロコン/キュウコン | 原種がほのおタイプでリージョンフォームがこおりタイプの仲間。 |
その他