概要
第8世代『ポケットモンスター ソード・シールド』から登場する、ガラル地方の環境に適応して「リージョンフォーム」となったポケモンの姿を指す言葉。
「アローラのすがた」は第1世代初出のポケモンにしか確認されていなかったが、今回は初公開情報の段階で第3世代初出ポケモンの「ガラルのすがた」の存在が明かされていた。
エキスパンションパス含めて第1、第2、第3、第5世代初出のポケモンでガラルのすがたが発見されたが、4、6、7世代初出のポケモンには発見されていない。
また、「ガラルのすがた」でのみ更なる進化を果たすジグザグマ系統等や、分類まで原種とは違うものになるポニータ系統等、さらには伝説ポケモン初のリージョンフォームとなるガラル三鳥と、前作にはなかった新たな事例も数多く確認されている。
ポケモン一覧
No. | ポケモン(原種) | リージョンフォーム |
---|---|---|
052 | ニャース | ガラルニャース |
077 | ポニータ | ガラルポニータ |
078 | ギャロップ | ガラルギャロップ |
083 | カモネギ | ガラルカモネギ |
110 | マタドガス | ガラルマタドガス |
122 | バリヤード | ガラルバリヤード |
222 | サニーゴ | ガラルサニーゴ |
263 | ジグザグマ | ガラルジグザグマ |
264 | マッスグマ | ガラルマッスグマ |
554 | ダルマッカ | ガラルダルマッカ |
555 | ヒヒダルマ | ガラルヒヒダルマ |
562 | デスマス | ガラルデスマス |
618 | マッギョ | ガラルマッギョ |
「鎧の孤島」から登場
「冠の雪原」から登場
その他
- ガラルのすがたから進化するポケモン
「ガラルのすかた」を持つポケモンには、原種のポケモンとはまったく別のポケモンに進化するものがいる。
元々最終進化形だったポケモンが更に進化するものと、従来の進化形とは別のポケモンに進化するものの2パターンがある。
形式 | 進化前 | 進化先 | 備考 |
---|---|---|---|
分岐 | ガラルニャース | ニャイキング | ペルシアンに進化出来ない(逆も同じ) |
追加 | ガラルカモネギ | ネギガナイト | 原種カモネギは進化出来ない |
追加 | ガラルバリヤード | バリコオル | 原種バリヤードは進化出来ない |
追加 | ガラルサニーゴ | サニゴーン | 原種サニーゴは進化出来ない |
追加 | ガラルマッスグマ | タチフサグマ | 原種マッスグマは進化出来ない |
分岐 | ガラルデスマス | デスバーン | デスカーンに進化出来ない(逆も同じ) |
厳密にはこれらのポケモンは「リージョンフォーム」に含まれず、ニャイキング、デスバーンはネット対戦でペルシアン、デスカーンとの併用が可能な上、ガラル図鑑の並びでも前に載る。
外伝での扱い
ポケモンカードゲーム
アローラのすがたと同様、剣盾シリーズ初めから「ガラル ◯◯」の名前で登場。
なお、リージョンフォームとしては扱われていないはずの追加進化形までもが、何故か「ガラル タチフサグマ」や「ガラル ネギガナイト」のように、進化前と同様ガラルのすがたであるかのようなカード名となっている。
前シリーズでは「名前に“アローラ”と付くポケモン」を指定する効果のカードが登場しており、恐らくこれのガラルver.が実装された際に進化形も対象となるようにした結果であると思われる。
ポケモンGO
『剣盾』の発売直後に、早くもガラルマタドガスがゲーム内に登場。
それ以外のガラルのすがたは長らくゲーム内に実装されていなかったが、2020年6月よりジグザグマ系統、マッギョ、ダルマッカ系統、カモネギ系統、デスマス系統、バリヤード系統が順次実装された(このうち、ヒヒダルマは通常の姿のみで、ダルマモードは未実装。カモネギも実装からしばらくの間はネギガナイトへ進化させることができなかった)。なお、デスマスとバリヤードは現状スペシャルリサーチでのみの入手となっており、タマゴからの孵化および野生出現はしない(バリヤードに関しては、2022年開催のGO Festにてお香を炊くと低確率で野生の個体が出現する措置が取られたことがあった)。今後の仕様変更に期待したいところである。
また、これに伴いあくまで第8世代のポケモンであるはずのニャイキングやタチフサグマ、デスバーンといった追加進化形も、第6・7世代のポケモンに先んじて実装されている。これは恐らくポケモンHOMEとの連動も見据えての措置と考えられる。
2024年12月現在、ガラルヒヒダルマのダルマモードが未実装。
実装の目途は立っていないが、原種ヒヒダルマのダルマモードも実装されていない事情もあると思われる。
ガラルのすがたの存在するポケモンのうち、カモネギ・サニーゴ・バリヤードは本作では特定の国・地域でしか入手のできない地域限定ポケモンとして実装されており、これらのリージョンフォームをどう扱うのかという点も気がかりであったが、カモネギが世界全体で野生出現及びタマゴから孵化するようになり、バリヤードも2020年12月に行われたスペシャルリサーチのリワードで入手できるようになり、サニーゴも2024年11月末にタマゴでの出現が確定したため、今後の特定の国や地域限定のポケモン(パルデアケンタロスなど)も特定の国や地域に関わりなく入手できる仕様になるものと考えられる。