基礎データ
地方図鑑
ヨロイ島図鑑 | No.001 |
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パルデア図鑑
| No.324
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進化
概要
第8世代『ソード・シールド』に登場する、ガラル地方の環境に適応し、独自の変化を遂げたヤドンのリージョンフォーム。正式名称は「ヤドン(ガラルのすがた)」。
2020年1月9日、『ポケットモンスター』シリーズとしては初の有料追加DLC「エキスパンションパス」の発表とともに公開された。
外見上の相違点として、頭頂部や尻尾の先端部が黄色く変色しているのが特徴。全身のピンク色も若干濃い。
ガラル地方の離島群「ヨロイ島」に生息しており、そこに群生する植物の種「ガラナツ」を好んで食べている。料理に欠かせないスパイスの1つであるその成分を、世代を超えて体内に蓄積していった結果、ガラル独自の姿や能力を持つようになった。
一部では頭からカレーをかぶったみたいだとも言われており、奇しくもガラル地方では現在カレーが流行中。実は登場の伏線自体はこのカレー作りに仕込まれており、素材の一つに「しっぽのくんせい」が登場している。
恐らく原種では無く、こちらのヤドンがちぎれ落としたものだったのだろう。その尻尾の風味も、仄かな甘みを持つあちらとは違いスパイシーなものになっているらしい。
体臭すらも香辛料のように刺激的な香りであるが、このせいで尻尾を使った釣りの成功率は原種と比べ低い模様。
暮らし自体は従来のヤドンと変わらず、普段からぼーっと何も考えずに、海辺や川べりに寝そべって生活している。ごくまれに鋭い目つきをする時があるが、これは蓄積された「ガラナツ」成分が脳を刺激することでとんでもない閃きが思い浮かんだためらしい。しかし一瞬にしてそれを忘れ、元通り呆けてしまう。
環境が合わないのかガラル本土には全く生息していないが、たまに何匹かが旅行気分で交通に紛れ込みやってくる事もあるようだ。
色違いはなんと身体全てが黄色く染まり、元から黄色かった部分は暗めの色調に変わる。
ゲームにおける特徴
ソード・シールド
2020年1月10日以降、ソフト本体のアップデートにより、エキスパンションパスの購入に関係なく、ゲーム内の追加イベントにて捕獲できる。野生個体はヨロイ島の「一礼野原」にある海岸地帯に生息。
進化方法が原種と異なっており、まずエキスパンションパスの購入で行けるエリアの各所に落ちている「ガラナツのえだ」を集める必要がある。次にヨロイ島のNPCかカンムリ雪原のNPCに話しかけ、「ガラナツのえだ」を一定数消費することで、進化用のアイテムを入手できる。
「ガラナツブレス」でガラルヤドランに、「ガラナツリース」でガラルヤドキングに、それぞれ進化が可能。この仕様上、エキスパンションパスを購入しないと、自力での進化は困難。
原種のヤドンと比べると鳴き声に差異があるのも特徴で、リージョンフォームが従来のポケモンと鳴き声が異なるのは初の事例となる。ただ、ポケモンホームでは従来のヤドンのものと同じのままになっている。
作中のイベントではマスタードに育て上げられた3体のガラルヤドン(通称「はや~いヤドン」)が素早い身のこなしでクララ(セイボリー)の道着セットを奪取しており、こいつらを倒して道着の奪還を命じられる。
だが、このヤドン、フィールド上でヤドンとは思えない超スピードで駆け回るので、往年のヤドンの呑気な生活スタイルを知るファンからは驚きの声が上がったとか。
この機動力を裏付けるが如く素早さもかなり高く、具体的に言うとレベル100の性格無補正、努力値無振りのエースバーンよりも速い。実数値にして素早さ300はあると思われる。
スカーレット・バイオレット
『ポケモンHOME』との連携に伴い輸入可能になったが、解禁当初はガラナツブレス及びリースの入手方法がなく、SV内での進化は不可能だった。
『藍の円盤』の配信により、テラリウムドーム内のコーストエリアにて野生個体を捕獲できるようになった。同エリアの浜辺には「ガラナツのえだ」も落ちている為、集めてコーストスクエアにいる少女に一定数渡すことで、ガラナツブレス(枝8本)及びリース(枝15本)と交換してもらえる。
性能
※原種と同じ
種族値自体は原種と全く同じだが、特徴としてタイプ構成から水タイプが抜けている。
原種とタイプが異なるのは他のリージョンフォーム共通の要素だが、いずれもタイプが「変化している」「追加されている」ものばかりで、原種からタイプが「差し引かれる」ケースはヤドンが初となる。
「みずでっぽう」ではなく「ようかいえき」を習得するなど、覚える技にも原種には見られなかった特色がある。一方でレベルアップや技レコードなどで覚えられる技は原種とあまり変わらず、相変わらず技範囲が広いため使いやすい。
使用トレーナー
※1:イベントのみ
番外作品
ポケモンGO
2021年6月に行われたイベント「ヤドン祭り」でゲーム内に実装された。
野生では出現しないものの、イベント期間中は★1のレイドにてそれなりの確率で出てきたほか、フィールドリサーチのリワードにもなっていたので入手および個体厳選は比較的行いやすい部類に入る。
ちなみに、該当するリサーチの内容は「ヤドンを3匹進化させる(ヤドランでもヤドキングでもどちらでも、また、通常の個体でもリージョンフォームのどちらでも可)」「レイドバトルを60秒未満でクリアする」というもの。
肝心の進化条件は、相棒に設定した上で、ガラルヤドランへの進化にはどくタイプのポケモンを30匹捕獲、ガラルヤドキングへの進化にはエスパータイプのポケモンを30匹捕獲、という少々面倒な工程を踏む必要がある。
ただ、どくタイプのポケモンはむしやくさ等比較的出現しやすいタイプのポケモンとの複合が多いので、同じような条件が設定されたヤンチャム(あちらはあくタイプを32匹捕獲)と比べると比較的達成しやすいのが救いか。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 新無印73話
初登場。海岸で寝っ転がっていた所、流されてきたコオリッポが気付かずに尻尾に引っ掛かって転び、そのまま岩にぶつかって氷が砕けナイスフェイスになってしまう。
- 新無印97話
ガラルヤドキングに率いられる形で、大勢が住んでいる小島ごと原種ヤドンの島にやってきた。
設定通り、こちらは辛党で尻尾も辛いので、しゃぶってみた原種の甘い尻尾は口に合わず、逆に向こうもしゃぶった結果辛さに仰天している。
サトシとゴウがカオスな事になったが、最終的にカレーとうどんが合わさったカレーうどんで和解した…なんでやねん。
余談
公開・実装後早々に、彼らのしっぽを使った「あぶりテールカレー」を一緒に美味しく召し上がった鬼畜なトレーナーが多数出現した。
また黄色い影のある目元、カレー(スパイス)好きという点から、他作品のクルル曹長を連想した者も多く(奇しくもカレー関係で人相が変わった裏設定がある)、色違いはよりそっくりとなる(なお中の人的はアニポケで彼の声を担当している)。
関連イラスト
関連タグ
0078.ギャロップ(ガラルギャロップ)→0079.ヤドン(ガラルヤドン)→0080.ヤドラン(メガヤドラン/ガラルヤドラン)
関連ポケモン等
- ポケモン図鑑No.1組
その他
- カレーうどん:ヤドンが香川県に縁のあるキャラクターなので早速ネタにされ、アニポケで実現した。