基礎データ
進化
ガラルポニータ → ガラルギャロップ(Lv.40)
※通常種と進化条件は同じ。
概要
『ポケットモンスター ソード/シールド』から登場する、ガラル地方の環境に適応する為に姿を変化させたポニータのリージョンフォーム。正式名称は「ポニータ(ガラルのすがた)」。
アラベスクタウンを中心とする森林地帯『ルミナスメイズの森』に古くから生息しているポケモンで、森に満ち溢れる不思議な生命エネルギーを何世代にもわたり浴び続けた結果、この地方独自の姿に変化したらしい。
その為かほのおタイプがエスパータイプに変化し、額には元来進化系のギャロップにしか無かった角が小さいながらも生えている。
これに伴い、分類も「ひのうま(火の馬)ポケモン」から「いっかく(一角)ポケモン」に変わっており、フーパ以降2種類目の異なる姿のポケモンの分類であり、フォルムチェンジしない亜種のポケモンではガラルポニータが初。
体格も従来のポニータと比べて幼くなり、炎で出来ていたたてがみや尻尾は、紫と青緑のグラデーションを持つふわふわとしたものへと変化した。
それらへ空気中の生命エネルギーを吸い込んで蓄える力を持ち、たくさん満ちているほど、たてがみは色鮮やかになりキラキラとした輝きを放つ。
そうして貯めこんだエネルギーを角から癒しの力として放出することができ、少々の傷程度ならすり当てるだけで治してしまう。
また、瞳を覗き込むことで相手の心を読み取ることもでき、自分に向けられた邪な気持ちを感じ取るとたちまち姿を消してしまう警戒心の高さを持っている。
昔の時代を描くLEGENDSアルセウスでも間接的ながら言及されており、「ガラルから来た人がポニータがほのおタイプであることに驚いていた」「この世界には燃えていないポニータもいるのかも」といった台詞が出る等、リージョンフォームとしての歴史は結構長いポケモンである事が窺える。
2019年10月4日~5日に掛けて、ガラル地方のルミナスメイズに設置されたポケモンライブカメラでの中継で映った姿が初出。最初は馬が走り抜けるような足音が聞こえたり、尻尾の一部などが見える程度だったが、時間がたつにつれて徐々に全体像がはっきりと映り込むようになり、最終的にガラルのすがたのポニータだということがほぼ確実視されていた。
逆にそのファンシーな見た目からフェアリータイプだと予想する声が多く、エスパータイプであったことを見抜けた者は殆どいなかったようだ。と言っても進化するとフェアリー複合になる為、結局は当たっていたとも言える。
ゲームでの特徴
- シールド版限定の登場となり、ソード版では同じくリージョンフォームでの登場となるガラルダルマッカと対になっている。
- ストーリー中では、ポケモン剣盾でビートのビートの手持ちで登場。DLC鎧の孤島ではシールドの場合、セイボリーが使用してくる。何気にトレーナー2人が主人公のライバル・後のジムリーダー・(ビートは後にフェアリーに変わるものの)エスパー使いと共通点が多い。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
50 | 85 | 55 | 65 | 65 | 90 | 410 |
※原種と同じ
- 第二特性が変化した新特性「パステルベール」は「スイートベール」の毒版とも言うべきもので、場に出ている間、味方全体の毒状態を回復し予防する効果を持つ。
使用トレーナー
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 新無印55話
余談
- モデルはユニコーン。ユニコーンはガラル地方のモデルとなったイギリスの構成国スコットランド王家の象徴にもなっており、現在のイギリス王家の紋章にも描かれている。また、この紋章でユニコーンが猛獣と共に支えているのは盾であり、シールド限定とされるのもこの辺が元ネタか。
- タイプがエスパーとなっている理由は、ユニコーンの角には毒を払う力がある(=どくタイプに相性が有利)という伝承の存在や、ユニコーンが空想上の生き物=夢の産物(スリープやムンナなど、夢にまつわるモチーフを持つポケモンはエスパータイプを持つ)だから、といった考察がなされている。
関連イラスト
関連タグ
0076.ゴローニャ(アローラゴローニャ)→0077.ポニータ(ガラルポニータ)→0078.ギャロップ(ガラルギャロップ)