基礎データ
全国図鑑 | No.0090 |
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カントー図鑑 | No.090 |
ジョウト図鑑 | No.169 |
コーストカロス図鑑 | No.036 |
アローラ図鑑 | No.138 |
ガラル図鑑 | No.150 |
パルデア図鑑 | No.329 |
ローマ字表記 | Shellder |
ぶんるい | 2まいがいポケモン |
タイプ | みず |
たかさ | 0.3m |
おもさ | 4.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | シェルアーマー/スキルリンク(第4世代から)/ぼうじん(隠れ特性) |
おとしもの | シェルダーのしんじゅ |
タマゴグループ | すいちゅう3 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | シェルダー | shell(英語で貝殻) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Shellder | 日本語名に同じ |
ドイツ語 | Muschas | Muschel(貝殻)+Wasser(水) |
フランス語 | Kokiyas | coquillage(貝・貝殻) |
韓国語 | 셀러 | 日本語名に類似 |
中国語(簡体字) | 大舌贝 | 大(dà)+舌(shé)+贝(bèi、貝) |
中国語(繁体字) | 大舌貝 | 大(dà)+舌(shé)+貝(bèi) |
ヒンズー語 | शेलदर | 英語名の音写 |
ロシア語 | Шеллдер | 英語名の音写 |
タイ語 | เชลเดอร์ | 日本語名の音写 |
進化
概要
ポケットモンスター 第1世代『赤・緑』から登場する、上下に開く紫色の二枚貝型のポケモンで、名前の由来も英語で貝を表す「Shell」から。
貝殻はダイヤモンドよりも硬く、どんな攻撃も耐えて跳ね返すとされ、昔の人は彼らが遺す殻を集めて盾を作っていた。
反対に中はやわらかいので、開いた時にむき出しになる中身を攻撃されると弱い。
「からではさむ」を専用技としていた(第二世代まで)存在として有名だが、この攻撃手段は中身をさらけ出すので、実は一か八かの手段である。
貝の中に黒い楕円球体状の本体があり、表情豊かな大きな目や、ピンク色のベロを持つユーモラスな見た目をしている。
このベロを引っ込めることはほとんど無く、夜眠る時もどんな時でも殻を閉じている隙間から出したまま。ただしポケパルレで嫌がる反応をする時は貝を閉じながらすばやく引っ込めている。このベロは器用に扱えるため海底の砂を掘ってエサを探したり、寝る時に埋まるための穴を作っている。
ポケモン図鑑では「ベロ」表記で統一されているが、実はベロというより足であり、現実の二枚貝が持つ「斧足(ふそく)」と呼ばれる器官に相当する。
ほとんどの二枚貝の斧足は薄黄色であるが、バカガイやツブガイといった貝類の斧足は淡い赤色をしており、遠目であれば十分舌に見える。用途はシェルダーの舌と同じく、薄く平らな筋肉を、殻の間から伸ばして穴を掘ったり、跳ねるように移動するために使う。
貝殻からはツノ状の突起物が合計4本出ており、その形はX型になっている。貝を開閉する力で後ろ向きに泳ぐことが出来、しかも結構速いとのこと。
また、パールル程では無いが真珠貝としての生態も有しており、殻の中に溜まった砂粒がシェルダーの体液と混じり綺麗な真珠になってゆく模様。
第5世代ではラッコがモチーフのポケモンであるミジュマルが登場したため、当時はシェルダーを心配する声もあった。
だが現在に至るまで、ミジュマルの図鑑にはホタチで硬いきのみを割る以外に、食に関する記述は無いし、彼らの攻撃手段もホタチで敵や物を斬るのがメイン。
つまりシェルダーとの関係性は全く描写されていない。……え? シェルダー自身も自分の体で敵や物を斬れるって?
『金』や『HG』の図鑑によれば、古代には実際に恐ろしい天敵がいたようだ。
しかも、『サンムーン』で新たな天敵が登場した上ウルトラサンの説明でワシボンに捕食されてたことがわかる。しかしそのような敵がいても古代から生き延びてきた生存力の強い種族であるとも言えよう。
ヤドンとの共生やこおりタイプがついたパルシェンへの進化はある意味彼らが生き残る為の進化と言える。
色違い
色違いはオレンジ色の貝になる。
ヤドンとの関係
シェルダーはまぬけポケモンのヤドンと密接な関係にあり、彼らの身体からにじみ出るエキスを全ポケモン中特に好んで、積極的に食いつこうとする。
そうして身体に噛みかれたヤドンは、シェルダーを巻き込む形で進化を遂げるのである。具体的には、しっぽに噛みつけばヤドランに、頭に噛みつけばヤドキングに、ガラル種の左腕に噛みつけばガラルヤドランになる。
なお、既に進化したパルシェンでは何故かこういった事は起こらない。
そうなったシェルダーは決して離れず身体からにじみ出るエキスを貰い受け、ヤドランやヤドキングは噛み付かれた刺激により二足歩行したり、知能が高くなるという共生関係にあるらしい。
後例としてタマンタとテッポウオ、カブルモとチョボマキ等がいるが、ゲーム上では彼らの様に互いの存在が進化に不可欠と言う事はなく、レベル進化からこの形に変わるというような事も起こらなかった。
巻貝タイプのシェルダー
共に進化し、ヤドキングやヤドランに噛み付いているシェルダーは、通常の二枚貝タイプではなく、巻貝タイプになっている。
アニメ版無印では、シェルダーがヤドンのしっぽに噛み付くとその瞬間に巻貝に変化すると説明されており、実際にそのような進化をするシーンが描かれた。近年の研究によると、ヤドンの旨味をもっとすすろうと欲張る意思が、形態の変貌に作用したと言われている。
ポケモンの中には、特殊なアイテムの使用によって進化する種もいる事実(実際、シェルダー自身も「みずのいし」の使用によってパルシェンに進化する)を踏まえれば、「ヤドンの「おいしいしっぽ」の使用によってシェルダーが巻貝状に進化した」と解釈しても良いと言える。
アニメ放映開始時に発売された書籍『ポケットモンスター 公式ファンブック』には「最近、巻き貝タイプも確認された」と書かれており、巻貝タイプのシェルダーが単独で存在することを示唆していたが、当時は死に設定も多かった為、今もヤドンと無関係の巻貝タイプがいるかどうかは不明。もし存在するならカラナクシのような別の姿扱いか、もしくはリージョンフォーム扱いか。
また、ヤドランのポケモン図鑑には、「シェルダーが外れるとヤドンに戻る(ゲーム中にそのような仕様はない)」と書かれているものがある。そうだとすれば、ヤドランから外れた巻貝シェルダーは巻貝のままなのか、二枚貝に戻るのかなど、謎の多いポケモンである。
また毒タイプではないが毒素を持つようであり、これがヤドランの鈍い感覚を一層鈍化させ、ヤドキングの知能を促進させ、ガラル種の両者を毒タイプに変化させている。
なおガラルヤドンの内、左手に噛み付いたガラルヤドランの場合は毒素とスパイスが混ざり白目を剥いて失神してしまうのだが頭に噛み付いたガラルヤドキングの場合は化学物質によりそれが中和されたどころか大幅なプラスとなり知能が飛躍的に向上し、間抜けなヤドンが活かしきれない高いエスパー能力を引き出し、薬の調合が出来る程にまでなる。
なお、ガラルヤドキングの図鑑にて『出来る薬は材料や呪文の違いで効果が毎回変わるので調合しているシェルダー本人も分かっていない』となっている。
「同じポケモンでも姿が違う、変化する」という設定は、ある意味では様々な姿のあるアンノーンや、デオキシスを始めとするフォルムチェンジなど後継作の要素の元祖であると言えるかもしれない。
ゲームにおける特徴
- 初代から釣りを(基本的にすごいつりざおで)することで手に入れることが出来、上記の真珠を作れる設定を活かし、ゲーム内の野生種は50%の確率で「しんじゅ」を、5%の確率で「おおきなしんじゅ」を所持している。
- ポケパルレでは、貝の上の面を触られるのが大好きで、中身を撫でると普通の反応。ベロを触られるのを嫌がる。
- ピカチュウverでは、主人公の勝敗によってライバル/グリーンの手持ちに加わる事がある。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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第1世代 | 30 | 65 | 100 | 45 | ※ | 40 | 280 |
第2世代から | 30 | 65 | 100 | 45 | 25 | 40 | 305 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
- 防御がずば抜けて高いが、それ以外は低め。特にHPと特防の低さは致命的。それは進化後のパルシェンでも変わらないので、特殊アタッカーが出てきたら迷わず交代するべきである。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
漫画版
- カンナ(ポケスペ)
番外作品
ポケモンマスターズ
- 主人公&シェルダー
報酬で貰えるタマゴからシェルダーが孵化する事があり、主人公のバディにする事が可能。パルシェンに進化させる事も可能。
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
- ムサシのシェルダー
無印68話でニシノモリ教授のヤドンをヤドランに進化させてからゲットするためにコジロウのマタドガスとのバトルで弱ったところをムサシが横取りする形でゲットされた。ニシノモリ教授のヤドンはヤドランに進化したものの捕獲には失敗する。いわゆるゲストポケモンなので以降は登場しない。
- 無印238話
チョウジジムに屋内プールがある事から、シェルダーの姿が確認できる。
- マリリンのシェルダー
DP125話でコマコタウンのトレーナー・マリリンのとっておきのポケモンとして登場。
本人は「かわいい」と思ってるが、昔 周囲から「そんなのが可愛いのか」とからかわれて否定され、以後マリリンはチェリンボやリーシャンといった誰が見ても可愛いポケモンしかゲットしなくなりシェルダーを使う事は無かった。
しかしタケシに教わった事で自信を持って初めてのバトルに参加させる。乱入してきたロケット団にモンスターボールを取られるが、マリリンはシェルダーを戦わせてモンスターボールを取り返しシェルダーとの絆はさらに深まった。なお、1回もバトルをさせてない割に「れいとうビーム」など高レベルの技を使う。
その他
無印 | 17話・151話(イメージ)・215話・221話・260話 |
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AG | 15話 |
SM | 1話・5話・12話・15話・22話・31話・71話・86話・102話(イメージ)・141話 |
新無印 | 2話・10話・20話(映像)・21話・31話・38話 |
劇場版 | 蒼海の王子・破壊の繭とディアンシー(セレナ達が使ったテント) |
アニポケ・第8シリーズ
- 6話
ロイの暮らす島で野生で登場。マードックのイワンコにちょっかいを出されて怒って尻尾を挟む(マードックから「イワンコがヤドランになっちまう」と言われた)。
- 33話・42話:モブで登場。
- 66話:フリード博士のポケモンゼミで登場。フタチマルのホタチを見て真似しようとしたホゲータの尻尾に噛みつく。
- 68話:『フリード博士のポケモンゼミ』で登場。
漫画版
四天王カンナの手持ちで登場。2章ではタマムシシティに複数のシェルダーをけしかけ、エリカを苦しめた。5章でのナナシマ事件では7のしまで崖から落ちたキワメをつららばりで間一髪のところで助けるという活躍を見せた。
ポケモンローカルActs
鳥取県湯梨浜町に地域応援ポケモンであるサンドと、香川県綾川町と三豊町にヤドン・ガラルヤドンと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。
関連イラスト
関連タグ
Ver | 第1世代 赤・青・緑・ピカチュウ ファイアレッド・リーフグリーン Let's Go!ピカチュウ・Let's Go!イーブイ |
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タイプ | みずタイプ 単タイプ |
進化 | 未進化ポケモン どうぐ進化(進化の石・みずのいし) パルシェン |
図鑑番号順
0089.ベトベトン(アローラベトベトン)→0090.シェルダー→0091.パルシェン
関連ポケモン等・グループタグ
グループタグ | 真珠ポケモン |
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コラボ | 鳥取ポケふた組 香川ポケふた組 |
進化関連 | ヤドン |
盾仲間 | タテトプス/トリデプス ギルガルド(シールドフォルム) ザマゼンタ(たてのおう) |
6世代の対 | ヒトデマン / スターミー |
類友 | パウワウ |
天敵 | オムスター |
どうぐ | しんじゅ おおきなしんじゅ |
他 | |
ナマコブシ | みずタイプのポケモンで、こちらは舌ではなく真っ白い内臓が出ている。 |
メレシー・ディアンシー | ダイヤモンドなポケモン。シェルダーはダイヤモンドより硬い殻を持つ。 |
シェルブレード | 本来はホタチで敵を斬る技なのだが、貝本人が修得する。 |
その他