パールル
ぱーるる
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | パールル | pearl(英語で真珠) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Clamperl | clamp(締め具・かすがい)+clam(二枚貝)+pearl(真珠) |
ドイツ語 | Perlu | Perle(真珠) |
フランス語 | Coquiperl | Coquille(貝殻)+Perle(真珠) |
韓国語 | 진주몽 | 진주(jinju、真珠)+monster(英語で怪獣) |
中国語(簡体字) | 珍珠贝 | 珍珠贝(zhēnzhūbèi、真珠貝) |
中国語(繁体字) | 珍珠貝 | 珍珠貝(zhēnzhūbèi、真珠貝) |
ヒンズー語 | क्लैमपर्ल | 英語名の音写 |
タイ語 | ปาลูลุ | 日本語名の音写 |
ポケットモンスター 第3世代『ルビー・サファイア』から登場した、水色の2枚貝の意匠をしたポケモン。
殻には規則正しい大きな溝が付いている。
持ち物によって分岐進化するが、なぜかどちらも魚になるという先輩並みのインパクト。
貝殻の中にある本体の部分は真珠ではなく、真珠は貝の端のほうに別途に作られる。
常に寝ているような顔をしているがこういう表情なだけ。『オールカラー版 ポケモン全キャラ大事典』(ビッグ・コロタン)のコメントによれば、あまりこの本体は触ってほしくない模様。
可愛い顔をしているがれっきとした肉食。硬い殻は力も強く、獲物を掴む事も出来るうえに逃がさない。このため育ったパールルの殻は傷だらけ。成長して中身が殻に収まり切らなくなると進化が近付いた証拠。
一生で1回、進化の時に1個だけ見事な真珠を作れる。この真珠にはサイコパワーを増幅させる作用があり、バネブーの頭の上に乗せられてバネブーの力の基となる。ちなみにシェルダーの10倍以上の価値があるという。
…しかし、深海に棲むパールルと、陸に暮らすバネブーは一体どうやって出会ったのだろうか?
サイズの割に体重が鋼タイプの第一形態並。
その重さは、同じ分類であるシェルダーの13倍以上。パールルの貝殻は分厚くてフチが角ばったデザインで貝を開ける角度も大きく、見た目からしてシェルダーより重量がありそうな物になっている。
進化するといずれにしても体重がおよそ半分になる。
真珠貝がモチーフだが、殻自体はシャコガイという別の二枚貝がモデルだと思われる。
野生の個体は「おおきなしんじゅ」を5%の確率で所持している。「あおいかけら」のほうを同確率で所持。
進化はパールルの能力を上げる専用道具「しんかいのキバ」「しんかいのウロコ」のどちらかを持たせて通信させることで任意のほうになれる。
2つの道具はどちらも貴重品であり、入手に関してはハンテール・サクラビスの記事を参照。
124ばんすいどうと126ばんすいどうにダイビング使用すると、海草エリアで高確率で出現する。
ただし、進化アイテムはトクサネジムのフウとランに勝つまで手に入らず、なおかつどちらか1個しか入手できないため、ポケモン図鑑完成には周回プレイが必須という面倒なポケモンだった。
パールルのままではレベルアップで技を覚えないのもあり、旅パ要員としてはかなり不向きである。
RSEから連れて来よう。
『DP』で219ばんどうろと221ばんどうろですごいつりざおを使うと釣れる。『プラチナ』には出現しない。
全国図鑑入手後、19ばんすいどうに大量発生する事があり水上に出現する。
4ばんどうろで釣りをすると出現する。本作以降、lv51~lv50で「からをやぶる」を覚えるようになった。これにより旅パでの使いやすさは改善・・・しなかったが。
出現する範囲がリメイク前よりも増え、107ばんすいどう・124ばんすいどう・126ばんすいどう・128ばんすいどう・129ばんすいどう・130ばんすいどうの水中に出現する。
『USUM』でメレメレ島のメレメレ海、ウラウラ島の15ばんすいどうで釣りをすると出現する。なおパールルが仲間呼びをすると、昼だとサクラビス、夜だとハンテールが出現する。
未登場。
地上ではリメイク前同様だが、本作では全国図鑑入手後、地下大洞窟(ちかすいみゃくのくうどう・かわぎしのくうどう・みずかがみのだいくうどう)で出現するようになる。
未登場。
深海に生息するポケモンと設定上自然にエンカウントできる釣りも廃止されたため、何か特別な方法でエンカウントできない限り再登場の望みは薄いだろう。
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
パールル | 35 | 64 | 85 | 74 | 55 | 32 | 345 |
シェルダー | 30 | 65 | 100 | 45 | 25 | 40 | 305 |
パールル時は防御が高く、次いで特攻が高い。しかし、防御は重い貝殻の割りにシェルダーに結構差をつけられて負けている。
だが、このポケモンの真骨頂は専用道具の内の1つである「しんかいのキバ」にある。
この道具は「パールルに持たせると特攻が2倍になる」という効果があるため、無補正C振りで種族値200相当に上昇する。
一方、対になる「しんかいのウロコ」を持たせると「特防が2倍」になり、無補正D振りで種族値162相当に上昇する。こちらも特殊アタッカーに崩されにくくなるので「どくどく」と合わせた耐久型が狙える。
このため、ピカチュウ同様あえて進化させずにパールルのまま使用するトレーナーも少なくない。
鈍足なのでトリックルーム下においては意外な強さを発揮する。
BW以降はかの凶悪な積み技「からをやぶる」を習得。1回積むだけで「しんかいのキバ」込みで特攻種族値が実質298までアップできるようになった。
この場合は素早さが上昇するため、最速で積むと115族を抜ける。
隠れ特性はびびり。不用意にあくタイプをぶつけると更に素早さが上昇して手が付けられなくなってしまう。
リトルバトルでは「からをやぶる」で同ルール最速のニューラを追い抜けることと、高い防御力に「しんかいのキバ」による破壊力の高さが合わさってかなり厄介なポケモンとなる。
進化系はいくつかの作品で野生出現するが、からをやぶるはパールルの時だけ、だくりゅうはタマゴ技でしか習得しないため、対戦用に育成するためには通信交換を利用しなければならない。
育成は結構面倒なポケモンである(しかも、アイテム依存進化のため、ポケモンHOMEでの進化は不可能)。
ポケモンGO
第三世代ポケモンが追加されていた時期に実装された。色違いも実装済み。だが、出現率が低い上に進化にアメが50個必要で、かつ進化先がランダムという困った存在になっている。
とにもかくにも、進化先を二つ揃えるには見つけ次第パイルのみを使ってアメを稼ぐ必要がある。
アニポケシリーズ
第2シリーズ・アドバンスジェネレーション
【ホウエン編】
- 第93話「パールルとバネブー!しんじゅをさがせ!」
初登場。レフレ島に群生し、真珠の研究家であるイザキの持つ青い真珠がロケット団トリオと第79話に登場したバネブーとの攻防の末、自分の持つ真珠と入れ替わるアクシデントが起こってしまう。やがてお互いの真珠は元に戻り、真珠を無くしたままであったバネブーに自身が作った真珠をプレゼントした。
- 第95話「ハンテールとサクラビス!進化の謎!」
イロハ三島に生息するパールルが住んでいる島によって全く異なる姿に進化するという現象が確認されていた。ロの島の水にはしんかいのウロコ、ハの島の水にはしんかいのキバの成分が溶け込んでいたからである。
しかし、それが原因でロの島民とハの島民は仲が悪く、ロの島の少年キクマがハンテールを、ハの島の少女ナミヨがサクラビスを好きでもなかなかそれを言い出せずにいたが、それぞれに対応した道具をパールルに持たせてイの島のポケモンセンターへ転送するとサクラビスとハンテールへ進化。これがきっかけで島民同士が和解し、キクマやナミコと同じ悩みを持っていた人々も本音を言えるようになった。
- その他:126話
【バトルフロンティア】
- 本編:174話
- 劇場版:ミュウと波導の勇者ルカリオ・ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ