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ネオラント
8
『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。

基礎データ

全国図鑑No.0457
シンオウ図鑑No.135
アローラ図鑑No.132
ヒスイ図鑑No.173
パルデア図鑑No.334
ローマ字表記Neolant
ぶんるいネオンポケモン
タイプみず
たかさ1.2m
おもさ24.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
とくせいすいすい / よびみず / みずのベール隠れ特性
タマゴグループすいちゅう2

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語ネオラントneon(英語でネオン)+lantern(英語でランタン)+ネオンテトラ
英語・ドイツ語Lumineonlumino(ラテン語で光)+neon(ネオン)
フランス語Luminéon英語名に同じ
韓国語네오라이트neon(英語でネオン)+light(英語で光)
中国語(簡体字)霓虹鱼霓虹灯(ネオン)+霓虹灯鱼(ネオンテトラ)+鱼(魚)
中国語(繁体字)霓虹魚霓虹燈(ネオン)+霓虹燈魚(ネオンテトラ)+魚

進化

ケイコウオネオラント(レベル31)


概要

ポケモンDP』初登場の、非常に大きな胸ビレが特徴的な魚ポケモン。


その姿からさぞ優雅に、水中を舞うように泳いでいるのだろう…と思われるかもしれないが、図鑑によると敵との遭遇を避けるために腹ビレで海底を這って移動する深海魚であり、胸ビレはもっぱら餌をおびき寄せる事に用いている模様。偶に天敵のポケモンまで寄ってくる事があるらしい。


深海魚らしく体の表面に発光体を持っており、深い海の底で光るネオラントは、まるで夜空に輝くのように見えるとも言われている。

「ネオンポケモン」の分類もここから来ているのだろう。むしでんきエスパー等の素質が秘められていてもおかしくない。

この特徴から、生態の近いランターンとは競合関係にあるらしく、よく餌の奪い合いになるそうである。向こうは正式にでんきタイプを有しており、相性的に勝てる気がしないのだが。

蝶ポケモンのアゲハントも見た目や能力に反して中々獰猛なポケモンとして知られており、もしかすると二つ名はそうした面を見て付けられたのかもしれない。

好物はスターミーらしく、スターミーの図鑑でもネオラントが天敵のような記述のされ方をしている。


眠る際には海藻に隠れて、横になった状態で眠る事が『NEWポケモンスナップ』で確認できる。


名前の由来は観賞魚として人気の高い熱帯魚の一種「ネオンテトラ」のアナグラムと思われるが、姿はエンゼルフィッシュやツノダシのようでもある。

むしろ進化前の方がよりネオンテトラにそっくりである(姿が蝶々に似ているチョウチョウウオという魚もいるが、こちらはネオラントに似ていない)


ナガヅエエソとか、あのあたりの類の生き物なのだろう。言われてみれば、胸ビレ以外のヒレは体に対してかなり小さく、背ビレに至っては確認できないため、あまりバランスが良さそうには見えない。

一応特性「すいすい」の個体がいる事から、全く泳げないわけではなさそうだが・・・。


色違いは黄色と黒をベースにしたものになる。


ストーリーでの扱い

鳴き声がエコーがかかったようだったり、グラフィックが常時半眼だったりと、生態同様になんとも言えない雰囲気を醸し出している。

が、同期の鳴き声が特徴的なポケモン達のように大きな話題になる事はなかった。

何故ならこのネオラント、とても影が薄いのである。

深海魚という設定を反映してか、野生の個体は一部海域で「すごいつりざお」を使う事でしか遭遇できず、育成しているNPCも『DPt』のストーリー中1人のみ。しかも避ける事が可能な位置にいたため、そもそも出会わないでストーリーを終える可能性さえあったのだ。


希少な魚型ポケモンと言えばヒンバス系列という前例があったが、出現場所が限られすぎて逆に話題になっていた上に、ミロカロスみんなのトラウマレベルの戦績を残したために嫌でも印象に残るあちらとは異なり、ケイコウオ系列は良くも悪くも空気


『DPt』では、クリア後のエクストラダンジョン的なバトルゾーンを攻略するにあたり、「ストーリーに登場するポケモンに最低1回ずつ出会っていること」が必要となるのだがその条件を知って初めてネオラントを探し回るトレーナーが続出したくらいである。


当時ネット環境で影響力を増しつつあった動画投稿サイト「ニコニコ動画」でも、第4世代までのポケモン493種の中で記事立てが最遅だった。

これが同サイト内でネタにされた(外部リンク)事が決定打となる形で、「最も影が薄いポケモン」の異名が非公式に定着してしまう


世代を跨いでも扱いは全く変わらず、「よびみず」の仕様変更や隠れ特性による強化フィーバーもどこ吹く風。ネオラントはまさに深海魚のようにひっそりと環境の片隅に棲息し続けた。

強いて言えば、シンオウをよく知らないトレーナーからイッシュの新ポケモンと誤解されるという新たな空気ネタが発生したくらいか。


一方で『ポケモンバトルレボリューション』ではレンタルパスのポケモンとして抜擢。他のタイプは「みずのはどう」や「バブルこうせん」といった弱めな水技が当てられる中、ネオラントは「なみのり」を習得している上に最終進化系ならではの安定した能力も優秀。

レンタルパスで本作をクリアする場合はシングルバトルとなる上、炎タイプや地面タイプの使用頻度が高いマグマコロシアムの挑戦には必須級となる。


だが、『XY』のカロス地方は違った。

同地方のバトル施設「バトルハウス」にて、ボス級トレーナー・ルスワールがネオラントを手持ちに抜擢したのである。

あくまで接待用のパーティで、いわゆる「ガチパ」は別に存在していたものの、かつてクロツグの下でミロカロスが務めていた役割と同等の大役を担うという出来事は、挑戦者に大きな存在感を感じさせた事だろう。


…と締め括りたかったところなのだが、正直悪目立ちしかしていなかったというのが現実であったりする。

ルスワールは、ダブルバトルにて「あまごい」で火力と素早さを上げつつ「なみのり」で範囲攻撃を行うという戦法を取ったのだが、ネオラントはまだしも他のメンバーが全く雨状態を活かせてなかった


かみなり」で強力なシナジーを発揮できたはずのパチリスさえ、何故か交代技の「ボルトチェンジ」を「とんぼがえり」と並立で持たせるというミスマッチぶり。更に言えば、ネオラントすら必ずしも「すいすい」の個体ではなかったり


そもそも「まもる」持ちが誰もいない状態で「なみのり」を連発させたため、ネオラントにさえ気を付けていれば後は勝手に他のメンバーを消耗させてくれるという、接待どころか舐めプもいいところな散々な試合になっていたのである。

挑戦する上ではありがたい措置ではあるのだが、初の大役が味方殺しになったネオラントとは一体・・・。


対戦での扱い

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計値
ネオラント696976698691460
ケイコウオ494956496166330
進化前比較+20+20+20+20+25+25+130

素早さと特防がやや高めな以外は1進化ポケモンとしてごく平凡なステータス。ミロカロスのように追い求められなかったわけである。

より素早く、手足を活かした技も多数覚えられる同期のフローゼルも気になるところ。特性まで被っている。


この素早さ、第6世代初期に廃人の間で「10ほど上昇したのではないか」という噂が流れた事がある。ライチュウ等で実際にあった強化なのだが、ネオラントはその対象に入っていない


どうやら、あまりに使い手が少なすぎて、廃人層にすら正確な値や「すいすい」の存在が忘れられていただけというのが事の真相のようである。

しかも、この騒動さえ「ルスワールのガチパに未解禁の夢三犬がいた」という桁違いの衝撃にかき消されて早々に風化していった。



ネオラントならではの特徴としては、「海のアゲハント」の二つ名通りむしタイプひこうタイプの技をそれなりに有するという点が挙げられる。

もっとも、高火力技は軒並み覚えられず、「ほたるび」や「ちょうのまい」といった有用な積み技の習得対象からも外れているため、それで苦手なくさタイプを返り討ちにできるかというとかなり厳しい。


せいぜい「とんぼがえり」できあいのタスキや「がんじょう」を潰しながら逃げるか、「おいかぜ」で他の味方をサポートできる程度だろう。素の火力を考えても、ネオラントにメインアタッカーを期待する事は無謀と言える。



更に第七世代ではペリッパーが「あめふらし」の特性を習得したため、あまごいを使わずに自動で雨を降らせながら「おいかぜ」・「とんぼがえり」を使えるという役割が被ってしまう(「みずびたし」も覚えられる)。


あちらには「ぼうふう」・「ハイドロポンプ」といった強力なメインウェポンもあるため、アタッカーとして居座るにしてもペリッパーに軍配が上がりがち。

よびみずで耐久サポートをする要員としても、今度はトリトドンの存在が気になる。

ただし両者とも片方の弱点は相殺・無効が出来てももう一方が4倍弱点持ちであるのと、基本はネオラントより遅いので、その違いを活かすのが重要となる。



補助技ならば、進化前に引き続き自力で「メロメロ」「ゆうわく」、タマゴ技で「あまえる」「てんしのキッス」を覚えると、妙な方向性の技がやたらと充実している。中途半端な値で揃ったHP・攻撃・特攻と合わせて「ポケモン界の泳ぐ18禁」などと言われるとか言われないとか。

だが、ミロカロスも似たような特徴を持っている上、あちらは隠れ特性で「メロメロボディ」まで得てしまってるため、明確な差別化要素となっているわけでもない。


また、自力で「うずしお」を習得する、いそうでいないポケモンでもある。上記の補助技や「どくどく」「ダイビング」あたりと組み合わせれば、強引に耐久型ができない事もない。

とは言え、やはりそれで活躍するネオラントがいたという話もあまり聞かず、代わりに流れてくるのはとある空気主人公迷言と掛け合わせたネタばかりであったが。



ルスワールを反面教師として、無理に殴らせず「みずびたし」や「こごえるかぜ」等でのサポートを中心にすれば、ダブルバトル以上にも出せない事はない。「よびみず」が真価を発揮するのもこちらである。

ただし、世代を経る毎に高速化が進み、素早さ91はもはや速いとは言えなくなってしまった事、「みずびたし」がメガシンカや「バトルスイッチ」で容易に無効化されるようになってしまった事など、課題も多い。

味方を巻き込まない範囲攻撃技である「だくりゅう」も覚えられず、根本的な立場の改善は果たされる日が来るのかも定かではない


第九世代では「ハイドロポンプ」や「エアスラッシュ」、「アンコール」などを獲得。今後も差別化に繋がる技が望まれるところ。


ポケモンカードにおいては

さて、上記では散々な評価ばかりになったが、ポケモンカードでは違った。

まずは以下の内容をご覧いただこう。


---------------------------------

ネオラントV

特性:ルミナスサイン

自分の番に、このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。自分の山札からサポートを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。


ワザ:アクアリターン 威力120

水無無

このポケモンと、ついているすべてのカードを、自分の山札にもどして切る。


特別なルール

ポケモンVがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。


弱点:電気×2 抵抗力:- にげる:無

---------------------------------


お分かりいただけただろうか。特性「ルミナスサイン」により、ベンチに出すと山札から好きなサポートをサーチする能力を持っていたのである!


ポケモンカードでは1ターンにどれだけ手数を稼いで、大きなダメージを叩き出せるかが勝敗を左右する。ましてや、出しただけで好きなカードを引き当てるこの特性がどれだけ汎用性が高く、強力かは説明不要だろう。


イラストの美しさ、バリエーションも抜群であり、コレクション目的でも多数買い集められた。

この為最盛期には1枚で数千円越えもある超高額カードに君臨する事に。


番外作品で超強化されるポケモンはフライゴンビーダルなど、稀に見かける事はあるが、ネオラントも例外では無かったのである。


使用トレーナー

ゲーム版


アニメ版


漫画版

  • マキシ(ポケスペ)
  • ザオボー配下のエーテル財団員(ポケスペ)

アニメ版

  • DP89話
    • サマースクール編にて、湖では「青き不思議な光輝く時、ポケモンがいなくなる」という伝説があり、ピカチュウやポッチャマの様子がおかしくなったり、アオイのコリンクが居なくなったりしていた。
    • 光が輝いた場所にサトシ達が行くと、「緑の洞窟」の奥にあった地底湖にネオラントを発見。このネオラントが「あやしいひかり」を発して誘き寄せていたようである。どうやら地底湖は海か湖と繋がっているらしく、このネオラントもそこからやってきて洞窟の水ゴケを食べる為に洞窟にやって来た模様。その事をサトシ達はレポートにまとめ上げて満点を取った(ただし湖から離れたので減点された)。

  • ノゾミのネオラント
    • ミクリカップに出場していたケイコウオがDP174話のグランドフェスティバルでネオラントに進化して登場。1次審査でトリトドンとコンビを組み、アクアリングとみずのはどうを合わせて水の輪くぐり、最後は水の竜巻に乗ってフィニッシュするという演技を見せ、ノゾミを2次審査へと導いた。

その他

SM1話・31話・71話・126話
新無印8話(ポスター)・44話(冒頭)
劇場版ディアルガVSパルキアVSダークライ氷空の花束


余談

アニメに登場した際には「あやしいひかり」で、人間もおびき寄せていたが、実際にゲーム中で「あやしいひかり」を覚えられるようになったのは『ポケモンUSUM』から。

しかもタマゴ技であり、かつその遺伝経路もチョンチー系統からとなっている。


また、「しぜんのちから」の技マシンはケイコウオの段階でしか使えず、ネオラントになってからは覚える手段が無くなってしまう。

現状特に有用な使い道があるわけでもないが、第七世代現在はそこそこの威力と追加効果を持つ貴重なノーマル特殊技「トライアタック」になるということで、一応のサブウェポンにはなるかもしれない。


一応、それまで命中不安だったてんしのキッスと違って基本命中100の完全上位互換であり、攻撃上昇リスクや同じく命中不安ないばるに頼らずともノーリスクで相手を混乱状態に出来るのはささやかな強化とも言える。

Zワザ化した時も、てんしのキッスと同じように特攻が1段階アップする。


関連イラスト


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン DPt BDSP

ポケモン一覧 みずタイプ アゲハント

深海魚 ネオン


0456.ケイコウオ0457.ネオラント→0458.タマンタ

基礎データ

全国図鑑No.0457
シンオウ図鑑No.135
アローラ図鑑No.132
ヒスイ図鑑No.173
パルデア図鑑No.334
ローマ字表記Neolant
ぶんるいネオンポケモン
タイプみず
たかさ1.2m
おもさ24.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
とくせいすいすい / よびみず / みずのベール隠れ特性
タマゴグループすいちゅう2

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語ネオラントneon(英語でネオン)+lantern(英語でランタン)+ネオンテトラ
英語・ドイツ語Lumineonlumino(ラテン語で光)+neon(ネオン)
フランス語Luminéon英語名に同じ
韓国語네오라이트neon(英語でネオン)+light(英語で光)
中国語(簡体字)霓虹鱼霓虹灯(ネオン)+霓虹灯鱼(ネオンテトラ)+鱼(魚)
中国語(繁体字)霓虹魚霓虹燈(ネオン)+霓虹燈魚(ネオンテトラ)+魚

進化

ケイコウオネオラント(レベル31)


概要

ポケモンDP』初登場の、非常に大きな胸ビレが特徴的な魚ポケモン。


その姿からさぞ優雅に、水中を舞うように泳いでいるのだろう…と思われるかもしれないが、図鑑によると敵との遭遇を避けるために腹ビレで海底を這って移動する深海魚であり、胸ビレはもっぱら餌をおびき寄せる事に用いている模様。偶に天敵のポケモンまで寄ってくる事があるらしい。


深海魚らしく体の表面に発光体を持っており、深い海の底で光るネオラントは、まるで夜空に輝くのように見えるとも言われている。

「ネオンポケモン」の分類もここから来ているのだろう。むしでんきエスパー等の素質が秘められていてもおかしくない。

この特徴から、生態の近いランターンとは競合関係にあるらしく、よく餌の奪い合いになるそうである。向こうは正式にでんきタイプを有しており、相性的に勝てる気がしないのだが。

蝶ポケモンのアゲハントも見た目や能力に反して中々獰猛なポケモンとして知られており、もしかすると二つ名はそうした面を見て付けられたのかもしれない。

好物はスターミーらしく、スターミーの図鑑でもネオラントが天敵のような記述のされ方をしている。


眠る際には海藻に隠れて、横になった状態で眠る事が『NEWポケモンスナップ』で確認できる。


名前の由来は観賞魚として人気の高い熱帯魚の一種「ネオンテトラ」のアナグラムと思われるが、姿はエンゼルフィッシュやツノダシのようでもある。

むしろ進化前の方がよりネオンテトラにそっくりである(姿が蝶々に似ているチョウチョウウオという魚もいるが、こちらはネオラントに似ていない)


ナガヅエエソとか、あのあたりの類の生き物なのだろう。言われてみれば、胸ビレ以外のヒレは体に対してかなり小さく、背ビレに至っては確認できないため、あまりバランスが良さそうには見えない。

一応特性「すいすい」の個体がいる事から、全く泳げないわけではなさそうだが・・・。


色違いは黄色と黒をベースにしたものになる。


ストーリーでの扱い

鳴き声がエコーがかかったようだったり、グラフィックが常時半眼だったりと、生態同様になんとも言えない雰囲気を醸し出している。

が、同期の鳴き声が特徴的なポケモン達のように大きな話題になる事はなかった。

何故ならこのネオラント、とても影が薄いのである。

深海魚という設定を反映してか、野生の個体は一部海域で「すごいつりざお」を使う事でしか遭遇できず、育成しているNPCも『DPt』のストーリー中1人のみ。しかも避ける事が可能な位置にいたため、そもそも出会わないでストーリーを終える可能性さえあったのだ。


希少な魚型ポケモンと言えばヒンバス系列という前例があったが、出現場所が限られすぎて逆に話題になっていた上に、ミロカロスみんなのトラウマレベルの戦績を残したために嫌でも印象に残るあちらとは異なり、ケイコウオ系列は良くも悪くも空気


『DPt』では、クリア後のエクストラダンジョン的なバトルゾーンを攻略するにあたり、「ストーリーに登場するポケモンに最低1回ずつ出会っていること」が必要となるのだがその条件を知って初めてネオラントを探し回るトレーナーが続出したくらいである。


当時ネット環境で影響力を増しつつあった動画投稿サイト「ニコニコ動画」でも、第4世代までのポケモン493種の中で記事立てが最遅だった。

これが同サイト内でネタにされた(外部リンク)事が決定打となる形で、「最も影が薄いポケモン」の異名が非公式に定着してしまう


世代を跨いでも扱いは全く変わらず、「よびみず」の仕様変更や隠れ特性による強化フィーバーもどこ吹く風。ネオラントはまさに深海魚のようにひっそりと環境の片隅に棲息し続けた。

強いて言えば、シンオウをよく知らないトレーナーからイッシュの新ポケモンと誤解されるという新たな空気ネタが発生したくらいか。


一方で『ポケモンバトルレボリューション』ではレンタルパスのポケモンとして抜擢。他のタイプは「みずのはどう」や「バブルこうせん」といった弱めな水技が当てられる中、ネオラントは「なみのり」を習得している上に最終進化系ならではの安定した能力も優秀。

レンタルパスで本作をクリアする場合はシングルバトルとなる上、炎タイプや地面タイプの使用頻度が高いマグマコロシアムの挑戦には必須級となる。


だが、『XY』のカロス地方は違った。

同地方のバトル施設「バトルハウス」にて、ボス級トレーナー・ルスワールがネオラントを手持ちに抜擢したのである。

あくまで接待用のパーティで、いわゆる「ガチパ」は別に存在していたものの、かつてクロツグの下でミロカロスが務めていた役割と同等の大役を担うという出来事は、挑戦者に大きな存在感を感じさせた事だろう。


…と締め括りたかったところなのだが、正直悪目立ちしかしていなかったというのが現実であったりする。

ルスワールは、ダブルバトルにて「あまごい」で火力と素早さを上げつつ「なみのり」で範囲攻撃を行うという戦法を取ったのだが、ネオラントはまだしも他のメンバーが全く雨状態を活かせてなかった


かみなり」で強力なシナジーを発揮できたはずのパチリスさえ、何故か交代技の「ボルトチェンジ」を「とんぼがえり」と並立で持たせるというミスマッチぶり。更に言えば、ネオラントすら必ずしも「すいすい」の個体ではなかったり


そもそも「まもる」持ちが誰もいない状態で「なみのり」を連発させたため、ネオラントにさえ気を付けていれば後は勝手に他のメンバーを消耗させてくれるという、接待どころか舐めプもいいところな散々な試合になっていたのである。

挑戦する上ではありがたい措置ではあるのだが、初の大役が味方殺しになったネオラントとは一体・・・。


対戦での扱い

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計値
ネオラント696976698691460
ケイコウオ494956496166330
進化前比較+20+20+20+20+25+25+130

素早さと特防がやや高めな以外は1進化ポケモンとしてごく平凡なステータス。ミロカロスのように追い求められなかったわけである。

より素早く、手足を活かした技も多数覚えられる同期のフローゼルも気になるところ。特性まで被っている。


この素早さ、第6世代初期に廃人の間で「10ほど上昇したのではないか」という噂が流れた事がある。ライチュウ等で実際にあった強化なのだが、ネオラントはその対象に入っていない


どうやら、あまりに使い手が少なすぎて、廃人層にすら正確な値や「すいすい」の存在が忘れられていただけというのが事の真相のようである。

しかも、この騒動さえ「ルスワールのガチパに未解禁の夢三犬がいた」という桁違いの衝撃にかき消されて早々に風化していった。



ネオラントならではの特徴としては、「海のアゲハント」の二つ名通りむしタイプひこうタイプの技をそれなりに有するという点が挙げられる。

もっとも、高火力技は軒並み覚えられず、「ほたるび」や「ちょうのまい」といった有用な積み技の習得対象からも外れているため、それで苦手なくさタイプを返り討ちにできるかというとかなり厳しい。


せいぜい「とんぼがえり」できあいのタスキや「がんじょう」を潰しながら逃げるか、「おいかぜ」で他の味方をサポートできる程度だろう。素の火力を考えても、ネオラントにメインアタッカーを期待する事は無謀と言える。



更に第七世代ではペリッパーが「あめふらし」の特性を習得したため、あまごいを使わずに自動で雨を降らせながら「おいかぜ」・「とんぼがえり」を使えるという役割が被ってしまう(「みずびたし」も覚えられる)。


あちらには「ぼうふう」・「ハイドロポンプ」といった強力なメインウェポンもあるため、アタッカーとして居座るにしてもペリッパーに軍配が上がりがち。

よびみずで耐久サポートをする要員としても、今度はトリトドンの存在が気になる。

ただし両者とも片方の弱点は相殺・無効が出来てももう一方が4倍弱点持ちであるのと、基本はネオラントより遅いので、その違いを活かすのが重要となる。



補助技ならば、進化前に引き続き自力で「メロメロ」「ゆうわく」、タマゴ技で「あまえる」「てんしのキッス」を覚えると、妙な方向性の技がやたらと充実している。中途半端な値で揃ったHP・攻撃・特攻と合わせて「ポケモン界の泳ぐ18禁」などと言われるとか言われないとか。

だが、ミロカロスも似たような特徴を持っている上、あちらは隠れ特性で「メロメロボディ」まで得てしまってるため、明確な差別化要素となっているわけでもない。


また、自力で「うずしお」を習得する、いそうでいないポケモンでもある。上記の補助技や「どくどく」「ダイビング」あたりと組み合わせれば、強引に耐久型ができない事もない。

とは言え、やはりそれで活躍するネオラントがいたという話もあまり聞かず、代わりに流れてくるのはとある空気主人公迷言と掛け合わせたネタばかりであったが。



ルスワールを反面教師として、無理に殴らせず「みずびたし」や「こごえるかぜ」等でのサポートを中心にすれば、ダブルバトル以上にも出せない事はない。「よびみず」が真価を発揮するのもこちらである。

ただし、世代を経る毎に高速化が進み、素早さ91はもはや速いとは言えなくなってしまった事、「みずびたし」がメガシンカや「バトルスイッチ」で容易に無効化されるようになってしまった事など、課題も多い。

味方を巻き込まない範囲攻撃技である「だくりゅう」も覚えられず、根本的な立場の改善は果たされる日が来るのかも定かではない


第九世代では「ハイドロポンプ」や「エアスラッシュ」、「アンコール」などを獲得。今後も差別化に繋がる技が望まれるところ。


ポケモンカードにおいては

さて、上記では散々な評価ばかりになったが、ポケモンカードでは違った。

まずは以下の内容をご覧いただこう。


---------------------------------

ネオラントV

特性:ルミナスサイン

自分の番に、このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。自分の山札からサポートを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。


ワザ:アクアリターン 威力120

水無無

このポケモンと、ついているすべてのカードを、自分の山札にもどして切る。


特別なルール

ポケモンVがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。


弱点:電気×2 抵抗力:- にげる:無

---------------------------------


お分かりいただけただろうか。特性「ルミナスサイン」により、ベンチに出すと山札から好きなサポートをサーチする能力を持っていたのである!


ポケモンカードでは1ターンにどれだけ手数を稼いで、大きなダメージを叩き出せるかが勝敗を左右する。ましてや、出しただけで好きなカードを引き当てるこの特性がどれだけ汎用性が高く、強力かは説明不要だろう。


イラストの美しさ、バリエーションも抜群であり、コレクション目的でも多数買い集められた。

この為最盛期には1枚で数千円越えもある超高額カードに君臨する事に。


番外作品で超強化されるポケモンはフライゴンビーダルなど、稀に見かける事はあるが、ネオラントも例外では無かったのである。


使用トレーナー

ゲーム版


アニメ版


漫画版

  • マキシ(ポケスペ)
  • ザオボー配下のエーテル財団員(ポケスペ)

アニメ版

  • DP89話
    • サマースクール編にて、湖では「青き不思議な光輝く時、ポケモンがいなくなる」という伝説があり、ピカチュウやポッチャマの様子がおかしくなったり、アオイのコリンクが居なくなったりしていた。
    • 光が輝いた場所にサトシ達が行くと、「緑の洞窟」の奥にあった地底湖にネオラントを発見。このネオラントが「あやしいひかり」を発して誘き寄せていたようである。どうやら地底湖は海か湖と繋がっているらしく、このネオラントもそこからやってきて洞窟の水ゴケを食べる為に洞窟にやって来た模様。その事をサトシ達はレポートにまとめ上げて満点を取った(ただし湖から離れたので減点された)。

  • ノゾミのネオラント
    • ミクリカップに出場していたケイコウオがDP174話のグランドフェスティバルでネオラントに進化して登場。1次審査でトリトドンとコンビを組み、アクアリングとみずのはどうを合わせて水の輪くぐり、最後は水の竜巻に乗ってフィニッシュするという演技を見せ、ノゾミを2次審査へと導いた。

その他

SM1話・31話・71話・126話
新無印8話(ポスター)・44話(冒頭)
劇場版ディアルガVSパルキアVSダークライ氷空の花束


余談

アニメに登場した際には「あやしいひかり」で、人間もおびき寄せていたが、実際にゲーム中で「あやしいひかり」を覚えられるようになったのは『ポケモンUSUM』から。

しかもタマゴ技であり、かつその遺伝経路もチョンチー系統からとなっている。


また、「しぜんのちから」の技マシンはケイコウオの段階でしか使えず、ネオラントになってからは覚える手段が無くなってしまう。

現状特に有用な使い道があるわけでもないが、第七世代現在はそこそこの威力と追加効果を持つ貴重なノーマル特殊技「トライアタック」になるということで、一応のサブウェポンにはなるかもしれない。


一応、それまで命中不安だったてんしのキッスと違って基本命中100の完全上位互換であり、攻撃上昇リスクや同じく命中不安ないばるに頼らずともノーリスクで相手を混乱状態に出来るのはささやかな強化とも言える。

Zワザ化した時も、てんしのキッスと同じように特攻が1段階アップする。


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