基礎データ
全国図鑑 | No.0402 |
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ローマ字表記 | Korotock |
分類 | こおろぎポケモン |
タイプ | むし |
高さ | 1.0m |
重さ | 25.5kg |
性別 | 50%♂・50%♀ |
特性 | むしのしらせ |
隠れ特性 | テクニシャン |
タマゴグループ | むし |
好きなエサ | もちもちキノコ / きらきらミツ / いきいきイナホ / ころころマメ |
おとしもの | コロボーシのぬけがら |
地方図鑑
シンオウ図鑑 | No.016 |
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ヒスイ図鑑 | No.040 |
パルデア図鑑
| No.034
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各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | コロトック | コオロギ+stimmstock(独語:魂柱) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Kricketune | cricket(コオロギ)+tune(旋律) |
ドイツ語 | Zirpeise | zirpen(コオロギなどがリンリンと鳴く)+Weise(曲、歌) |
フランス語 | Mélokrik | mélodie(旋律)+criquet(バッタ) |
韓国語 | 귀뚤톡크 | 귀뚤귀뚤(コオロギの鳴き声)+tock(時計の針が進むような音) |
中国語 | 音箱蟀 | 音箱(共鳴箱)+蟋蟀(コオロギ) |
進化
コロボーシ → コロトック(Lv.10)
概要
ポケットモンスター 第4世代『ダイヤモンド・パール・プラチナ』から登場したポケモンで、コロボーシが進化した姿。
進化前とは違って真昼間でも野生出現する。
分類こそコオロギであるが、進化前とは違ってあまりコオロギに似ていない。
むしろ弦楽器やオーケストラ奏者を思わせる外見であり、昆虫の中では特にオサムシの仲間であるバイオリンムシに似通ったフォルム(コロボーシのデザインと比較すると、楽団要素は進化前の頃から引き継がれている事が分かる)。
ただし、バイオリンムシモチーフのキャラクターが鳴く作品もあるが、本物は鳴く事はないので注意。
また、教え技では「さわぐ」や「いやしのすず」を習得するのでコオロギ以外の鳴く虫(スズムシ)などのイメージも投影されているようだ。
一方でコオロギが顎で肉から草まで食べてしまうのに対してすいとる、ギガドレイン、きゅうけつといったドレイン系の技や「とどめばり」を扱える為、食事形態は現実のコオロギのそれとは異なる可能性が高い(体液を啜る昆虫としてはタガメ、蚊などが挙げられるが…)。
翅は合計で六枚あり、一番上が黒い一対の翅、下が白い二対の翅で構成されている。
鳴く時は、ナイフのような手を弓代わりにして交差しバイオリンのようにして鳴き、お腹の中が空洞のおかげで鳴き声が綺麗になる。メロディで自身の感情を表す。このメロディの法則性は学者達の研究対象でもあり、鳴き比べの文化を持つ文化圏も存在する。
この腕は楽器だけでなく、見た目通り武器としても使う事が出来る為、敵を切り裂く技を多く習得する。
コオロギなどの直翅目は大抵、鳴く時には翅を使うものであるが、彼らが翅をこすり合わせて音を出せるのかは公式設定では確認できない(一応、むしのさざめきは覚える)。
また、コロトックは歌う能力もあるのか、「うたう」や「ハイパーボイス」も習得できる他、「いやなおと」など不快感を催す音を発する能力も持っているらしい。
衝撃的な鳴き声で話題になったポケモン。ちなみにヒゲはオスだけでなくメスにもある(実在の犬や猫も雌雄そろって生えているので、格別に変と言う訳ではない。あるいは位置が位置なだけに、触手の可能性が……)。オスの方がヒゲが若干長い。
ちなみに第9世代にてマメバッタ系譜が出るまでコロボーシ系譜が貴重な直翅目モチーフであった。
『ポケモンレンジャーバトナージ』では粘液を飛ばす能力を見せたが、現在も粘液を飛ばす技は使えない。「まとわりつく」だとか「ねばねばネット」なら使えるのだが…。
見た目からして草原や森林に生息するポケモンだと思われるが、『ポケダン探検隊』シリーズでは『ねっすいのどうくつ』に登場する。湿地に生息するコオロギもいるので平気なのかもしれない。
「ポケモン×NHK交響楽団スペシャルオーケストラ2023」や「ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 18 Types/Songs」など音楽関連のイベントおよびコラボにてメインビジュアルに採用されることのあるポケモンであり、むしタイプポケモンの中では近年、メディアへの露出の機会が増えつつある。
名前の由来は「コオロギ」+「stimmstock」(独:魂柱)。魂柱はバイオリンのパーツの一つであり、昆虫ともかかっていると思われる。
英名は「Kricketune」(クリケチューン)であり、「cricket」(英:コオロギ)+「tune」(英:旋律)に由来。仏名の「Mélokrik」もメロディと「cricket」(英:コオロギ)の合成語であり、この2つは非常にシンプルなネーミングとなっている。
一方、ドイツ語名は「Zirpeise」であり、虫の鳴き声の擬音「Zirpe」が元ネタとなっている。
色違い
色違いは進化前同様に黄色がかったオレンジ
ゲームでの特徴
野生出現する個体はLEGENDSアルセウス以外はメトロノームを所持している。
シンオウにおいて主力とされるむしタイプは「あまいかおりのするき」かノモセ大湿原に出現する事が多い為に草むらから出現するむしポケモンの代表格と化している。
『DP』では206ばんどうろ・210ばんどうろ南・212ばんどうろ北・214ばんどうろ・215ばんどうろ・リッシ湖のほとり・じまんのうらにわに出現するが、『プラチナ』では206ばんどうろ・リッシ湖のほとり・じまんのうらにわにしか出現しない。
全国図鑑入手後、木・土曜日にしぜんこうえんの虫取り大会に出現する。
『BW』では夢の跡地にて、エンディング後に行ける場所にある濃い草むらに出現する。しかし、続編の『BW2』では出現しなくなってしまった(コロトックに限らず虫ポケモンも殆どいないかわりにクロバットやらゴルバットはいる為、2年もの間に生存競争に負けたのだろうか?)。
他から連れてこよう。
おおぞらをとぶで行ける104ばんどうろ西・ミナモシティ北・125ばんすいどう北端・131ばんすいどう南あたりに現れるマボロシ山に出現する。
過去作から連れてこよう。
第8世代から
リメイク前のDP同様。
ストーリーにおいては、黒曜の原野にて、最初に戦うオヤブンポケモンとして登場。通常の個体よりも巨大で人間を越すサイズになっており、捕獲してボールから出してみるとコロトックとは思えない威圧感を放つ。
ちなみに最初に戦う個体は時々みねうちを使ってくるなど、ゲームバランスに配慮した強さとなっている。
同じく黒曜の原野にある森の台所や、紅蓮の湿地(金色の平野・雲海峠)にコロトックが出現するが、フィールドに徘徊しているオヤブンは逆に超強力な『はかいこうせん』や『ギガインパクト』を放ってくるのでなめてかからない方がよい。
図鑑タスクは「捕まえた数」 「オヤブンを捕まえた数」 「みつからずに捕まえた数」 「倒した数」 「きりさくをみた数」 「シザークロスをみた数」 「エサをあげた数」 「確認した姿の種類数」。
パルデア地方の北1・2番エリアに生息している。DLC『ゼロの秘宝・藍の円盤』では、キタカミの里にある舞出山道に出現する。
ドロップできる『コロボーシのぬけがら』は、わざマシンマシンで「みねうち」、「きゅうけつ」、「シザークロス」、「かふんだんご」、「むしのさざめき」、「とびかかる」のわざマシンを作る為に必要な素材となる。
対戦での性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
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77 | 85 | 51 | 55 | 51 | 65 | 384 |
能力値は低めだが技は悪くない。HPは同タイプでも優秀な方。ハッサムとは隠れ特性とCとSの種族値が同じ。
そのうち進化してくれるだろうとむしタイプのファンは期待している。
特性面は火力に関しては貧弱で尚且つ耐久も高いとは言えないためむしのしらせにしろテクニシャンにしろほぼ有効活用できる場面がなく死に特性と化してしまっている。
精々テクニシャン+むしくいかむしのしらせ+きゅうけつの時にはまる位である。
ほろびのうた」や拘束技などの搦め手などで相手を掻き乱しながら戦うと良いだろうか。「ほろびのうた」と「ねばねばネット」を両立できるのは、コロトックのほかにはドーブルだけである。
テクニシャン+タイプ一致「とどめばり」という強力な個性は、種族値と「パワーシェア」などを覚えないことがネックで活かしきれていない。「バトンタッチ」は第9世代でやっと覚えられたが・・・。
ただし、「れんぞくぎり」を上手く絡めたり道具で調整すると、一騎当千の凄まじい破壊力を体現できる。とはいえ浪漫構成の域は出ず基本は条件が整う前に叩き潰されるのがオチである。
能力値こそ低いが、対戦で活かそうと試みるチャレンジャーも存在している。
使用トレーナー
ゲーム版
- リカコ:テラレイドバトルサポートトレーナー
※性別:♂・特性:むしのしらせ
アニメ版
- ナオシ(ダイヤモンド&パール)
- コロミ(新無印33話・図鑑のみ)
漫画版
- 背の高い方のはぐれ研究員(ポケットモンスターSPECIAL)
その他
番外作品
ポケモンカードゲーム
「ふくしゅうのメロディ」や「いたいえんそう」などやたら強くて恐ろしそうな技を持っている。強力な手札補充持ちのアタッカーとして、最高レアレティに抜擢された事も。
本家でも快適なメロディのみならず、「いやなおと」などの不快な音波を操る事も出来る。ただし、「ちょうおんぱ」は使えない。
ポケモンマスターズ
- ツクシ(シーズン24)&コロトック
2024年12月15日に実装。
「ジョウトの結束」でジョウトサークル(防御)を展開し味方全員の次回物理技威力ブーストと次回特殊技威力ブーストを1段階あげるサポートで、EXロールはフィールド。
「むしはしぶといよ!」は味方1体のHPを回復し、回復付帯状態にもする。
🌟技 | |
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むしのていこう | 相手の特攻を1段階さげる |
ジョウトの結束 | 味方全員の次回物理技威力ブーストと次回特殊技威力ブーストをそれぞれ1段階あげる。味方全体の場をジョウトサークル(防御)にし、以下のすべての効果を発揮する。
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鳴虫のきゅうけつ |
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むしはしぶといよ! | 味方のHPを最大HPの約40%回復する。味方の状態異常やひるみ状態やこんらん状態やバインド状態を解除する。味方を回復付帯状態+味方をこらえる状態にする |
🌟バディーズ技 | |
感情のメロディを指揮するバグインパクト |
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🌟パッシブスキル | |
自身サークル発生時物理・特殊ブースト1付与G9 | 自分が味方全体の場をいずれかのサークルにしたときに味方全員の次回物理技威力ブーストと次回特殊技威力ブーストをそれぞれ1段階あげる |
自身サークル発生時防御特防2↑G9 | 自分が味方全体の場をいずれかのサークルにしたときに味方全員の防御と特防を2段階あげる |
P技後急所率アップG9 | ポケモンが技をつかったときに味方全員の急所率を1段階あげる |
登場時急所率アップG1 | バディーズ専用Pクッキーで解放。登場したときに味方全員の急所率を1段階あげる |
アニメ版
アニポケシリーズ
- ナオシのコロトック
ポケモン吟遊詩人ナオシの手持ちポケモンとして登場。このほか進化前のコロボーシも手持ちにいる。音楽を十八番とするナオシらしく、「むしのさざめき」や「うたう」などの技を覚えている。
DP9話のヨスガコンテストにて、キマワリとのコンビで1次審査で初登場。ナオシのハーブとキマワリの「くさぶえ」、そしてコロトックの「うたう」のハーモニーで場内を魅了した。2次審査ではロゼリアとのコンビでムサシを破った。
シンオウグランドフェスティバルでは2次審査とセミファイナルで登場。ミミロップと組んでノゾミのリーフィア&ムウマージと対戦。コロトックが演奏し、ミミロップがそれに合わせて踊るような動きをするというパフォーマンスを披露した。かと思えばジム戦での経験も活かし、力強い「シザークロス」でリーフィアの放つ二刀流の「リーフブレード」と激しい剣劇を繰り広げたりもしていた。
DP183話のシンオウリーグ・スズラン大会ではサトシのヘラクロスと接戦を繰り広げる。「うたう」で眠らせるも、その対策として覚えさせていた「ねごと」によって、最後は「メガホーン」からの「つのでつく」のコンボで敗北した。
- 新無印第33話
コロトック・コロミというキャラクターが登場。シンオウ地方のむしポケモンを制覇してるが、コロトック自体は図鑑のみの登場。しかし、ゴウのカイロス♀️は運命の出会いをする事となる。
その他
DP | 第26話・27話 |
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新無印 | 第75話 |
劇場版 | 幻影の覇者 |
コラボ
ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 18 Types/Songs
最後に…
ネットユーザー間では同期のトリトドンの鳴き声は「ぽわぁおぐちょぐちょ」で浸透しているが、コロトックは鳴き声がかなり特徴的でありながら、決まった表記が存在しない。
かのニコニコ大百科では「チチチチチチチポォーーーーーーゥ!!!!」(原文ママ)と表記されるなどユーザーによって異なる。
関連イラスト
関連タグ
Ver | 第4世代 ダイヤモンド・パール・プラチナ ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール LEGENDSアルセウス |
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タイプ | むしタイプ 単タイプ |
進化 | 1進化ポケモン レベル進化 コロボーシ |
図鑑番号順
0401.コロボーシ→0402.コロトック→0403.コリンク
関連ポケモン等・グループタグ
グループ | 虫ポケモン 音楽ポケモン 刃物ポケモン |
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コラボ | ProjectVOLTAGE むしミク |
バッタポケモン | マメバッタ/エクスレッグ |
どうぐ | メトロノーム(ポケモン) |
その他
モチーフ | コオロギ |
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