コロトックとは『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
基礎データ
ずかん | No.402 |
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英語名 | Kricketune |
ぶんるい | こおろぎポケモン |
タイプ | むし |
たかさ | 1.0m |
おもさ | 25.5kg |
とくせい | むしのしらせ、テクニシャン (隠れ特性) |
進化
コロボーシ → コロトック(Lv.10)
概要
名前の由来は『コオロギ』+『徳利』。オペラや声楽等で用いられるソプラノの歌唱技法『コロトゥーラ』も由来になっていると思われる。
衝撃的な鳴き声で話題になったポケモン。デザインも気持ち悪いなど散々な言われようである。ちなみにヒゲはオスだけでなくメスにもある(実在の犬や猫も雌雄そろって生えているので、格別に変と言う訳ではない。あるいは位置が位置なだけに、触手の可能性が……)。
モデルはコオロギないしバイオリンムシと弦楽器・・・・・・恐らくチェロあたりだろうか。
翅は合計で六枚あり、一番上が黒い一対の翅、下が白い二対の翅で構成されている。
鳴く時は、ナイフのような手を弓代わりにして交差しバイオリンのようにして鳴き、お腹の中が空洞のおかげで鳴き声が綺麗になる。メロディで自身の感情を表す。このメロディの法則性は学者達の研究対象でもあるようだ。
この腕は楽器だけでなく、見た目通り武器としても使う事が出来る為、敵を切り裂く技を多く習得する。『とどめばり』を使える辺り、体のどこかに針があるようだ。
ところがぎっちょん、モチーフと思われるバイオリンムシは鳴かないし、コオロギの仲間ではなくオサムシの仲間である。ややこしい事にバイオリンムシモチーフのキャラクターは鳴き声を上げる事が多い。
見た目からして草原や森林に生息するポケモンだと思われるが、ポケダン探検隊シリーズでは『ねっすいのどうくつ』に登場する。熱くて死んじゃわないかお前!?
ポケモンカードゲームでは『ふくしゅうのメロディ』や『いたいえんそう』などやたら強くて恐ろしそうな技を持っている。本家でも快適なメロディのみならず、『いやなおと』などの不快な音波を操る事も出来る。ただし、『ちょうおんぱ』は使えない。
『アルセウス』では最初に戦うオヤブンポケモンとして登場。
通常の個体よりも巨大で人間を越すサイズになっており、捕獲してボールから出してみるとコロトックとは思えない威圧感を放つ。
ちなみに最初に戦う個体は時々みねうちを使ってくるなど、ゲームバランスに配慮した強さとなっているが、フィールドに徘徊している方は逆に超強力な『はかいこうせん』や『ギガインパクト』を放ってくるのでなめてかからない方がよい。
対戦
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
---|---|---|---|---|---|
77 | 85 | 51 | 55 | 51 | 65 |
能力値は低めだが技は悪くない。HPは同タイプでも優秀な方。ハッサムとは隠れ特性とCとSの種族値が同じ。
そのうち進化してくれるだろうとむしタイプのファンは期待している。
「ほろびのうた」や拘束技などの搦め手、むしのしらせ+「きゅうけつ」、テクニシャン+「むしくい」などで相手を掻き乱しながら戦うと良いだろうか。「ほろびのうた」と「ねばねばネット」を両立できるのは、コロトックのほかにはドーブルだけである。
テクニシャン+タイプ一致「とどめばり」という強力な個性は、種族値と「パワーシェア」や「バトンタッチ」などを覚えないことがネックで活かしきれていない。
ただし、かなりシビアだが、「れんぞくぎり」を上手く絡めたり道具で調整すると、一騎当千の凄まじい破壊力を体現できる。
アニメのコロトック
ポケモン吟遊詩人ナオシの手持ちポケモンとして登場。このほか進化前のコロボーシも手持ちにいる。
音楽を十八番とするナオシらしく、「むしのさざめき」や「うたう」などの技を覚えている。
シンオウグランドフェスティバルでは2次審査とセミファイナルで登場。
セミファイナルではミミロップと組んでノゾミのリーフィア&ムウマージと対戦。
コロトックが演奏し、ミミロップがそれに合わせて踊るような動きをするというパフォーマンスを披露した。
かと思えばジム戦での経験も活かし、力強い「シザークロス」でリーフィアの放つ二刀流の「リーフブレード」と激しい剣劇を繰り広げたりもしていた。
この後のシンオウリーグでも参戦し、サトシのヘラクロスと接戦を繰り広げた。
関連イラスト