概要
第4世代から存在する道具の一つ。
草むらや洞窟で使うと野生ポケモンを誘い出すことのできる道具である。ORASを除いて霧などが発生するフィールドでは効果がない。
おまけに「あまいかおり」と競合する為、剣盾、SVではただの換金アイテムと化した。その上、1個450円と安価の為、わざわざこれに頼らなくても「ものひろい」で十分という事態に……。おまけに剣盾ではワイルドエリアで簡単に入手できてしまう。
主にミツハニーの集めた蜂蜜が原料だが、なぜか加工済みのものをミツハニーが所持しており、ミツハニーの登場する世代では持ち物とされる事が多い。
一方で同じくミツを集めるアブリー系譜や甘いシロップを出すアメタマ、シェードジャングルに棲むカリキリからも入手できるが、アメタマのシロップは鳥ポケモンが嫌う味とされている(にもかかわらず、『BDSP』ではアメタマから拾える確率の方が高い)。
一方でスピアーやヒメグマ(野生個体)から入手できる作品は存在しないが、手持ちに特性:みつあつめを持ったヒメグマからならば入手できる。
『DPt』や『BDSP』ではギンガ団の下っ端が効能に目を付け、あまいミツ売りの男性(あまいミツおじさん)に強盗まがいの行為を行なっていた。1つ100円なんだから普通に購入した方がいい気がするのだが…ギンガ団はヘラクロスやゴンベの厳選でもしたかったのだろうか。
サワロ先生によると、「ひでん:あまスパイス」はあまいミツを100倍ほど甘くしたような味らしい。
入手法
ソノオの花畑であまいミツおじさんから100円で購入することができたが、第5世代のジョインアベニューでは200円ほど値上がり。『BDSP』では10個単位でまとめ買いできるようになった。
流石に購入時に「おじさんのあまいミツだからね!」とかは言われない。
HGSSでは『ポケウォーカー』のコース「おおきなもり」、「リゾートち」、「おかいもの」で入手できた。
このように特殊な場所で入手できるイメージのあるあまいミツであるが、『サン・ムーン』ではフレンドリィショップで購入可能になっている。
あまいかおりのするき
シンオウ地方の各所に点在する(※1)黄色い木であり、ここにあまいミツを塗るとポケモンが出現する。いわゆる第2世代のずつきができる木に相当するシステム。
出現するポケモンはエイパム、ヘラクロス、カラサリス、マユルド、ミツハニー、ミノムッチ、チェリンボ、ミノムッチ、ゴンベであり、このうちケムッソ系譜以外がこのシステムでしか入手できない。
また、意外にもカイロスはこの方法で入手できない(『パール』にて全国図鑑入手後に229番道路の草むらで出現)。
昆虫採集に慣れ親しんだ人々ならワクワクするシステムに思えるかもしれないが、問題点の多いシステムである。
- 1つ目は「あまいミツ」を塗った6時間後にポケモンが出現するという仕様で、外れ(と見做される)ポケモンが出るともう1回やり直さなければならない(ケムッソは別にこの方法でなくとも簡単に入手できる)。
- 2つ目はミツハニーがせっかく出現しても、♀でなければ進化できない点である。ただし、メタモンさえいればオスは孵化要員として♀を厳選できるのでまだ救済措置は残されている方なのだが。
- ゴンベは特定の木にしか出現しないという仕様であり、出現確率もかなり低い。
なお、『BDSP』ではミノムッチとヘラクロスを除いたポケモンが地下大洞窟で入手できるようになった。
(※1)206ばんどうろ、207ばんどうろ、208ばんどうろ、209ばんどうろ、211ばんどうろ、213ばんどうろ、214ばんどうろ、215ばんどうろ、218ばんどうろ、221ばんどうろ、222ばんどうろ、たにまのはつでんしょ、ハクタイのもり、タタラせいてつじょ、ソノオのはなばたけに1ヶ所、205ばんどうろ、210ばんどうろ、212ばんどうろには2ヶ所存在。
その他
ヒスイ時代では「きらきらミツ」としてミツハニーの生息域周辺で蜂の巣に蓄えられた状態で入手できる(こちらではミツハニーの他にもヒメグマ系譜、ヘラクロス、ドクケイル、アゲハントが持っている)。
エイパムを除いた「あまいかおりのするき」に寄ってくるポケモンの注意を引く事ができ、他にもくさタイプ、むしタイプ、フェアリータイプがこれを好む。
しかし、実際の所はベロリンガ系譜、ムックルなどのひこうタイプ、ケーシィ系譜、ヒコザル系譜、第4世代産化石ポケモン、サイホーン系譜、エレキッド系譜、ブビィ系譜、リオル系譜、カチコール系譜、フカマル系譜、マナフィ族といった意外なポケモンもこれに引き寄せられる(ベロリンガはなめまわしポケモンなので納得ではある)。
一方で設定に反してヒメグマ系譜はこれを投げても全く寄ってこないので注意。
エサ以外では「ミツよせだま」や「もりのヨウカン」の原料になる。