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ヘラクロス

へらくろす

ヘラクロスとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
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基礎データ

ずかんNo.214
英語名Heracross
ぶんるい1ぽんヅノポケモン
タイプむし/かくとう
たかさ1.5m
おもさ54.0kg
とくせいむしのしらせ / こんじょう / じしんかじょう(夢特性)


※むしのしらせ:自分のHPが3分の1以下になると、むしタイプのわざの威力が1.5倍になる。
※こんじょう:状態異常のとき、こうげきが1.5倍になる。やけどによるダメージ半減は無視される。
※じしんかじょう:相手を倒した時に攻撃が1段階上がる。

概要

金銀』から登場したカブトムシのような外見をしたポケモン。
へラクロスという名前だが、ヘラクレスオオカブトではなく日本産のカブトムシがモデルで、メガシンカすると名前通りの見た目になる。とはいえ、日本のカブトムシは一本角ではないのだが。クロスの部分に関してはかっこよさ優先で付けられたものと思われる(今後、リージョンフォームなどで角が増えたりするのであろうか?)。

ふだんは温厚だが、縄張意識が強く入ってきたものに容赦しない。相手の懐に潜り込んですくい上げる戦術が得意で、自分の100倍の重さのものを楽々と持ち上げる。また、元ネタのカブトムシ同様に爪も発達していて、樹木や地面に食い込んで踏ん張ることもその怪力の秘訣だろう。実際に爪を使った技も多数習得できる。
また、触覚は樹液を探し当てるレーダーになっている。

生息地域は雑木林や森林であり、木が密集している地域なら人里近くにも生息する。好物は樹液やあまいミツであり、第4世代では甘い香りのする木に蜜を塗る事で出現したが、出現率は低めなので効率がよろしくない。
第2世代ではずつきを使って木から落とすいう方法で出現し、HGSSでもこれが採用された為、格段に入手難易度が下がった(実際の昆虫採集でも木に衝撃を与えて甲虫を落とすというテクニックがある)。
第3世代ではサファリゾーンに出現し、ポロック置き場にポロックを置いても出現する辺り、以外と食性は広い。このように森林近くの草原/平原地帯に出現する事も珍しくない。しかし、初代ポケダンでは大いなる峡谷や地底遺跡といった木々のない場所にも平気で出現する
昼行性か夜行性なのかイマイチよくわからないポケモンだが、レンティル地方では夜に活発になる模様。

体の色といい模様といいスクール水着っぽいという指摘もある。
サトシも一時期使っていたポケモン。よく蜜を吸うポケモンであり、フシギダネの蜜が好物という変な嗜好を持っている事で有名。
ちなみに♀だと角の先がハート型になっている。

図鑑が主に角に集約されてる為これといった記述は無いが背中に翅があり、ちゃんと空も飛べる(ただし、ウルトラムーンの図鑑によると飛ぶことはあまり得意ではない様子)。
そのためアニメではどっしりと構える外見に反して意外とスピーディに空中戦もこなし、ポケモンレンジャーでは滑空してとっしんを強化するという攻撃方法を見せている(ちなみに、陸上戦でも翅を広げる事がある)。更にあなをほるを覚える為、カブトムシ同様に地面に潜って眠る事もあるのだろう。

ライバルにはカイロスが充てがわれる事が多く、近年ではよりクワガタらしいクワガノンが登場しており、そちらがライバルにされることもある。その為か、USUMによると、アローラ地方ではクワガノンと勢力争いをする一方でカイロスとは「なぜか」結構仲良しであるらしい
また、他地方でもカイロスは単なる縄張り争いの相手というわけではないらしく、喧嘩するほど仲が良い関係にある個体も存在している。『NEWポケモンスナップ』では地面に倒れている姿をカイロスに凝視された事も…。

また、メガヘラクロスにメガシンカする関係で、ロックブラストタネマシンガンミサイルばりを覚えるが、ランチャーが存在するメガヘラクロスとは違ってどうやって発射しているのかは不明。ミサイルばりは爪、ロックブラストは岩をぶん投げていると解釈できるのだが、タネマシンガンは一体どこから…。
こうして見ると、図鑑説明に反して使える投げ技はちきゅうなげぐらいで、むしろ何かを投げつけたり、発射する技を覚えている事がわかる。
ちなみに、とくこうが低く、どくどくを没収されていながら、ベノムショックを覚えるという意外な所もある。どこからそんな液体を生成しているのかは謎だが、食べた蜜を毒液に変換しているとかであろうか?


ゲームにおける特徴

HP攻撃防御特攻特防素早さ
8012575409585


攻撃に特化したむしタイプの中では最強クラスのポケモン。
ステータスにほとんど無駄がなく、ぼうぎょととくこう以外全て平均以上。
とくぼうも高めなので、特殊面においては弱点を突かれても耐えてしまうことも。
特性はこんじょうが選ばれることが多く、おにび読みでへラクロスに交代され痛い目にあうプレイヤーもいる。
また、技のほうもインファイト、メガホーン、ストーンエッジの3つだけでほぼ死角がない。
特にメガホーンはタイプ相性の影響もあり物理の砦であるソーナンスヤドランをも突破してしまうほどの威力。第五世代でシュバルゴペンドラーが登場するまで、タイプ一致でメガホーンを使える唯一のポケモンであった。

欠点はひこうタイプが4倍な点。
いわ技で弱点を突けるとはいえ、ひこうタイプからは素直に撤退するしかないだろう。
また、第六世代からはかくとうタイプむしタイプに両方とも有利なフェアリータイプが追加されてしまうが、この時点ではそこまでメジャーなフェアリーがいなかったのでさほど痛手ではなかった。
また同世代ではメガシンカが可能となった

第七世代では強力なフェアリーが多数環境に台頭し、やや動きづらくなった。
また、同タイプのフェローチェマッシブーンが登場。むし/かくとうがへラクロスの固有タイプではなくなることに。
どちらも準伝説ポケモンだが、ステータス面や習得技、特性により差別化は可能なので、比較してへラクロスが劣るという事態にはならなかった。
逆に言えば、へラクロス自体が元々準伝説に比肩するポテンシャルを持っていたということだろうか。

第八世代ではダイマックスの登場によりダイジェットで微妙な素早さを上げつつ攻撃する戦法が可能になった。また、特性がじしんかじょうならさらなる火力の増強も望める。同じ戦法のできるギャラドスとは素のすばやさや覚える技で差別化ができる。
とは言え、ひこう技が4倍弱点という事は自身も非常にダイジェットを食らいやすいという事であり、またギャラドスとは違い一致技ではないため、ダイジェットの撃ち合いの勝負に持ち込まれると負けが濃厚になってしまうのは痛いか。
因みに本作では地味につっぱりを覚えられなくなっている。元々性能がイマイチだったので、まあ妥当か。

ポケモンGOのヘラクロス

2017年2月に金銀組の実装に伴い登場した…のはいいのだが、なんと南米限定で出現するポケモンとなっている。これは、恐らく名前の由来となったヘラクレスオオカブトをはじめとする世界最大級のカブトムシの仲間が中南米に数多く生息していることに因んだ配置であると思われる。

しかも、肝心の性能も比較的性能が低くコレクション要素の強い地域限定ポケモンの中では珍しくかなり高い方で、実装当時需要の高かったバンギラスレイドを攻略する上においてもタイプ相性面で比較的有利であったために世界中のプレイヤーから「不平等だ」という不満の声が上がることになった。

そして、実装から4年余りが経った2021年8月にウルトラボーナスの一環として世界中のジムに★3のレイドボスとして出現する救済措置が取られ(この時、色違いも同時実装)、ようやく世界中のプレイヤーたちが入手することが可能となった。ちなみに、この時のウルトラボーナスではパルキアも色違いを伴っての復刻も行われたのだが、ヘラクロスのレイドは上記の事情もあってそれに負けず劣らずの凄まじい人気を誇り、SNS上でもヘラクロスのレイドへの招待を求める声で溢れかえっていたほどだった。

上でも少し書かれているように、無進化ポケモンであることもあり、比較的高めの性能を持っており、貧弱だったり癖の強い性能の者が多いむしタイプの中では扱いやすい方。
技は通常技がカウンターむしのていこう、ゲージ技がメガホーンインファイトじしんとなっている。ゲージ技が現状すべてフルゲージ技であることから、トレーナーバトルは全般的に苦手。どちらかといえばジム・レイドバトル向けの性能である。

サトシのヘラクロス

無印編「げきとつ! ヘラクロスVSカイロス!!」で初登場。サトシがジョウト地方で初めてゲットしたポケモンである。木の蜜が大好きで、サトシのフシギダネの蜜も例外ではなく、2匹が一緒にいると大抵フシギダネの蜜を吸い出し、つるのムチで追い払われるのがオチ。
シゲルブーバーウコンフシギバナナオシコロトックタクトダークライなど強敵とのバトル機会も多いが、意外な事にジム戦経験はゼロであり、放送期間にしてゲットしてから約半年で研究所に預けられてしまった。

「そこに蜜があるから」



伝説のきしかいせい

ヘラクロスで一番有名な逸話と言えばやはり2000年に開かれた全国大会決勝だろう。
相手のハッサムによるつるぎのまい→バトンタッチのコンボで攻撃が4段階上がったケンタロスによるタイプ一致のすてみタックルによってあっという間にサンダーガルーラといった2体の強力なポケモンを戦闘不能にさせられ、最後の一体となってしまったヘラクロス。

プレーヤーは最後の望みを託し、こらえるで一度ケンタロスのすてみタックルを受ける選択をとる。それでも素早さが早かったケンタロスによる二回目のすてみタックルで誰もが勝敗が決したと思ったその時、なんと「きあいのハチマキ」が発動し、ヘラクロスが持ちこたえる。
そして反撃の「きしかいせい」が炸裂し、ケンタロスを倒すと続けざまに相手のカビゴン、ハッサムをも圧倒し、3対1、しかもHP1という圧倒的不利な試合運びから文字通り起死回生の逆転勝利を飾ったのだった。

絶望的な状況で運(※)と大胆な作戦で勝利をつかみ取った名勝負として、ヘラクロスと共に今もなお語り継がれている。

※きあいのハチマキが発動した他に、相手の選出ポケモンにヘラクロスより早いポケモンがケンタロスしかいなかったことや先制技を持っていなかったことも幸運だったと言える。
当時…というか先制技自体が第二世代では使う価値が環境の関係上存在しない技であり、
本格的にこのような技が注目されるのは第四世代できあいのタスキが生まれたからである。

主な使用ポケモントレーナー

ツクシ+リョウ



余談

ヘラクロスよりも前にカブトムシポケモンがいた!?

正規のカブトムシポケモン第1号はヘラクロスなのは周知の事実だが、ヘラクロスの発表前の登場から遡ること2年前、金銀発売前には公式との連動企画として『ポケモンモンスター2モンスターアイディアコンテスト!!』という公募企画が存在していたのだが、作例として『プリズマン』なるカブトムシポケモンが考案されていた(なんの因果かヘラクロスとは直立二足歩行デザインという意味で共通している)。

データ

名称プリズマン
分類かぶとむしポケモン
属性クリスタル
属性むし
高さ2.4m
重さ68.5kg

解説
虫と鉱石が合体したような新種ポケモン。くわしい材質は不明だが、宇宙からの隕石におなじ物質が含まれていたことが、ポケモン学会で発表されている。そのクリスタルのような石でできた部分は、電気やビームなどの攻撃は通り抜けてしまうので、まったく効果がない。しかし、格闘タイプや体あたり系の攻撃には、ガラスのようにもろい弱点をもっている。
(出典:小学館・『コロコロコミック1997年6月号』P35より。解説部分は原文ママ)

習得技
  • げんわく光線:追加効果で命中率を下げる。
  • ツメアタック:鋭い爪で引き裂く(クリスタルの鉤爪による攻撃か)。
  • クリスタルレーザー:レーザーを発射する。
(出典:小学館・『コロコロコミック1997年6月号』P35より)


鉱物系のポケモンが使うビーム技としてメテオビームてっていこうせん、虫ポケモンが使うビーム技としてテクノバスターが登場したり、宇宙由来の物質に関係があるという設定もデオキシスメガシンカを連想させるなどなど、後続の作品を思わせるアイデアが見受けられ、黎明期でこれらの要素を纏めて形にしたコロコロ編集部のデザイン力はナイスという他ない(しかも、本家で生物の体に宝石を埋め込むという発想が出たのは第3世代のヤミラミが最初である)。設定も作例だから簡素なものにするのではなく、詳細に設定する点からも本気度が窺える。
ちなみになんの因果かポケモン2(現:『ポケットモンスター金・銀』)のマイナーチェンジ版のタイトルが「クリスタル」であったりする。

この企画は多数の応募が殺到したのは言うまでもなく、『アンラッキー』というオリジナルポケモンが公の場に現れたのもこの企画が初である(出典:小学館・『コロコロコミック1997年8月号』P33より)。


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ヘラクロス練習
力持ちヘラクロス


この手にビクトリー
メガホーン !!!!



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ポケモン一覧 むしタイプ かくとうタイプ
カイロス ストライク ハッサム

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