本来の意味については「虫食い」を参照。
データ
概要
第4世代のDPtから登場した技。
威力は控え目であるが、相手のきのみを奪って食べ、すぐさまそのきのみの効果を受けるという変わった特徴を有する。
初登場当時はアリアドス、テッカニン、メガヤンマしか覚えなかったが、プラチナで様々なポケモンに追加され、特に幼虫ポケモンは全種族にこの技がレベルアップに追加された(進化してしまうと覚えない)。
HGSSでは教え技化もされ(BW2でも復活)、ただでさえプラチナの「バレットパンチ」追加で強化されていたハッサム強化に拍車を掛けることとなった。
ハッサムのむしくいの場合、特性「テクニシャン」補正による威力90(タイプ一致で135)で汎用性が高いむしタイプの物理技して使え、シザークロスを上回る威力の方に目が行きがちではあるが、勿論従来の効果通り木の実もしっかり食い潰して行くので木の実依存(特にチイラ)の戦い方をしているプレイヤーは注意。
ちなみにクイタランも覚える。こいつの場合虫「を」食う意味合いになるが…
ついでにヒードランもHGSSから教え技で覚えられる。
ウツドン、ウツボットは第5世代では教え技で習得できるものの、第6世代以降は覚えられない。マスキッパは覚えるのに…
「ついばむ」はこの技の飛行版。
…だが、最近では余り使われない。
というのも、虫物理技はこの上に「シザークロス」「とびかかる」「きゅうけつ」とむしくいより威力が高く使いやすい技が3つもある。さらに第6世代で「ミサイルばり」が最大威力125にまで強化されたのも痛手である。
故に、メインで採用しているのはどれも覚えられないすなちのミノのミノマダムか、上述したハッサムくらい。
フォレトスもいるが、あっちはミサイルばりも遺伝で覚えられるため使われないか。
…当のハッサムも使い勝手が良いとんぼがえりが優先されているのが実情である(挙げ句の果てに第8世代から覚えられなくなった)。
コロトックの方は引続き会得してるが変化技が主流な上に攻撃技を採用するにしてもとびつくやれんぞくぎり、とどめばりの方が優先されてる始末… むしくいがなにしたんや…。
理由は、この技に限らず虫技の通りが悪いこと。
しかも、苦手なタイプに限ってメジャーなものが多い。
ついばむと違って半減するタイプが多く、虫4倍のポケモンが少ないのも痛い。木の実を食べたところで見返りがしょぼいことも。
第7世代で混乱木の実の回復量が最大HPの50%に上がったのがせめてもの救いである一方、特殊アタッカーはむしくい対策を意識してウイのみを待たされることも多い。
第8世代では性格ミント登場に伴い、素直等の性格にミントを用いて補正して、ウイのみ等の混乱を防げるようになった。
ポケダンでは攻撃を受けると探検隊のバッグ内の木の実に限らずグミなどの食べ物を食い荒らす厄介な技となっている。「だいちのちから」や「ほろびのうた」程の脅威はないものの、「ふしぎなグミ」や「いのちのタネ」でも食われようものなら精神的ショックは計り知れない。
このため、アリアドスやメガヤンマは勿論のこと、プラチナデータが反映された空の探検隊ではキャタピーやケムッソなどといった雑魚が非常に侮れない存在となってしまっている。見掛けたら即刻飛び道具などで殺すこと。
ポケモンGOではれんぞくぎりと並ぶむしタイプの基本技となっている。
威力はたったの5しかないが、その反面出の速さ・連射性・ゲージ蓄積力が恐ろしく高く、これを連発しているだけであっという間にスペシャルアタック発動に必要なゲージを溜めることが出来てしまう。使用前後の隙が少なく敵攻撃を回避しやすいのも心強い。
この技や「れんぞくぎり」等で相手を牽制しながら出方を窺い、頃合いを見計らって一気にスペシャルアタックで畳み掛けるのが虫基本戦術となる。
注意点
- タンガの実はむしタイプ技に弱いポケモンが持っていた場合、先に効果が発動し虫食うことが出来ない。
- 特性「ぶきよう」持ちポケモンが使用すると、効果は発動しないがきのみ消費は可能(ただし、今の所「ぶきよう」で「むしくい」を覚えるポケモンがいないため、「スキルスワップ」は必須)。
- 相手の特性が「ねんちゃく」の場合、きのみを奪えない。
- 「むしくい」を使用したポケモンに意味がないきのみでも、消費することは可能。
関連タグ
他もちものを奪う技