基礎データ
全国図鑑 | No.0400 |
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シンオウ図鑑 | No.014 |
セントラルカロス図鑑 | No.039 |
ヒスイ図鑑 | No.011 |
ローマ字表記 | Beadaru |
分類 | ビーバーポケモン |
タイプ | ノーマル / みず |
高さ | 1.0m |
重さ | 31.5kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | たんじゅん / てんねん / ムラっけ(隠れ特性) |
タマゴグループ | すいちゅう1/りくじょう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ビーダル | ビーバー+樽 |
英語・スペイン語・イタリア語 | Bibarel | beaver(ビーバー)+barrel(樽) |
ドイツ語 | Bidifas | Bidiza(ビッパ)+Fass(樽) |
フランス語 | Castorno | castor(ビーバー)+tonneau(樽) |
韓国語 | 비버통 | beaver(英語でビーバー)+통(桶) |
中国語 | 大尾狸 | 大+尾+河狸(ビーバー) |
進化
初期 | 最終 | |
---|---|---|
ビッパ | → | ビーダル(Lv.15) |
概要
『ダイヤモンド・パール』(第4世代)から登場したビッパの進化系。
映えある図鑑No.400のポケモンでもある。
ビッパが順当に一回り成長したような姿をしており、大型化した尻尾は平べったいオールじみた形状となった。
顔つき自体も殆ど変わっていないのだが、つぶらな目だった進化前から、白目が目立つ四白眼に変わっており、何とも言えないマヌケな印象を与えている。
陸ではのんびりとしているが、水中で泳ぐスピードはヒンバスと同等と言われている。しかし、ヒンバスの図鑑説明には「ノロマなのですぐ捕まる」と書かれているが…。
一方、鋭い前歯で削り取った枝や木片、泥を集めたダムを水辺に造り、水位を調節した住処を拵えるという、分類通りのビーバーそのものな生態を持っている。
ダムを造られた川は氾濫することはないので、付近の住民たちにとってはありがたい存在で、風貌に反し働き者なポケモンとして認知されている模様。
同じく建築工事を得意とするホルードとは馬が合いそうである。アニポケでは実際に土木業に従事する個体が登場しており、きあいのハチマキを巻いているのが特徴。
その風貌と進化前のポケモンが「VIPPER(2ちゃんねるVIP板の住人)」を髣髴とさせる名前であることから、ネタポケモンとして「ビーダル様」と長らく崇められていた。
色違い
色違いは身体が黄土色になり、黒い部分が赤みがかった感じになる。
ゲームでの特徴
ノーマルとみずの複合という珍しいタイプを持つ。
この組み合わせは第8世代現在に至るまでビーダルのみとなっている地味にレアな存在。
残念ながら技のレパートリーが豊かである訳ではないが、このタイプ複合が功をなし、「そらをとぶ」と「きりばらい」を除くほぼ全てのひでんわざを習得可能という数少ないアドバンテージを有していた。
『DP』当時なら入手も容易なことから秘伝要員として重宝され、彼らを連れ歩きシンオウでの冒険を共にしたユーザーも多かった事だろう。
『BDSP』では多くのユーザーに秘伝要員として扱われた為か、なみのり・かいりき・たきのぼり・ロッククライムの秘伝要員として(ビーダルの生息していない場所を含めて)いつでもどこでも野生のビーダルが出動する。
当時は手持ちがビーダルに圧迫される点が不満点に挙げられることがあったとはいえ、ここまで来るとビーダルの体調が本当に心配になってくるのだが、大丈夫なのだろうか?
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
79 | 85 | 60 | 55 | 60 | 71 | 410 |
序盤ノーマルポケモンだけあって全体的にステータスが低めなためまともに戦うことは難しく、対戦では滅多に見かけない。
だが、ビーダルは能力変化に関わる特性を3つ持っている。
これらを活かすことにより、下記のような活用ができる。
例えば、素早さ以外の相手の能力変化を受けない「てんねん」で技「いばる」を使うと、本来はこちらが受けるダメージを上げてしまうかわりに、混乱による相手の自爆ダメージを増やす本来ハイリスクハイリターンな技だが、この特性ならば仮にこちらに攻撃が回っても受けるダメージは変わらない、つまりノーリスクハイリターンという意味不明な事になる。
しかし、第5世代でヌオーが隠れ特性で「てんねん」を手に入れてしまい、あちらの方が耐久力が高く弱点も4倍ながら1個しかないので、ビーダルがヌオーの劣化に近い状態になってしまっている。
また、能力変化を倍化させる「たんじゅん」では、「つるぎのまい」や「ドわすれ」などの能力が2段階上昇する技を繰り出すと、一気に4倍まで跳ね上がる。
さらに影分身を使うと、あっという間(100%→60%(1回目)→43%(2回目)→33%(3回目))に敵の攻撃が当たらなくなる。
こうなったら、てんねん特性のビーダルでも持ち込まなければ、回避地獄でPPの無駄遣いになる。
この事から、別名「影分神」とも言われる。
しかし、能力ダウンも2倍になるので、能力ダウン効果のある技を使われると機能停止になる。
第5世代では夢特性「ムラっけ」を手に入れた。
これは毎ターン終了時に、命中回避を含めたいずれかの能力が2段階上がり、その代償として上昇した能力とは別の能力が1段階下がってしまうという、非常に運要素が強いトリッキーなものである。
この特性なら積み技を持たずに戦うことも可能。まもるやみがわり、タスキ等でターンを稼ぐだけで能力のアップダウンを繰り返しながらも少しずつだがムクムクと成長していくのである。
当然この特性は博打要素が強く、命中ばかり上がって耐久がどんどん落ちていく、ということになってしまうことも。
ただ耐久や回避を早い段階で引き当てれば、何もせずともムクムクと成長するビーダルを見ておののくことだろう。
ただし素の能力はそれほど高くないので、積みきる前に力負けしてしまうことも少なくない。
日ごろの行いとビーダルの気分が大きく左右する特性。
気分が悪いとあっさり撃沈するが調子がいいと3タテ余裕。
これもまたビーダルクオリティといえる。
以上のように、いざ相手にすると意外なところで厄介な能力を発揮するポケモンと言える。
対峙したら変なことをされる前に殴り倒すべし。
積む隙を与えるとろくでもない事態に陥りかねない。
しかしそこそこタフなため、耐久特化個体相手だと不一致弱点ぐらいでは落とせないことがあり、そこも面倒くさい。
とにかく「積み技で嫌がらせ」がコイツのアイデンティティなので退場技は天敵と言える。
これらのことから全く使えないポケモンという訳でもないが、かなり熟練が必要となる。
第7世代では何とレベルアップ技で「つるぎのまい」「アクアジェット」「かみくだく」を習得。
特性が「たんじゅん」ならば、攻撃を爆上げしてからの強烈な先制攻撃が可能に。
マリルリとはタイプの違いや、「はらだいこ」と違って自分の体力を減らさない点などで十分差別化可能だろう。
また、物理面の方が元々得意な自身に有用な物理の先制攻撃技を、複合タイプの両方習得する点も珍しいのかもしれない。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- イシス(DP57話)
- レイジ
漫画版
- ベベ(ポケスペ)
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- DP57話
- 優秀な石切職人と呼ばれるビーダルが登場。顔の特徴からおそらく♀。かなり丈夫な歯を持ち、ロケット団に捕まった時でも特殊金属製のオリを歯で噛み砕いたほど。
- 元々はポケモン訓練所でブリーダーのイシスに石切を教わったが、それを見た石橋造りの名人に素質を見込まれ、名人に預けられると瞬く間に石切の名人になる。
- 働き者として石切の仕事をしていたが、ある時名人が腰を痛めて現場に来なくなった頃から人が変わったかのように全く働かなくなり、石切の作業がストップして石橋造りが止まってしまった。
- 実は設計士の設計がとんでもない手抜きであると判明。ビーダルは直感的に石橋が欠陥を抱えていると感じ、このまま造っても橋が崩壊するだけだとわかっていたからであった。ビーダルを排除して強引に石切を始めようとした設計士が名人(腰を痛めてたのは嘘で設計に疑問を持って調べていた)に追い出された後、安全な設計に書き直した設計図を元に仕事をし石橋を完成させた。
- レイジのビーダル
- DP66話でシンジの兄・レイジのポケモンで登場。「いかりのまえば」でサトシのナエトルの「エナジーボール」を消滅させたり、「ひみつのちから」を使うなど器用な一面を見せる。しかし素早さで勝るナエトルの「エナジーボール」を上から受けて敗北。
その他
DP | 26話 |
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XY | 1話・30話・61話 |
新無印 | 8話・24話 |
劇場版 | ディアルガVSパルキアVSダークライ・氷空の花束 |
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- ラプラス海賊団のビーダル
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
7章でレストランななつぼしの常連であるマダムのベベの手持ちで登場し、パールのサルヒコ(ゴウカザル)とバトルした。
ポケモンローカルActs
岩手県久慈市に地域応援ポケモンであるイシツブテとプテラと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。
宮城県七ヶ宿町にも、地域応援ポケモンであるラプラスと共にデザインされたポケモンマンホールが設置。こちらは七ヶ宿ダムがあるからと思われる(元ネタのビーバーはダムを作る生き物であるため。
関連イラスト
関連タグ
キリ番ポケモン(全国図鑑)
図鑑番号順
序盤ノーマル最終進化
第1世代 | ラッタ |
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第2世代 | オオタチ |
第3世代 | マッスグマ |
第4世代 | ビーダル |
第5世代 | ミルホッグ ムーランド |
第6世代 | ホルード |
第7世代 | デカグース アローララッタ |
第8世代 | ヨクバリス バイウールー タチフサグマ |
第9世代 | パフュートン(オス / メス) |
その他関連ポケモン等