基礎データ
全国図鑑 | No.0689 |
---|---|
コーストカロス図鑑 | No.022 |
ガラル図鑑 | No.235 |
ローマ字表記 | Gamenodes |
ぶんるい | しゅうごうポケモン |
タイプ | いわ/みず |
たかさ | 1.3m |
おもさ | 96.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | かたいツメ/スナイパー/わるいてぐせ(隠れ特性) |
タマゴグループ | すいちゅう3 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ガメノデス | 亀の手+death(英語で死) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Barbaracle | barbaric(野蛮な、残忍な)+barnacle(蔓脚類) |
ドイツ語 | Thanathora | Thanatos(タナトス)+Thoracica(完胸上目) |
フランス語 | Golgopathe | Γολγοθᾶ(golgotha、アラム語で頭蓋骨を意味する言葉に由来、ゴルゴタの丘)+πάθος(pathos、古代ギリシア語で悲しみ) |
韓国語 | 거북손데스 | 거북손(geobokson、カメノテ)+death(英語で死) |
中国語(簡体字) | 龟足巨铠 | 龟足(guīzú、カメノテ)+巨铠(jùkǎi、甲冑)+鎧茗荷(kǎimínghé、ミョウガガイ亜目) |
中国語(繁体字) | 龜足巨鎧 | 龜足(guīzú、カメノテ)+巨鎧(jùkǎi、甲冑)+鎧茗荷(kǎimínghé、ミョウガガイ亜目) |
ヒンズー語 | बारबारेकल | 英語名の音写 |
ロシア語 | Барберакл | 英語名の音写 |
タイ語 | กาเมโนเดส | 日本語名の音写 |
進化
カメテテ→ガメノデス(Lv39)
概要
第6世代『ポケモンXY』で初登場したカメテテの進化系で、複数のカメテテが集まって人型になっているポケモン。進化して増殖する群体系ポケモンは数あれど、その中でも一際インパクトのある見た目をしている。
進化前の時点でさえシュールな外見で物議を醸していたが、進化して特撮の怪人か悪魔超人のような異様な姿となったことで多くのトレーナーたちに衝撃を与えた模様。
ロックマンのボスキャラに雰囲気が似ているとも言われている。なおXYのキャラデザ担当にはありがひとし氏も参加しているが、ガメノデスの担当ではない。
カラダを構成するパーツは単眼の腕パーツが4匹、目の無い脚パーツ2匹、胴体と頭を構成する頭部パーツの計7匹。頭部のみ指(?)が5本ある人間の手のような形状をしている(ちなみに左手)。
これらのパーツは(しゅうごうポケモンと言いながら)進化前の2匹のカメテテが分裂したものであり、全てに脳があって独立した自我を持つ。
各パーツはそれぞれ勝手に動くこともできるが、普段は頭部の命令に従って身体を動かし、7匹分のパワーで戦う。腕パーツの目玉で前後左右を見張り、ピンチの時は手足が勝手に動いて敵を倒すという。
モチーフは進化前と同様カメノテとされる。岩礁にビッシリと群生している様子から着想を得たのだろうか。ちなみに外見からはなかなか想像つかないがカメノテは甲殻類なので、下手したらガメノデスもキングラーやブロスターなどと近縁種なのかもしれない。
ゲームでの特徴
XY
ORAS
SM・USUM
- 『USUM』ではウルトラワープライドで行ける青いワープホール先の滝ステージで出現する事がある。
ソード・シールド
LEGENDSアルセウス・スカーレット・バイオレット
- 未登場。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
72 | 105 | 115 | 54 | 86 | 68 | 500 |
やはりと言うべきか、こうげきとぼうぎょが高い物理寄りのステータスをしている。HPは並だがとくぼうもそれなりなので耐久はなかなかのもの。……が、いわ/みずタイプの例に漏れずくさタイプに4倍で弱点を突かれるのがかなり痛い。
強力無比な積み技「からをやぶる」を習得できるのでこれを軸とした型が一般的。使い手の中ではパルシェンとポットデスにやや劣るものの総合3位のすばやさを誇り、一度積んでしまえば抜ける範囲はかなり広い。
同タイプの「からをやぶる」使いであるアバゴーラと比べると少々クセが強いものの、上述したすばやさで優る点と優秀な特性で差別化は問題無くできている。
攻撃面では特性の「かたいツメ(直接攻撃の威力UP)」と相性がいい「シェルブレード」「つじぎり」「どくづき」「クロスチョップ」などを覚えられる。
これらの技には急所に当たりやすい物もあり、もう一つの特性「スナイパー」との相性もよい。
難点としては、いわタイプの物理技に「かたいツメ」の補正が乗る技が無いこと。
また、メインウェポンの多くが命中不安なものばかりなので、殻を破って全抜きを狙うには不安定な部分があった。「たきのぼり」を覚えないため、みずタイプ物理技の最高威力がシェルブレード止まりなのも悩みどころだった。それどころかこおりタイプの物理技を一切習得しないので、くさタイプやドラゴンタイプの相手が務まらないのもキツい。
そんな中、ORASでは教え技が復活し、「ばかぢから」を習得。「からをやぶる」との相性は悪いものの、クロスチョップを超える威力のかくとう技を得る。
USUMでは、これまた教え技で「アクアブレイク」を習得。これによりみず物理技の火力不足と命中不安が解消され、大きく強化された。
剣盾では連続技の「ロックブラスト」を習得し、突破力に磨きがかかる。一方で相変わらずこおりタイプの物理技は覚えず、「つばめがえし」や「ダブルチョップ」など一部のサブウェポンは没収されてしまった。
アバゴーラを始めとした同タイプのライバルたちが冠の雪原までの間軒並み不参戦となったので、相対的に活躍の機会は増えていると言えよう。
また、同タイプの後輩として新たにカジリガメが登場しあちらも物理アタッカーであるが、「すいすい」持ちであるため競合性は薄く相互互換といったところ。
新要素のダイマックス中はかたいツメの補正が適用されないことは少々残念と言えるが、いわ技には元々乗らない上に、火力が上がることには変わりないのでさほどのマイナスとは言えないだろう。
むしろダイロックによって相手のきあいのタスキを潰せる余地があるぶん、総合的にはメリットの方が大きい。
なお、隠れ特性の「わるいてぐせ」を持つ個体は結構レア。ORASのマボロシじまで出現するカメテテが「いわくだき」での出現なため、図鑑ナビのサーチ機能で隠れ特性を狙うことができず、第6世代ではXYのフレンドサファリでしか入手ができなかったのだ。
第7世代のGTSでも孵化余りの「わるいてぐせ」カメテテは「じばく」ゴンべに並ぶレア孵化余りであった。第6世代初出なので、第7世代当時はドリームボール入りも存在するはずが無く、隠れ特性かどうかGTSの出品欄で目星を付けることもできなかった。そもそも「わるいてぐせ」が非常に弱い特性なので、隠れ特性入手環境があっても狙わない層が相当数おり、そうしたことも流通量の少なさの背景となった。
剣盾の追加DLC鎧の孤島配信までは隠れ特性持ちのカメテテを野生で出す他の方法は無かったが、ヨロイ島の特定の巣穴でのマックスレイドバトルで隠れ特性のガメノデスが出現するようにはなった。とはいえ、レア出現なので運が悪いとなかなか出現しないなんてことも。
使用トレーナー
ゲーム版
- ズミ:四天王(カロス)
- マクワ:ジムリーダー(ガラル)
- アケルナル:ジムチャレンジャー
アニメ版
- サイゾー(XY52~)
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- サイゾーのガメノデス
その他
新無印 | 110話 |
---|---|
劇場版 | 破壊の繭とディアンシー |
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- ラプラス海賊団のガメノデス
余談
アニメXY&Z編の18話のおまけではこのポケモンが文字通り体を張ったじゃんけんを披露していたのだが、演出と言いどう見ても某別チャンネルの国民的アニメのパロディであった。
関連イラスト
関連タグ
0688.カメテテ→0689.ガメノデス→0690.クズモー