「ポケモン勝負は 芸術 足りえるでしょうか」
「ポケモン勝負に おいて
弱い ポケモンなど いません
弱い トレーナーが いるのみです
ポケモンの よさを 見極め
こだわり 強さを 引き出しなさい」
概要
『ポケットモンスターX・Y』に登場するキャラクター。
カロス地方ポケモンリーグの「水門の間」にいる四天王で、みずタイプの使い手。
歴代の四天王の中では初のみずタイプ使いである。
名前の由来は恐らくバラ科リンゴ属の果実「ズミ(酢実・桷)」。また、「みず」の逆さ読みの意も含んでいると思われる。
流れる短髪金髪と三白眼が特徴。
特徴的な襟や、青いスカーフ、ミルククラウンをモチーフにしたエプロンを身につけている。
一人称は「わたし/私」。口調は丁寧語だが、自分自身への問いかけ等の際には断定的な口調になる。
「伝説のシェフ」と呼ばれており、ミアレシティのレストランでも彼の話題が上がっている。
「ポケモンリーグ してんのうに でんせつの シェフが いるんですって
ときどき ジムリーダーの ザクロさんや マーシュさんを あつめ
ごちそうを ふるまうらしいの!」
対戦前にはポケモン勝負は芸術に値するかを問われる。
わからないと言っている割には既に答えが出ており、「いいえ」を選ぶと「この痴れ者が!!」と罵倒される。気難しい人物に見えるが、彼なりにポケモンとポケモントレーナーの事を考えている故の反応である。
余談だが、『ORAS』のルネシティのフレンドリィショップに居る人に話しかけると「痴れ者めが!」と言われる。ルネシティのジムリーダーはアーティスト肌のミクリであり、本当に彼であった可能性も考えられる(といってもグラフィックはポケモンコレクターの流用だが)。
使用ポケモン
でんきタイプとくさタイプが手持ちに居れば苦労はしないが、他の四天王よりも高火力かつ的確に弱点をついてくる技構成であり、手持ちのバランスやレベルが悪いと比較的苦労する。
特にギャラドスは対人戦でも使われるような技構成で、「りゅうのまい」を積んでくるので早めに倒しておきたい。
しかし油断するとギャラドスの「じしん」やガメノデスの「シザークロス」などで返り討ちにあうので注意。
HPが低くなると2回だけ「かいふくのくすり」を使用する。
偶然とはいえ、全て食材にされるモチーフになっているのが特徴。
- ガメノデス→カメノテ(日本以外でも欧州で食される)
- スターミー→ヒトデ(熊本県で塩茹でとして食される)
- ギャラドス→鯉(日本だと鯉こくが有名)
- ブロスター→ロブスター(欧州の高級食材では定番)
- ブロスター♂Lv55
- スターミーLv55
- ガメノデス(切り札)♂Lv55
※レベルは青い挑戦状を使うと45に下がるが、挑戦状を使うと60、赤い挑戦状を使うと65、黒い挑戦状を使うと75に上がる。
アニメ版
CV:吉野裕行
アニメ「ポケットモンスターXY」特別編「最強メガシンカ~Act I~」で登場。カロス四天王で初めてアニポケに出演した。
ゲーム版と異なり使用ポケモンはカメックスで、メガシンカさせるためのキーストーンはコック服のスカーフのスカーフ留めに付けている。
ある街で自身の店を構えており、アランから裏メニューとしてポケモンバトルの挑戦をされ、それに受けて立った。
バトルではメガカメックスでアランのメガリザードンXに勝利したが、不利な相性で自分を追いつめたアランの実力を認めている。
余談だが、マノンがズミの話を聞いて「四天王のズミ様ですって!?」と反応していることから、カロスでは有名な人物のようである。
手持ちポケモン
- カメックス
CV:山寺宏一
額のバンドにカメックスナイトを付けており、メガカメックスへとメガシンカすることが可能。
アランのメガリザードンXと互角の勝負を繰り広げ、最後は特性「メガランチャー」で強化された「りゅうのはどう」でメガリザードンXを撃破し勝利した。
使用技は「ハイドロポンプ」、「ロケットずつき」、「りゅうのはどう」、「グロウパンチ」。
他媒体
ポケモンマスターズ
CV:堀越省之助
バディはブロスター。みずタイプの☆4アタッカー。
ちなみに作中ではボイス付きで「この痴れ者が!」の台詞を聞くことができる。
みずタイプの「みずのはどう」とかくとうタイプの「はどうだん」を使う初期恒常には珍しい2タイプアタッカー。
相手の急所に当たったときに自分の急所率を1段階上げるパッシブスキル「急所時急所率アップ1」と自分のとくこうを2段階上げるどうぐ「スペシャルアップ」を持ち、バフも自己完結している。
トレーナーわざ「まさに芸術!」も、自分のHPを最大HPの約20%回復しつつ自分を同時に次回急所状態、回復付帯状態にするという優れた効果を持つ。
しかし、低威力の技しか覚えず、後で使いたい回復と序盤〜中盤で付与したい確定急所が一緒くたになっているためなんでも取り揃えている割には使いにくく器用貧乏といった評価に落ち着いている。
2022年2月25日に☆6EX強化が解放、同時にバディストーンボードが拡張された。
天気が雨の時は技の威力を上げる「雨時威力上昇2」、効果抜群の時にバディーズ技の威力を上げる「B技抜群時威力上昇5」、特攻が上がっている時にバディーズ技の威力を上げる「特攻↑時B技威力上昇5」、さらにはトレーナー技「まさに芸術!」を使用時に50%の確率で自分を次回抜群時威力上昇にすることができるなど大幅に強化された。
2019年12月にシーズン限定バディーズとして実装された際は衣装がクリスマス風となり、オクタンが相棒となっている。
こちらは命中率を下げる「オクタンほう」と30%の確率で相手をやけど状態にする「ねっとう」の2つのみずタイプ技を使うテクニカル。
ステータスは突出して高い能力はないが、攻撃後に50%の確率で自分のすべての能力からランダムでどれか1つを上げるパッシブスキル「攻撃時能力アップ4」やとくぼうを2段階上げるどうぐ「スペシャルガード」、自分のぼうぎょととくこうを2段階上げるトレーナー技「妥協はしません!」で攻防両方の能力を上げることができる。
わざレベルが1だと突出した強みを持っていないため若干採用理由が見当たらないものの、バディストーンボードの開放で本領を発揮することができる。
わざレベルが3になって獲得できるスキルの中で是非とも取っておきたいのが自分の能力があがっているほどバディーズわざの威力を上げるスキル「能力↑分B技威力上昇」。
このスキルは条件を満たすために上げる能力に指定がないため、自前で色々なバフを用意できる自身の性能と非常に噛み合っておりバディーズわざでアタッカーばりの火力を出せる。
当時としては過剰火力だったためか、2020年11月に復刻された際には同時実装のメイは☆6EX強化が解禁された一方でズミの方は解禁されなかった。
また、ポケモンセンターでの会話によると、相棒のブロスターとはウデッポウ時代からの付き合いで、彼の調達した食材の中に紛れ込んでいたところ出会ったらしい。
その時にズミは「このポケモンは勝負でこそ輝く」と確信して手持ちにしたという。
検索における注意
「ズミ」のみでは無関係なイラストが出てきてしまうほか、「ズミ ポケモン」では「イズミ」「グズミヅ」など他のキャラクターやCP名も引っかかるため、マイナス検索の併用または「ズミ」での完全一致検索をすることをお勧めします。
関連イラスト
関連タグ
他のみずタイプの使い手
料理人・パティシエトレーナーリンク
関連トレーナー
- カリン:彼女もまた、ポケモンとトレーナーのあり方について考えさせられるセリフを残している。