概要
テレビアニメ『ポケットモンスター』の第8シリーズに登場する飛行船であり、ライジングボルテッカーズのアジトにして移動手段。
元々はランドウ所有の漁船『アサギ号』だったが、数年前冒険家を決起したフリードに提供され、ホウエンで造船技師をしていたオリオが数日で飛行船へと改修。
そのアバンギャルドなフォルムに感激したフリードが、『ブレイブ』を冠し改名した。
船内には多くのポケモンが住み着いており、船員の所有ポケモンではないが、船やチームの活動を手伝って貰うなど一種の共生関係を築く。
実際動力源も、マグマッグやエレキッドなどのポケモン達が生み出すエネルギーが主である。
主機以外の操作は全て電子制御になっているハイテク船。ろくすっぽシステムを理解していない乗員でも簡単に操作できるが、短期間で突貫改修されたツケからか、移動中にソフトウェアから動力に至る迄トラブルが毎回起こり、その度オリオが修理を施す。
しかし、第44話におけるエクスプローラーズとの黒いレックウザを巡る戦いにて、作戦妨害によりブチギレたサンゴのオニゴーリによるじばくで吹き飛ばされた黒いレックウザと激突して気球部分が大破。半島部分に衝突しかけたが、アンカーを用いて着水したため、衝突は免れた。幸いメンバーとポケモン達は誰一人負傷者も出さなかったが、この一件により長期間の修理を余儀無くされた。
テラスタルデビュー編においてはナンジャモの紹介からハッコウシティにあるドッグで修理、レックウザライジング編で更にグレードアップして復活を果たした。
船内に住み着いたポケモン達
ポケモン | 備考 |
---|---|
ホゲータ | 6話でロイのパートナーに |
パモ | |
ヨルノズク | 見張り担当 |
アローラベトベトン | ゴミ処理担当 |
マホイップ | スイーツ担当、ルビーミックス・いちごアメ個体 |
エレキッド | バッテリー担当 |
マグマッグ | エンジン担当 |
トロッゴン | エンジン担当 |
ノズパス | 羅針盤担当 |
クワッス | 16話でドットのパートナーに |
ツボツボ | ジュースを提供している描写あり |
ユキワラシ | 冷蔵庫担当 |
ポットデス | 30話で加入、がんさくフォルム |
ヤバチャ | 30話で加入、ポットデスがダイアナのカップから生み出した |
イッカネズミ | 38話で加入、4ひきかぞく |
シャリタツ×3 | 68話から加入、そったすがた・たれたすがた・のびたすがたの3匹 |
船内
ブレイブアサギ号のデザインはバーンストーム・デザインラボの由利聡氏が担当。
- ミーティングルーム
スクリーンやプロジェクターがあり、メンバー内の会議が行われている。
フリード博士のポケモンゼミが行われるのもここ。
- 機関室
オリオが働いている。火室はマグマッグの部屋でもあるので、呼び鈴がある。高出力が必要な場合にはリザードンが助っ人に来もする。
修繕後は更に馬力を上げやすいように改造された。
- キッチン
マードックが料理を作っているキッチン。調理場も広くて便利な造りになっている。
修繕後は設備を更に充実させた。
- 救護室
モリーがポケモン達の調子を見る場所。
- 操舵室
フリードとキャプテンピカチュウが舵を取る所。また、コンパスの役割を担うノズパスの定位置も用意されている。
修繕後は何かのスイッチがあるが……?
- 展望室
エレベーター付きで、望遠鏡が備え付けられている。
- コンピュータ室
ドットが引きこもっている鉄製の扉で閉ざされた部屋。通称開かずの間。
船を制御するソフトウェアを管理しており、この部屋なしだとエンジンしか動かず旋回すらできなくなる。
- ウィングデッキ
普段は翼状に拡げられているが、折りたたむとバトルフィールドになり、落下防止のためにバリアが展開される。
リザードンの発着場としても使われており、好天時にはここで昼食が取られることも。
商品化
『小学一年生』2023年9月号の付録として、「ポケットモンスター ブレイブアサギ号 ぐらぐらバトルゲーム」の名称で初めて立体化された。
全長40cmのペーパークラフトで、付属のポケモンコマ(16匹入り)を使って遊べる。
(小学館キッズ記事)
後にタカラトミーでも『モンコレ』の関連商品として公式発売される。
関連タグ
アサギシティ:アサギ号の由来と思われる。