モンスターコレクション
もんすたーこれくしょん
→もしかして モンスター・コレクション(カードゲーム)
※公式イラストでも中点の有無の表記ゆれが存在するだけでなく、こちらのタグで投稿されている99%が、こちら関係である。表記ゆれの方が正式名称より多いという逆転現象が起こってしまっていることに注意。
こちらでは、メイン概要でも触れているポケモン関連の玩具に関して解説を行う。
「モンスターコレクション(略称:モンコレ)」とは、タカラトミーが製造販売する「ポケットモンスター」関連玩具で、手のひらサイズのポケモンフィギュアである。
競合商品であるバンダイのポケモンキッズと比べて値段は高めだが、時代ごとに進化して来たハイクオリティな造形と集めやすいサイズ感がウリ。過去にはクリアバージョンもリリースされていた。
おおよそ新作ゲームが出るたびにリニューアルを繰り返し、時期によってラインナップが大きく異なる。
最初の商品名は「モンスターボールコレクション」であり、マスターボール型ケースが付属し、第一世代中だけでケースなしの単品や進化前後の2体セットなど仕様が細かく変わっていた(シリーズ名も何度も変わっている)。
なお、2024年現在まで(過去発売されたことがあるものを含む)で、No.251までのポケモンは全て発売されているが、以降シリーズのポケモン(フォルムチェンジ含む)はラインナップされずに終わっているものも多く、かなりの歯抜けラインナップであり、全ポケモンをそろえることはできない。この点ではポケモンキッズに軍配が上がる。一方でヒスイのすがたやオリジンフォルム、一部のメガシンカポケモンなどそちらで立体化されていないポケモンが立体化されているので一概にどちらが優れているのかを決める事は不可能。
何かと商品化に恵まれている伝説のポケモンや幻のポケモンでさえ、未商品化は多い(※)。
派生シリーズに「モンコレ+(プラス)」、「モンコレGET(ゲット)」、食玩の「モンコレボックス」(こちらでしかラインナップされていないポケモンもいる)が存在する。
また、途中から(一部を除く)禁止伝説と準伝説はEHPシリーズとMLシリーズと題して大型サイズで販売されるようになった。
区別のために従来のサイズ感のものは「MSシリーズ」と呼び分けされているらしい。
(※)第9世代を除くとコスモウム、フェローチェ、デンジュモク、テッカグヤ、カミツルギ、アクジキング、マーシャドー、ツンデツンデ、ズガドーン、ブリザポス、レイスポス、ラブトロスが該当している。
ポケットモンスターシリーズの新作突入と同時に、モンコレも次々とシリーズを変えていった。
・【モンスターコレクション】(赤・緑・青時代〜金・銀・クリスタル時代)
初期モンスターコレクションシリーズ発売開始。
今のモンコレと比較すると、色が薄いなどの差異が目立つ。
立たせるのが難しいポケモン(ドククラゲなど)には台座が付属している一方、マダツボミは草むらと同化した造形で販売されているなど開発には試行錯誤していた事が覗える。
金銀時代まで“塗装済完全保存版”と銘打たれていた他、中には進化後と進化前がセットで販売されていたポケモンも存在している(パラスとパラセクトなど)。
・【モンスターコレクション AG】(ルビー・サファイア・エメラルド時代)
TOMY時代最後のシリーズ。モンスターボールカラーに彩られた立方体のパッケージに梱包されているのが特徴。
劇場版で先行登場していた一部の第4世代産ポケモンもラインナップされたが、この世代から立体化されないポケモンが登場していく事になる。
・【モンスターコレクション DP】(ダイヤモンド・パール・プラチナ/ハートゴールド・ソウルシルバー時代)
発売した種類がもっとも多いシリーズであり、もっとも多く売れた時期である。
この他にも、クリア仕様のモンコレや、バトルポーズのモンコレも発売された。
さらに後に、ホビーと連動して遊べる「モンコレ+(プラス)」も発売された。
・【モンスターコレクション】(ブラック・ホワイト/ブラック2
・ホワイト2時代)
モンコレ一体につき、必ず回転台座が付くようになった。しかも色も豊富。
しかし、今までのモンコレの全てを移行することはできなかったので、DP時代よりもラインナップは少なめ。
そしてこの頃から、ノーマル・スーパー・ハイパーサイズの三種類に分類されるようになった。
たねポケモンなどのほとんどはノーマルサイズ、人気のポケモンや準伝説のポケモンはスーパーサイズ、伝説のポケモンのほとんどはハイパーサイズに分類された。
「モンコレ+(プラス)」も新たにイッシュ地方のポケモンがラインナップに入り、「モンコレ+(プラス)BW」として展開された。
・【MONCOLLÉ モンスターコレクション】(X・Y/オメガルビー・アルファサファイア時代)
ツヤツヤの光沢仕様から、サラサラのツヤ消し仕様になった(一部ポケモンを除く)。
過去のモンコレも順次再販されているが、ラインナップはかなり少ない。こちらもつや消し加工がされている。
パッケージも一体一体専用のブリスターに変更された。羽が折れ曲がったり、足が湾曲したりなど、今までのパッケージではモンコレの形が変わってしまうことがあったが、今回からは形が綺麗なまま発売できるようになった。
サイズの三分類も続投された。そしてメガシンカポケモンも、スーパーサイズでラインナップされている。
メガシンカパックというセットでは、メガストーンの玩具とメガシンカポケモンの進化系列のポケモンがセットになっており、中には当時単品では販売されていないポケモンも手に入れることができたものもある。
・【MONCOLLÉ EX(エクストラ)又はモンコレEX】(サン・ムーン/ウルトラサン・ウルトラムーン/Let’s GOピカチュウ・イーブイ時代)
Zワザをテーマにした個別シリーズもラインナップ。ピカチュウやガオガエンといったポケモンとZワザを再現したエフェクトパーツがセットになっていた。
サイズの三分類も続投。
ホビーや当時のゲーム本編と連動する台座が付属したミニサイズ「モンコレGET(ゲット)」も発売された。
・【モンコレ】(ソード・シールド/ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール/レジェンズアルセウス時代)
これまでのスーパーサイズに相当するサイズが廃止となり、メガシンカポケモンは新規造形のもとノーマルサイズ相当でラインナップされている。
2020年10月からラインナップされたキョダイマックスポケモンは、ハイパーサイズをも上回るサイズでラインナップされている。
さらに食玩枠として5cmサイズの「モンコレボックス」もタカラトミーアーツから発売され始め、こちらでしかラインナップされていないポケモンもいる。
【モンコレセレクト】はvol(ボリューム)の形式をとった番外編であり、一つのvolにつき、伝説・幻のポケモンや特定地方のポケモンといったテーマで発売されていた。
末期にはアニメ・ゲームに登場するトレーナーを再現した【モンコレトレーナーコレクション】も登場、当時のアニポケとのタイアップの元、サトシやダンデなどが立体化された。
・【モンコレ】(スカーレット・バイオレット時代)
現在進行中のシリーズ。
2023年5月までのパッケージは基本的にはソード・シールド時代と変わらないが、
パッケージ裏の作品ロゴがアニポケから海外版に変更されている。
2023年6月からはパッケージが箱タイプに変更され、現行シリーズのアニポケのロゴもパッケージ裏上部に追加された。
2023年7月にテラスタルポケモン、同年11月にはパラドックスポケモンもラインナップ入りを果たした。
【モンコレセレクト】シリーズではvol(ボリューム)の要素が希薄になった一方、いわゆるブイズが勢ぞろいし、その後もコアな人気のポケモン達がラインナップされている。
【モンコレトレーナーコレクション】ではリコ・ロイシリーズの登場人物が立体化された。
モンコレは今でも多くのキャンペーンを実施している。
劇場限定販売や、抽選で当たる特別なモンコレも多い。
くわしくはモンコレ公式ホームページへ↓
「モンスターコレクション」や「モンコレ」のままで検索すると、あっちやこっちが優先的に表示される。
Yahoo!などで検索する場合は、「モンスターコレクション ポケモン」や「ポケモン モンコレ」などで検索すると良い。
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